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第5章 聖女として……
第五十一話 瘴気の渦の中へ
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目の前に立ちはだかる黒い壁。壁は少しずつ拡大し、範囲を広げつつある。
草が枯れ果てた草原の中心部まで移動してきた結菜と騎士達は、ようやく瘴気渦巻くポイント地点まで到達した。
瘴気を大気に拡散しないようにしているのだろうか。瘴気との境目には風が空気の膜のようになっており、中はまるで見えない。
時折、魔物の雄叫びが空気をびりびりと震えさせ、勇者達が戦う剣戟の音が壁の奥から聞こえてくる。
結菜と騎士達はドーム状になっている瘴気の塊を見つめ、ゴクリと喉を鳴らした。
「この中に勇者さんと賢者さんがいるんですね……」
「はい」
副団長は険しい目で瘴気の渦を睨んだ。
緊急離脱した時よりも瘴気は量も密度も倍増していた。この中に入るだけで、瘴気への耐性のない我々騎士団は戦闘不能状態に陥ることは確実であった。
正直言って、まだこの中に留まり続けて戦っている勇者と賢者には感服致すところである。普通なら瘴気防御シールド無しで、瘴気の壁の中に立ち入るなど不可能なのである。
普通なら、であるが………。
副団長は瘴気の渦を軽く撫でるように手を差し出す結菜に視線をやった。
慌てて、結菜の注意を促す。
騎士達も彼女の行動を止めようと躍起になった。
腕の中にいるロンも鳴き声をあげる。
「聖女様⁉何をしておられるのです⁉」
『主‼手を引くのだ‼』
「危ないですよ‼」
「瘴気に触れてはいけません‼聖女様‼」
自分を心配する声が飛び交う中、結菜はそれを制するように片手を上げた。
「大丈夫。ちょっと確認したいことがあるの」
目を閉じながら、ザワザワと表面が波打つ瘴気の海の中へ結菜はそっと手を入れた。
瘴気は夜の海のように黒々としており、結菜が手を入れるのを難なく受け止め、トプンッと音をたてた。本当に水の中に手を入れたみたいだ。
「凄い瘴気………。私の手が汚染されそうじゃん…………」
肌を刺すかのようなピリピリした感触がして、結菜は顔を顰めた。絶えず電気が流されている感じである。
そんなことはどうでもいい‼とばかりにぶんぶん首を振る。集中集中。
なんたって、こうやって瘴気に直に触れて鑑定さんに調べてもらいたいことがあるのだから。
(鑑定さん。どう?これどんな感じ?)
《瘴気量52268632。通常の大気と比べても、何万倍にも凝縮されています。風の膜の影響もあり、浄化を施すには中心部まで行くことをおすすめします》
この風の膜は瘴気が多すぎてできたらしく、中心部から浄化をしなければならない。
もし端の方ですればバランスが崩れてしまい、たちまち瘴気が四方に霧散してしまうのだ。
風魔法で散らすのとはわけが違う。町の方や結菜達がいる方まで瘴気が飛んできたらたまらない。
というか、ここまで瘴気が多いので浄化は必須。浄化するにはやはりこの黒い渦の中に入らなくてはならないし…………。
う~ん。困った。実に困った。結菜は手を引き抜き、頭を抱えた。瘴気を食らった自分の右手に回復魔法をかけて、無理やり治す。
黒く染まりかけた手がみるみる元に戻った。
「こんな中に勇者さん達いるの?瘴気汚染酷いんじゃ………」
『大丈夫なはずだぞ?そもそも勇者と賢者には世界樹を介して加護がかけられているはず。お主もだ、主』
結菜は思わず腕の中で包まっているロンを見た。
「えっ⁉そうなの⁉」
『うむ。選定を受けた特別な人間だけが、瘴気と魔物に対する対抗手段を手に入れられるのだ。世界の言葉と瘴気汚染完全防御機能とかだな。聖女の聖魔法はユニークスキルだが』
「………何そのロボットみたいな機能は」
確認のためにステータス画面を開きながら白い目で返す結菜の言葉に、『ろぼっと?』と首を傾げるロン。
まぁ、また主の癖だろうと疑問を押しやり、ロンは話を続けた。
『とにかく、選定すると瘴気の汚染受けにくくなり、受けても大丈夫な身体に変化するらしいのだ。しかし、同じく選定を受けている主でさえ汚染を受けるほどの瘴気だとはな………。いくら勇者と賢者が世界の言葉である程度防御していてもキツイかもしれぬな。それに、その中に対策も加護も無い騎士団と我は入れば危険なのだ……………』
「うん、そうだよね。結局瘴気防御シールドは持ってくるわけにはいかなかったし………………」
う~むと考え込む結菜とロン。
後ろから騎士達はハラハラとその二人(一人と一匹)を見守っている。
「あっ、いい案思いついた‼」
ぱっと顔をあげて、結菜はその案を口にした。
回復魔法をロンや騎士達にぶっ放しながら進むのもありだと思ったが………
「「「「「そんなの聖女様の負担になります‼やめてください‼」」」」」
………うん、全力で拒否られた。
では最上級の風魔法をぶっ放すのはと提案すると………
「「「「「それこそやめてください‼」」」」」」
………青い顔でさらに全力で拒否られた。いや、そんな必死に首を振らなくても……。
鑑定さんの補助付きだから失敗はしないはずなのになと結菜は検討違いなことを思っていた。
(ん~。本当にどうしよ…………)
《従魔と騎士に聖魔法《瘴気汚染軽減》を使用するべきです。あくまで軽減ですが、効果はあります。同時に瘴気汚染も浄化をする必要性があります》
困った時こそ鑑定さん。結菜は失念していたと反省した。
ナイスである。流石鑑定さんだ。疑問及び問題解決には欠かせないね‼いや本当にマジで‼
鑑定さんには頭が上がらない結菜であった。
《魔力消費量が多いですが使用しますか?尚、魔力∞であるとはいえ、魔力を使用し過ぎると精神に負担がかかります。浄化後に急な眠気に襲われる可能性もあります。それでも使用しますか?ー Yes · No》
……酷なことを聞くな。
でも、浄化後なら瘴気も浄化できているし魔物も倒した後だろう。
それならば、眠くなったってなんとか大丈夫だ。
鑑定さんの問いに「もちろんYesで‼」と結菜は答える。
《了解。聖魔法《瘴気汚染軽減》を任意で発動します。…………完了しました。聖魔法の継続のため、逐次魔力が消費されます》
どっと魔力が流れる感覚がする。どうやら成功したみたいだ。
「ん。これで良し‼」
満足気に振り返る。
「今、私が聖魔法で《瘴気汚染軽減》をかけたから、一応瘴気防御シールドくらいは瘴気防げるようになったよ。これならこの中に入ってもなんとかなると思う。まぁ、完全に汚染を防げるかはわからないけどね」
と言った途端、至る所から歓声が沸き起こった。
騎士達は高揚した。
無理か、と諦めもあった中でのこの結菜の発言である。興奮するなと言うのが無理な話……。
「よし‼これから瘴気の中に突入し、勇者様と賢者様を助ける!行くぞ‼」
「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」」」
副団長の大声に騎士が叫び声とも取れるほどの声をあげる。相変わらず皆気合い十分だ。
草原に響き渡る彼らの声を聞きながら、結菜はロンにひそひそと頼んだ。
「ロン。ちょっとだけサイズ大きくなれる?真のサイズよりも小さめでさ。ほら、私が乗れるくらいの大きさに」
『む?なれるぞ?………なぁ、主』
「ん?何?」
『まさか……。まさか………‼』
わなわな震えるロン。いきなりどうしたのかと心配そうに結菜はロンを目線の所まで抱き上げた。
『まさか、主が我に乗るのか⁉』
ガバッと顔をあげて聞いてくるロンに結菜は頷いた。
「あ~。嫌だった、かな?」
不安気に見つめる結菜。
しかし、返答は予想していたものとは全くの別物であった。
『何を言っておる‼主を我の背中に乗せて走れるのだぞ⁉そなたを主と認めてから何度そうしたいと願っておったか‼嫌だと?まさかそんなことなど埃の大きさほども思っておらぬわ‼町中では大きくはなれぬし、無理はなかった。町人に見られるわけにはいかなかったからな。だがしかし‼許可がついに今出るとは‼そう、今こそ望みを果たす時‼我はそなたを乗せてこの草原を駆け抜けるのだ‼』
「……あっ。はい」
繰り広げられるロンのトークに呆気に取られる結菜。
どれだけ我慢していたのだろうか。最終的には悪役顔負けの笑い声をあげる始末。
右から左へと耳の中を駆け抜けるロンの声。……相当我慢していたようだ。
結菜の目が遠いどこかを見つめる。……合掌。
ロンのマシンガントークに結菜は今度からは適度に散歩に行って、その望みを叶えてあげようと固く決意した。それは揺るぎない決意であった。…………合掌。
副団長に促され、一瞬緩んだ空気を立て直す結菜。
爛々と目を輝かせながら、結菜が乗れるほどのサイズになったロンに結菜は乗った。乗り心地は凄く良かった。バランスも取りやすい。うん、これからもロンにはお世話になろ。
「ロン、よろしくね‼」
結菜は今からとこれからと言う意味を込めて笑いかけた。
ロンも嬉しそうだ。しっぽがリズミカルに揺れている。
こうして、結菜と騎士達はなんだかんだ言って瘴気の壁の中へと一歩を踏み出した。
武者震いとどことなく溢れる独特な高揚感を感じながらも、進んで行く一団がここにあった。
草が枯れ果てた草原の中心部まで移動してきた結菜と騎士達は、ようやく瘴気渦巻くポイント地点まで到達した。
瘴気を大気に拡散しないようにしているのだろうか。瘴気との境目には風が空気の膜のようになっており、中はまるで見えない。
時折、魔物の雄叫びが空気をびりびりと震えさせ、勇者達が戦う剣戟の音が壁の奥から聞こえてくる。
結菜と騎士達はドーム状になっている瘴気の塊を見つめ、ゴクリと喉を鳴らした。
「この中に勇者さんと賢者さんがいるんですね……」
「はい」
副団長は険しい目で瘴気の渦を睨んだ。
緊急離脱した時よりも瘴気は量も密度も倍増していた。この中に入るだけで、瘴気への耐性のない我々騎士団は戦闘不能状態に陥ることは確実であった。
正直言って、まだこの中に留まり続けて戦っている勇者と賢者には感服致すところである。普通なら瘴気防御シールド無しで、瘴気の壁の中に立ち入るなど不可能なのである。
普通なら、であるが………。
副団長は瘴気の渦を軽く撫でるように手を差し出す結菜に視線をやった。
慌てて、結菜の注意を促す。
騎士達も彼女の行動を止めようと躍起になった。
腕の中にいるロンも鳴き声をあげる。
「聖女様⁉何をしておられるのです⁉」
『主‼手を引くのだ‼』
「危ないですよ‼」
「瘴気に触れてはいけません‼聖女様‼」
自分を心配する声が飛び交う中、結菜はそれを制するように片手を上げた。
「大丈夫。ちょっと確認したいことがあるの」
目を閉じながら、ザワザワと表面が波打つ瘴気の海の中へ結菜はそっと手を入れた。
瘴気は夜の海のように黒々としており、結菜が手を入れるのを難なく受け止め、トプンッと音をたてた。本当に水の中に手を入れたみたいだ。
「凄い瘴気………。私の手が汚染されそうじゃん…………」
肌を刺すかのようなピリピリした感触がして、結菜は顔を顰めた。絶えず電気が流されている感じである。
そんなことはどうでもいい‼とばかりにぶんぶん首を振る。集中集中。
なんたって、こうやって瘴気に直に触れて鑑定さんに調べてもらいたいことがあるのだから。
(鑑定さん。どう?これどんな感じ?)
《瘴気量52268632。通常の大気と比べても、何万倍にも凝縮されています。風の膜の影響もあり、浄化を施すには中心部まで行くことをおすすめします》
この風の膜は瘴気が多すぎてできたらしく、中心部から浄化をしなければならない。
もし端の方ですればバランスが崩れてしまい、たちまち瘴気が四方に霧散してしまうのだ。
風魔法で散らすのとはわけが違う。町の方や結菜達がいる方まで瘴気が飛んできたらたまらない。
というか、ここまで瘴気が多いので浄化は必須。浄化するにはやはりこの黒い渦の中に入らなくてはならないし…………。
う~ん。困った。実に困った。結菜は手を引き抜き、頭を抱えた。瘴気を食らった自分の右手に回復魔法をかけて、無理やり治す。
黒く染まりかけた手がみるみる元に戻った。
「こんな中に勇者さん達いるの?瘴気汚染酷いんじゃ………」
『大丈夫なはずだぞ?そもそも勇者と賢者には世界樹を介して加護がかけられているはず。お主もだ、主』
結菜は思わず腕の中で包まっているロンを見た。
「えっ⁉そうなの⁉」
『うむ。選定を受けた特別な人間だけが、瘴気と魔物に対する対抗手段を手に入れられるのだ。世界の言葉と瘴気汚染完全防御機能とかだな。聖女の聖魔法はユニークスキルだが』
「………何そのロボットみたいな機能は」
確認のためにステータス画面を開きながら白い目で返す結菜の言葉に、『ろぼっと?』と首を傾げるロン。
まぁ、また主の癖だろうと疑問を押しやり、ロンは話を続けた。
『とにかく、選定すると瘴気の汚染受けにくくなり、受けても大丈夫な身体に変化するらしいのだ。しかし、同じく選定を受けている主でさえ汚染を受けるほどの瘴気だとはな………。いくら勇者と賢者が世界の言葉である程度防御していてもキツイかもしれぬな。それに、その中に対策も加護も無い騎士団と我は入れば危険なのだ……………』
「うん、そうだよね。結局瘴気防御シールドは持ってくるわけにはいかなかったし………………」
う~むと考え込む結菜とロン。
後ろから騎士達はハラハラとその二人(一人と一匹)を見守っている。
「あっ、いい案思いついた‼」
ぱっと顔をあげて、結菜はその案を口にした。
回復魔法をロンや騎士達にぶっ放しながら進むのもありだと思ったが………
「「「「「そんなの聖女様の負担になります‼やめてください‼」」」」」
………うん、全力で拒否られた。
では最上級の風魔法をぶっ放すのはと提案すると………
「「「「「それこそやめてください‼」」」」」」
………青い顔でさらに全力で拒否られた。いや、そんな必死に首を振らなくても……。
鑑定さんの補助付きだから失敗はしないはずなのになと結菜は検討違いなことを思っていた。
(ん~。本当にどうしよ…………)
《従魔と騎士に聖魔法《瘴気汚染軽減》を使用するべきです。あくまで軽減ですが、効果はあります。同時に瘴気汚染も浄化をする必要性があります》
困った時こそ鑑定さん。結菜は失念していたと反省した。
ナイスである。流石鑑定さんだ。疑問及び問題解決には欠かせないね‼いや本当にマジで‼
鑑定さんには頭が上がらない結菜であった。
《魔力消費量が多いですが使用しますか?尚、魔力∞であるとはいえ、魔力を使用し過ぎると精神に負担がかかります。浄化後に急な眠気に襲われる可能性もあります。それでも使用しますか?ー Yes · No》
……酷なことを聞くな。
でも、浄化後なら瘴気も浄化できているし魔物も倒した後だろう。
それならば、眠くなったってなんとか大丈夫だ。
鑑定さんの問いに「もちろんYesで‼」と結菜は答える。
《了解。聖魔法《瘴気汚染軽減》を任意で発動します。…………完了しました。聖魔法の継続のため、逐次魔力が消費されます》
どっと魔力が流れる感覚がする。どうやら成功したみたいだ。
「ん。これで良し‼」
満足気に振り返る。
「今、私が聖魔法で《瘴気汚染軽減》をかけたから、一応瘴気防御シールドくらいは瘴気防げるようになったよ。これならこの中に入ってもなんとかなると思う。まぁ、完全に汚染を防げるかはわからないけどね」
と言った途端、至る所から歓声が沸き起こった。
騎士達は高揚した。
無理か、と諦めもあった中でのこの結菜の発言である。興奮するなと言うのが無理な話……。
「よし‼これから瘴気の中に突入し、勇者様と賢者様を助ける!行くぞ‼」
「「「「「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」」」」
副団長の大声に騎士が叫び声とも取れるほどの声をあげる。相変わらず皆気合い十分だ。
草原に響き渡る彼らの声を聞きながら、結菜はロンにひそひそと頼んだ。
「ロン。ちょっとだけサイズ大きくなれる?真のサイズよりも小さめでさ。ほら、私が乗れるくらいの大きさに」
『む?なれるぞ?………なぁ、主』
「ん?何?」
『まさか……。まさか………‼』
わなわな震えるロン。いきなりどうしたのかと心配そうに結菜はロンを目線の所まで抱き上げた。
『まさか、主が我に乗るのか⁉』
ガバッと顔をあげて聞いてくるロンに結菜は頷いた。
「あ~。嫌だった、かな?」
不安気に見つめる結菜。
しかし、返答は予想していたものとは全くの別物であった。
『何を言っておる‼主を我の背中に乗せて走れるのだぞ⁉そなたを主と認めてから何度そうしたいと願っておったか‼嫌だと?まさかそんなことなど埃の大きさほども思っておらぬわ‼町中では大きくはなれぬし、無理はなかった。町人に見られるわけにはいかなかったからな。だがしかし‼許可がついに今出るとは‼そう、今こそ望みを果たす時‼我はそなたを乗せてこの草原を駆け抜けるのだ‼』
「……あっ。はい」
繰り広げられるロンのトークに呆気に取られる結菜。
どれだけ我慢していたのだろうか。最終的には悪役顔負けの笑い声をあげる始末。
右から左へと耳の中を駆け抜けるロンの声。……相当我慢していたようだ。
結菜の目が遠いどこかを見つめる。……合掌。
ロンのマシンガントークに結菜は今度からは適度に散歩に行って、その望みを叶えてあげようと固く決意した。それは揺るぎない決意であった。…………合掌。
副団長に促され、一瞬緩んだ空気を立て直す結菜。
爛々と目を輝かせながら、結菜が乗れるほどのサイズになったロンに結菜は乗った。乗り心地は凄く良かった。バランスも取りやすい。うん、これからもロンにはお世話になろ。
「ロン、よろしくね‼」
結菜は今からとこれからと言う意味を込めて笑いかけた。
ロンも嬉しそうだ。しっぽがリズミカルに揺れている。
こうして、結菜と騎士達はなんだかんだ言って瘴気の壁の中へと一歩を踏み出した。
武者震いとどことなく溢れる独特な高揚感を感じながらも、進んで行く一団がここにあった。
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