伯爵令嬢は狙われている

屋月 トム伽

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演習へ出発

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集合場所につくと、リアは最後だった。
リアはすみませんと謝り、自己紹介から始まった。

貴族のパトリックにオリバーと一般のグレンとリアの四人だった。
「演習では身分は関係なく、皆で協力する事。さぁ、出発だ。」

馬車の後ろに荷物を乗せ、乗り込もうとすると、ヒューゴに呼び止められた。
「リア、クライスと話したのか?」

リアはやっぱり先生は気づいてると思った。

「わかったくれないので勝手に出てきました。」

ヒューゴは少し頭を抱えた。

「後で私からも話すよ。さぁ乗りなさい。」

とりあえず帰されずリアは安心し、馬車に乗った。

馬車の中はリアを含め演習のメンバーで、ヒューゴは御者の横に座り馬車が走り始めた。

馬車の中ではパトリックとオリバーが話しかけてきた。
「君らラッキーだね。あの陛下にも信頼の厚いヒューゴさんの演習に参加できるんだから。」

先生は人気者なのねとリアは思った。

「ヒューゴさんの演習はあまりないんだよ。」

横のグレンが教えると、パトリックは高慢な態度で話した。

「君らは一般だろ?俺達貴族の迷惑をかけないように頑張ってくれ。」
「先生は身分関係なく、って言ってたわよ。」
「社交辞令だろ。そんな事もわからないのか?」
「先生はそういうの嫌いだと思うけど。」

パトリックとオリバーはリアの言葉にカチンときた。

「まぁ、街娘にはわからないさ。」

リアはとりあえずこの二人はほっておきましょう。と思っていた。

「グレンは何のシードが得意なの?私は火と水のシードを持ってきたのよ。」
「俺は風のシードなんだ。」

(クライスと一緒ね。いなくなったことがわかれば怒るかしら?)

馬車は王都からそう遠くない距離で止まり、皆でそれぞれの荷物を下ろした。

ヒューゴは御者にクライスへと手紙を渡していた。

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