壁尻少女マリアンヌは美少年の××に逆らえない

白つくし

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Case 2:見せつけオナニー

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「先輩ッ!おまんこしましょう!!」
「―――ぅん?」


 壁にハマったあの日から、マリアンヌとミシェルの関係はすっかり変わってしまった。
 二人は風紀委員である。週に何度か放課後校内巡視するのだが、ミシェルはほぼ毎回マリアンヌを捕まえ、「おまんこ日和ですよ、先輩」なんて語尾にハートが付きそうな口調で意味の分からない事を言いながら、例の部屋に連れていくのだ。
 どこに隠れていても捕まる。逃げようとしても捕まる。追跡魔法でもかけられてるんじゃないかと思うほどだ。
 そして毎回タイミングよく現れる例の部屋。以前「この部屋ってなんなの?」と聞いたところ、
「僕が作りました。この部屋には僕と先輩しか入れません。作った部屋はどの場所からもアクセスできるので、ドアさえ作れば僕の家からでも入れますよ。……あっ、いつかここに住んでほしいなぁって思っていまして、部屋の改装頑張ってるんですよぉ」
―――と恐ろしいことを言われたのだが、冗談だと信じている。

 あと、ミシェルからのプレゼントをこっそり売り払っていたことは、しっかりとバレていた。


「―――先輩、2年前に渡したブローチ、どこにやったんですか?……あぁ、去年あげた時計もありませんね。どうせ質屋でしょうけれど……いくらでしたか?」
「ぁ、ん、あっ、ごめんなっさいっ!いじわるっ、しないでぇ、お尻ぺんぺんいやぁ」
「酷いひとだなぁ。僕のこと、なんだと思ってたんですか?他の男とペアなんて組みやがって」
「ぅあっ、無理っ、おまんこっこわれちゃうっ。ごめんな、さいっ、ただの後輩、としか、思って…んあっ、ひゃんっ」
「―――へぇ、ただの後輩のペニスでこんなによがり狂って。気持ち悪い。おまんこビショビショですよ」
「おまんこっ、あっんぅ、ジュポジュポされるの、後輩おちんぽ気持ちいいッ」
「うわ、潮吹いた。ねぇ先輩、床汚れちゃったじゃないですか。ペニス咥えたまま四つん這いになって自分の粗相の後始末してくださいね。あっもしペニス抜けちゃったらこの格好で廊下に出てもらいますから。先輩のはしたない姿、みんなに見てもらいましょう!涎ダラダラ垂らして腰を振りながらペニスを咥える先輩!最高のおまんこ先輩ですね!」
「っいやぁ、お掃除するからっ、舐める、から、やめてっ」
「―――それとも男子トイレの壁とここをつなげて、見ず知らずの男たちに、先輩のおまんこ可愛がって貰いますか?先輩、おまんこ気持ちよくしてくれる雄だったら誰でもいいんですよね?色んな男にオナホ扱いされて、好き放題使われて、誰のものか分からないザーメンでドロドロになった先輩……。おまんこ開ききっちゃって、もう元に戻れないですよ」
「やだっ、やだっ、おちんぽっ、ミシェルのだけ、んぅうっ、舐めてるからぁ、許して、何で酷いこというのぉっ」
「僕、先輩のこと大好きですよ。―――ただ、5年も放っておかれちゃうと……何だか憎らしくなってきちゃって。僕のせいで沢山ひどい目に遭ってください、先輩」


 ―――なんて言われながら、休日をいいことに、一日中犯されたこともあった。結局床掃除(もう二度とやらない)で許してもらい、部屋の外に出ることはなかった。
 一見か弱そうなこの後輩美少年は、5年の月日を経て歪みに歪んでしまったらしい。5年前に気づいていたら彼はもっとノーマルだったんだろうか……。
 しかし、普段からドギツイことをしてくるのかというと、そうでもなかった。
 マリアンヌが読書中や生理で体調不良の時は一切手を出さず、むしろ世話を焼いてくれる。口では酷い目に遭ってほしいとか言いつつも、本当に酷いことはしてこない。
 セックス時の言葉責めと病み発言さえなければ、ミシェルは好条件の恋人なのではないかと思ってしまうほど、マリアンヌは絆されかけていた。












 今日もいつもの如くドナドナされている最中である。ミシェルはドアを開き、いつもの部屋にマリアンヌを案内する。


「せーんぱい、さぁどうぞ。今日も勉強お疲れ様です。お腹空いてますよね?まずは腹ごしらえとしましょうか」
「いい匂い……」


 部屋に入ると、ダイニングテーブルと椅子が二つ並んでおり、そこには温かそうな料理が並んでいた。

 ――実はこの部屋、初めて入った時と比べて規模が大きくなっている。
 初めは本棚がずらりと並ぶ、ただの部屋だった。次第に靴を脱ぐ玄関ができ、トイレや浴室、果てはキッチンや寝室に繋がるドアまで作られていた。一つの家のようになっているのだ。

(いつか私がここに住む話……あれってマジなのかしら……)

 家の中は日を重ねるごとに快適になっている。しかし外へ繋がるドアはミシェルしか使えない。とどのつまり『レッツ監禁生活☆』というわけだ。段々とこの話が現実味を帯びているようで、めちゃくちゃ怖い。
 ミシェルに真意を確かめたい気もするが、藪蛇になりそうで未だに聞けずにいる。


「あら、このポトフ美味しいわね。ハンバーグもとても好みだわ」
「えへへ、良かったです。先輩のために頑張って作りました。あっ、お義母さんに先ほど連絡して、今日は僕の家に泊まるって言っておきましたよ」
「え?……あ、ありがとう」


(ミシェルと私の両親、いつから接点あったのかしら……え、お義母さん?)

 未婚の娘が男に家に外泊……しかもしょっちゅう。普通ヤバいと思う。親としては怒るどころの騒ぎじゃないというのに、マリアンヌの両親は怖いくらいいつも通りだった。何なら「ミシェル君によろしくねぇ~」と母が手土産を持たせてくれたりする。

 何故だ。

 ――――ところで、最近我が家の羽振りが良くなっている気がするのだが考えすぎだろうか。
 父が新しい魔道具を購入し、母はぼろきれの様だったドレスを新調し、弟は新しい杖を買いニコニコしていた。
 あれ、私の家って貧乏じゃなかったかしら?えっ何で食卓にステーキが出てくるの?何で新しい本をすんなり買ってくれるの?
 そう聞くマリアンヌに対して、家族はみんな、口をそろえて言うのだ。
「ミシェル君を大切にね」
 ―――と。
 あまり深く考えないようにしよう。外堀を埋められているような……気がするだけだ、うん。


 作ってもらった料理を美味しく食べていると、ふとデザートのプリンに違和感を抱いた。


「ミシェル君―――」
「もう先輩ったら!僕の事はミシェルでいいですよ」
「分かったわ。ミシェル、美味しいご飯をありがとう。ところでプリンに乗ってる白いソース、これって何?」
「あぁこれはですね、僕の精液ですよ」
「―――ぇ」
「先輩のことを考えながら、シコシコぴゅっぴゅっ出しましたっ。僕のザーメン味わってくださいね」


(う、うわぁ…そんな趣味まであったのね……)

 悪びれもなくそういう後輩に、ドン引きしてしまう。
 ミシェルはニコニコしながら、さぁどうぞと精液プリンを差し出してくる。


「ぇ、い……嫌よ、そんなプリン」
「えぇっ嫌なんですか!??なんでだろ、僕のザーメンいつも喜んで飲んでくれてるじゃあないですか!!」
「っ、あれはっ!あんたが私の喉に無理やり突っ込むからでしょ!?飲まないと誤嚥しちゃって苦しいのよ!」
「えー、嘘だ。飲んだ後、お口開いて『おちんぽミルク、美味しかったわ♡』って言ってくれたじゃないですか!」
「あーあー聞こえない!!うるさいわねっ!それも全部あんたが言わせたやつじゃないのっ」
「ぅ、酷いです。僕は先輩に素直になってほしくて、そうしただけなのに……。っ、ズビッ」
「えっ……ちょっと、何で泣くのよ」


 顔を歪ませ、大きな瞳をうるうるさせながら、テーブルの真向かいでえぐえぐと泣き始めるミシェル。
 艶のある銀髪にブルーサファイヤの瞳は天使を連想させ、そんな彼を泣かせてしまっているという現状にうろたえてしまう。泣いている彼は女の子にしか見えない。

(こうしていると、私がミシェルを虐めているみたいじゃないの……)


「ねぇ、私が悪かったわ。ミシェルは純粋に、私に精液を食べさせたかったのね?」
「……っ、うん」
「でもね、食事に精液は嫌だわ。精液は食べ物じゃないでしょ?」
「ぅん、でも、マリィは美味しいって……」
「美味しいとご飯は別よ。もう絶対にしないでね」
「……わかった。ごめんなさい……」


(純粋に精液を食べさせたいってなんだろう……)

 目を真っ赤にしながら涙を拭うと、彼はズビビと鼻をかんだ。
 普段は敬語の彼は、本気で泣いたり激しいセックスの最中は子どものような話し方になり、マリアンヌの事を『マリィ』と呼ぶようになる。そうなるとマリアンヌはもう逆らえなくなってしまうのだ。素直に謝り、上目遣いでこちらを覗いてくる彼は小動物を連想させ、たいそう可愛らしい。

(ミシェルにそう呼ばれちゃうと弱いのよね……。こう、母性本能がくすぐられるというか……)

 なんて考えながら、この食ザープリンをどうしようかと思案する。
 考え込むマリアンヌをよそに、ミシェルは顔を赤らめもじもじとし始めた。


「マリィ、もうしないから、もっとプリンにザーメンかけてもいい?」
「――――――え」


 そう言うとミシェルは椅子から立ち上がり、マリアンヌの椅子の横に立つとボロンとペニスを取り出した。
 そそり立ったペニスからはカウパーが出ており、とろぉと下へと垂れてしまっている。


「えっ、ちょっと、まって」
「マリィ、マリィ……。ほらっ、みて、マリィを見ているだけで、こんなに我慢汁出ちゃったよっ。今からマリィの事だけ考えてシコシコするからみて、ねっ」
「っ……ミシェル、やめて、いやっ」
「ダメだよマリィ、ちゃんと見て。僕のペニスがマリィに見られてピクピクしてるよ。マリィのドスケベおまんこでコスコスして欲しくて切なくなってるよぉ」


 ミシェルは見せつけるようにペニスをマリアンヌに近づける。そのままゆっくり片手で陰茎を包み、擦り始めた。先端からぷっくり出ているカウパー液を掬い取り、ペニス全体に塗り広げていくように手を動かしているせいで、クチュクチュと音が出る。


「っ、んっ、マリィっ、僕がペニス、シコシコしてるとこっ、みてっ。マリィのこと犯したくて、孕ませたくて、ガチガチになってるよぉ」
「いゃっ……」
「マリィの前でっシコシコ、気持ちいいよぉッ。腰動いちゃうっ、マリィに種付けしたくてっ、手を動かすたびにジュポジュポいっちゃってるっ。マリィっ、マリィ…っ」


(私のせいで……こんなになっちゃったの……?)

 顔を紅潮させ、切なそうに必死に手を動かすミシェルから、マリアンヌは目を離せないでいた。
 至近距離で自慰行為されているせいで、ペニスから滴るカウパー液がぴゅっぴゅっ、とマリアンヌの制服に飛び散る。ペニス独特のいやらしい臭いが、辺り一面に充満している。
 マリアンヌはゴクリと唾をのむと、ミシェルのペニスに手を伸ばしかけて……寸でのところで抑えた。

(っ、だめよ、ここで手を出しちゃ……でも、私でビキビキになっちゃってるおちんぽ、口まんこで慰めてあげたい……っ)

 マリアンヌの恥部は触ってもいないのにヌルヌルになり、下着は愛液でぐっしょり濡れてしまっていた。もじもじと足を擦りつかせて、欲を逃そうと努力する。マリィに手を出さず、一人で気持ちよくなっているミシェルに対し、キュンキュンと胸が痛んでしまう。

(おちんぽミルク、だめっ、外に出しちゃダメッ、私の中じゃなきゃいやぁっ)


「あっ、マリィっ、手ぇ止まんないよぉっ。マリィが見てるのにっ、ペニス気持ち良すぎてっ、腰カクカクしちゃうっ、ジュポジュポ、イっちゃうっ、マリィが見てる前でッ、イっちゃうよおっ」


 ミシェルは一層ペニスを激しくこすると、ビクッ、ビクッと震え、精液をダイニングテーブルへと飛ばした。ミシェルの狙い通り、プリンの中に出したての精液がビチャっとかかり、いくらかはその周りに飛び散った。
 ハァハァと胸を上下させ息を荒げているミシェルを見ると、マリアンヌは堪らなくなり、ペニスを優しく掴むと咥えてしまった。

 ジュポッ!ジュルルルルルツ!と激しい音を立てながら、ペニスに残っている精液を吸い上げる。
 どろっとした苦い液体が喉をゆっくり通り、嗚咽しそうになりながらもしっかり吸い取った。
 
(ミシェルのおちんぽ美味しいっ。おまんこがキュンキュンして悦んでるッ)


「マリィ、ん、お掃除フェラしてくれるの、嬉しいな」
「ミシェル、ジュポッ、っん、もうこれから外に出しちゃダメよ。ミシェルのおちんぽミルクは、全部私に出しなさいッ」
「うん……うんっ!分かった!」
「さっきあなたが出したものも全部舐めてあげるっ、から、見てなさいっ」


 マリアンヌはテーブルに覆いかぶさるようにして前かがみになると、木目調のそれに舌を這わせ始めた。飛び散った精液を見つけ、一つひとつ丁寧になめとっていく。遂には椅子の上に膝を乗せ、腰を突き出しながら舐め始めてしまった。


「わぁ……マリィ、犬みたいだよ。それに、おまんこの方からえっちな臭いがするよ……やっぱり。スカートの下ぐちょぐちょだよ。何も触ってないのに、僕のオナニーみてこんなに濡らしちゃったの?発情して、我慢できなくなって、ペニスにしゃぶり付いちゃったの?」

「ねぇ、さっきの言葉、忘れないからね。これからずーっと、僕の精液はみんなマリィのものだよ。マリィの中でしか出さないからね。勝手にオナニーなんてしないから。僕の好きな時に、マリィはおまんこ差し出すんだよ?いいね?」
「ぅん、っわかったわ……いつでも使ってちょうだい……」


 テーブル上の精液を舐め終わったマリアンヌはプリンを食べ終わると、「ご馳走様、ミシェル」と笑い、
「ねぇミシェル、わたしのおまんこ、ミシェルのおちんぽが欲しくってヒクヒクしてるの。寝室に行きましょ」
と足を広げて見せた。









「おちんぽっ、おちんぽきたぁッ、ミシェルのガチガチおちんぽっ、私のせいでおかしくなっちゃったおちんぽっ、気持ちいよぉッ」
「マリィッ、っ、マリィのおまんこ、すっかり僕のペニスの形になっちゃったよっ、もう僕以外の雄じゃ満足できないからっ」
「ぁっ、やぁんっ、ミシェルだけのっ、だからっ、他のおちんぽなんていらないっ、ミシェルだけっ」


 寝室に入るや否や、ミシェルは己のペニスをマリアンヌの陰部に宛がい、にゅぷんと挿れた。発情し蕩けきったマリアンヌの蜜壺はいともすんなりとペニスを受け入れ、むしろヒクヒクとペニスの来訪を悦んでいるようだった。
 じゅっぽじゅっぽと激しい水音が寝室に響く。快楽に身を委ねたマリアンヌは、恥ずかしい喘ぎ声を止めることが出来なかった。


「そうだよっ、他の誰にも渡さないから…っ、マリィは僕だけのものなんだから、これからもずっとっ」
「ひゃんっ、ミシェルのおちんぽジュポジュポっ、本気のジュポジュポっ、気持ちいいよぉっ、おまんこ汁止まんないよぉっ」
「マリィ、僕のお嫁さんになってッ!本気の子作りセックスっ、しようよっ」
「なるっ!ミシェルのお嫁さんになってっ、しゅるっ、子作りセックスっするぅ」
「今からザーメン出すよっ、マリィの中にっ、中出しするからねッ」
「ぁんっ、んん、出しなさいっ、私のおまんこに、ビュクビュク出してッ」


 そういうと、ミシェルは強く腰を押し付けながら、ビュクビュクとマリアンヌの中で果てた。
 じゅぽん…とミシェルがペニスを抜くと、マリアンヌの蜜壺からは、たっぷりの精液がクポクポと流れ落ち、シーツに染みを作っていた。












「せーんぱいっ、嬉しいです。やっと僕のお嫁さんになってくれるんですね!?」


 事を済ませたミシェルは、いそいそと嬉しそうにベッドから動けないマリアンヌの身体を温かいタオルで拭き、彼女に水を手渡した。セックスの後始末はいつもミシェルが嬉々としてやってくれるのだ。
 マリアンヌはうとうとしながら、腹をくくらねば、と決意した。


「その……せんぱい、じゃなくていいわよ」
「……え?」


 ミシェルはパッと顔を上げ、マリアンヌの顔を覗き込む。


「敬語も使わなくていいし、……マリィって呼んでちょうだい」
「…………いいの?」
「何驚いてるのよ。お嫁さんにしてくれるんでしょ?だったら敬語とか不自然じゃない」
「ぁの、その……マリィ、は、僕の事―――」
「……っ好きじゃなかったら、こんなに身体許してないわよ」
「っ、僕、本当はっ、マリィに嫌われてるんじゃないかって」
「―――あぁもう。好きよ、ミシェル。5年間、気づいてあげられなくてごめんなさい。最初にセックスした時も、そんなに嫌じゃなかったのよ」
「嬉しいです……っ!今まで諦めないでいて、本当に良かったぁっ」


 ミシェルは花が綻ぶように笑うと、マリアンヌに抱き着いた。すりすりと首元に顔を埋め、マリアンヌに聞こえない声で「誰も殺さずにすんで本当に良かった」と呟いた。


「――――――マリィのご両親への挨拶は済んでいますし、明日僕の両親に会ってください。結婚式の日取りも決めましょう。マリィは学校あと一年あるけれど、卒業したいですよね。ちゃんと卒業して、僕の所にきてくださいね」
「ちょっと、気が早すぎなんじゃあ……」
「ダメです。5年も待ったんです。もう待てません」
「あっ、子どもは…?できたらどうするの?」
「タイミング次第ですけれど、在学中でしたら休学ですかね…。まぁこの学園、学生妊娠多いみたいなので……学園側と相談して、一緒に決めましょうね」
「…………わかったわ」


(やばいのに捕まっちゃった……もう逃げられないわね、私)

 初めに襲われたときから、なんとなくそんな予感はしていた。何より、純潔主義のこの世界。初めに手を出された時点で、ミシェルに責任を取ってもらえなければ、一生独身コースが確定していたのだ。まぁ初めから誰とも結婚する気はなかったけれども。

 精々今できる事といえば、







「私のこと、大切にしてくださいね、旦那様」


 いかに夫の手綱を握り、快適な人生を送るかということだけである。
















【人物紹介&補足】
◆マリアンヌ・シュヴァリエ
 次の日婚約指輪を買いに行き、夜はミシェルの両親と初顔合わせした。意外と適応能力が高い。外堀は埋められていたモノの、ミシェルの支援のお陰で家の家計は潤い、父親の仕事が軌道に乗り始めたため、割と感謝している。ミシェルの事を好きだと自覚してからは少しずつ素直になり、ミシェルが戸惑うまでに成長する。
 最近ミシェルが慌てふためく姿を可愛いと思うようになり、あの手この手でミシェルを誘惑するようになった。

◆ミシェル・マイヤー
 思った以上にすんなり事が運んでびっくり。手を汚さず正規ルートでマリアンヌを手に入れられて、にっこりほっこり。『壁尻生成魔法』が進化して、『どこでも部屋生成魔法』になった。いつかマリアンヌを自分だけの部屋に閉じ込めたいなぁと思っているため、監禁ルートに行くかどうかは今後のマリアンヌの手腕にかかっている。
 最近マリアンヌが可愛いので人生楽しい。
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