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第5章 聖女として……
第四十五話 ビンタが炸裂
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「…………聞き間違い、ですよね?」
眉間に皺をよせながら、厳しい目で副団長が団長を見る。団長のその発言はとても許しがたい言葉であった。
まさか騎士達が犠牲になってもいいというようなふざけたことを仮にも団長の立場にある彼が言うとは思ってもみなかった。
いつも緊急時でものんびりしていて自己中心的で、不正などの噂もあるほど悪どい所もある彼だが、まだ人として最低ではないと信じたかった。
しかし、まさか悪魔に魂を売ったような最低な人間だったとは………………。
信じたくはなかった。信じたくはなかったのだ。騎士達はこれが自分達の上司なのかと情けなくなった。ぐっと濁流のような気持ちを抑え込む。
「だから何度も言わせるな。ポーションもシールドも使用許可は出さない。とっとと行け‼」
「無理です‼このまま怪我を放っておくと危険な者までいるのですよ⁉」
なおも言い募る騎士達。彼らももう我慢の限界であった。
幾度となくこの男に怒りを覚えて、その度にどれほど我慢してきたか彼は知らないだろう。
それに、あの魔物との戦闘で死にかけた者がたくさんいたのを見てきた。
確かにあの場に戻ることは本能で避けたいと思っているのは事実である。
だがしかし、勇者と賢者が命を賭してこの辺境を守ってくれている。本来ならば、我々が守るべき場所なのにだ。いつもいつも、魔物の集団が来る度に駆けつけて来てくれる。そんなあの二人の勇敢な行動に騎士達は大きな恩を感じていた。
それなのに、自分達だけが危険のない場所でぬくぬくと勇者達の帰りを待つなどというような無様な真似だけはできない。
騎士達が勇者達と共に魔物を倒しこの辺境を、この国を守りたいと思っているのもそれもまた事実であった。
しかし、あくまで団長の対応はとても冷ややかなものであった。
「お前達がどうなるのかなど関係ない。この辺境を守りきり、勇者様と賢者様と聖女様が無事に王都に帰還さえすればいいのだ。それとも何だ?まさか勇者様方を助けに行かないとでも言うのか?」
「……ッ‼違います‼」
「なら今すぐ行け。今も勇者様方は魔物と戦っているのだぞ?」
これ以上言うことはないというような有無を言わさぬ口調で言い放つと、煙草の火を灰皿でぐりぐりと押し消す。
不甲斐なさや怒りで歯ぎしりする騎士達。
(………………まったく………)
こんな人間が騎士団長などとは絶対に認められない。結菜は堪えられないほど湧き上がる不快感と、それを包み込むような熱い何かを感じた。
一見自分が正しいように彼は言っているが、それはあまりにも横暴な発言であったのだ。
勇者や賢者の応援に行ってほしいと思ってはいるが、結菜はそのために騎士達に犠牲になってほしいとは思ってはいない。むしろ、全員が無事で魔物もいなくなるというハッピーエンドを望んでいたのだ。
騎士達の犠牲は勇者や賢者も絶対に望んでいないはず…………。
嫌な空気に耐えきれず、その上自分の命令をすぐに実行に移さない騎士達に苛立ったのか、団長がソファから立ち上がった。一番近くにいる騎士に八つ当たりをするように突き飛ばす。
「ゲホッ」
突きがみぞおちに入ったのか、騎士が呻きよろめく。
「あまり私をあまく見るな」
腹を抑え込んでいる騎士を一瞥し、嫌悪感を包み隠すことなく睨めつける団長。彼の本質は貴族。どうやら自分の思い通りに行かないことに完全にキレかけているらしい。
そんな団長の横暴で自分勝手な姿に、既に導火線に着火されていた結菜の感情が遂に爆発した。
立ち上がりながら低く構える。
全身の気を右腕に集めながら、結菜はふぅっと息を深く吐いた。右腕を大きく後ろに引く。
………いつの事であっただろうか……。合田家の長男、まぁ彼は結菜の兄なのだが、彼が某アニメにドハマりし、すこぶる恥ずかしいコスプレ(美少女戦隊もの猫耳カチューシャ付き)を結菜に着てほしいと懇願したことがある。
尊敬する兄のために恥をしのんでコスプレしたのだが…………。
『そのまま、俺をビンタしてくれ‼』
……こともあろうに、兄はさらりとぶっ飛んだことを言いのけた。
結菜が我も忘れて強烈なビンタを繰り出したのは言うまでもない。……まぁ、ある意味兄の望みは叶ってしまったのだが…………。これは黒歴史並の技であった。
引いた右腕に全体重を乗せるかのように、普段出さないような家事場の馬鹿力並の気合で放たれる技。
その技は強烈かつ強力な技であった。
それは、「バチンッ」とか「パーン」という軽い感じの生易しいものなんかではなく、
パコォォォォォォォオオン‼
ボウリングの玉がピンを弾くような凄まじい音と共に、パリパリと音を立てながら電気の光を放っている結菜の右手が高速で鞭のようにしなりながら、まだ騎士に八つ当たりを続けようと一歩踏み出した団長の頬を打った。
団長の身体がドリルのように回転し、地面に打ち付けられる。
一瞬で結菜の一撃で気絶する団長。
(私の手、光った?………光の魔法使えるから不思議じゃないけど)
結菜は倒れ伏した団長など目もくれず、自分の手を見た。「はて?」と光が出たという謎現象に首を傾げる。まぁ、すぐに切り替えたが…………。
「ヘブゥゥ」とか「グェェ」とか叫び声を一切上げることなく、団長は死んだ魚のように床を転がっていく。
「ふぅ…………」
パンパンッと手をはたいて、結菜は騎士達ににこりと優しい微笑みを見せた。……団長には一切目もくれない。
「さて、皆さん行きましょうか」
「えっ………………?」
急な出来事に理解が追いつかない騎士達。いつも冷静沈着な副団長もぽかんとしている。
「だから、勇者さんと賢者さんを助けにです。まずは負傷した騎士さん達の手当てですよね?さぁ、行きましょう」
「えっ、あっ、ちょっと。聖女様?」
「どうしたの?」
扉の方に歩いていた結菜はくるりと騎士達の方へと振り向く。
彼らの顔には動揺が浮かんでいた。
「回復ポーションを使うには最終決定権を持つ団長の許可がなければ、」
言いよどむ騎士達。
結菜はちょっと気になることがあって、鑑定さんに聞いてみた。自分の聖のスキルのことである。
(鑑定さん。私の聖ってヒールとかって使える?聖女だからたぶん使えると思うんだけど……)
《告。ヒールは聖のスキルの派生で使えます。聖女になったこともあり、過去最高ランクの聖のスキルと変化しました。最上級の回復魔法も使えるので安心してください。死人以外なら全快させることができますから。他にも瘴気の浄化及び汚染防御などもできます。いわば、回復系や浄化系なら何でもありスキルですね》
………………予想以上にお茶目な回答であった。日に日に鑑定さんの会話モードがスムーズになっていっているのは気のせいであろうか………………?
っというか、死人以外なら全快させるとか軽く引くワードまでさり気なく盛り込まれていた。ここまでいくと軽く人外、………いや考えるのは止めよう。
結菜は思考を素早くチェンジした。
日に日にスルーの力が伸びていくのを改めて実感する結菜。
「大丈夫‼私がなんとかするからさ‼」
諸々のことをスルーしたからか、朝日のように眩しい笑顔を見せる。
「私、聖女だよ?ヒールでも浄化でもどんと来いなんだから‼」
「ほ、本当ですか⁉」
「聖女様、ありがとうございます‼」
半泣きになりながら結菜に感謝を伝える騎士達。その顔にはもう憂いとか怒りとかは浮かんでいなかった。
相当腹に据えかねていたのだろう。中には、気絶して転がっている団長を簀巻きにしている騎士もいた。…………皆さん切り替えが早くて本当に何よりである。
(良かった。やっと笑顔になったね‼)
やっと騎士達の笑顔が戻って来たのだとわかり、ホッとする結菜。
「さぁ行こ?放置すると大変なくらい大怪我な人もいるんでしょ?」
照れくさくなってきて、結菜は騎士達を急かした。
扉を開けて騎士団を出る。
結菜は副団長率いる騎士達に連れられて、負傷や瘴気汚染を受けてしまった騎士のいる町の門付近まで行った。
眉間に皺をよせながら、厳しい目で副団長が団長を見る。団長のその発言はとても許しがたい言葉であった。
まさか騎士達が犠牲になってもいいというようなふざけたことを仮にも団長の立場にある彼が言うとは思ってもみなかった。
いつも緊急時でものんびりしていて自己中心的で、不正などの噂もあるほど悪どい所もある彼だが、まだ人として最低ではないと信じたかった。
しかし、まさか悪魔に魂を売ったような最低な人間だったとは………………。
信じたくはなかった。信じたくはなかったのだ。騎士達はこれが自分達の上司なのかと情けなくなった。ぐっと濁流のような気持ちを抑え込む。
「だから何度も言わせるな。ポーションもシールドも使用許可は出さない。とっとと行け‼」
「無理です‼このまま怪我を放っておくと危険な者までいるのですよ⁉」
なおも言い募る騎士達。彼らももう我慢の限界であった。
幾度となくこの男に怒りを覚えて、その度にどれほど我慢してきたか彼は知らないだろう。
それに、あの魔物との戦闘で死にかけた者がたくさんいたのを見てきた。
確かにあの場に戻ることは本能で避けたいと思っているのは事実である。
だがしかし、勇者と賢者が命を賭してこの辺境を守ってくれている。本来ならば、我々が守るべき場所なのにだ。いつもいつも、魔物の集団が来る度に駆けつけて来てくれる。そんなあの二人の勇敢な行動に騎士達は大きな恩を感じていた。
それなのに、自分達だけが危険のない場所でぬくぬくと勇者達の帰りを待つなどというような無様な真似だけはできない。
騎士達が勇者達と共に魔物を倒しこの辺境を、この国を守りたいと思っているのもそれもまた事実であった。
しかし、あくまで団長の対応はとても冷ややかなものであった。
「お前達がどうなるのかなど関係ない。この辺境を守りきり、勇者様と賢者様と聖女様が無事に王都に帰還さえすればいいのだ。それとも何だ?まさか勇者様方を助けに行かないとでも言うのか?」
「……ッ‼違います‼」
「なら今すぐ行け。今も勇者様方は魔物と戦っているのだぞ?」
これ以上言うことはないというような有無を言わさぬ口調で言い放つと、煙草の火を灰皿でぐりぐりと押し消す。
不甲斐なさや怒りで歯ぎしりする騎士達。
(………………まったく………)
こんな人間が騎士団長などとは絶対に認められない。結菜は堪えられないほど湧き上がる不快感と、それを包み込むような熱い何かを感じた。
一見自分が正しいように彼は言っているが、それはあまりにも横暴な発言であったのだ。
勇者や賢者の応援に行ってほしいと思ってはいるが、結菜はそのために騎士達に犠牲になってほしいとは思ってはいない。むしろ、全員が無事で魔物もいなくなるというハッピーエンドを望んでいたのだ。
騎士達の犠牲は勇者や賢者も絶対に望んでいないはず…………。
嫌な空気に耐えきれず、その上自分の命令をすぐに実行に移さない騎士達に苛立ったのか、団長がソファから立ち上がった。一番近くにいる騎士に八つ当たりをするように突き飛ばす。
「ゲホッ」
突きがみぞおちに入ったのか、騎士が呻きよろめく。
「あまり私をあまく見るな」
腹を抑え込んでいる騎士を一瞥し、嫌悪感を包み隠すことなく睨めつける団長。彼の本質は貴族。どうやら自分の思い通りに行かないことに完全にキレかけているらしい。
そんな団長の横暴で自分勝手な姿に、既に導火線に着火されていた結菜の感情が遂に爆発した。
立ち上がりながら低く構える。
全身の気を右腕に集めながら、結菜はふぅっと息を深く吐いた。右腕を大きく後ろに引く。
………いつの事であっただろうか……。合田家の長男、まぁ彼は結菜の兄なのだが、彼が某アニメにドハマりし、すこぶる恥ずかしいコスプレ(美少女戦隊もの猫耳カチューシャ付き)を結菜に着てほしいと懇願したことがある。
尊敬する兄のために恥をしのんでコスプレしたのだが…………。
『そのまま、俺をビンタしてくれ‼』
……こともあろうに、兄はさらりとぶっ飛んだことを言いのけた。
結菜が我も忘れて強烈なビンタを繰り出したのは言うまでもない。……まぁ、ある意味兄の望みは叶ってしまったのだが…………。これは黒歴史並の技であった。
引いた右腕に全体重を乗せるかのように、普段出さないような家事場の馬鹿力並の気合で放たれる技。
その技は強烈かつ強力な技であった。
それは、「バチンッ」とか「パーン」という軽い感じの生易しいものなんかではなく、
パコォォォォォォォオオン‼
ボウリングの玉がピンを弾くような凄まじい音と共に、パリパリと音を立てながら電気の光を放っている結菜の右手が高速で鞭のようにしなりながら、まだ騎士に八つ当たりを続けようと一歩踏み出した団長の頬を打った。
団長の身体がドリルのように回転し、地面に打ち付けられる。
一瞬で結菜の一撃で気絶する団長。
(私の手、光った?………光の魔法使えるから不思議じゃないけど)
結菜は倒れ伏した団長など目もくれず、自分の手を見た。「はて?」と光が出たという謎現象に首を傾げる。まぁ、すぐに切り替えたが…………。
「ヘブゥゥ」とか「グェェ」とか叫び声を一切上げることなく、団長は死んだ魚のように床を転がっていく。
「ふぅ…………」
パンパンッと手をはたいて、結菜は騎士達ににこりと優しい微笑みを見せた。……団長には一切目もくれない。
「さて、皆さん行きましょうか」
「えっ………………?」
急な出来事に理解が追いつかない騎士達。いつも冷静沈着な副団長もぽかんとしている。
「だから、勇者さんと賢者さんを助けにです。まずは負傷した騎士さん達の手当てですよね?さぁ、行きましょう」
「えっ、あっ、ちょっと。聖女様?」
「どうしたの?」
扉の方に歩いていた結菜はくるりと騎士達の方へと振り向く。
彼らの顔には動揺が浮かんでいた。
「回復ポーションを使うには最終決定権を持つ団長の許可がなければ、」
言いよどむ騎士達。
結菜はちょっと気になることがあって、鑑定さんに聞いてみた。自分の聖のスキルのことである。
(鑑定さん。私の聖ってヒールとかって使える?聖女だからたぶん使えると思うんだけど……)
《告。ヒールは聖のスキルの派生で使えます。聖女になったこともあり、過去最高ランクの聖のスキルと変化しました。最上級の回復魔法も使えるので安心してください。死人以外なら全快させることができますから。他にも瘴気の浄化及び汚染防御などもできます。いわば、回復系や浄化系なら何でもありスキルですね》
………………予想以上にお茶目な回答であった。日に日に鑑定さんの会話モードがスムーズになっていっているのは気のせいであろうか………………?
っというか、死人以外なら全快させるとか軽く引くワードまでさり気なく盛り込まれていた。ここまでいくと軽く人外、………いや考えるのは止めよう。
結菜は思考を素早くチェンジした。
日に日にスルーの力が伸びていくのを改めて実感する結菜。
「大丈夫‼私がなんとかするからさ‼」
諸々のことをスルーしたからか、朝日のように眩しい笑顔を見せる。
「私、聖女だよ?ヒールでも浄化でもどんと来いなんだから‼」
「ほ、本当ですか⁉」
「聖女様、ありがとうございます‼」
半泣きになりながら結菜に感謝を伝える騎士達。その顔にはもう憂いとか怒りとかは浮かんでいなかった。
相当腹に据えかねていたのだろう。中には、気絶して転がっている団長を簀巻きにしている騎士もいた。…………皆さん切り替えが早くて本当に何よりである。
(良かった。やっと笑顔になったね‼)
やっと騎士達の笑顔が戻って来たのだとわかり、ホッとする結菜。
「さぁ行こ?放置すると大変なくらい大怪我な人もいるんでしょ?」
照れくさくなってきて、結菜は騎士達を急かした。
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