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第一話
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「お嬢何を読んでるんでぃ?」
王都へと向かう馬車の中で、お互い向かい合って、座っている。
季節は冬、曇天の空が冬独特の冷たさを風に載せて伝えてくれる。
自身の刀を肩に立て掛けて眠っていた彼から、声を掛けられる。
「クロウ。起きたの?」
私は本を静かに閉じると、横に置いた。
ぼさぼさした髪に指を立てて、掻きながらあくびをしている。
あくびの音は馬車の立てる音で聞こえない。
「神話についての本よ。この国の人間ならだれでも知ってると思うけど?」
私は本の表紙を彼に向けて、タイトルを見せた。
―――光の旅人。
この国が出来たきっかけとされている初代皇帝を口伝えの物語を書き記したものだ。
けれど、彼は興味なさそうに目をそらした。
この男は、まったく。
勉学とか宗教とか馬鹿馬鹿しいと教師相手に堂々と言える男だ。
「お嬢は真面目過ぎる。もっと肩の力を抜いたらいいのにさ」
クロウはそう吐き捨てて、後ろへと流れていく光景へと視線を移した。
「初めから知ってたわ」
少しだけ肺に溜まった息を吐き出した。
本を閉じて、私のバックにしまう。
揺られて続けて大体どれくらい過ぎただろうか。
まだ暗い夜明けから、王室御用達の赤ワインを運ぶ馬車に無理矢理お願いして載せてもらった。
沈んでいた太陽は空へと昇った。
まだ昼時ではない。少し前だろう。
赤ワインがたっぷりと詰まった樽からはワインのいい匂いがする。
樽には焼き印で王室の名前、エヴァン・イシュタールと焦げた文字で記されている。
私の故郷で育ったブドウの匂いが凄く心が安らいだ。
「フィオラ様、バルバロイが見えてまいりました」
馬を二頭操っている老人の声が、しわがれた声で呼びかけられた。
私は立ち上がってから、少しだけかがんで馬車の前方へと移動して、垂れ布を手でかき分ける。
白い王城を中心に薄い石で出来た屋根の住宅地が広がっている。
住宅地の外側には赤いレンガ造りの城壁が並び、東西南北の四方向に大きな門があり、門番が入る人達に証明書の確認を行っていた。
私達は衛兵に証明書を見せると難なく通してくれた。
大門をくぐると馬車から降ろしてもらう。
バスタードを腰に付けて、飛び降りてから、大きく背伸びをした。
冬でも相変わらずの人が絶えず賑わって行き交っている。
「ありがとう。バルバロイまで送ってくれて」
老人は軽く礼をして、馬の手綱を軽く振って馬車を進ませた。
「やっとつきましたね。さっ、王城へ行きましょ」
クロウは私の荷物も拾い上げて、肩に載せている。
彼の荷物は背中に背負っていた。
「そうね。会談の前に着替えないといけないし」
私達は、王城へと歩みを進めた。
今着ているシャツに厚手の白いコートを着ている。
ドレスとか堅苦しい物は出来れは着たくない。お腹はきついし、胸も苦しい。
男は服装にそこまでこだわらなくてもいいのが本当にうらやましい。
スーツを着れば大抵のことは解決するのだから。
「お嬢は貴族らしくないというか。よく行く気になりましたねぇ」
黒のロングコートの裾を揺らして、私の背中に問いかけた。
「好きでこんなことしないわ。それに会いたい人も居るからね」
クロウは少し首を傾げた。彼が知らないのも当然。彼女とは幼少期に会った以来なのだから。
幼少期に共に過ごした日々は今でも覚えている。
初めてできた友達と呼べる存在だ。
そのうちに、王城の大正門に辿り着いた。
6人並んで城門を守護している衛兵達が表情変えずに立っている。
石像でも見ているようだった。
6人のうちの二人が私達に気が付いて歩いて迫る。
「何の用だ。ここは観光地ではないぞ」
「クロウ」
彼は頷いて、コートの懐から一通の手紙を取り出して、綺麗に4つに折りたたまれた手紙の中身を見せた。
衛兵は中身を見ると驚いて、敬礼をした。
「フィオラ・ライト・イエルハートです。こちらは私の騎士、クロウ・ヨシュア。通してもらえるかしら?」
「失礼しました!おい、城門を開けろ!」
残りの石像たちは慌ただしく動いて、城門を開けた。
白い息を吐き出して、王城の中へと歩き出す。
城門の先には長い石橋が広がっている。その左橋の歩道を進む。
私達を先導する衛兵が、先を進んでくれていた。
城内に入ると、衛兵たちは女中達を呼びに行った。
コートを抜いて、二人並ぶ。
天井は大きなガラスで出来たシャンデリアが大広間を照らしている。
ここの大広間は5回までの吹き抜けになっている。
一番上には国王が声を掛ける為に舞台が吹き抜けへと出ていた。
外よりは温かいけど、人が全く居なかった。
「王城に初めて来ましたけど広いですぇ。まるで教会みたいだ」
クロウは荷物を床に置いて、荷物を載せていた右肩を自分で揉んでいた。
「祭事の時には、市民をここに入れるからね。広く造られているの」
王城に来たのはお父様とすべての貴族と謁見する祭事の時。あの時は早く帰りたくてたまらなかったけ。
クロウとたわいもない話で、時間を潰した。メイドに連れられて、私達に用意された1階の部屋へと通された。
広い部屋に暖炉と農村が書かれた絵画がかけられた部屋、テーブルの上には透明なガラスの容器に水が入っていた。
部屋の正面には中庭を見渡せる窓があり、右側には暖炉があり、ベットが並んで二ついた。
「お嬢、俺は外で寝ますよ。流石に相部屋はまずいというか」
向こうはお父様が来ると思っていたのだろう。メイドは新しい部屋が無いか確認してくると言っている。
私は奥のベットに腰を掛けて、柔らかいベッドにしわを作った。
「問題ないわ。この相部屋で、クロウは寝ている私に手を出すような命知らずではないでしょ?」
メイドに下がるように手で指示した。一礼して扉を静かに閉じて出て行く。
「時間になったら、呼ばれるわ。それまでゆっくりしていましょう」
そう言って、ガラスの窓から外を見た。
先に到着していた貴族たちが中庭で談笑していた。
貴族の中には商売をしている者もいれば、農園を経営している者もいる。
戦争の話をしたがるもの好きは、クロウぐらいしか知らない。
屋上を見上げると見たことのある真っ赤な髪を靡かせて私を一人だけ見ていた。
―――間違いない。
―――あの子だ。
視線が合うと微笑み返してくれた。
隣にいた大男に声を掛けられたのか、姿を消した。
きっと自室に戻ったのだろう。
すぐに空から白い綿が落ちてきた。
そして、地面や草木に当たると消えてしまう。
次第に真っ白な綿は数を増やしていき、空から落ちてくる。
今年初めての初雪だった。
王都へと向かう馬車の中で、お互い向かい合って、座っている。
季節は冬、曇天の空が冬独特の冷たさを風に載せて伝えてくれる。
自身の刀を肩に立て掛けて眠っていた彼から、声を掛けられる。
「クロウ。起きたの?」
私は本を静かに閉じると、横に置いた。
ぼさぼさした髪に指を立てて、掻きながらあくびをしている。
あくびの音は馬車の立てる音で聞こえない。
「神話についての本よ。この国の人間ならだれでも知ってると思うけど?」
私は本の表紙を彼に向けて、タイトルを見せた。
―――光の旅人。
この国が出来たきっかけとされている初代皇帝を口伝えの物語を書き記したものだ。
けれど、彼は興味なさそうに目をそらした。
この男は、まったく。
勉学とか宗教とか馬鹿馬鹿しいと教師相手に堂々と言える男だ。
「お嬢は真面目過ぎる。もっと肩の力を抜いたらいいのにさ」
クロウはそう吐き捨てて、後ろへと流れていく光景へと視線を移した。
「初めから知ってたわ」
少しだけ肺に溜まった息を吐き出した。
本を閉じて、私のバックにしまう。
揺られて続けて大体どれくらい過ぎただろうか。
まだ暗い夜明けから、王室御用達の赤ワインを運ぶ馬車に無理矢理お願いして載せてもらった。
沈んでいた太陽は空へと昇った。
まだ昼時ではない。少し前だろう。
赤ワインがたっぷりと詰まった樽からはワインのいい匂いがする。
樽には焼き印で王室の名前、エヴァン・イシュタールと焦げた文字で記されている。
私の故郷で育ったブドウの匂いが凄く心が安らいだ。
「フィオラ様、バルバロイが見えてまいりました」
馬を二頭操っている老人の声が、しわがれた声で呼びかけられた。
私は立ち上がってから、少しだけかがんで馬車の前方へと移動して、垂れ布を手でかき分ける。
白い王城を中心に薄い石で出来た屋根の住宅地が広がっている。
住宅地の外側には赤いレンガ造りの城壁が並び、東西南北の四方向に大きな門があり、門番が入る人達に証明書の確認を行っていた。
私達は衛兵に証明書を見せると難なく通してくれた。
大門をくぐると馬車から降ろしてもらう。
バスタードを腰に付けて、飛び降りてから、大きく背伸びをした。
冬でも相変わらずの人が絶えず賑わって行き交っている。
「ありがとう。バルバロイまで送ってくれて」
老人は軽く礼をして、馬の手綱を軽く振って馬車を進ませた。
「やっとつきましたね。さっ、王城へ行きましょ」
クロウは私の荷物も拾い上げて、肩に載せている。
彼の荷物は背中に背負っていた。
「そうね。会談の前に着替えないといけないし」
私達は、王城へと歩みを進めた。
今着ているシャツに厚手の白いコートを着ている。
ドレスとか堅苦しい物は出来れは着たくない。お腹はきついし、胸も苦しい。
男は服装にそこまでこだわらなくてもいいのが本当にうらやましい。
スーツを着れば大抵のことは解決するのだから。
「お嬢は貴族らしくないというか。よく行く気になりましたねぇ」
黒のロングコートの裾を揺らして、私の背中に問いかけた。
「好きでこんなことしないわ。それに会いたい人も居るからね」
クロウは少し首を傾げた。彼が知らないのも当然。彼女とは幼少期に会った以来なのだから。
幼少期に共に過ごした日々は今でも覚えている。
初めてできた友達と呼べる存在だ。
そのうちに、王城の大正門に辿り着いた。
6人並んで城門を守護している衛兵達が表情変えずに立っている。
石像でも見ているようだった。
6人のうちの二人が私達に気が付いて歩いて迫る。
「何の用だ。ここは観光地ではないぞ」
「クロウ」
彼は頷いて、コートの懐から一通の手紙を取り出して、綺麗に4つに折りたたまれた手紙の中身を見せた。
衛兵は中身を見ると驚いて、敬礼をした。
「フィオラ・ライト・イエルハートです。こちらは私の騎士、クロウ・ヨシュア。通してもらえるかしら?」
「失礼しました!おい、城門を開けろ!」
残りの石像たちは慌ただしく動いて、城門を開けた。
白い息を吐き出して、王城の中へと歩き出す。
城門の先には長い石橋が広がっている。その左橋の歩道を進む。
私達を先導する衛兵が、先を進んでくれていた。
城内に入ると、衛兵たちは女中達を呼びに行った。
コートを抜いて、二人並ぶ。
天井は大きなガラスで出来たシャンデリアが大広間を照らしている。
ここの大広間は5回までの吹き抜けになっている。
一番上には国王が声を掛ける為に舞台が吹き抜けへと出ていた。
外よりは温かいけど、人が全く居なかった。
「王城に初めて来ましたけど広いですぇ。まるで教会みたいだ」
クロウは荷物を床に置いて、荷物を載せていた右肩を自分で揉んでいた。
「祭事の時には、市民をここに入れるからね。広く造られているの」
王城に来たのはお父様とすべての貴族と謁見する祭事の時。あの時は早く帰りたくてたまらなかったけ。
クロウとたわいもない話で、時間を潰した。メイドに連れられて、私達に用意された1階の部屋へと通された。
広い部屋に暖炉と農村が書かれた絵画がかけられた部屋、テーブルの上には透明なガラスの容器に水が入っていた。
部屋の正面には中庭を見渡せる窓があり、右側には暖炉があり、ベットが並んで二ついた。
「お嬢、俺は外で寝ますよ。流石に相部屋はまずいというか」
向こうはお父様が来ると思っていたのだろう。メイドは新しい部屋が無いか確認してくると言っている。
私は奥のベットに腰を掛けて、柔らかいベッドにしわを作った。
「問題ないわ。この相部屋で、クロウは寝ている私に手を出すような命知らずではないでしょ?」
メイドに下がるように手で指示した。一礼して扉を静かに閉じて出て行く。
「時間になったら、呼ばれるわ。それまでゆっくりしていましょう」
そう言って、ガラスの窓から外を見た。
先に到着していた貴族たちが中庭で談笑していた。
貴族の中には商売をしている者もいれば、農園を経営している者もいる。
戦争の話をしたがるもの好きは、クロウぐらいしか知らない。
屋上を見上げると見たことのある真っ赤な髪を靡かせて私を一人だけ見ていた。
―――間違いない。
―――あの子だ。
視線が合うと微笑み返してくれた。
隣にいた大男に声を掛けられたのか、姿を消した。
きっと自室に戻ったのだろう。
すぐに空から白い綿が落ちてきた。
そして、地面や草木に当たると消えてしまう。
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今年初めての初雪だった。
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