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繰り返してはいけない
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翌日の朝、テオドールが先に目を覚ました。
ぼーっとした頭でも、夢の事ははっきり覚えている。
テオドールの瞳から一筋涙が流れた。
「・・・・・・」
この指輪は・・・・その時、渡した指輪だったのか・・・・。
未来を約束する指輪だった・・・・。
礼蘭にケガをさせた年の記念日に、あんな事が二度と起きないように・・・。
相手がいる事が眼に見えて分かるように、この指輪を送ったんだ・・・。
やっと、この指輪の記憶が戻った・・・。嬉しい・・・・。
だからこんなに大切だったのか・・・この指輪が・・・・。
礼蘭との未来を約束した指輪だったから・・・・。
「・・・・・・」
まだ眠っているリリィベルを見つめて、その額にキスをした。
これを持って・・・再び俺と出会う為に・・・。
ずっと一緒にいるために、お前は産まれてきたのか?
この世界でも、俺との未来を歩みたいと・・・思ってくれたのか・・・・。
夢は、正に今を映しているようだった。
俺の行動一つで、礼蘭に危険が及ぶ・・・・。
繰り返してはいけない・・・・。
リリィに、傷一つ負わせない・・・。
俺は・・・このままじゃ、ダメだ・・・・。
恨みの一つも礼蘭に向かせてはいけない・・・。
それでも、お前は、俺を愛しているからと・・・笑っていたな・・・。
俺もお前を愛してるから、守りたい・・・。
守りたい・・・。
「・・・・ん・・・・・」
リリィベルがゆっくりと目を覚ました。
「おはよう・・・リリィ・・・・。」
「テオ様・・・・・。」
場所は違っても、大好きな腕の中、リリィベルは幸せそうに笑みを浮かべた。
「・・・眠れたか?」
「はい・・・テオ様のお側ですから・・・。」
「そうか・・・ならよかった・・・・。」
抱きしめる以外に、どうしたらこの愛しい存在を守れるだろう・・・。
この世界に産まれても、きっとするべきことは同じなはずだ・・・。
俺が、ちゃんとしなくちゃ・・・リリィを守れない・・・。
愛だけでは守れない。周りをよく見なくては・・・・。
二度と、繰り返してはいけない・・・・。
「リリィ、昨日は・・・ごめんな。」
「テオ様は、悪くないのですよ・・・?そう言ってくれたではありませんか・・・。
私たちは・・・」
「あぁ・・・これは、お前を泣かせた事の謝罪だ・・・。」
「え・・・・?」
「俺が皇太子である事・・・もっと、自覚を持つべきだった。
お前の事になると・・・我慢できなくなる・・・。」
「テオ様は・・・十分立派ですよ・・・。私を全力で守って下さいます・・・。」
「いや・・・まだまだだ・・・。お前が傷つかないように、もっと大人になるから・・・。
だから、ずっと側に居てくれ・・・。」
「・・・もちろんです・・・。離れません・・・・。」
「あぁ・・・。」
2人が1つになるぐらいに、抱きしめ合った。
離れる事のない番(つがい)は今日も、その身で愛を確かめ合う。
コンコンと扉が叩く音がした。
ベリーがやってきた。朝の支度と朝食だろう。
部屋に招き入れて、リリィベルが支度している間、テオドールはソファーに座っていた。
あの夢を見たのは偶然だったか?
でもおかげで、大切な事を思い出した。
朝食後フランクが部屋にやってきた。
「殿下、皇帝陛下がお呼びで御座います。お二人で移動を。」
「あぁ。わかった。リリィベルを部屋まで送ったら陛下の部屋に行く。」
「畏まりました。」
リリィベルを部屋に送った後、真っ先に皇帝の元へ向かう。
扉の前にいる従者に声をかけ中に入る。
皇帝は、机の前に座っていた。その面持ちは昨日と変わらず険しいものだった。
「陛下、昨日は申し訳ございませんでした。」
「・・・その顔は、何か悟ったようだな。」
「愚かな真似を致しました。申し訳ございません。」
そう言い、皇太子は頭を下げたのだった。
その様子を見て、皇帝は少し笑みを浮かべた。
「皇后が心配していたが、大丈夫そうだな。」
「・・・・申し訳ありません。」
「顔を上げろ、お前たちが悪いわけではない。だが、お前の言動は火に油を注いだ。」
「理解しております。」
「だが、そんなお前に良い情報だ。」
「はい?」
皇帝は一つの葉を机の上に置いた。
それを見た皇太子は首を傾げた。
「・・・これは?」
「これは、お前たちの婚約パーティーでグラスに入っていた毒の原型だ。」
「!!・・・では・・・ロスウェル達が?」
「あぁ、古い図鑑に載っている物で、ロスウェルが具現化したものだ。
ヘイドン侯爵領地に、この毒草は生えている。少量だが、確かだ。
そして、この毒草を危険だからと採取し、集めていた薬師がいた。
その者を昨日捕らえた。今ロスウェルが尋問している。」
「・・・・では・・・・・」
「自分の領地で採れる毒草を使うのは間抜けた話だが、この毒草を知る者は少ない。
そして、これを人知れず採取している薬師。そして、10年前、当時皇后だった皇太后に盛られた
毒と一致し、皇太后の治療に当たった医者は亡くなり、これを扱っていたのはその医者の息子。
元アンフォードの領地にこの毒草はない事も分かって居る。あとは薬師が吐けば。
繋がるであろうな、ヘイドン侯爵に・・・。そして、皇太后へとな。
当時皇太子だった私が裁いた皇后毒殺未遂は、皇太后のでっち上げだ。」
「・・・・何故・・・皇太后陛下は・・・・。」
「差し詰め側室を消したかったのだろうな。」
「あ・・・ロスウェルが言っていましたね・・・。前皇帝は、側室を愛していたと。」
「あぁ・・・アドルフにも断られ、皇后になっても側室を持たれ、
おまけに、私を産んでも、側室との間に子供が出来、自分の子が皇太子の座を揺るがされる。
愛情はない。殺したいと思ってもおかしくないだろう。現状を見ると・・・・。」
「そうですね・・・・。」
なんだかとても、悲しい人だ・・・・。
皇太子は初めて皇太后が哀れだった。している事が非道だが、こんなにも愛がない人間が存在すること。
「とにかく・・・今まで通り、調査を続けて証拠を集める。」
「はい、陛下‥」
「昨日の一件で、ヘイドン侯爵も動くであろう‥」
「申し訳ございません‥」
「元々はあやつらが勝手な悪巧みをしたのだ。お前が謝る事じゃない。」
「ですが‥リリィベルが更に‥」
テオドールは顔を曇らせる。
「だから、私達は感情を表に出してはならない。」
「はい‥」
「だが、守るんだ。それだけは折れないだろう。」
「言うまでもありません‥」
「お前を信じている‥オリバンダーの件もあるのだ。
敵は四方から攻めてくるが、己を見失ってはならない」
「‥絶対にリリィは守ります。なんとしても」
その強い意志と、瞳に皇帝は笑みを浮かべた。
「あぁ。期待している。」
泣いていても、嘆いても敵は情けをかけて待ってくれる訳はない。
強くならなければ、大事なものは守れない。
俺は何度も、何度も、昨日よりもっと、強くならなくてはならない。
大事な人に、これ以上傷つけないためにも・・・。
この、指輪に誓って・・・もう一度、愛する人との未来を約束する・・・・。
ぼーっとした頭でも、夢の事ははっきり覚えている。
テオドールの瞳から一筋涙が流れた。
「・・・・・・」
この指輪は・・・・その時、渡した指輪だったのか・・・・。
未来を約束する指輪だった・・・・。
礼蘭にケガをさせた年の記念日に、あんな事が二度と起きないように・・・。
相手がいる事が眼に見えて分かるように、この指輪を送ったんだ・・・。
やっと、この指輪の記憶が戻った・・・。嬉しい・・・・。
だからこんなに大切だったのか・・・この指輪が・・・・。
礼蘭との未来を約束した指輪だったから・・・・。
「・・・・・・」
まだ眠っているリリィベルを見つめて、その額にキスをした。
これを持って・・・再び俺と出会う為に・・・。
ずっと一緒にいるために、お前は産まれてきたのか?
この世界でも、俺との未来を歩みたいと・・・思ってくれたのか・・・・。
夢は、正に今を映しているようだった。
俺の行動一つで、礼蘭に危険が及ぶ・・・・。
繰り返してはいけない・・・・。
リリィに、傷一つ負わせない・・・。
俺は・・・このままじゃ、ダメだ・・・・。
恨みの一つも礼蘭に向かせてはいけない・・・。
それでも、お前は、俺を愛しているからと・・・笑っていたな・・・。
俺もお前を愛してるから、守りたい・・・。
守りたい・・・。
「・・・・ん・・・・・」
リリィベルがゆっくりと目を覚ました。
「おはよう・・・リリィ・・・・。」
「テオ様・・・・・。」
場所は違っても、大好きな腕の中、リリィベルは幸せそうに笑みを浮かべた。
「・・・眠れたか?」
「はい・・・テオ様のお側ですから・・・。」
「そうか・・・ならよかった・・・・。」
抱きしめる以外に、どうしたらこの愛しい存在を守れるだろう・・・。
この世界に産まれても、きっとするべきことは同じなはずだ・・・。
俺が、ちゃんとしなくちゃ・・・リリィを守れない・・・。
愛だけでは守れない。周りをよく見なくては・・・・。
二度と、繰り返してはいけない・・・・。
「リリィ、昨日は・・・ごめんな。」
「テオ様は、悪くないのですよ・・・?そう言ってくれたではありませんか・・・。
私たちは・・・」
「あぁ・・・これは、お前を泣かせた事の謝罪だ・・・。」
「え・・・・?」
「俺が皇太子である事・・・もっと、自覚を持つべきだった。
お前の事になると・・・我慢できなくなる・・・。」
「テオ様は・・・十分立派ですよ・・・。私を全力で守って下さいます・・・。」
「いや・・・まだまだだ・・・。お前が傷つかないように、もっと大人になるから・・・。
だから、ずっと側に居てくれ・・・。」
「・・・もちろんです・・・。離れません・・・・。」
「あぁ・・・。」
2人が1つになるぐらいに、抱きしめ合った。
離れる事のない番(つがい)は今日も、その身で愛を確かめ合う。
コンコンと扉が叩く音がした。
ベリーがやってきた。朝の支度と朝食だろう。
部屋に招き入れて、リリィベルが支度している間、テオドールはソファーに座っていた。
あの夢を見たのは偶然だったか?
でもおかげで、大切な事を思い出した。
朝食後フランクが部屋にやってきた。
「殿下、皇帝陛下がお呼びで御座います。お二人で移動を。」
「あぁ。わかった。リリィベルを部屋まで送ったら陛下の部屋に行く。」
「畏まりました。」
リリィベルを部屋に送った後、真っ先に皇帝の元へ向かう。
扉の前にいる従者に声をかけ中に入る。
皇帝は、机の前に座っていた。その面持ちは昨日と変わらず険しいものだった。
「陛下、昨日は申し訳ございませんでした。」
「・・・その顔は、何か悟ったようだな。」
「愚かな真似を致しました。申し訳ございません。」
そう言い、皇太子は頭を下げたのだった。
その様子を見て、皇帝は少し笑みを浮かべた。
「皇后が心配していたが、大丈夫そうだな。」
「・・・・申し訳ありません。」
「顔を上げろ、お前たちが悪いわけではない。だが、お前の言動は火に油を注いだ。」
「理解しております。」
「だが、そんなお前に良い情報だ。」
「はい?」
皇帝は一つの葉を机の上に置いた。
それを見た皇太子は首を傾げた。
「・・・これは?」
「これは、お前たちの婚約パーティーでグラスに入っていた毒の原型だ。」
「!!・・・では・・・ロスウェル達が?」
「あぁ、古い図鑑に載っている物で、ロスウェルが具現化したものだ。
ヘイドン侯爵領地に、この毒草は生えている。少量だが、確かだ。
そして、この毒草を危険だからと採取し、集めていた薬師がいた。
その者を昨日捕らえた。今ロスウェルが尋問している。」
「・・・・では・・・・・」
「自分の領地で採れる毒草を使うのは間抜けた話だが、この毒草を知る者は少ない。
そして、これを人知れず採取している薬師。そして、10年前、当時皇后だった皇太后に盛られた
毒と一致し、皇太后の治療に当たった医者は亡くなり、これを扱っていたのはその医者の息子。
元アンフォードの領地にこの毒草はない事も分かって居る。あとは薬師が吐けば。
繋がるであろうな、ヘイドン侯爵に・・・。そして、皇太后へとな。
当時皇太子だった私が裁いた皇后毒殺未遂は、皇太后のでっち上げだ。」
「・・・・何故・・・皇太后陛下は・・・・。」
「差し詰め側室を消したかったのだろうな。」
「あ・・・ロスウェルが言っていましたね・・・。前皇帝は、側室を愛していたと。」
「あぁ・・・アドルフにも断られ、皇后になっても側室を持たれ、
おまけに、私を産んでも、側室との間に子供が出来、自分の子が皇太子の座を揺るがされる。
愛情はない。殺したいと思ってもおかしくないだろう。現状を見ると・・・・。」
「そうですね・・・・。」
なんだかとても、悲しい人だ・・・・。
皇太子は初めて皇太后が哀れだった。している事が非道だが、こんなにも愛がない人間が存在すること。
「とにかく・・・今まで通り、調査を続けて証拠を集める。」
「はい、陛下‥」
「昨日の一件で、ヘイドン侯爵も動くであろう‥」
「申し訳ございません‥」
「元々はあやつらが勝手な悪巧みをしたのだ。お前が謝る事じゃない。」
「ですが‥リリィベルが更に‥」
テオドールは顔を曇らせる。
「だから、私達は感情を表に出してはならない。」
「はい‥」
「だが、守るんだ。それだけは折れないだろう。」
「言うまでもありません‥」
「お前を信じている‥オリバンダーの件もあるのだ。
敵は四方から攻めてくるが、己を見失ってはならない」
「‥絶対にリリィは守ります。なんとしても」
その強い意志と、瞳に皇帝は笑みを浮かべた。
「あぁ。期待している。」
泣いていても、嘆いても敵は情けをかけて待ってくれる訳はない。
強くならなければ、大事なものは守れない。
俺は何度も、何度も、昨日よりもっと、強くならなくてはならない。
大事な人に、これ以上傷つけないためにも・・・。
この、指輪に誓って・・・もう一度、愛する人との未来を約束する・・・・。
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