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密かな誓い
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カシムが自身の事後処理をして、湯を持って部屋に戻ると、王はベッドに横たわって穏やかな寝息をたてていた。
「珍しいな」
無防備に寝顔をさらす王に苦笑してカシムはベッドに近づいた。暖かい湯でタオルを絞り、そっと王の体を清める。起きるだろうかと思ったが、思いの外深い眠りについているようで王が目を覚ますことはなかった。
「ザイード、我が友、我が夫、我が主。我が命はあなたのために…」
眠る王の寝顔を見つめながら呟いたカシムはそっと王の額に唇をおとした。
「珍しいな」
無防備に寝顔をさらす王に苦笑してカシムはベッドに近づいた。暖かい湯でタオルを絞り、そっと王の体を清める。起きるだろうかと思ったが、思いの外深い眠りについているようで王が目を覚ますことはなかった。
「ザイード、我が友、我が夫、我が主。我が命はあなたのために…」
眠る王の寝顔を見つめながら呟いたカシムはそっと王の額に唇をおとした。
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