2 / 34
一章
1
しおりを挟む
ニナギは、従兄の後ろを、儀式に使われる材木の束を抱えて歩いていた。
両腕にやや余るが、きつく縄で縛ってある。枝葉は落としてあるが、切り口が少しチクチクした。
視界を覆うそれに辟易しながらも、ニナギは兄と慕う男の背中を追った。
従兄の名前はシュウと言う。
年が離れているということもあって、ニナギはシュウの事を兄のように慕い、シュウのようになりたいと、背中を追いかけ続けてきた。
七つ年の離れた従兄は、ニナギの身長より頭半分ほど高く、肩幅も広い。数年間族長の補佐として働いているだけあって、機転が利いて、優しいし、人望もある。
そして今もその背を追って、今日の夜に行われる儀式用に、山から枝を切り出し、それを抱えて山道を下っている。何年も父や従兄について同じ事をしてきたが、今年は特別な思いと共に夏という季節を迎えようとしていた。
「ニナギ大丈夫か? 何だったら俺が変わってやってもいいんだぞ? 重いだろ」
「兄さん、それは流石に軟弱もの扱いしすぎ」
従兄の言葉にニナギは苦笑をこぼす。
確かに重いけれど、持てないほどではない。隙間から落ちそうな枝を揃えて、抱え直した。
「別にそうは思っていないんだけどな。現に今年最後の舞手、ニナギが選ばれたじゃないか」
この兄は若干自分に対して過保護な嫌いがある。本当の兄弟同然に過ごしてきたから、弟扱いは抜けないだろうが、ニナギも今年で十五だ。里では大人の仲間入りを果たす歳でもあった。
「舞手に選ばれたら一人前、でしょ? 俺の頑張り、兄さんも見てきたよね」
「それに対しては何も心配してないんだけどなぁ」
言っていることとは裏腹に、不安と心配を表情に滲ませるシュウは、張り切っているニナギを見て、そっとため息をついていた。
春終わりの『霧開きの儀式』と、それと対をなす夏終わりの『霧閉じの儀式』。各儀式に一人ずつ選ばれる舞手は、その年の実力者という証でもあった。それに選ばれるということ自体が名誉なことで、十五歳を超えた男達にとっては一人前になった証でもある。
ニナギは初めて見た儀式のことを未だに鮮明に覚えていた。ぽっかり空いた空間の中で、一人だけ舞手が立っている。腰に佩いた装飾剣を抜くと、綺麗な軌道で型が決められていく。衣装も、表情を隠している面も決して華美ではないけれど、精錬された動きが見る者の目を引く。
いつかあの場所の立てたらと何度夢見たことか。稽古する父と従兄の姿を食い入るように見て、真似し、時間があればすっ飛んでいって直接稽古をせがんだ。
はじめはまだ早いからと断っていた彼らも、次第に呆れた顔をしながらも教えてくれた。
基礎ができるようになってからは一人で稽古することが多いが、シュウラなどは今でも時間を見ては相手をしてくれる。
ちなみにかく言うシュウラはここ五年ほど連続で舞手を務めている実力者だ。今年も『霧開きの儀式』ではシュウラが舞手を務めることになっている。
「本番前に倒れるなよ?」
整備された山道を下りながら、シュウラはそう言ってニナギをからかった。
ニナギは頬を膨らませて従兄に不満を示す。振り向いたシュウラが苦笑するから、子供扱いされているなぁと改めて感じたニナギだった。
「兄さんこそ、『開き』の方を成功させないと始まらないんだからしっかりね」
「おう、ありがとう」
嫌みも混ぜたつもりなのに軽くいなされ、温かい目を向けられた。なにを言っても応援に聞こえるのかもしれないと口をつぐむ。
住んでいる里は生まれたときから少し特殊だった。一年の四分の三は、霧に周りが囲まれ、外には出られなくなる。同時に外からも里に来られない。交流のある商人の女の子が言っていた。この里は他と比べると大分変わっていると。
しかし、霧に包まれている里だが、日はよく届いて、草木の育ちもいい。元々土地の力が強いところだったらしく、春終わりの今の時期は、草刈りを少し怠れば、山道などは下草で覆われる。山の恵みも多く、里人が暮らしていくには十分だった。父が子供の頃などはもっと山に活気があったようだが、その頃はよくわからない。
ニナギは時折、道の外から山道に覆い被さってきている下草をよけながら、ショウの後を追った。
「にしても今年はなんだかいつもより山が静かだね」
長いこと山の守り役を務めてきたニナギの一族は、山のことに詳しい。族長を務める父の他に、里の神事に大きく関わる巫女という役割があるが、誰よりも高齢で、誰よりもこの山のことを知っている。彼女が、山の気配を読み取って、儀式の日取りを決めるのだ。
今年は山の気配がいつもと違うとこぼしていたのは、春初めのことだった。
ニナギもいずれは父の後を継いで族長になる。山の事は小さい頃からよく教えられて、気配を読むのには長けていた。
「ニナギが言うならそうなんだろうな。山はなんて言ってる?」
「うーん、そこまでは……」
熟練してくると、山が何を欲しているのかわかると言うが、ニナギにはまだ実力も、経験も足りなかった。
「巫女様に聞いたらわかるかな。もう八十年も生きてるから山のことには誰よりも詳しいし」
「そうだね」
話しながら山の気をさらっていたニナギは、シュウの言葉に曖昧に返事を返す。シュウは上の空なニナギを見て、やれやれと笑った。
二人はその後もとりとめのない話をしながら、山を降りる。
「舞手のことはもちろんだけど、開きの儀式の方でも介添えなんだから、忘れるなよ」
「わかってるよ。俺ももう十五なんだ。きっちり熟すよ」
「それならいいけど」
春終わりの開きの儀式に、夏終わりの閉じの儀式、その間に四回ある鎮めの儀式で、一つの神事を形作る。
その間だけは、里を覆う霧の結界は弱められ、人が出入りできるようになる。
「今年は開きの儀式が済んだ辺りでシーラたちが来るって言ってたか、楽しみだな」
「え、ほんと? ネルーにも会いたいし、楽しみだ」
この時期にはいつもやってくる少女の事を、ショウラの言葉で思いだし、ますます、これからが楽しみなニナギだった。
ひとまずは準備に専念しよう、と浮き足立つ心をゆっくりとなだめるのだ。
両腕にやや余るが、きつく縄で縛ってある。枝葉は落としてあるが、切り口が少しチクチクした。
視界を覆うそれに辟易しながらも、ニナギは兄と慕う男の背中を追った。
従兄の名前はシュウと言う。
年が離れているということもあって、ニナギはシュウの事を兄のように慕い、シュウのようになりたいと、背中を追いかけ続けてきた。
七つ年の離れた従兄は、ニナギの身長より頭半分ほど高く、肩幅も広い。数年間族長の補佐として働いているだけあって、機転が利いて、優しいし、人望もある。
そして今もその背を追って、今日の夜に行われる儀式用に、山から枝を切り出し、それを抱えて山道を下っている。何年も父や従兄について同じ事をしてきたが、今年は特別な思いと共に夏という季節を迎えようとしていた。
「ニナギ大丈夫か? 何だったら俺が変わってやってもいいんだぞ? 重いだろ」
「兄さん、それは流石に軟弱もの扱いしすぎ」
従兄の言葉にニナギは苦笑をこぼす。
確かに重いけれど、持てないほどではない。隙間から落ちそうな枝を揃えて、抱え直した。
「別にそうは思っていないんだけどな。現に今年最後の舞手、ニナギが選ばれたじゃないか」
この兄は若干自分に対して過保護な嫌いがある。本当の兄弟同然に過ごしてきたから、弟扱いは抜けないだろうが、ニナギも今年で十五だ。里では大人の仲間入りを果たす歳でもあった。
「舞手に選ばれたら一人前、でしょ? 俺の頑張り、兄さんも見てきたよね」
「それに対しては何も心配してないんだけどなぁ」
言っていることとは裏腹に、不安と心配を表情に滲ませるシュウは、張り切っているニナギを見て、そっとため息をついていた。
春終わりの『霧開きの儀式』と、それと対をなす夏終わりの『霧閉じの儀式』。各儀式に一人ずつ選ばれる舞手は、その年の実力者という証でもあった。それに選ばれるということ自体が名誉なことで、十五歳を超えた男達にとっては一人前になった証でもある。
ニナギは初めて見た儀式のことを未だに鮮明に覚えていた。ぽっかり空いた空間の中で、一人だけ舞手が立っている。腰に佩いた装飾剣を抜くと、綺麗な軌道で型が決められていく。衣装も、表情を隠している面も決して華美ではないけれど、精錬された動きが見る者の目を引く。
いつかあの場所の立てたらと何度夢見たことか。稽古する父と従兄の姿を食い入るように見て、真似し、時間があればすっ飛んでいって直接稽古をせがんだ。
はじめはまだ早いからと断っていた彼らも、次第に呆れた顔をしながらも教えてくれた。
基礎ができるようになってからは一人で稽古することが多いが、シュウラなどは今でも時間を見ては相手をしてくれる。
ちなみにかく言うシュウラはここ五年ほど連続で舞手を務めている実力者だ。今年も『霧開きの儀式』ではシュウラが舞手を務めることになっている。
「本番前に倒れるなよ?」
整備された山道を下りながら、シュウラはそう言ってニナギをからかった。
ニナギは頬を膨らませて従兄に不満を示す。振り向いたシュウラが苦笑するから、子供扱いされているなぁと改めて感じたニナギだった。
「兄さんこそ、『開き』の方を成功させないと始まらないんだからしっかりね」
「おう、ありがとう」
嫌みも混ぜたつもりなのに軽くいなされ、温かい目を向けられた。なにを言っても応援に聞こえるのかもしれないと口をつぐむ。
住んでいる里は生まれたときから少し特殊だった。一年の四分の三は、霧に周りが囲まれ、外には出られなくなる。同時に外からも里に来られない。交流のある商人の女の子が言っていた。この里は他と比べると大分変わっていると。
しかし、霧に包まれている里だが、日はよく届いて、草木の育ちもいい。元々土地の力が強いところだったらしく、春終わりの今の時期は、草刈りを少し怠れば、山道などは下草で覆われる。山の恵みも多く、里人が暮らしていくには十分だった。父が子供の頃などはもっと山に活気があったようだが、その頃はよくわからない。
ニナギは時折、道の外から山道に覆い被さってきている下草をよけながら、ショウの後を追った。
「にしても今年はなんだかいつもより山が静かだね」
長いこと山の守り役を務めてきたニナギの一族は、山のことに詳しい。族長を務める父の他に、里の神事に大きく関わる巫女という役割があるが、誰よりも高齢で、誰よりもこの山のことを知っている。彼女が、山の気配を読み取って、儀式の日取りを決めるのだ。
今年は山の気配がいつもと違うとこぼしていたのは、春初めのことだった。
ニナギもいずれは父の後を継いで族長になる。山の事は小さい頃からよく教えられて、気配を読むのには長けていた。
「ニナギが言うならそうなんだろうな。山はなんて言ってる?」
「うーん、そこまでは……」
熟練してくると、山が何を欲しているのかわかると言うが、ニナギにはまだ実力も、経験も足りなかった。
「巫女様に聞いたらわかるかな。もう八十年も生きてるから山のことには誰よりも詳しいし」
「そうだね」
話しながら山の気をさらっていたニナギは、シュウの言葉に曖昧に返事を返す。シュウは上の空なニナギを見て、やれやれと笑った。
二人はその後もとりとめのない話をしながら、山を降りる。
「舞手のことはもちろんだけど、開きの儀式の方でも介添えなんだから、忘れるなよ」
「わかってるよ。俺ももう十五なんだ。きっちり熟すよ」
「それならいいけど」
春終わりの開きの儀式に、夏終わりの閉じの儀式、その間に四回ある鎮めの儀式で、一つの神事を形作る。
その間だけは、里を覆う霧の結界は弱められ、人が出入りできるようになる。
「今年は開きの儀式が済んだ辺りでシーラたちが来るって言ってたか、楽しみだな」
「え、ほんと? ネルーにも会いたいし、楽しみだ」
この時期にはいつもやってくる少女の事を、ショウラの言葉で思いだし、ますます、これからが楽しみなニナギだった。
ひとまずは準備に専念しよう、と浮き足立つ心をゆっくりとなだめるのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
草食系ヴァンパイアはどうしていいのか分からない!!
アキナヌカ
ファンタジー
ある時、ある場所、ある瞬間に、何故だか文字通りの草食系ヴァンパイアが誕生した。
思いつくのは草刈りとか、森林を枯らして開拓とか、それが実は俺の天職なのか!?
生まれてしまったものは仕方がない、俺が何をすればいいのかは分からない!
なってしまった草食系とはいえヴァンパイア人生、楽しくいろいろやってみようか!!
◇以前に別名で連載していた『草食系ヴァンパイアは何をしていいのかわからない!!』の再連載となります。この度、完結いたしました!!ありがとうございます!!評価・感想などまだまだおまちしています。ピクシブ、カクヨム、小説家になろうにも投稿しています◇
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる