君はきれいだ、ずっと前から逃す気なんて無い

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運命の再会

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「お嬢様、王家に付きました、くれぐれも失礼の無いようにお願いしますよ。」
「わかっているわよ」
「お待ちしておりました。フェリーナ様とても優秀な方だと聞いております。」
「ありがとうございます。植物の開発に向けて研究を頑張りたいと思います。」
フェリーナは言い終えたと思い安心して顔をあげる
「貴方はあのときの」
「フェリーナ君にずっと会いたかった、僕と結婚を前提に付き合ってくれないか?」
「はあああああああー?」
フェリーナのこだました声が城中に響いた
「面白い冗談ですね、アハハハ」
「冗談ではないよ」
と笑顔で答えるクローゼ王子
冷や汗をかきまくるフェリーナ
困った顔も可愛いな、逃すものか
「2人で話がしたい、席を外せ」
「承知しました」
視線が強い、とても逃げられない、そらせない
この人には逆らえない本能が告げている
逃げにきゃ
「腕を掴まれる、駄目だよ、逃げちゃ」
「えっ、いつの間に?」
私は王子に抱きしめられた。とてもいい匂いがした
「フェリーナはとてもいい匂いがするね?ねえ、それともあのバカ王子に嫁ぐの?それより僕の方がいいと思うよ?」
確かに、そう思うけど
「まだ一応婚約者なのです。だからあなたとは付き合い出きません」
「出来るよ、」
「えっ?」
「君の国の王家は密輸をしていた。それがバレて国際問題に発展して王家は取り潰しになる、だから婚約のそのものが無くやったんだ。その手柄は君のお父様が立てたんだ。君の家は王家となる」
「え、お父様すご、えっ王家」
「だから僕と結婚すると平和条約も結べるし、幸せにしてあげるよ」
「それとも戦争する?」
笑顔で言うクローゼ王子もうはいって言うしかないでしょ?
「承知しました、王子」
フェリーナは諦めた、もういいや、この人で
「愛してくる、フェリーナ」

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