異世界でお取り寄せ生活

マーチ・メイ

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第二章

66話目 騙し討ち

一週間ほど通ってようやくまともな防御魔法が使えるようになった頃、商業ギルドのギルマスオーフェンさんと春子さん、灯里、相良さん、高梨さん、私で日本に行く日がやってきた。

オーフェンさんを最初に連れて行く宿は何処がいいか三人で悩み場所を決定した。

相楽さんの希望は露天風呂付き客室、高梨さんの希望はバイキング、私の希望はお風呂の種類が豊富である事。

そして決定したのは新潟の宿。

特訓終わりに日帰り温泉行ってネットで情報収集しつつ決めた。

カタログギフトだけだと料理の内容とか部屋の感じとか温泉の数とかが分からなかったためだ。

意外と高梨さんと私の希望が合致しないものが多く難航した。

高級なものになればなるほど懐石料理や創作和食、フランス料理等が多く頭を悩ませたりもした。

現在夕方待ち合わせ場所の相良さんのお店である。

ギルマスと春子さんが来てから灯里を拉致って日本に行く。

もちろん灯里の件は冒険者ギルドのギルマスに相良さん経由で報告済みである。

Sランクの冒険者の処遇はあっちについてから報告するよと言われた。

「そう言えば日本円ありますか?金貨と交換するなら交換できますよ?」

「こっちのお金と交換?」

「レートはいくらですか?」

「ハンスさんには金貨一枚に対し100円が妥当と言われましたが、あちらで使うには逆に高すぎなので今回は金貨一枚に対し10,000円です。一人金貨10枚まで交換します」

「それで桜さんは大丈夫なんですか?」

「はい。当たりましたから日本円は全然問題無しです」

当たる……? と高梨さんが首を傾げてたがスルーした。

「では金貨10枚分お願いします」

「俺もお願い」

「分かりました」

二人から金貨10枚づつ貰い代わりに日本円を渡した。

「ありがとうございます」

「こちらこそありがとう」

「うわ。本当に10万円だ」

「そう言えばギルマスのお買い物はどうしましょう? 日本円じゃなきゃ買い物できないですよね」

「そうだね。私が金貨出すからギルマスと春子さんにも渡してくれないかな? 大丈夫?」

「大丈夫ですよ」

そう言って相良さんから金貨を受け取り日本円を代わりに渡した。

裸で渡すのもアレなのでカタログギフトでお財布を出しそれに入れておいた。

こうして準備をしてると楽しい。

そうこうしていると相楽さんのお店のドアが開いた。
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