異世界帰りの憑依能力者 〜眷属ガチャを添えて〜

Jaja

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第6章 シークレット始動

第111話 ギルドの見回り

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 「じゃあこれからもよろしくー」

 浄化の魔道具を受け取ってから、狭間探知の魔道具についての進捗を軽く聞いてから、その場を後にする。今は素材を色々弄って、丁度良い素材を探してる最中みたいだ。是非素晴らしい発明をして欲しいもんだね。

 「えーっと。小窓を作れる様な生産者ってなんだ?」

 細工師とかか? 錬金術師とかでも出来る?
 いや、鍛治師でも出来そうだな。
 適当に声を掛けてみるか。

 「今ちょっと良い?」

 「はい! 使徒様のお願いとあらば、なんでもやらせてもらいますよ!!」

 声を掛けたのは三十代ぐらいの男。
 絡繰師っていう面白い能力を持っていて、なんか面白そうだから採用した。
 こういう能力者は主に工場で重宝されてるみたいなんだけどね。

 なんでこの人に声を掛けたのかのは、特に理由はない。適当に歩いてたら目に入ったからだ。
 絡繰師でも作れるかなと思って。
 って事で早速お願いしたら、結構簡単に短時間で出来るみたいなので、すぐにやってもらう事にした。

 「ここにお願い」

 「了解です。遅くても一時間ぐらいで出来ると思います」

 一時間か。じゃあここで待っておこうかな。
 取り出したるはPS○。
 今はモンハ○シリーズにハマっているんだ。
 現行機に比べると画質は荒いし、動きもカクカクきてやりにくいけどそれが良い。
 ソフトが回るシャーって音が懐かしい。

 2ndGを今は俺とガチャ組の4人で昨日から始めた。早速今日の夜はみんなで狩りに行くんだ。
 楽しみです。公英は指が大きすぎるせいで、操作にかなり苦労してたけど。

 「にゃにゃ?」

 「ここはあなた様の通り道になる予定なんですよ。楽しみにしてて下さいね」

 俺がラウンジのソファに座って、チャカチャカとゲームしてると、ポテが何をしてるんだと絡繰師の男に絡んでた。あいつは人見知りとか一切しないな。人を嫌ってる様子もなさそうだし。公英以外は。

 「あ、浄化の魔道具」

 今のうちに設置しておこう。
 思い出した時にやっておかないと忘れちゃいそうだ。



 「出来ましたよー」

 「にゃー!」

 浄化の魔道具を設置し終わって戻ってくると、丁度完成した所だった。
 ポテが早速ラウンジとリビングを行ったり来たりして楽しんでる。

 「うむうむ。良い仕事をしてくれたね」

 「本当にシンプルな感じで良かったんですか? てっきり俺に頼まれたから面白い仕掛けを期待してるのかと」

 いや、本当にお前に頼んだのは偶々なんだ。
 面白い仕掛けとやらも気になるけど、それはまた次の機会に。

 「さてさて。次は広報へ」

 エレベーターに乗って広報部署がある階層へ。
 浄化の魔道具の売り出しについて相談したい。

 「きゃるるん!」

 「んん?」

 まだ人が少ないからガラガラだなぁと思いつつ、テクテクと歩いてると、アイドル娘がいた。
 この子は確か本当は内向きの子なのに、アイドルの能力でかなり無理してキャラを作って頑張ってる子だ。
 きゃるるんってどういう意味かな? もしかして挨拶なのも?

 「久しぶりだな。早速撮影か?」

 「は、はぃぃ。第二回面接の宣伝をする予定ですぅ…」

 声ちっさ。
 さっきのきゃるるんはなんだったんだよ。
 驚いた声だったのかも。

 「ふむ。ついでだから見て行こうかな」

 「ひえぇ。勘弁してくださぃぃ」

 どんな感じか気になるし?
 ここはギルドの長として確認せねばなるまい。
 決して面白そうって思ってる訳じゃないんだぜ。


 それからはアイドル娘がギルド内を歩きつつ、みんなの働きっぷりをきゃぴきゃぴしながら紹介するのを眺めていた。カメラマンは非能力者の人なんだけど、真顔でアイドル娘を見てるのは凄いなぁと思いました。

 それが終わると浄化の魔道具を売り出したいと相談。すると人が足りないとお小言を言われた。
 すみません。現状でも結構手が足りてないみたいなんですよね。

 「能力者でも非能力者でもいいんで、事務仕事やこういう仕事を経験した事がある人をそれなりの人数雇ってほしいです」

 広報部門を任せてるいかにも仕事が出来ます風のお姉さんにお願いされました。
 面接を前倒しして始めるか? 応募と面接を同時進行しようかね。面接官なら俺でも出来るし。
 うん。お姉さんからの圧力も怖いしそうしよう。

 逃げる様にその場を後にして、ギルド内の色々な部署を回っていく。
 そこでみんなに言われるのは人が足りないという事だった。ギルド規模と人数が全く合っていないと。
 すみません。ここまで忙しくなると思ってなかったんです。急いで人員を補充させて頂きます。


 「フン! フン! フン!」

 どこに行っても怒られそうだったので、ジムにやってきた。みんな忙しくしてるからか、ガランとしていて、公英が貸切状態で筋トレをしていた。
 見てるだけで暑苦しい。あそこだけ湿度が高そうだ。

 「むっ! 団長ではないか!! 団長も筋肉を育てにきたのか?」

 「いや、俺は筋トレしない派なので。自然についた筋肉でやりくりさせてもらいます」

 「それはいかん!! 筋肉はこの世の全てを解決すると言っても過言ではないのだ!! みよ! この大胸筋を!!」

 過言だよ。それで解決するなら、地球は今頃マッスルモンスターしかいないよ。
 だから、胸をパンプさせて見せないでほしい。
 俺は男の胸を見て喜ぶ趣味はないんだ。
 
 
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