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88 残念ながら観光は却下されました
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「よし、こっちは片付いたな。で、本当の本題にいくが、まずこの後の予定はどうなってる?」
「えっと、ダリスによって、それからデウニッツに行く予定ですね。そのあとは、たぶんサンドラス王国に行くかと」
「なるほどな。……ちなみにここでの用事はもうないな?」
「用事っていうか、観光でもしようかなとは思ってますけど……」
「それは却下だ」
「「は?」」
思わず聞き返す。
なぜ却下されなければならないのだろうか。
「お前たちにはこの後、速攻でダリスに行ってウィクトと合流してもらう」
「は? ええ?」
「あ? なんでそんなこと決められなくちゃならないんだ?」
混乱する聖に、訝しげな春樹。
それにバルドは真剣な表情で視線を合わせる。
「正直、時間がない」
「時間?」
「ああ、何というかお前たちはイースティン聖王国に目を付けられた。グレンゼン経由で追手が来る」
「はい?」
「……。……」
聖は思わず聞き返し首を傾げ、春樹は何かを考えるように目を細める。
「あの国であったことの情報は入ってる。もちろん、これは推測の域を出ないし、それに関してお前たちが何をしたのかを聞くことはしない。だが、推測からしても、お前たちに非はない」
まあ、何があったと言われるとあの剣を取ってきたことではあるが、確かにこちらに非はない。抜いてはいないが、ダンジョンで持ち帰れるものは持ち帰ってもいいとされている。だからこそ、非はない。
けれど、本来なら持っていけるはずがなかったものであり、聖女が抜くべきとされたものである。
そんなものがなくなれば、まあ、決定的な証拠がなくとも、状況的に見ても追ってくるのは当然と言えば当然かもしれない。
なので聖と春樹は顔を見合わせて、苦笑いをする。
「あー、そこまで考えてなかったね。正直あの国を出ちゃえば問題ないかなって」
「だよな。でも諦めるはずもないよな、国の体裁的にも」
「あー、あー、とりあえずそれ以上は言うな。俺は聞かん。で、話は戻すがその対策はウィクトに任せてある。だから早く行け」
何やらどうにかしてくれるらしいのは大変ありがたいが、なぜそこまでしてくれるのかと少しだけ疑問に思う。
それが顔に出たのだろう、バルドが苦笑する。
「疑問か?」
「はい」
「まあ、ギルドにはな、落ち人に対しての役割がある」
「役割って、この世界での生活を手助けしてくれることですよね?」
「それもあるが、正確には落ち人を守り、落ち人から守ること、だな」
「落ち人、から?」
落ち人を守るというのは、まあわからないでもない。けれど、落ち人から守るとはどういう意味なのか。
「落ち人を守るってのは、まあそのままだな。落ち人ってのはこの世界にさまざまな恩恵をもたらしてくれるからな」
「……じゃあ、落ち人からってのは?」
「そうだな。……残念ながら落ち人の中にも犯罪に手を染めてしまうものもいる。しかも、それなりに力を持ってるものが多い。だからそういう者たちを止める役割がある」
まあ、それは確かに言われてみるとその通りである。
必ずしも、よい方向に進むとは限らない。進んでその方向に進む人もいれば、巻き込まれて進んでしまう人もいるだろう。
だからこそ、それを止めるための防波堤が必要だとバルドは言う。
「ギルドの職員てのは基本的に戦うすべを持つ。それが専属ともなればさらにそれが顕著になる。ウィクトなんかそのいい例だな。あそこはフレーラがいるから相当鍛えられてる」
確かに以前グレンゼンまでの道中で見たウィクトの戦いぶりは、すごかった。
職業的に聖はともかくとして、多少レベルが上がってきた今の春樹でもまだまだ全く歯が立たないだろうと思われる。
「あー、確かにな。で、ウィクトがどうにかしてくれるってのはどういう意味だ?」
「……そうだな」
ちょっとだけバルドは視線をそらして、頭を掻く。
その様子に何やら嫌な予感がするのは気のせいだろうかと、ちょっと頬を引きつらせてしまう。
「……そんなに言いにくい方法なんですか?」
「あー、いや、そんなこともない、わけではないようなそうでもないような?」
「どんな方法なんだよそんなに言いよどむって!」
どんどん不安になってくる。
対策を取ってくれるというのはありがたい。本当にありがたいのだが、こうなると本当にありがたがっていいのか疑問しか湧かない。
「……まさか犯罪すれすれの」
「いや、それは大丈夫だ。ちゃんと法は守ってる」
「……それなのに言いたくないって、なんなんだよ?」
「あー、えーと」
問い詰めどもバルドはひたすら口を濁すばかりである。
おそらく、これに関しては何も言わないだろうと、聖と春樹は溜息をつく。
「……もういいです。とりあえず、ウィクトさんと合流すればいいんですね?」
「ああ、そうしてくれ。説明はウィクトがする」
なにやら丸投げ感が半端ない。
何処かほっとしたようなバルドを、思わず恨めし気に見てしまう。
それにバルドは苦笑を返す。
「悪いな。一応箝口令があってな」
「わかりました。じゃあ明日の朝一で出ますね」
「あ、出発は今すぐにしてくれ」
「「は?」」
「明日中にウィクトと合流する予定になってる」
「「はい?」」
再度聞き返す。
なにせダリスまでは馬車で3日の距離である。いくら空を飛んでいくとはいえ、明日中はない。
「あー、なんというかデウニッツ支部のグレイスからだが『超スピードで行けば休憩挟んでも着くからがんば!』とのことだ」
「「…………」」
聖は、なんてこと言ってくれちゃってるのかな、とグレイスを問い詰めたい気分でいっぱいになり、春樹は確かに全力で飛ばせばつかない距離ではない気も、と思い直す。
こういう事に関しては、聖よりも春樹の方が潔かった。
「……わかりました。じゃあ、今から出ます」
「本当に悪いが、時間との勝負でな。出来るだけ急いでくれ」
真剣な表情のバルドに、聖と春樹も頷き、すぐさまギルドを後にした。
□ □ □
夕暮れという時間にチートスを出発し、本当に超スピードでダリスへと進むこと数時間。
あたりが完璧な暗闇に包まれたころ、流石に聖も春樹もこれ以上は無理だと判断し、休憩を取ることにする。
下に降りると、そこは見覚えのある森であった。
「キノコの森だ!」
「あ、ファイティングキノコ?」
「そう、そのキノコ。……でもさすがに今回は諦めるしかないな」
「うん、ちょっとまたの機会にしようか……」
そう、さすがにそんな時間はないし、何よりこの真っ暗闇の中、森を歩くことは避けたい。
なので泣く泣く諦め、守る君を敷いて遅い夕食にする。
「ロティス、レモの実食べる?」
「待ってました!」
実は先ほどまで聖のポケットで休憩していたロティスは、あたり前だが元気いっぱいであり、聖が出したレモの実を前に瞳がらんらんと輝いている。
その様子にちょっと笑っていると、ロティスが入れろと言わんばかりに口を大きく開ける。
「えっと、入れるよ?」
視線で促されたので、その口へと放り込む。
すると興味津々で見ていた聖と春樹の前で、ロティスの体が銀色に輝き始めた。
「くぅーっ、この酸っぱさ! 体に染み渡って、俺様超満足!」
「え? 何で銀色?」
「まさか今、きらめいてるのか!?」
春樹の驚愕の声に、聖もそう言えばと思い至る。
確かきらめくと銀色になると言っていた。ならばこれがきらめいた状態なのかと、聖は納得する。
そして、若干電球がわりでいいかもしれないと思ってしまう。
「……こういうきらめき? いや、確かにそうだけど……」
だが、春樹は納得がいっていないらしい。
何やらぶつぶつ言っているが、まあいつものことなので気にしないことにして、聖は夜ご飯を取り出す。
「はい、春樹の分」
「あ? ああ、サンキュー」
それはバルドがあらかじめ用意してくれていた、サンドイッチである。それなりにボリュームがあり、1つで十分満足である。
それらを食べ終えるころには、ロティスのきらめきタイム(?)も終わったのかもとの色に戻っており、ご機嫌でころころ転がっている。
「うー、もう眠いね」
「明日も早いし、今日はもう無理だな」
「うん、おやすみー」
「おう、おやすみ」
明日は早めに起きることにして、聖と春樹はそのまま就寝。
それを相変わらずころころと転がりながらロティスが見ていた。
「えっと、ダリスによって、それからデウニッツに行く予定ですね。そのあとは、たぶんサンドラス王国に行くかと」
「なるほどな。……ちなみにここでの用事はもうないな?」
「用事っていうか、観光でもしようかなとは思ってますけど……」
「それは却下だ」
「「は?」」
思わず聞き返す。
なぜ却下されなければならないのだろうか。
「お前たちにはこの後、速攻でダリスに行ってウィクトと合流してもらう」
「は? ええ?」
「あ? なんでそんなこと決められなくちゃならないんだ?」
混乱する聖に、訝しげな春樹。
それにバルドは真剣な表情で視線を合わせる。
「正直、時間がない」
「時間?」
「ああ、何というかお前たちはイースティン聖王国に目を付けられた。グレンゼン経由で追手が来る」
「はい?」
「……。……」
聖は思わず聞き返し首を傾げ、春樹は何かを考えるように目を細める。
「あの国であったことの情報は入ってる。もちろん、これは推測の域を出ないし、それに関してお前たちが何をしたのかを聞くことはしない。だが、推測からしても、お前たちに非はない」
まあ、何があったと言われるとあの剣を取ってきたことではあるが、確かにこちらに非はない。抜いてはいないが、ダンジョンで持ち帰れるものは持ち帰ってもいいとされている。だからこそ、非はない。
けれど、本来なら持っていけるはずがなかったものであり、聖女が抜くべきとされたものである。
そんなものがなくなれば、まあ、決定的な証拠がなくとも、状況的に見ても追ってくるのは当然と言えば当然かもしれない。
なので聖と春樹は顔を見合わせて、苦笑いをする。
「あー、そこまで考えてなかったね。正直あの国を出ちゃえば問題ないかなって」
「だよな。でも諦めるはずもないよな、国の体裁的にも」
「あー、あー、とりあえずそれ以上は言うな。俺は聞かん。で、話は戻すがその対策はウィクトに任せてある。だから早く行け」
何やらどうにかしてくれるらしいのは大変ありがたいが、なぜそこまでしてくれるのかと少しだけ疑問に思う。
それが顔に出たのだろう、バルドが苦笑する。
「疑問か?」
「はい」
「まあ、ギルドにはな、落ち人に対しての役割がある」
「役割って、この世界での生活を手助けしてくれることですよね?」
「それもあるが、正確には落ち人を守り、落ち人から守ること、だな」
「落ち人、から?」
落ち人を守るというのは、まあわからないでもない。けれど、落ち人から守るとはどういう意味なのか。
「落ち人を守るってのは、まあそのままだな。落ち人ってのはこの世界にさまざまな恩恵をもたらしてくれるからな」
「……じゃあ、落ち人からってのは?」
「そうだな。……残念ながら落ち人の中にも犯罪に手を染めてしまうものもいる。しかも、それなりに力を持ってるものが多い。だからそういう者たちを止める役割がある」
まあ、それは確かに言われてみるとその通りである。
必ずしも、よい方向に進むとは限らない。進んでその方向に進む人もいれば、巻き込まれて進んでしまう人もいるだろう。
だからこそ、それを止めるための防波堤が必要だとバルドは言う。
「ギルドの職員てのは基本的に戦うすべを持つ。それが専属ともなればさらにそれが顕著になる。ウィクトなんかそのいい例だな。あそこはフレーラがいるから相当鍛えられてる」
確かに以前グレンゼンまでの道中で見たウィクトの戦いぶりは、すごかった。
職業的に聖はともかくとして、多少レベルが上がってきた今の春樹でもまだまだ全く歯が立たないだろうと思われる。
「あー、確かにな。で、ウィクトがどうにかしてくれるってのはどういう意味だ?」
「……そうだな」
ちょっとだけバルドは視線をそらして、頭を掻く。
その様子に何やら嫌な予感がするのは気のせいだろうかと、ちょっと頬を引きつらせてしまう。
「……そんなに言いにくい方法なんですか?」
「あー、いや、そんなこともない、わけではないようなそうでもないような?」
「どんな方法なんだよそんなに言いよどむって!」
どんどん不安になってくる。
対策を取ってくれるというのはありがたい。本当にありがたいのだが、こうなると本当にありがたがっていいのか疑問しか湧かない。
「……まさか犯罪すれすれの」
「いや、それは大丈夫だ。ちゃんと法は守ってる」
「……それなのに言いたくないって、なんなんだよ?」
「あー、えーと」
問い詰めどもバルドはひたすら口を濁すばかりである。
おそらく、これに関しては何も言わないだろうと、聖と春樹は溜息をつく。
「……もういいです。とりあえず、ウィクトさんと合流すればいいんですね?」
「ああ、そうしてくれ。説明はウィクトがする」
なにやら丸投げ感が半端ない。
何処かほっとしたようなバルドを、思わず恨めし気に見てしまう。
それにバルドは苦笑を返す。
「悪いな。一応箝口令があってな」
「わかりました。じゃあ明日の朝一で出ますね」
「あ、出発は今すぐにしてくれ」
「「は?」」
「明日中にウィクトと合流する予定になってる」
「「はい?」」
再度聞き返す。
なにせダリスまでは馬車で3日の距離である。いくら空を飛んでいくとはいえ、明日中はない。
「あー、なんというかデウニッツ支部のグレイスからだが『超スピードで行けば休憩挟んでも着くからがんば!』とのことだ」
「「…………」」
聖は、なんてこと言ってくれちゃってるのかな、とグレイスを問い詰めたい気分でいっぱいになり、春樹は確かに全力で飛ばせばつかない距離ではない気も、と思い直す。
こういう事に関しては、聖よりも春樹の方が潔かった。
「……わかりました。じゃあ、今から出ます」
「本当に悪いが、時間との勝負でな。出来るだけ急いでくれ」
真剣な表情のバルドに、聖と春樹も頷き、すぐさまギルドを後にした。
□ □ □
夕暮れという時間にチートスを出発し、本当に超スピードでダリスへと進むこと数時間。
あたりが完璧な暗闇に包まれたころ、流石に聖も春樹もこれ以上は無理だと判断し、休憩を取ることにする。
下に降りると、そこは見覚えのある森であった。
「キノコの森だ!」
「あ、ファイティングキノコ?」
「そう、そのキノコ。……でもさすがに今回は諦めるしかないな」
「うん、ちょっとまたの機会にしようか……」
そう、さすがにそんな時間はないし、何よりこの真っ暗闇の中、森を歩くことは避けたい。
なので泣く泣く諦め、守る君を敷いて遅い夕食にする。
「ロティス、レモの実食べる?」
「待ってました!」
実は先ほどまで聖のポケットで休憩していたロティスは、あたり前だが元気いっぱいであり、聖が出したレモの実を前に瞳がらんらんと輝いている。
その様子にちょっと笑っていると、ロティスが入れろと言わんばかりに口を大きく開ける。
「えっと、入れるよ?」
視線で促されたので、その口へと放り込む。
すると興味津々で見ていた聖と春樹の前で、ロティスの体が銀色に輝き始めた。
「くぅーっ、この酸っぱさ! 体に染み渡って、俺様超満足!」
「え? 何で銀色?」
「まさか今、きらめいてるのか!?」
春樹の驚愕の声に、聖もそう言えばと思い至る。
確かきらめくと銀色になると言っていた。ならばこれがきらめいた状態なのかと、聖は納得する。
そして、若干電球がわりでいいかもしれないと思ってしまう。
「……こういうきらめき? いや、確かにそうだけど……」
だが、春樹は納得がいっていないらしい。
何やらぶつぶつ言っているが、まあいつものことなので気にしないことにして、聖は夜ご飯を取り出す。
「はい、春樹の分」
「あ? ああ、サンキュー」
それはバルドがあらかじめ用意してくれていた、サンドイッチである。それなりにボリュームがあり、1つで十分満足である。
それらを食べ終えるころには、ロティスのきらめきタイム(?)も終わったのかもとの色に戻っており、ご機嫌でころころ転がっている。
「うー、もう眠いね」
「明日も早いし、今日はもう無理だな」
「うん、おやすみー」
「おう、おやすみ」
明日は早めに起きることにして、聖と春樹はそのまま就寝。
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