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2.お腹いっぱいの恋
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しおりを挟む電気は消したくせに、ちょっとそこまでだからと鍵をかけなかったのは迂闊だった。しかし現金は金庫にしまわれているし、そのほか金目のものは店内に置いていないはずだ。
景はカフェ「ファウスト」の厨房から外へ繋がる、いわゆる勝手口のドアを開けると、恐る恐る中を覗いた。果たしてそこには、何者かが佇んでいる。
こちらに背を向けているから、顔は分からない。だが随分と華奢で細い、どうやら侵入者は女性のようだ。泥棒と決めてかかり、きっと風体の怪しい大男などが待ち構えているだろうと予想していた景も、これには驚いた。
侵入者は奥にどんとそびえ立つ業務用冷蔵庫の前に進み、扉を開けた。そのあとはなにをするでもなく、ぼーっと突っ立っている。細い体に冷気を当て、動こうとしない女のその様は、乱暴者、狼藉者とは違う類の恐ろしさがあった。
冷蔵庫内の明かりに照らし出された女を観察してみれば、上下はジャージ、靴はスニーカーという出で立ちである。そんなラフな格好でありながら、野暮ったく感じないのはなぜなのだろう。ジャージはジャージでも、パンツの裾がやけに短いからだろうか。
しかし不気味な印象は拭えない。ボサボサの長い髪や、板のように薄い背中には生気が感じられず、女は幽霊のようだった。
――こ、こわい……!
女を見ているだけで、景の背筋はゾクゾクと寒くなってくる。しかし放っておくわけにもいかず、第一あんな風に冷蔵庫を開けっ放しにされては電気代が勿体ないし、食材も痛むだろう。
だから勇気を振り絞り、近くの壁にあった蛍光灯のスイッチを入れた。
「な、なにをしてるんですか!?」
勝手口をばーんと開け放ち、厨房に突入すると、しかし女は驚くでもなく冷蔵庫を閉めて、ゆっくり振り返った。
化粧をしていない青白い顔に、目の下の隈が目立つが、女の肌は滑らかだった。そして人形のように端正なその顔は――。
景は驚きのあまり、目を見張った。
「花憐ちゃん!?」
カフェ「ファウスト」に忍び込んでいたのは、人気モデルの水谷 花憐だったのだ。
「私……。私、おかしくなっちゃった……。もうダメなの」
花憐の大きな瞳から、つっと涙が零れ落ちる。
「お腹が減って、減って、おかしくなりそう。食欲を抑えられない! 頭がおかしくなりそうだよ……! 今まで平気だったのに! 絶対、食べちゃいけないのに! 太ったらダメなのに!」
一息に叫ぶと、花憐はわっと泣き出し、その場にしゃがみ込んでしまった。
景もどうしていいか分からず、立ちすくむ。
やがて背後の勝手口から、男が二人入ってきた。
「やっぱりここへ来たか。その女は、ここの食いもんが大好物だからな。よしよし、俺様の呪いがだいぶ効いているようだな。我が『暴食』の呪いが」
「えっ、呪い……!?」
そうか。このハエ男改め、ベルゼブブのしわざなのか。
同僚が「ストーカーではないか」と疑うくらい、ベルゼブブは最近頻繁に「ファウスト」に現れては、花憐を見張るような行動をしていた。今夜だって、花憐を探していたらしいし。
「あんたが花憐ちゃんを苦しめてるの!?」
問いただすつもりで振り返ると、しかしベルゼブブは先ほどの得意げな台詞とは裏腹に、沈痛な面持ちをしていた。
「えっと、あれ……?」
振り上げた手の持って行きどころをなくして、景は困ってしまう。とりあえずハエ男を責めるのは後回しにして、花憐の手を取り、立たせた。
「大丈夫? とりあえず、こっちへ……」
泣きじゃくっている花憐を客席へと案内し、いつものカウンターに座らせてやる。
空調は切っているから、店内は少し肌寒かった。特に花憐が着ているような、薄手で丈の短いジャージではつらそうだ。しかし景も、制服のブラウスとスカートしか身に着けていない。
「あの、ティンカー・ベル……」
「ん」
言い終わる前に、ティンカー・ベルはジャケットを脱ぎ、寄越してくる。景は花憐の肩に、それを掛けてやった。
「今、温かいものを持ってくるから、ちょっと待っててね」
花憐に言い置いてから、景は悪魔たちを伴い、厨房へ戻った。
「そういう仕事なんだから、しょうがねえだろうが……」
まずは言い訳から入ったベルゼブブは、多少なりとも罪悪感を抱いているようだ。そしてそのような態度を取られるときつくは責められない、お人好しな景である。
「あの、詳しく話してくれない?」
「俺もティンカー・ベルと同じだ。人間と契約したんだよ。依頼主の望みは、あの女――水谷 花憐を醜くしろ、表舞台から引きずり下ろせってな。だから花憐に、俺の得意な『暴食』の呪いをかけてやったんだ。飢えて飢えて、飯が食いたくてたまらなくなって、挙句ブクブク太るようにな!」
ベルゼブブはヤケ気味に笑い出した。
「そんな、ひどいよ! 誰がいったい花憐ちゃんに、そんなことを!?」
「神戸 あすなっていう、クズ女だ。有名人らしいから、お前も知ってんじゃねえのか?」
個人情報が云々などと話を逸らされるかと思ったが、ベルゼブブはあっさり口を割った。この悪魔に、倫理観や忠誠心はないらしい。
「あすなちゃん……!?」
神戸 あすなは、水谷 花憐と同じくファッション雑誌『mau mau』で活躍するモデルである。シャープで洗練された雰囲気が売りの女の子で、柔らかな印象の癒し系である花憐と人気を二分していた。
神戸 あすなが悪魔と契約し、花憐を陥れようとするなんて。そんなドロドロしたひどい話が……しかしまあ悪魔が絡んでいることを除けば、ありがちな話ではある。
「うーーーーん……」
景は助けを求めるようにティンカー・ベルを振り返るが、こっちの悪魔は人間同士の怨嗟渦巻く話に興味はないようで、いつの間にか小さなクマの姿に変わり、作業台の上の調味料などをいじっている。
「こら、いたずらしたらダメだよ」
小さな子を諫めるようにクマの手を掴みながら、景は思い出した。――この青い手が探し当てた、ネットの書き込みを。
『モデルのK.Mは、食べたもの吐いてるんだょ。ぁたし、吐きダコ見たもん。顔が可愛くないから、せめて痩せないとって感じかな。悲惨だょね☆』
まさかあれを書いたのは、神戸 あすななのだろうか。
例えそうでなくても、花憐に対し悪意を持っている人間は、確かに存在するのだ。
そんな奴らから謂れのない中傷を受けても、妬みを買っても、花憐は一生懸命頑張っている。
それなのに……。
「ねえ、呪いをかけるなんて、やめてあげてよ。花憐ちゃんが可哀想だよ!」
「で、できねーよ!」
景に詰め寄られ、ベルゼブブが窮していると、青いクマの姿のティンカー・ベルが助け舟を出した。
「大蔵田 景。契約者、つまり神戸 あすなが納得しない限り、悪魔は一度した契約を勝手に放棄できないのだ」
「そんな……!」
ぬいぐるみのような青いクマは、景からベルゼブブに目線を移した。
「ところで、ベルゼブブ。今回の報酬はなんだ?」
「魔法少女あっぷる☆まっぷる、DVDコンプリートボックス、初回生産限定版だ!」
ベルゼブブが自慢気に答えると、景は眉をひそめた。
「アニメ!? そんなもののために、花憐ちゃんを苦しめるわけ!?」
「そんなものだと!? てめえに価値が分かんのか!? ああ!? オークションにも出てこない、マニア垂涎の逸品だぞ!?」
ベルゼブブは鼻息荒く言い返してくる。景は引き気味になりながら、疑問を口にした。
「アニメのDVDでしょ? なんでそんなものを、あすなちゃんみたいなリア充ぽい人が持ってるの?」
「なにしれっと偏見を発表してんだよ……。登場人物の声をあすなが演じて、その流れでもらったらしい。受け取ってからそのまま仕舞いこんで、埃をかぶってたみたいだがな。だから未開封だ。これはとんでもないお宝だぞ!」
ベルゼブブの小さな目は輝き、だがすぐに曇った。
「それによ、お前……。あの花憐って女、あのままで良かったと思うか? 俺はこの仕事を引き受けてから、あの女をずーっと監視してたんだけどよ……」
それはやはり、ストーカーというやつではないのか。
景とクマは揃って白々と、ベルゼブブを見詰める。自分に向けられた視線の温度がやけに低いと焦ったのか、ベルゼブブは弁解を始めた。
「あくまでも常識の範囲内でだぞ! 部屋の中まではついて行かねえし!」
「当たり前でしょ!」
「雑にゆるゆると見張ってて、だからまあ、今日はうっかり見失っちまったんだけどよ……」
ベルゼブブはムスッとしながら話を続けた。
「花憐はよ、本当にちょっとしか飯を食わねえんだ。生きるのに必要な最低限のカロリーをきっちり計算して、それ以上は絶対に口にしねえ」
「ストイックだね……」
「二週間に一度だけパンケーキを食べることを、自分に許している」。
そう語ったときの花憐を思い出して、景は胸が苦しくなった。
ベルゼブブの言うことが本当なら、花憐はパンケーキを食べる楽しみを味わうために、どれだけの空腹に耐えたのだろう。
「でもよ、それでいいのか? そりゃ、食うことだけが人間の幸せってわけじゃねえだろうさ。けどよ、花憐は、本当は甘いものが大好きなのに……。それを我慢して、我慢して我慢して、そこまでしてるのに、誰かに勝手に恨まれてよ。まだ若いのに、そんな人生でいいのかって。それでも、花憐が満足しているならまだいいさ。でも――」
「花憐ちゃんは今の生活に満足していないの?」
つらいダイエットを頑張るのだって、華やかなモデルを続けるためだろう。しかし肝心のそれに、花憐はやり甲斐を感じていないというのか。
景が尋ねると、ベルゼブブは口をへの字に曲げて頷いた。
「モデルの仕事は楽しんでるみたいだぜ。ただちっと名前が売れちまったからな。つまんねえ仕事が舞い込んできて、だが断る権利は、花憐にはねーんだ。テレビで頓珍漢なコメント言わされたり、興味もなんもねえ分野のレポーターやらされたり。スケベな関係者にセクハラされるわ……。ま、今の花憐は、ちょっと見た目がいいだけの、ただのモデルだからな。芸能界での使い道も、あんまねえんだろうけど」
「……………………」
「花憐も自分の立ち位置がよく分からなくなっていて……。だからあいつ、心の病気になる一歩手前だぜ」
雑誌で見かける花憐は、様々な服を華麗に着こなし、楽しそうに笑っていた。プライベートでも、パンケーキを美味しいと言ってくれて、だから景はますます仕事を頑張ろうと励ましてもらったのに。
みんなを幸せにしてくれる素敵な女の子が、実はとても苦しんでいたなんて。
「全然知らなかったよ……」
俯いた景は、作業台でもそもそ動く青い手に気づき、ぱしっと叩いた。
「もう、さっきから! おとなしくしてなさい!」
先ほども叱ったというのに、未練たらしく青いクマは、なにかを狙っている。それは――先ほど作ったばかりのおにぎりだった。
花憐はもう泣いてはいなかった。背を丸めてうなだれている彼女の前に、景は皿を差し出す。
皿の上には二つ、おにぎりが乗っている。その横にインスタントの味噌汁と、ほうじ茶も置いてやった。
「残りもので悪いけど、よかったら食べて」
カウンターテーブルに並べられた食事を目にした途端、花憐はびくっと体を震わせた。
「ダメだよ、太っちゃう」
血色の悪い顔をして拒むものの、花憐の目はおにぎりから離れない。ベルゼブブの呪いが効いているなら、彼女の空腹は凄まじい度合いになっているはずだ。きっと喉から手が出るほど、なにか食べたいだろう。
「ちょっとでも太ったら、仕事が来なくなるよ……」
語尾が掠れたかと思うと、花憐の瞳には再び涙が盛り上がった。
景は焦る。花憐が苦しそうに泣く姿は、もう見たくなかった。
「あの、あのね! 私、ここで働くまで、なんの取り柄もなくて。でもね、今は前に比べたら、できることが増えたんだ。花憐ちゃんが美味しいって言ってくれるようなパンケーキも、作れるようになったし」
花憐の気持ちを楽にしてあげたい。
花憐は子供のような透き通った目で、景を見詰めている。
変な奴だと思われているかもしれない。それでもいい。景は必死に口を動かした。
「あの、綺麗でい続けるのって、本当に大変だよね。もしもう無理だと思ったら、自分を甘やかしてもいいと思うんだ。これまでお仕事してきた中で身についたものも、いっぱいあるだろうし。それを活かして、新しいことを始めてみるとか。するべき我慢と、しないでいい我慢ってあると思うの……!」
「でも私、なにもできないもん……」
花憐はまたそっぽを向いてしまう。景は花憐の隣に腰掛けると、自分でも驚くほど大きな声を出した。
「そんなことないよ! そのジャージ、すごくかっこいいし! そういうのを見つけ出すセンスも、立派な特技だよ!」
花憐は目を丸くする。やがて力説する景が面白かったのか微笑み、着ていたジャージの胸元を指先で摘んだ。
「これ、前に撮影で行ったセブ島の市場で買ったんだあ。上下で五百円の安物だったけど、肌触りがすごく良くて。ふと思いついて、自分で裾をガバッと上げてみたのね。そしたらすごく動きやすくなって。なんでこういうジャージ、ほかにもないんだろうね?」
「あ、私も欲しいな! お風呂掃除するときとか、裾が邪魔なんだよね!」
部屋着はジャージに限る。
景と花憐は和気あいあいと、家(いえ)ジャー談義に花を咲かせた。
「こういうの、もっとやってみたい。安くて、着やすくて、お洒落な服を作って、みんなに喜んでもらえたら嬉しいな」
「うん、いいと思う!」
「でも今の私だったら、そんなにたくさん、なにもかもはできないよね。雑誌の撮影に行って、テレビに出て、それでおしまいになっちゃう……」
花憐の声からは、胸を詰まらせるような悲壮さは消えていた。
「――もっと勉強しなきゃ」
力強くそう言うと、花憐はおにぎりに手を伸ばした。
「私、炭水化物、大好きなんだあ」
一口ずつゆっくり噛み締めながら、花憐はおにぎりを腹に収めていく。景はほっと胸を撫で下ろした。
「美味しい! これ、高菜と牛肉?」
「うん、そう。うちの店長の得意料理」
厨房と客席の仕切りに立って、悪魔二人はお喋りに興ずる景たちを見守っていた。
「食べたな。まるで童話の、『北風と太陽』のようじゃないか」
強要されても抗うだけ。自らの意志でしか行動しない。そういう人間も少なくはないのだ。
ティンカー・ベルはクマから人型に戻り、目を細めている。
「けっ」
ベルゼブブはつまらなそうに息を吐いたが、すぐに表情を和らげた。
「でもまあ、良かったんじゃねえか? あの花憐って女、俺が呪いの力を強めれば強めるほど、頑なに飯を食わなくなってよ……」
最後は消え入るような声でつぶやく。
「依頼主のことも、報酬も、本当はどうでもいいんだ。俺はただ、あいつに楽になって欲しかったのに……」
小さな薄い唇を噛み締めて、ベルゼブブはおにぎりを頬張る花憐を見詰めている。ティンカー・ベルは彼を茶化すことなく、厨房へ引き上げていった。
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