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一応、事を荒立てないつもりはあったので無視していたのだが、相手の方がそれを台無しにしたのだから仕方がない。
「おい! 返事くらいしろ」
「リュディガー、なにコレ」
「なんなんでしょうね」
軽く肩をすくめ、リュディガーが同意を示す。
本当に、どうでもいい家門のようだ。存続していてほしいのならば、ヴィンを窘めている。それが煽るような態度なので、どうぞお好きに、ということだ。
「てめえら! 使用人のくせになんだその口の利き方は!」
「使用人、ねぇ。まあ、広義の意味ではそうとも言うのか?」
認めるようなことをリュディガーが洩らすと、勝ち誇った顔で目を眇める。へりくだるのを待っているようにも見えた。
「まあ、そこの無礼なアンタもそうなるけどな」
「はあ? 俺はサラザン侯爵家の嫡男、ボルヌ様だぞ」
「だから? 魔王の配下、という立場では、誰もが使用人だろう?」
そういう考え方もあるか、とヴィンはふたりのやりとりを眺める。魔族の頂点が魔王であることは、揺るぎない事実だ。けれど屁理屈だと感じたボルヌは、顔を歪めた。
「貴様ら、父上に言って、この城で働けなくなるよう処分してもらうぞ」
にやけた嫌らしい顔で、勝ちを確信している。今までヴィンが出会った誰よりも、小物感がすごかった。
けれどふっと、既視感を覚える。他にも居たと、遠い記憶が甦った。
「ねぇ、リュディガー。これが子供らしいってこと?」
「え?」
「ほら、父上に言いつけるぞって。あの人、僕に子どもらしくしろって言うんだ」
生家でも、血縁上の兄が似たようなことを言っていた。
けれど残念ながら、ヴィンには言いつける父親はいない。それに、こんなことを言うのは恥ずかしすぎる。なんて考えていると、ぶほっとリュディガーが盛大に吐き出した。
「ちょ、おまっ」
息も絶え絶えに笑う姿に、ヴィンは瞳を瞬く。
一瞬ぎょっとしたボルヌはすぐさま顔を赤くして、肩を震わせた。
「残念だけど、違うよ。自分じゃ何もできないって言ってるようなもんだから、ヴィンはまねしたらだめだ」
「しないよ、みっともない」
「さっきから無礼だぞ!」
「あ、馬鹿にされてるのはわかったかあ」
笑いをおさめると、はあ、とリュディガーがため息をつく。
「非常に、同レベルっぽくて不本意だけど、素直に引き下がらないようだし、自己紹介してもらったから、こちらも自己紹介をしましょうか」
「ああ?」
「俺は、魔王陛下の補佐で、リュディガーだ。結構有名だと思ってたんだけど、自惚れだったか。恥ずかしいな。ま、そういうことで、この先に居室をもってるんだよ。さて、初めてお会いするサラザン侯爵令息は、なんで、ここにいるんだ?」
動揺が、ボルヌの顔に出る。権力を笠に着るのだから、わかりやすく権力に弱い。ある意味、魔族らしくなかった。従うのは、そこではない。
「そ、れは……俺はいずれ陛下の側近として働くのだから、下見だ」
「魔王陛下は、無能はきらいだよ?」
望んだだけで、側近になれるものではない。人間の世界とは違い、雇用しているわけではなかった。
「彼は、側近じゃないけど」
ぎゅ、とヴィンは眉をひそめる。いい加減うんざりしたリュディガーが、対処を丸投げしたのがわかった。
「そこのおまえ! 表へ出ろ、無能なんかじゃない俺の、圧倒的な実力を見せてやる。まあ、ひれ伏して謝罪すれば、許してやらないこともないがな」
予想通りの反応だ。ある意味すごい。
あまりにも単純すぎて、リュディガーは肩を震わせ笑いを堪えていた。
「ねぇ、手加減しなくていいかな」
「殺さなければいいのでは」
「難しそう。弱そうだし。でもまぁ、やってみる。立ち会いよろしく」
「わかりました」
「おい、何をぼそぼそ話してるんだ! 俺に恐れをなして、逃げようってんだな」
意味のない会話は面倒くさい。ヴィンは無視することにした。
さっさと終わらせるに限る。わあわあ騒いでいるので、有無も言わさず転移で城門付近に移動した。演習場でもよかったが、倒れたこの男を放置しておきたくない。ここならば、誰かしらが回収してくれるはずだ。
「な、んだ」
驚いた様子から、転移魔法が使えないのかもしれない。
それでよく、魔王の幹部になりたいなどと言えたものだ。現実を教えてくれる者がいないのかと、ヴィンは少しだけボルヌを哀れに思った。
「あ、ヴィン、その辺壊さないように」
「あの人と戦うわけじゃないから、大丈夫だろ」
「そうですね」
「人のことをバカにしたのを後悔させてやる!」
ボルヌの手のひらの上に、炎が現れる。それなりに、大きい。それがボルヌの合図とともに、ヴィンの方へ襲いかかった。
さらりと結界で弾き、散らされた炎があたりを焼く前に、ヴィンは消滅させる。あぶない。またリュディガーに小言を言われるところだった。
(僕が悪くなくても、怒るから)
笑顔で頷くリュディガーを、ヴィンは視界の端に捉える。あたりに被害が及ばなかったことに、満足しているようだ。
――ヴィンなら、なんとかできるだろ?
空耳が聞こえるようだ。
自分だって簡単にできるくせにと、ヴィンは軽く嘆息した。
「一瞬で消えた……なんで、そんな簡単に、うそだ」
「キミが弱いんじゃない?」
軽くヴィンが首を傾げると、ぐぬぬとボルヌがうめき声を上げる。嫌味ではなく、事実を告げたまでだ。
(さて、と)
長引かせて、うっかりあたりに被害を及ぼすと悪い。さっさと、終わらせてしまうに限る。被害を最小限に抑える方法は、とヴィンは頭の中にいくつかの候補を浮かべていった。
指先を空に向け、魔力をまとわせ軽く振り下ろすと、稲妻が地面に向かって走る。その直後、ドン、と腹の奥に響くような音があたりに鳴り響いた。いかずちが直撃したボルヌが、ばたり、とその場に倒れる。一瞬の、出来事だった。
しばらく待っても、動く様子がない。あまりのあっけなさに、ヴィンは唖然とする。もう? と肩すかしをくらったようだ。
(つまらない)
せめて、側近たちと同じ程度の手応えはあってほしかった。自称、将来の側近と言うのならば。
「もう少し、遊んであげてもよかっただろ」
「手加減したつもりだったんだけど」
手加減しようと予備動作を入れたので、避けられない魔法ではない。実際、アーティスはさらりと避けてみせる。その分地面が黒焦げになるのだが、あっさり直撃して倒れたままの男に、ヴィンはため息をついた。
自力で帰ってくれないと、面倒くさい。
「リュディガー、それ放置でいい?」
「じゃまだって。見栄えも悪い」
後始末をどうするかと話していると、知らない男が叫びながら駆け寄ってくる。一目散に、倒れているボルヌの元へ行った。
「きさま! よくも私の息子を!」
「そっちが絡んできたから、相手しただけだよ。それに生きてるはず。たぶん」
「ここまでしなくてもいいだろう!」
「え、手加減しまくって、一番死にそうにない魔法にしたんだけど」
「なっ……」
あと、まわりに被害を及ぼさないように、と思ったがヴィンは言わないでおく。
「立ち入り禁止区域に近づき、ケンカを売ってきたのは侯爵の息子だよ。まあ、生きているんだから、いいだろ?」
そんなリュディガーの台詞を聞きながら、ヴィンはその場を後にする。被害は最小限に抑えたのだから、後のことは丸投げにしてもいいはずだ。
「おい! 返事くらいしろ」
「リュディガー、なにコレ」
「なんなんでしょうね」
軽く肩をすくめ、リュディガーが同意を示す。
本当に、どうでもいい家門のようだ。存続していてほしいのならば、ヴィンを窘めている。それが煽るような態度なので、どうぞお好きに、ということだ。
「てめえら! 使用人のくせになんだその口の利き方は!」
「使用人、ねぇ。まあ、広義の意味ではそうとも言うのか?」
認めるようなことをリュディガーが洩らすと、勝ち誇った顔で目を眇める。へりくだるのを待っているようにも見えた。
「まあ、そこの無礼なアンタもそうなるけどな」
「はあ? 俺はサラザン侯爵家の嫡男、ボルヌ様だぞ」
「だから? 魔王の配下、という立場では、誰もが使用人だろう?」
そういう考え方もあるか、とヴィンはふたりのやりとりを眺める。魔族の頂点が魔王であることは、揺るぎない事実だ。けれど屁理屈だと感じたボルヌは、顔を歪めた。
「貴様ら、父上に言って、この城で働けなくなるよう処分してもらうぞ」
にやけた嫌らしい顔で、勝ちを確信している。今までヴィンが出会った誰よりも、小物感がすごかった。
けれどふっと、既視感を覚える。他にも居たと、遠い記憶が甦った。
「ねぇ、リュディガー。これが子供らしいってこと?」
「え?」
「ほら、父上に言いつけるぞって。あの人、僕に子どもらしくしろって言うんだ」
生家でも、血縁上の兄が似たようなことを言っていた。
けれど残念ながら、ヴィンには言いつける父親はいない。それに、こんなことを言うのは恥ずかしすぎる。なんて考えていると、ぶほっとリュディガーが盛大に吐き出した。
「ちょ、おまっ」
息も絶え絶えに笑う姿に、ヴィンは瞳を瞬く。
一瞬ぎょっとしたボルヌはすぐさま顔を赤くして、肩を震わせた。
「残念だけど、違うよ。自分じゃ何もできないって言ってるようなもんだから、ヴィンはまねしたらだめだ」
「しないよ、みっともない」
「さっきから無礼だぞ!」
「あ、馬鹿にされてるのはわかったかあ」
笑いをおさめると、はあ、とリュディガーがため息をつく。
「非常に、同レベルっぽくて不本意だけど、素直に引き下がらないようだし、自己紹介してもらったから、こちらも自己紹介をしましょうか」
「ああ?」
「俺は、魔王陛下の補佐で、リュディガーだ。結構有名だと思ってたんだけど、自惚れだったか。恥ずかしいな。ま、そういうことで、この先に居室をもってるんだよ。さて、初めてお会いするサラザン侯爵令息は、なんで、ここにいるんだ?」
動揺が、ボルヌの顔に出る。権力を笠に着るのだから、わかりやすく権力に弱い。ある意味、魔族らしくなかった。従うのは、そこではない。
「そ、れは……俺はいずれ陛下の側近として働くのだから、下見だ」
「魔王陛下は、無能はきらいだよ?」
望んだだけで、側近になれるものではない。人間の世界とは違い、雇用しているわけではなかった。
「彼は、側近じゃないけど」
ぎゅ、とヴィンは眉をひそめる。いい加減うんざりしたリュディガーが、対処を丸投げしたのがわかった。
「そこのおまえ! 表へ出ろ、無能なんかじゃない俺の、圧倒的な実力を見せてやる。まあ、ひれ伏して謝罪すれば、許してやらないこともないがな」
予想通りの反応だ。ある意味すごい。
あまりにも単純すぎて、リュディガーは肩を震わせ笑いを堪えていた。
「ねぇ、手加減しなくていいかな」
「殺さなければいいのでは」
「難しそう。弱そうだし。でもまぁ、やってみる。立ち会いよろしく」
「わかりました」
「おい、何をぼそぼそ話してるんだ! 俺に恐れをなして、逃げようってんだな」
意味のない会話は面倒くさい。ヴィンは無視することにした。
さっさと終わらせるに限る。わあわあ騒いでいるので、有無も言わさず転移で城門付近に移動した。演習場でもよかったが、倒れたこの男を放置しておきたくない。ここならば、誰かしらが回収してくれるはずだ。
「な、んだ」
驚いた様子から、転移魔法が使えないのかもしれない。
それでよく、魔王の幹部になりたいなどと言えたものだ。現実を教えてくれる者がいないのかと、ヴィンは少しだけボルヌを哀れに思った。
「あ、ヴィン、その辺壊さないように」
「あの人と戦うわけじゃないから、大丈夫だろ」
「そうですね」
「人のことをバカにしたのを後悔させてやる!」
ボルヌの手のひらの上に、炎が現れる。それなりに、大きい。それがボルヌの合図とともに、ヴィンの方へ襲いかかった。
さらりと結界で弾き、散らされた炎があたりを焼く前に、ヴィンは消滅させる。あぶない。またリュディガーに小言を言われるところだった。
(僕が悪くなくても、怒るから)
笑顔で頷くリュディガーを、ヴィンは視界の端に捉える。あたりに被害が及ばなかったことに、満足しているようだ。
――ヴィンなら、なんとかできるだろ?
空耳が聞こえるようだ。
自分だって簡単にできるくせにと、ヴィンは軽く嘆息した。
「一瞬で消えた……なんで、そんな簡単に、うそだ」
「キミが弱いんじゃない?」
軽くヴィンが首を傾げると、ぐぬぬとボルヌがうめき声を上げる。嫌味ではなく、事実を告げたまでだ。
(さて、と)
長引かせて、うっかりあたりに被害を及ぼすと悪い。さっさと、終わらせてしまうに限る。被害を最小限に抑える方法は、とヴィンは頭の中にいくつかの候補を浮かべていった。
指先を空に向け、魔力をまとわせ軽く振り下ろすと、稲妻が地面に向かって走る。その直後、ドン、と腹の奥に響くような音があたりに鳴り響いた。いかずちが直撃したボルヌが、ばたり、とその場に倒れる。一瞬の、出来事だった。
しばらく待っても、動く様子がない。あまりのあっけなさに、ヴィンは唖然とする。もう? と肩すかしをくらったようだ。
(つまらない)
せめて、側近たちと同じ程度の手応えはあってほしかった。自称、将来の側近と言うのならば。
「もう少し、遊んであげてもよかっただろ」
「手加減したつもりだったんだけど」
手加減しようと予備動作を入れたので、避けられない魔法ではない。実際、アーティスはさらりと避けてみせる。その分地面が黒焦げになるのだが、あっさり直撃して倒れたままの男に、ヴィンはため息をついた。
自力で帰ってくれないと、面倒くさい。
「リュディガー、それ放置でいい?」
「じゃまだって。見栄えも悪い」
後始末をどうするかと話していると、知らない男が叫びながら駆け寄ってくる。一目散に、倒れているボルヌの元へ行った。
「きさま! よくも私の息子を!」
「そっちが絡んできたから、相手しただけだよ。それに生きてるはず。たぶん」
「ここまでしなくてもいいだろう!」
「え、手加減しまくって、一番死にそうにない魔法にしたんだけど」
「なっ……」
あと、まわりに被害を及ぼさないように、と思ったがヴィンは言わないでおく。
「立ち入り禁止区域に近づき、ケンカを売ってきたのは侯爵の息子だよ。まあ、生きているんだから、いいだろ?」
そんなリュディガーの台詞を聞きながら、ヴィンはその場を後にする。被害は最小限に抑えたのだから、後のことは丸投げにしてもいいはずだ。
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