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叫ぶ元婚約者
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朝から自分の屋敷に帰るのに、リュード様は送ってくださる。
しかも、夜のドレスで朝から過ごすわけにはいかず、どうしましょうかね、と思ったがリュード様に抜かりはなかった。
私の私服まで準備していた。
「リュード様、お洋服までありがとうございます」
「似合っている。他にもアシュリーに必要なものは揃えよう」
「……なら、ナイトドレスをお願いします」
毎晩裸は嫌なのですけどね。
一体私を何だと思っているのか。
「そうだな……そのうち揃えよう」
「はぁ……それより仕事は間に合うのですか?」
「今日は本部に呼ばれているから、出勤が遅いのだ」
「大変ですね」
リュード様は騎士団でも、やはり平の騎士様ではなかった。
この国には6つの騎士団がある。
トップに騎士団の総括である将軍がおり、その下に6人の騎士団長。その下に副団長がいる。
その中でもリュード様は第4騎士団所属の副団長だった。
出世に響くと言っていたのは、騎士団長候補なのに、次々に婚約破棄をするから、人間性を疑われているらしい。
リュード様を見ると、眩しいぐらいの顔立ちなのに未だに結婚出来ないとは……。
チラリと見ると、どうした? と優しい。
そして、手が早い。
肩に回していた手で抱き寄せられて、何度も唇を塞ぐ。
わずかにもれる吐息の中、リュード様と目が合うと顔が熱くなる。
リュード様は止まりそうもないくらい真剣だ。
「リュード様……こ、これくらいで……」
「……アシュリー、すぐに結婚しないか?」
「そ、そうですね。後見人のアレックスが今度食事に招待したいそうですので、その時にご紹介しましょうか。そのあとに結婚しましょうかね」
「では、近いうちに……」
「はい」
恥ずかしながらも抱き寄せられたまま私の屋敷に着く。
馬車から降りる時にも手を引かれ、優しいなぁ、とリュード様に浸っていた。
「アシュリー、では行ってくる」
「はい、いってらっしゃいませ」
手を繋がれたまま、軽くキスをする。
そんな中、叫び声にお互いにハッとした。
「アシュリーーーーーー!! アシュリーーーーーー!!」
リュード様に手を繋がれたまま、二人で振り向くと小さいながらの庭で屋敷に向かって叫ぶフレッド様がいた。
「あれはなんだ? 雰囲気がぶち壊しだぞ」
「さぁ? こんな朝からなんでしょうかね?」
狂ったように私の名前を叫ぶフレッド様を馬車の前で見ていると、私たちに気付き一直線に向かって走ってきた。
「アシュリーーーー! どこに行っていたんだ! 夕べからずっといなかっただろう!!」
「はぁ……それがなにか?」
この鬼気迫るものは何でしょうかね。
しかも、夕べから来ていたなんて。
おかしな人ね……と思っていると、リュード様が私の前に一歩出る。
「貴様何をしている。不審者か? 引っ捕らえるぞ」
カチリと腰の剣を握り、今にも抜刀しそうだった。
「なんだ貴様は! 間男か!?」
「誰が間男だ!」
「リュード様! こちらは元婚約者ですよ!」
「これがか? そういえば、顔は見なかったな」
ギラリと睨むリュード様は迫力があり、ちょっと怖かった。
しかも、夜のドレスで朝から過ごすわけにはいかず、どうしましょうかね、と思ったがリュード様に抜かりはなかった。
私の私服まで準備していた。
「リュード様、お洋服までありがとうございます」
「似合っている。他にもアシュリーに必要なものは揃えよう」
「……なら、ナイトドレスをお願いします」
毎晩裸は嫌なのですけどね。
一体私を何だと思っているのか。
「そうだな……そのうち揃えよう」
「はぁ……それより仕事は間に合うのですか?」
「今日は本部に呼ばれているから、出勤が遅いのだ」
「大変ですね」
リュード様は騎士団でも、やはり平の騎士様ではなかった。
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その中でもリュード様は第4騎士団所属の副団長だった。
出世に響くと言っていたのは、騎士団長候補なのに、次々に婚約破棄をするから、人間性を疑われているらしい。
リュード様を見ると、眩しいぐらいの顔立ちなのに未だに結婚出来ないとは……。
チラリと見ると、どうした? と優しい。
そして、手が早い。
肩に回していた手で抱き寄せられて、何度も唇を塞ぐ。
わずかにもれる吐息の中、リュード様と目が合うと顔が熱くなる。
リュード様は止まりそうもないくらい真剣だ。
「リュード様……こ、これくらいで……」
「……アシュリー、すぐに結婚しないか?」
「そ、そうですね。後見人のアレックスが今度食事に招待したいそうですので、その時にご紹介しましょうか。そのあとに結婚しましょうかね」
「では、近いうちに……」
「はい」
恥ずかしながらも抱き寄せられたまま私の屋敷に着く。
馬車から降りる時にも手を引かれ、優しいなぁ、とリュード様に浸っていた。
「アシュリー、では行ってくる」
「はい、いってらっしゃいませ」
手を繋がれたまま、軽くキスをする。
そんな中、叫び声にお互いにハッとした。
「アシュリーーーーーー!! アシュリーーーーーー!!」
リュード様に手を繋がれたまま、二人で振り向くと小さいながらの庭で屋敷に向かって叫ぶフレッド様がいた。
「あれはなんだ? 雰囲気がぶち壊しだぞ」
「さぁ? こんな朝からなんでしょうかね?」
狂ったように私の名前を叫ぶフレッド様を馬車の前で見ていると、私たちに気付き一直線に向かって走ってきた。
「アシュリーーーー! どこに行っていたんだ! 夕べからずっといなかっただろう!!」
「はぁ……それがなにか?」
この鬼気迫るものは何でしょうかね。
しかも、夕べから来ていたなんて。
おかしな人ね……と思っていると、リュード様が私の前に一歩出る。
「貴様何をしている。不審者か? 引っ捕らえるぞ」
カチリと腰の剣を握り、今にも抜刀しそうだった。
「なんだ貴様は! 間男か!?」
「誰が間男だ!」
「リュード様! こちらは元婚約者ですよ!」
「これがか? そういえば、顔は見なかったな」
ギラリと睨むリュード様は迫力があり、ちょっと怖かった。
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