140 / 240
番狂わせ
しおりを挟む
その日の朝、テオドールとリリィベルは2人で朝食をとった。
2人とも目が少し腫れていて、朝から入浴を済ませて目を冷やした。
そしてお互いの顔を見てちょっぴり笑ったのだった。
「今日は視察帰りの休暇だ。2人でずっと一緒にいよう。」
「はい。嬉しいです。」
いつものようにソファーでテオドールはリリィベルを膝にのせて抱きしめご満悦だった。
それはリリィベルも一緒だ。
カタリナとベリーも下がらせ、テーブルにはささやかに御菓子が置いてある。
「リリィ、腫れが引いたな。」
「ふふっ・・テオも。」
テオドールの肩に頭をコテンと乗せたリリィベルは幸せそうに笑みを浮かべた。
けれど、それと同時に胸が痛む。
先程のテオドールの言葉が胸に突き刺さっていたからだ。
命が惜しくないだなんて、本当は言ってほしくない。
それが比喩だとしても、リリィベルには胸が苦しい程愛しく切なかった。
2人で・・・ただ生きていきたいのだ。ずっと・・・・。
だが、しっかりと抱きしめてくれるテオドールの言葉は真実だと思えた。
本気でそう言っている。
「テオ・・・?」
「なんだ?」
リリィベルの髪を一筋指に巻き付けて遊んでいたテオドールにリリィベルは口を開く。
「・・・・あの・・・・。」
「ん・・・?」
リリィベルは、頬を染めて俯いた。
「・・・やっぱり・・・。」
「やっぱり・・・?」
「私たちの結婚式・・・早く・・・出来ませんか・・・・?」
「え・・・?」
恥ずかし気にテオドールを見上げて胸を掴んだ。
「あの・・・一日でも早く・・・。」
「すまない、気にさせちまったか・・・?」
「違いますっ・・・そうじゃなくて・・・・。」
「・・・まずは建国祭があるが・・・・。」
「建国祭が終わったら・・・・。」
「どうしたんだリリィ・・・。」
「出会った夏と言いましたが・・・テオの誕生祭がありますし・・・・。」
「私の誕生日・・・・・。いかがですか・・・・?」
「リリィの誕生日、確か・・・・。」
「はいっ5月です・・・・。」
「・・・・そうだな・・・・。」
そう、リリィベルは、誕生日も礼蘭と同じだった。
俺の誕生日は・・・・。前世の俺たちが付き合った日。
すべてが運命の糸で繋がれている。
確か前世では・・・正式にプロポーズをした日で・・・・・。
「・・・俺も、一日も早くお前を妃に迎えたいよ?いいのか・・・・?」
「お義父様の御許しを頂けるなら・・・。」
「父上はきっと許してくれると思うが、許可は貰わないと、あと妃教育が・・。」
「一生懸命やりますっ・・・立派な皇太子妃になるように・・・。」
その言葉にテオドールは笑ってリリィベルの頭に頬を寄せた。
「大丈夫だ。その心配はしてない。誰がなんて言おうが俺の妃だ。」
「・・・考えたら・・・そうしたくなって・・・・。」
「お前の誕生日にも婚約者だが、ささやかなパーティーを母上は準備してると思うが。」
「・・・・結婚式に・・・・しましょ・・・・?」
「・・・うーん・・・それでいいのか?」
「はい・・・。一日も早く・・・お願いします。テオ・・・。」
リリィベルはテオドールの首を引き寄せその唇に口付けた。
「んっ・・・・。」
テオドールは、リリィベルから受ける口付けにとてつもなく弱かった。
頬が赤くなり、一瞬で余裕がなくなる。
それくらい、リリィベルから始まる口づけには翻弄される。
「お願い・・んっ・・テオっ・・・いいって・・言って・・・?」
「リリっ・・・はっ・・・。」
身体に置いた手ですら痺れる程、リリィベルが主導権を握る口付けは甘い。
頭が蕩けそうで、身体が疼く。一気に血が集まる。
いつまでもこの甘い天使の口付けを受けていたい。
「はぁっ・・・リリィっ・・・・・。」
「いいって・・・言って?ね・・・?」
リリィベルはテオドールの耳たぶをそっと舐めた。
「ぉぃっ・・・リリィっ・・・・・。」
「良いって言うまで・・・・ぁ・・・・やめ・・・な・・・・。」
耳から首筋に小さな唇を当てた。
「っ・・・」
ビクンっと身体を跳ねてテオドールはリリィベルの両腕を掴んだ。
「・・ふぅっ・・・・リリィ・・・お前に男の仕組みを説いた方がいいか?」
頬を真っ赤にして細く息を吐いたテオドールがリリィベルを見つめた。
「良いって言って・・・?ね?」
「ずるいぞ・・・・?お前・・・・俺はダメだなんて一言も言ってないぞ・・・・。
俺をこんな昼間から狼にさせる気か?それが望みか?なら叶えたいところだが?」
「だって、言ってくれない。」
「俺は陛下に伝えてからじゃないとって言っただけだぞ?」
「でも良いともおっしゃってくれない・・・。」
「それは・・・色々と準備があるから、まず陛下に言いに行かないといけないし。
父君にも来年の夏だと言ってあるから・・・。」
「ほら・・・良いって言ってくれない。」
しゅんと眉を下げてリリィベルはまた、テオドールの首に手を回した。
「リリィィ・・・・。」
このぐずぐすに蕩けた思いを抱いて名前を呼んだ。
けれど、また天使の口付けが落ちてくる。
「んっ・・・ぁ・・・・。」
これはテオドールの思考を奪っていく。
リリィベルを見たテオドールは、その口付けの最中
リリィベルも妖艶に自分を見ている事に気付いた。
喉が鳴る。この先を期待して・・・・。
ぎゅっと瞳を閉じて、リリィベルを抱きしめた。
・・・・この小悪魔を、どうにかしないと・・・・爆発する。
ネジがぶっ壊れるまえに‥‥
「ひゃぁっ・・・。」
「っ・・・ふぅ・・・・・。」
テオドールは、リリィベルのドレスの中に手を潜り込ませたのだった。
驚いて唇を離した小悪魔に、テオドールは辛うじて耐え抜いた。
その手には欲してやまない温もりがあるけれど。
顔を真っ赤にしたリリィベルを見つめた。
「・・・悪戯が過ぎるぞ?リリィ・・・俺の忍耐力計測ならお前の右に出る者はいないな。
おかげで壊れそうだ。俺の忍耐力がな。」
「手っ・・・お・・・」
「俺を呼んだ?それとも手を?」
「手手手っ・・・・」
「手?」
「手!」
慌てふためくリリィベルを見て、テオドールはその足を一撫でしてスカートから手を抜いた。
「・・んんっ・・・」
咳払いをして、深呼吸してテオドールはリリィベルを抱きしめる。
「父上に言うから、お前の誕生日に結婚式を行うと。」
「・・・ホントですか・・・?」
「あぁ、俺は明日にだって結婚したいんだから・・・。」
「ほんと?」
「あぁこのまま大神官を呼んでもいいぞ?それくらいの気持ちだ。」
「嬉しいっ・・・。」
リリィベルは嬉しそうにテオドールの頬に口付けした。
ちゅっ・・・ちゅっと頬にたくさんの口付けをくれる。
「ちょっ・・ちょっ・・・っ・・」
テオドールは、リリィベルの度重なる口付けにもう沸騰している。これ以上はもう危険だ。
「わぁっ!」
テオドールは慌ててリリィベルの両脇を抱き上げてを膝から下した。
大きく開いた両膝に肘をつけて顔の前で手を合わせた。
「ふぅー・・・・・ちょっと、インターバル頂戴。」
「・・・いんたーばる?」
「ぅん・・・・声もいったん・・・・・男なのに妊娠しそうだから、黙って・・・。」
「え?」
「とりあえず一回、しっ!」
テオドールは口に人差し指を立てリリィベルに向けた。
2人とも目が少し腫れていて、朝から入浴を済ませて目を冷やした。
そしてお互いの顔を見てちょっぴり笑ったのだった。
「今日は視察帰りの休暇だ。2人でずっと一緒にいよう。」
「はい。嬉しいです。」
いつものようにソファーでテオドールはリリィベルを膝にのせて抱きしめご満悦だった。
それはリリィベルも一緒だ。
カタリナとベリーも下がらせ、テーブルにはささやかに御菓子が置いてある。
「リリィ、腫れが引いたな。」
「ふふっ・・テオも。」
テオドールの肩に頭をコテンと乗せたリリィベルは幸せそうに笑みを浮かべた。
けれど、それと同時に胸が痛む。
先程のテオドールの言葉が胸に突き刺さっていたからだ。
命が惜しくないだなんて、本当は言ってほしくない。
それが比喩だとしても、リリィベルには胸が苦しい程愛しく切なかった。
2人で・・・ただ生きていきたいのだ。ずっと・・・・。
だが、しっかりと抱きしめてくれるテオドールの言葉は真実だと思えた。
本気でそう言っている。
「テオ・・・?」
「なんだ?」
リリィベルの髪を一筋指に巻き付けて遊んでいたテオドールにリリィベルは口を開く。
「・・・・あの・・・・。」
「ん・・・?」
リリィベルは、頬を染めて俯いた。
「・・・やっぱり・・・。」
「やっぱり・・・?」
「私たちの結婚式・・・早く・・・出来ませんか・・・・?」
「え・・・?」
恥ずかし気にテオドールを見上げて胸を掴んだ。
「あの・・・一日でも早く・・・。」
「すまない、気にさせちまったか・・・?」
「違いますっ・・・そうじゃなくて・・・・。」
「・・・まずは建国祭があるが・・・・。」
「建国祭が終わったら・・・・。」
「どうしたんだリリィ・・・。」
「出会った夏と言いましたが・・・テオの誕生祭がありますし・・・・。」
「私の誕生日・・・・・。いかがですか・・・・?」
「リリィの誕生日、確か・・・・。」
「はいっ5月です・・・・。」
「・・・・そうだな・・・・。」
そう、リリィベルは、誕生日も礼蘭と同じだった。
俺の誕生日は・・・・。前世の俺たちが付き合った日。
すべてが運命の糸で繋がれている。
確か前世では・・・正式にプロポーズをした日で・・・・・。
「・・・俺も、一日も早くお前を妃に迎えたいよ?いいのか・・・・?」
「お義父様の御許しを頂けるなら・・・。」
「父上はきっと許してくれると思うが、許可は貰わないと、あと妃教育が・・。」
「一生懸命やりますっ・・・立派な皇太子妃になるように・・・。」
その言葉にテオドールは笑ってリリィベルの頭に頬を寄せた。
「大丈夫だ。その心配はしてない。誰がなんて言おうが俺の妃だ。」
「・・・考えたら・・・そうしたくなって・・・・。」
「お前の誕生日にも婚約者だが、ささやかなパーティーを母上は準備してると思うが。」
「・・・・結婚式に・・・・しましょ・・・・?」
「・・・うーん・・・それでいいのか?」
「はい・・・。一日も早く・・・お願いします。テオ・・・。」
リリィベルはテオドールの首を引き寄せその唇に口付けた。
「んっ・・・・。」
テオドールは、リリィベルから受ける口付けにとてつもなく弱かった。
頬が赤くなり、一瞬で余裕がなくなる。
それくらい、リリィベルから始まる口づけには翻弄される。
「お願い・・んっ・・テオっ・・・いいって・・言って・・・?」
「リリっ・・・はっ・・・。」
身体に置いた手ですら痺れる程、リリィベルが主導権を握る口付けは甘い。
頭が蕩けそうで、身体が疼く。一気に血が集まる。
いつまでもこの甘い天使の口付けを受けていたい。
「はぁっ・・・リリィっ・・・・・。」
「いいって・・・言って?ね・・・?」
リリィベルはテオドールの耳たぶをそっと舐めた。
「ぉぃっ・・・リリィっ・・・・・。」
「良いって言うまで・・・・ぁ・・・・やめ・・・な・・・・。」
耳から首筋に小さな唇を当てた。
「っ・・・」
ビクンっと身体を跳ねてテオドールはリリィベルの両腕を掴んだ。
「・・ふぅっ・・・・リリィ・・・お前に男の仕組みを説いた方がいいか?」
頬を真っ赤にして細く息を吐いたテオドールがリリィベルを見つめた。
「良いって言って・・・?ね?」
「ずるいぞ・・・・?お前・・・・俺はダメだなんて一言も言ってないぞ・・・・。
俺をこんな昼間から狼にさせる気か?それが望みか?なら叶えたいところだが?」
「だって、言ってくれない。」
「俺は陛下に伝えてからじゃないとって言っただけだぞ?」
「でも良いともおっしゃってくれない・・・。」
「それは・・・色々と準備があるから、まず陛下に言いに行かないといけないし。
父君にも来年の夏だと言ってあるから・・・。」
「ほら・・・良いって言ってくれない。」
しゅんと眉を下げてリリィベルはまた、テオドールの首に手を回した。
「リリィィ・・・・。」
このぐずぐすに蕩けた思いを抱いて名前を呼んだ。
けれど、また天使の口付けが落ちてくる。
「んっ・・・ぁ・・・・。」
これはテオドールの思考を奪っていく。
リリィベルを見たテオドールは、その口付けの最中
リリィベルも妖艶に自分を見ている事に気付いた。
喉が鳴る。この先を期待して・・・・。
ぎゅっと瞳を閉じて、リリィベルを抱きしめた。
・・・・この小悪魔を、どうにかしないと・・・・爆発する。
ネジがぶっ壊れるまえに‥‥
「ひゃぁっ・・・。」
「っ・・・ふぅ・・・・・。」
テオドールは、リリィベルのドレスの中に手を潜り込ませたのだった。
驚いて唇を離した小悪魔に、テオドールは辛うじて耐え抜いた。
その手には欲してやまない温もりがあるけれど。
顔を真っ赤にしたリリィベルを見つめた。
「・・・悪戯が過ぎるぞ?リリィ・・・俺の忍耐力計測ならお前の右に出る者はいないな。
おかげで壊れそうだ。俺の忍耐力がな。」
「手っ・・・お・・・」
「俺を呼んだ?それとも手を?」
「手手手っ・・・・」
「手?」
「手!」
慌てふためくリリィベルを見て、テオドールはその足を一撫でしてスカートから手を抜いた。
「・・んんっ・・・」
咳払いをして、深呼吸してテオドールはリリィベルを抱きしめる。
「父上に言うから、お前の誕生日に結婚式を行うと。」
「・・・ホントですか・・・?」
「あぁ、俺は明日にだって結婚したいんだから・・・。」
「ほんと?」
「あぁこのまま大神官を呼んでもいいぞ?それくらいの気持ちだ。」
「嬉しいっ・・・。」
リリィベルは嬉しそうにテオドールの頬に口付けした。
ちゅっ・・・ちゅっと頬にたくさんの口付けをくれる。
「ちょっ・・ちょっ・・・っ・・」
テオドールは、リリィベルの度重なる口付けにもう沸騰している。これ以上はもう危険だ。
「わぁっ!」
テオドールは慌ててリリィベルの両脇を抱き上げてを膝から下した。
大きく開いた両膝に肘をつけて顔の前で手を合わせた。
「ふぅー・・・・・ちょっと、インターバル頂戴。」
「・・・いんたーばる?」
「ぅん・・・・声もいったん・・・・・男なのに妊娠しそうだから、黙って・・・。」
「え?」
「とりあえず一回、しっ!」
テオドールは口に人差し指を立てリリィベルに向けた。
2
あなたにおすすめの小説
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!
ハルン
恋愛
私には前世の記憶がある。
前世では犬の獣人だった私。
私の番は幼馴染の人間だった。自身の番が愛おしくて仕方なかった。しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに彼に好きだと告げる日々。
そんな時、とある出来事で命を落とした私。
彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む…。そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
《完》義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に?
桐生桜月姫
恋愛
公爵令嬢たるクラウディア・ローズバードは自分の前に現れた天敵たる天才な義弟と継母を追い出すために、たくさんのクラウディアの思う最高のいじめを仕掛ける。
だが、義弟は地味にずれているクラウディアの意地悪を糧にしてどんどん賢くなり、継母は陰ながら?クラウディアをものすっごく微笑ましく眺めて溺愛してしまう。
「もう!どうしてなのよ!!」
クラウディアが気がつく頃には外堀が全て埋め尽くされ、大変なことに!?
天然混じりの大人びている?少女と、冷たい天才義弟、そして変わり者な継母の家族の行方はいかに!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる