銀色の魔女は黒騎士の手の平で踊る

くろなま

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act11.黒蛇の憂鬱

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帝国第2皇子ニコライ・ガングート・アレクサンドル・パーヴェル・インペラートルは、憤っていた。

自分を袖にした銀色の魔女――プーシュカ・イヴァノヴァ・エフスターフィイの冷淡な目が、頭から離れない。

(くそ、魔女め…たかだか侯爵令嬢が、生意気な!)

溌剌とした金髪をぐしゃぐしゃと掻きまわし、フーッ、と長い溜息を吐く。
(折角この私が求婚してやったというのに、あそこまで頑なとはどういうわけだ)
社交界の花形であり、一度姿を現せばどんな婦女子も、貴婦人でさえも自身に夢中になる。
これ程までに蔑ろにされたのは初めてだった。

(流石はキーロフのというわけだ。なるほど、確かに手強い)

皇族であるニコライと、遠縁の関係にあるオルラン公爵家の嫡男キーロフ…そしてその弟ユーリーとは、古くからの幼馴染の関係である。
だが、キーロフはニコライの腹違いの兄・パーヴェルと仲が良い。
オルラン家は第一皇子派パーヴェル第二皇子派ニコライのどちらの派閥にも属していないが、キーロフとの関係上、第一皇子寄りと見て間違いないだろう。

(あの悪辣トカゲめ…こうなると解ってずっと表に出さずに隠しておいたな)

プーシュカ…エフスターフィイ家の『銀色の魔女』については、皇族の中でもたまに話題に上る。
祭典の際でも髪や顔を隠していた。
滅多に社交界へは出ず…中には数度顔を合わせている貴族もいるが、自分が参加する会にはまず出てこない。

…その為、まともにその姿を確認したのは今日が初めてだった。

あの美しさには、確かに心が揺れ動かされた。
濡れる様な銀の髪、人形のように整った顔立ち。
そして、…年齢に似つかわしくない、一歩間違えれば下品とも呼べるほど蠱惑的な身体つき。
銀髪銀目というお伽噺の風習さえ鑑みなければ傾城と呼んでも申し分ない。
あれが一度誘えば、断り切れる男はいないだろう。

―――銀髪銀目でさえなかったら。
そう思えばこそ、彼女は正しく銀色の魔女足り得ている。
実際にあの査問会での様子はどうだっただろうか。
男だけでなく女も…誰もが彼女に見惚れ、会場の誰もが彼女の言葉に耳を傾けた。
心を掴まれかけた。…ニコライ自身でさえも。

ニコライはソファのひじ掛けに腕を置いて、くっ、と笑う。


本物の魔女でないにしろ、あの求心力があれば。
『銀色の魔女』が皇族に傅いたとなれば、瞬く間に国民の支持も得られるだろう。

そして何より、ずっと目の上のこぶだったあの爬虫類の鼻を明かせる。

公爵位の癖に―――兄と共に自分を…兄の代替品と見下し、嘲笑う。
ニコライは幼少の頃よりキーロフが…頭のてっぺんからつま先まで性根の悪さを隠そうともしないあのトカゲ男がずっと目ざわりだった。
あのさえいなければ、第一皇子パーヴェルも増長しなかっただろう。

そのキーロフトカゲが執心している魔女・プーシュカ。
――昔から度々話題に上っていたキーロフが唯一心を寄せる魔女を、この手で攫ってやったらどんな顔をするだろう。
それを想像するだけで心が躍る。
あの女が自分に傾倒する様を見せつけながら膝を折らせてやれば、どれだけ爽快だろうか。

それに何も、キーロフだけに固執することはない。
あの魔女だってそうだ。

あの人目を惹く容姿で、男を誘う毒婦のような体をしていながら…あのいかにも生娘らしい真面目なあの態度はどうだろう。
腹黒トカゲがあの魔女に一切手を出していないようであるのが驚きだが、処女であるならば猶の事好都合だ。
生意気なあの目を、澄ました顔を、屈辱で歪ませてやりたい。
屈服させ、従順に傅かせ、思うままにその体でもって欲望の限りを尽くして――解らせてやりたい。

そうして、あの女を傍に侍らせながら王位につく。
正妃になどはしない。
そもそも自分には婚約者候補が沢山いる。――あの魔女プーシュカに比べればいくらか見劣りはするが、決して悪くはない女どもだ。なんなら全員後宮に置いてやっても構わない。

だからこそ、自分に散々心を傾けさせた上で…魔女以外を正妃に選び…捨てないでと頭を下げさせ、懇願させる。


―――なかなか悪くない未来予想図だ。

ニコライは一人、個室の中で楽しそうに笑う。


キーロフの弱点でもあり、そして大いに使い道のある魔女。
自分が兄を押し退けて王位につくためにも、それを逃さない手はない。


(必ずモノにしてやるぞ、待っていろよ魔女め!)












ガィン!と、金属のぶつかる鈍い音がする。

軍門の家系であるオルラン公爵家の上邸宅…その中庭は決して煌びやかなものではない。

土で均され、土嚢が詰まれ。的が壁に並び、長方形に囲む線が引かれている。
つまるところ、訓練場である。


そこには二つの黒い影と、それを驚きつつもはらはらと眺めている兵士たちの姿があった。

「ハァ…、ハァ…っ、…、…っ、…もう一度!」

全身で大汗を流しながら、鉛で出来た刃のない剣を握り…膝をついているのはキーロフだった。
その姿にはいつもの、悪意の含んだ余裕さはない。
貴族としての姿でもなく、年相応の…どちらかといえば、壁に立ち向かう一人の男の姿だった。

その壁として目の前に立っているのは、汗一つ流さず、同じように鉛の剣…ただしこちらは刃渡りが短い…を持って棒立ちになっているユーリーだ。
こちらはいつも通りだが、ひどくやり辛そうにコキコキと首をひねっている。

「あ、荒れてるなあ…」

柔和な…年よりも若く見られる童顔のユーリーは、更に困ったように眉根を寄せる。

「い、いつもより筋が読みやすい。集中、してないし…き、今日はもう、や、やめといたら…」
「もう一度。…どうせお前、暇だろう」

キーロフはにこりともせず、ただきっと、弟を睨みつけた。
「そ、そりゃまあ…ひ、暇、…だけど」
再び剣を構え、振りかぶってくるキーロフの鉛剣を静かに受け止める。
片手で、いくつか重ねてくるフェイントすらも意に介さず簡単にいなして流す。

「お、俺だって、教導で疲れて…」
「お前を!疲れさせる!奴が!帝国の!お飾り護衛隊!なんかに!…いるわけっ、…ないだろ!」
ガィン、ガィン、と、鉛の剣が撃ち合う音が響く。
キーロフの鋭い猛攻に眉ひとつ動かさず、後退しつつもその腕だけが最低限…迫りくる剣筋に合わせていた。
反撃はしない。

「まあ、そ、そうだけど…別の意味で、つ、疲れるし…」
既に疲弊しているとはいえ、衰えはしていない鋭い剣筋をユーリーは首を傾げながら捌いていく。

傍から見れば、大人に対する児戯の戯れのようにしか見えない。
それでも周囲…少なくとも、日々鍛錬を積んでいる兵士たちからは驚きの声が上がっていた。

「俺…キーロフ様が剣握るの初めて見ましたけど…キーロフ様もとんでもなくお強いじゃないですか!ユーリー様がところ、初めて見ました…」
若い兵士が、壮年の兵士に声をかける。
「そりゃあ、仮にもあのラザレフ将軍のご嫡男だぞ。元々、剣の才だって将軍もお認めになるほど申し分のない方なんだ」

そんなキーロフが騎士隊を率いずに伯爵位を継承し、内政に従事した理由はただ一つ。

「ユーリー様さえいらっしゃらなければ…って奴ですか。はあー、複雑ですねえ」

――規格外としか言いようがない弟・ユーリーの存在だった。

「幸いキーロフ様は非常に頭の回る方だ。ご自身の強みも弱みも…良く理解しておられる」
壮年の兵士が残念そうに肩を落とす。
「一軍の将ならば…まあ部下からの視点からいえば、全体を見通せる視野をお持ちのキーロフ様の方が理想ではあるのだが…ユーリー様があまりに規格外すぎた」
「ユーリー様が弟だったら、って考えたら…俺だったらゾッとしますよ。あんな化物相手によく兄貴なんてやってられますね」
「それだけ兄は兄で、別の意味で化物だということさ。ご本人は否定してらっしゃるが…あの年で何もかも割り切れるのは、そうはいないぞ」
「成程ねえ…さすがはオルラン公爵家のご子息殿たちってことですね」
若い兵士の感嘆に、壮年の兵士は複雑そうに髭を撫でた。



兵士たちの休憩も終わりそれぞれの持ち場について…たった二人になった頃。
漸く気が済んだのか、それとも本格的に動けなくなったのか…どちらにしろ、キーロフがようやく剣を手から離すと、女中がすぐに両者へ手ぬぐいと冷たい水を持ってきた。

「ありがとう。…ああくそ、せめて両腕使わせたかった」
一息に飲み干して上半身を脱ぐ。女中が懸命に、キーロフの汗をぬぐった。
「お、俺に両足…使わせるだけでも、相当だけどね。い、いつもだったらもっと厄介」

同じように水を飲みながらも、手ぬぐいの必要がないユーリーを見てキーロフは苦笑する。
ユーリーの彼らしからぬその言葉は、決して自信や傲慢からくるものではない。
はっきりとした事実であり…実際に剣を交えた相手にしてみれば、嫌味にすらならない。

…それほどの怪物であることをキーロフは…ユーリー自身よりも、吐き捨てる程知っている。

勿論ユーリーはキーロフに対して、実力差からの手加減はしても過剰な配慮はしない。
キーロフの猛攻には両足を使わざるを得ず、それだけキーロフの剣技が…現役のオルラン騎士たちと比較しても卓越していることは紛れもない事実だった。

それを知っているからこそキーロフも弟の言葉が真実であり、その賞賛を素直に受け取ることができた。


「今、お前に両足使わせるのは俺を入れて何人?」
「ええと…6、7人くらい?オルラン騎士団うちだけなら」
「両手は?」
「戦場でなら使うよ」
その言葉に、キーロフはハハッと笑う。
少なくとも一対一で、帝国にユーリーに両手を使わせるに値する人間はいない、という事らしい。
尤も、帝国最強と謳われるオルラン騎士団で…キーロフを入れても6、7人しかいないという事を鑑みれば―――オルラン騎士団の水準がおかしいのか、それとも他が弱すぎるのかは不明だ。
女中たちを下げさせ、天を仰ぐ。

「…つくづく、お前の兄貴で良かったよ」
キーロフが笑うと、ユーリーも嫌そうに笑う。
「…お、俺だって。…キーロフだけは、て、敵に回したくない」

ほどほどに熱が冷めると、キーロフが柔軟を始めた。
ユーリーもそれに倣って柔軟を始める。

「ニコライの奴、どうしてやろうか」
キーロフが切り出すと、ユーリーは溜息を吐く。
「や、やっぱり…原因は、それか…」
「俺にそれ以外何があるっていうんだ。あの自意識過剰坊ちゃん、とうとう俺に喧嘩売りやがった」
キーロフは口を歪ませながらゆっくりと体を伸ばす。
「だ、だったら…いじめなきゃ、良いのに。あ、あれは相当、恨んでる…」
「だってあいつ生意気だし」
「こ、皇族…」
寧ろよくキーロフこいつは今まで無事だったな…とユーリーが顔をこわばらせながら笑う。
「流石に今度ばかりは笑って済ませる話じゃないからなあ…」
「で、でも…見た目も良いし、性格だって悪くないし…もし仮にプーシュカが、…その…で、…殿下を選んだら、その時は…その、どうする?」
ユーリーの言葉に、キーロフはあれ?と首を傾げる。
「ああそっか…お前、気付いてなかったんだっけ。ニコライあいつは帝国史に名前を乗せても良いクズだぞ?」
「えっ?」

血を分けた兄に対して悪いとは思うが、それでも帝国で一番の嫌われ者であるキーロフが言う程のクズがこの世に存在するのか…と、ユーリーは驚かずにいられなかった。
それを察したのか、キーロフは苦笑する。

「そうだな…クズは訂正するよ。俺はクズだけど、あいつは下衆だ」
「そ、それは…どう違うんだ?」
更に困惑するユーリーに、キーロフは簡単だ、と笑う。
「俺はプーシュカの味方だけど、あいつはプーシュカの敵」
その答えに、
(プーシュカ味方だけどね…)
と心の中で呟いたあと、ユーリーは軽く苦笑する。
「な、成程、それなら…こ、心が痛まなくて済む」
つかえが取れたように綻ぶユーリーにキーロフも内心、『お前も大概だけどな』と毒づく。

ただ、プーシュカという一人の少女の為に。
オルラン兄弟は…その為だけに狂えるのだから。


キーロフはふと、初めてオルラン家にやってきた頃の銀髪の少女の―――懐かしい姿を思い浮かべる。

初雪と共に現れた雪の妖精。
雪解け水のように澄んだ鈍銀色の瞳。
幼いながらも毅然とした態度、しっかりとした言動。
どこからどうみても人形のように、完成された美しさ。

――そういえばあの頃から、少女は全てにおいて他と違っていた。

「会いたいなあ。…行く?」
「…き、今日は確か、グロース夫人と、は、初めての…お茶会だから…」
「ああ、そっか…それは邪魔したら怒られそうだ」

たった一人で懸命に闘っていた少女にできた、初めての同性の友人。
今頃はきっと、とても楽しそうに笑っている事だろう。

いつも隣にいるのが当たり前だった存在がふといなくなる…そういった寂しさを感じる。
二人の肩に、風が通り抜けた。

「夕食にはプーシャを呼ぼう。ここ一週間くらい会ってないから顔が見たい」
「た、確かに。…や、屋敷に居る間はず、ずっと一緒だったから…」
「仕方ない。夜までひと眠りするか」
鍛練という――大義名分の下のサボりを終えて、うーん、と伸びをした後。
キーロフはいつもの…不気味な笑顔を浮かべた。
「え、いや、し、仕事は?」
目を丸くするユーリーに、キーロフはふあ、と欠伸をする。
「それは明日の俺がやる。…今日はもう化物が暴れたせいで疲れた」
「暴れてない…」

化物の自覚があるらしいユーリーははあ、と溜息を吐く。

「ウチの家令は優秀なんだ、そこまで仕事は溜まってないよ」
「可哀想に…」
ふと、ユーリーはキーロフの領地…その実務を取りまとめる優秀な家令の顔を浮かべる。
押し付けられた大量の仕事に追われて、恐らく盛大にキーロフの文句を言っているだろう。

「その分、俺がこうして帝都に居る間は奴含めた使用人たちも大いに羽を伸ばせる。…いい主人とはそういうものだろ?」

鬼の居ぬ間になんとやら。
冬から初夏にかけて、貴族たちは社交期のため帝都に集まる。
監視する人間がいないのだから、家人たちもその分どうにも気も弛んでしまう。
…が、ありていに言ってしまえば主人が戻ってくるまでに『きちんと』しておけばいいのだ。
自分がいない間に留守を預かり、雑務をこなし『無事』であればそれでいのだから、主側としてもそれをわざわざ非難する理由はない。
見て見ぬふりをしてやるのも、主人の努めである。

そもそも社交期の間は季節のせいもあり、差し迫って必要な仕事というのは少ない。
――それでもその分あちこちで冬の間に起きた問題が重なり、領地へ戻ってきた主人の元に、山の様に降って湧いてくるのだが。

それが解っているからこそキーロフは社交期の間、全力でだらけると決めている。
キーロフにとって社交期とは、自身の主である実父の目からも逃れられる貴重な時間なのだ。


「―――なるほど、つまりお前たちは暇なのだな」

キーロフとユーリーの会話に…威厳のある低い声が混ざる。

ばっと二人が視線をあげると…背後には、黒髪で背の高い、壮年の男が立っていた。
鍛え上げられた体躯はがっしりとしていて、その顔には歴戦を潜り抜けた厳しさが漂っている。

ラザレフ・アレクサンドル=ウシャコフ・オルラン。
帝国における北方オルラン領を治める公爵であり、そして帝国最強の軍事力を有する英雄。
そして悪名高きオルラン兄弟の実父である。

「ち、ち、…父上!」

二人は瞬時に立ち上がり、華麗に敬礼の姿勢をとる。
それは見事なまでに―――シンクロしていた。

うん、と頷いて休むようラザレフが命じる。
「久しぶりだな…キーロフ、ユーリー」
査問会の時は実質、顔を合わせていても一言も交わさなかった為、言葉を交わすのは久しぶりだ。

「…公爵閣下におかれましては、領地の査察で各地を回る為に帝都を立たれた筈では?」
苦々しげに笑うキーロフに、ラザレフが厳しい視線を送る。
「こういう時でないとお前たち、領地でもなかなか顔を見せないだろう。すぐ戻らねばならん」
「でしたら、お見送り致します。馬車の手配は私が急ぎますので、どうぞユーリーとごゆっくり」

父の相手を押し付けられたユーリーは、キーロフを恨みがましい目で睨みつける。
キーロフが古めかしい礼を取ると、ラザレフは軽い溜息を吐いた。

「相変わらずだな…ところでプーシャはどうした?一緒じゃないのか」
きょろきょろと辺りを見回し、ラザレフは首を傾げた。
「プーシャならエフスターフィイの屋敷ですよ。査問会で出来た友人とお茶会だそうです」
キーロフの返答に、少々気落ちしたように眉を下げる。

「そうか。ほんの少し見ない間にまた綺麗に…立派になっていたから、ディア―ナに…それとイヴァンとアヴローラにも様子を話してやろうと思ってな。そうか、流石に愛想つかされたか…まあ無理もないか…」

イヴァンとアヴローラというのは、プーシュカの両親の名前だ。
これ見よがしに溜息をつく父親に、キーロフがにっこりと笑顔を浮かべる。
「いえ父上。夕方、食事に誘おうと考えていたのです。ご予定が合わず残念ですね」
「それはいい。私も出立を明日にしよう」
「「えっ?」」

驚いて声を上げたのはキーロフだけでなく、ユーリーも一緒だった。

「…何か問題が?」
「い、いいえ、ち、父上。…その、う、嬉しくて…?」
取り繕うようなユーリーの返答に、ラザレフはにい、と、どこかで見たことのある意地悪い笑顔を浮かべた。
「そうか、それは何よりだ。父も嬉しいぞ」
はは…と乾いた笑いを浮かべるユーリーの肩を叩く。

「それなら早速エフスターフィイに使いを出すとしよう。折角だ、それまで久しぶりにお前たちの成果を見てやろう――鍛練中だったんだろう?」
にんまりと笑う父に、二人は心の中で「糞ジジイ…」と毒づいた。
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