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一章 幼少期成長編
第七話 指輪と…
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中空に大きな穴が開く。
「おぉー流石だな」
「流石!セリアちゃん凄いわね!」
ジンとエリシアは、理解しているからか凄さが分かるらしい。ん?俺?ぜんぜーん分かりません。ハァ…
「父様、母様あれはなんですか?」
知りたい事は聞くべし!
「ん?ギルは見るの初めてか!あれはな…」
ジンが説明しようとしたその時!ジンは、いきなり口を塞がれた。
「あなたっ!ダメェ!それは、私がギルに教えるの!」
そこには!頬を膨らませて少し怒ったようなエリシアが!…か!かわい…おっと、言ったらまずい。それより、早く教えて欲しいものだ。
「母様?あれはなんなんですか?」
今一度聞いてみる。
するとね。またこれが可愛らしい。
胸を張って得意げに説明を始めた。
っと、その前にまた一つこのエルフさんについて分かった事がある。
『子供っぽい』
今、七歳のガキである俺が言えたことではないのだが…うん。子供っぽい。 以上!
「ふふん!あれはなこの世界で生きてく上で必要不可欠なものとされている…」
「魔法です」
その言葉を発したのはエリシアではなかった。
「あぁ!!セリアちゃん!なんで言っちゃうの!」
そう。あの小悪魔的な女神『セリア』である。小悪魔っていうかありゃ悪魔だ。なんでかって?そりゃ~ほら。ニッシッシって笑ってるもん。目尻に涙を浮かべるエリシアを見てね。は~いこれで皆さん納得でしょ。でもまぁ、この状況を見るからにホントに仲がいいんだな…なんか仲間外れ感ハンパないんだけど…
「あの~魔法って事は分かったんで『魔法』って具体的になんなのか教えてもらっていいですか?」
少し耐えかねたので話しかけてみる。
俺だってまだ七つのガキなのだ。(精神年齢はちゃうけどな)
寂しくなることもある。
すると…
「あら、ギルは魔法に興味があるの?そうね~説明はまた今度になりそうね!」
ん?なんで?
あ~りょーかい。そゆことね
中空の裂け目が広がる
「もうそろ届きそうですので少し下がってください。運が悪いと死にます」
ン?今なんて?死ぬ?まじか。下がろ
後ろに三歩下がる
その直後、俺が元いた場所に一本の大剣が刺さる。ズシャっと。あ…二秒前の俺死んだな。それにしてもゴツい。てか、なんで武器なんか…それより、こんな武器使うとするとジンだけだな。結構洒落てんな あははっ
「ありゃ、最初に持ってこれたのは私のでしたか!久しいですな相棒!」
………お前のかい!
まさかのまさかで大剣の持ち主がセリアだった。あの小さな身体でこれを?ン!?
てかなんでこんな武器を…
俺の疑問を無視して第二波が来る。
次も元の俺の場所に刺さる。次はシャ シャと。はい。十二秒前の俺死亡~。
次は…
「おぉ!懐かしいな相棒!元気にしてたか?鈍ってねーだろうな~?」
次は、ジンの武器らしい。てかなに?今、自分の武器を相棒って言うの流行ってんの?鬱陶しいなもう!
そして、ジンの武器は『槍』だった。二本の。なんか装飾がされていて小洒落ている。合わねぇ~なおい。
そう思っていると第三波が来た。
なんか今までより空気が重い。
なんか…やばい!
「エリシアさん!ちゃんと受け取ってくださいね!絶対に落とさないでくださいね!」
またセリアは、俺のママンをからかって。
全く懲りないな~しかもそれをうちのおっちょこエルフさんに任せるなんて。ねぇ?ママン?あれ…もの凄く真剣な顔つきだ。
「えぇ…わかっているわ」
声のトーンもマジだ。
重みが強くなった。もうすぐ来そうだ。
一体何が来るのだろう。
「もうすぐ来ます!ジンさん!ギルディーをしっかりお願いします。」
セリアが真剣な顔で頼んでいる。
「お、おう!分かった。任せろ!」
ジンも覚悟しているようだ。
「来ます!!!」
…………
それは…
一つの指輪だった。
小さな指輪。綺麗な指輪。
ただの指輪。 に、見えた。
現れた指輪がおっちょこエルフの指をすり抜けるまでは…
「おぉー流石だな」
「流石!セリアちゃん凄いわね!」
ジンとエリシアは、理解しているからか凄さが分かるらしい。ん?俺?ぜんぜーん分かりません。ハァ…
「父様、母様あれはなんですか?」
知りたい事は聞くべし!
「ん?ギルは見るの初めてか!あれはな…」
ジンが説明しようとしたその時!ジンは、いきなり口を塞がれた。
「あなたっ!ダメェ!それは、私がギルに教えるの!」
そこには!頬を膨らませて少し怒ったようなエリシアが!…か!かわい…おっと、言ったらまずい。それより、早く教えて欲しいものだ。
「母様?あれはなんなんですか?」
今一度聞いてみる。
するとね。またこれが可愛らしい。
胸を張って得意げに説明を始めた。
っと、その前にまた一つこのエルフさんについて分かった事がある。
『子供っぽい』
今、七歳のガキである俺が言えたことではないのだが…うん。子供っぽい。 以上!
「ふふん!あれはなこの世界で生きてく上で必要不可欠なものとされている…」
「魔法です」
その言葉を発したのはエリシアではなかった。
「あぁ!!セリアちゃん!なんで言っちゃうの!」
そう。あの小悪魔的な女神『セリア』である。小悪魔っていうかありゃ悪魔だ。なんでかって?そりゃ~ほら。ニッシッシって笑ってるもん。目尻に涙を浮かべるエリシアを見てね。は~いこれで皆さん納得でしょ。でもまぁ、この状況を見るからにホントに仲がいいんだな…なんか仲間外れ感ハンパないんだけど…
「あの~魔法って事は分かったんで『魔法』って具体的になんなのか教えてもらっていいですか?」
少し耐えかねたので話しかけてみる。
俺だってまだ七つのガキなのだ。(精神年齢はちゃうけどな)
寂しくなることもある。
すると…
「あら、ギルは魔法に興味があるの?そうね~説明はまた今度になりそうね!」
ん?なんで?
あ~りょーかい。そゆことね
中空の裂け目が広がる
「もうそろ届きそうですので少し下がってください。運が悪いと死にます」
ン?今なんて?死ぬ?まじか。下がろ
後ろに三歩下がる
その直後、俺が元いた場所に一本の大剣が刺さる。ズシャっと。あ…二秒前の俺死んだな。それにしてもゴツい。てか、なんで武器なんか…それより、こんな武器使うとするとジンだけだな。結構洒落てんな あははっ
「ありゃ、最初に持ってこれたのは私のでしたか!久しいですな相棒!」
………お前のかい!
まさかのまさかで大剣の持ち主がセリアだった。あの小さな身体でこれを?ン!?
てかなんでこんな武器を…
俺の疑問を無視して第二波が来る。
次も元の俺の場所に刺さる。次はシャ シャと。はい。十二秒前の俺死亡~。
次は…
「おぉ!懐かしいな相棒!元気にしてたか?鈍ってねーだろうな~?」
次は、ジンの武器らしい。てかなに?今、自分の武器を相棒って言うの流行ってんの?鬱陶しいなもう!
そして、ジンの武器は『槍』だった。二本の。なんか装飾がされていて小洒落ている。合わねぇ~なおい。
そう思っていると第三波が来た。
なんか今までより空気が重い。
なんか…やばい!
「エリシアさん!ちゃんと受け取ってくださいね!絶対に落とさないでくださいね!」
またセリアは、俺のママンをからかって。
全く懲りないな~しかもそれをうちのおっちょこエルフさんに任せるなんて。ねぇ?ママン?あれ…もの凄く真剣な顔つきだ。
「えぇ…わかっているわ」
声のトーンもマジだ。
重みが強くなった。もうすぐ来そうだ。
一体何が来るのだろう。
「もうすぐ来ます!ジンさん!ギルディーをしっかりお願いします。」
セリアが真剣な顔で頼んでいる。
「お、おう!分かった。任せろ!」
ジンも覚悟しているようだ。
「来ます!!!」
…………
それは…
一つの指輪だった。
小さな指輪。綺麗な指輪。
ただの指輪。 に、見えた。
現れた指輪がおっちょこエルフの指をすり抜けるまでは…
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