ダルメシアンのマーブル物語

マーブル

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Kの一目惚れ

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Kは2年目の夏を迎え、マーブルも1歳になっていた。

マーブルは元気一杯に駆けまわっていた、食欲旺盛で体重は25kgを超えていた。

風邪1つひかない丈夫なからだだった。

マーブルがいたからKも進も立ち直れた、「マーブル幸せをありがとう」



◆帰省ラッシュを迎えた8月13日

「あっ、お父さん、由比です、明日いくから」

プレハブを出て東京都内で一人暮らしをしていた進の娘、由比が短距離帰省で久々にプレハブに戻るという1本の電話があった。

翌日の昼過ぎ、「ただいまー」

プレハブ2階の進の部屋に由比が帰宅した、由比は明より2つ年上の姉だ。

「由比、お前2年でずいぶん変わったなあ、K、あがってこいよ由比が帰ってきたぞ」

「こんにちは」

進からは想像し難い予想外の清楚な美しい娘だった。

「こっ、こんにちは」

「由比それにしても、きれいになったなー」

由比は進の娘にしては美しかった。

なぜなら、進は身なりや容貌からはとてもダンディーと呼べる男ではなかったからだ。

何年も着古しているぼろぼろになったトレーニングウエア、穴の空いた色あせたジーンズ、そして、だんご鼻に無精髭があるのが特徴のある顔だ。

しかし、その顔立ちのなかにある苦労を物語っているかのような、おく二重の目尻のしわからはどことなく親しみを感じさせるような悪気のない、温かな人柄を感じさせるものがあった。

(それにしても由比さんきれいだなあ、ほんとに進さんの娘なのかなあ)

Kは帰省した由比に一目惚れをしていた。

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