29 / 55
ドロンズが産み出すもの
しおりを挟む
「ダンジョンコアを泥団子に……?いや、何を言ってるのかよくわからないです。神様」
ルイドートは、真顔で答えた。
ダンジョンコアの破壊に向かったチームが戻ってきたのが少し前のこと。
その報告にタローウとラングレイ、そしてクリソックスとドロンズが、城門に備え付けられた門兵の詰所にいるルイドートのもとにやってきたのである。
そして、「ダンジョンコアは無事破壊できたのか」と聞くルイドートにドロンズが告げたのは、次の言葉であった。
「ダンジョンコアは、破壊せんかった。その代わり、泥団子にしておいたぞ!」
『何を言ってるのかよくわからねえ』という顔のルイドートに、タローウがありのまま起こったことを話し始めた。
「説明しますと、ダンジョンコアが歪み、ひびが入っているのを確かに確認しました。ですが、ドロンズ様が修復を試みられ、コアに手を突っ込まれた所、コアが泥団子になり、ダンジョンが正常に機能し始めました」
「いや、まず、コアって泥団子になるのか?それも、泥団子になったらもうそれは泥団子であって、ダンジョンコアじゃないじゃないか?」
ルイドートの疑問に、ドロンズは答えた。
「わしは土に由来するものなら大体泥団子にできるからのう。その時に土の特性を変えねば良いだけのことじゃ」
「え、ダンジョンコアって、土でできてたの!?」
「土といっても様々じゃ。それに、純粋に土のみで構成されていたわけではなさそうだったがの。ただ、何らかの土が含まれておったのは確かじゃ。泥団子にできたし。知らんかったのか?」
「知りませんよっ!ダンジョンコアは、触れれば体内の魔素を全て取り込まれて吸収され、コアの一部になってしまうのですよ!そのダンジョンコアを破壊できる素材が、唯一『オルハリコン』でできた武器だということしかわかってないのです!」
ルイドートは新事実に興奮して唾を飛ばしている。
「『オルハリコン』……。なんか、どっかで聞いたことあるなあ……?」
サブカルチャー大好き神の暇神クリソックスが何かぶつぶつ言っている横で、ドロンズが懐からひょいと漆黒に艶めく泥団子を取り出した。
「これが、そんなに謎の物体であったか。貴重な泥団子を手に入れたのう」
ドロンズは、その泥団子を眺めながら、ニヤニヤしている。
そこにいる人間達は、その漆黒の泥団子を目にするや、フリーズした。
タローウが絞り出すように言葉を発した。
「ド、ドロンズ様……?もしやそれは、まさかのまさかなのですが、ダ、ダンジョンコ……」
ドロンズは人間達の様子を見て少し考えた後、手の中の黒団子に目線を戻し、
「ん?何のことじゃ?これはただの黒い泥団子じゃぞ?」
と嘯いた。
さしものドロンズも、ダンジョンコアの持ち出しがまずかったことに気づいたようだ。
だが、自身の欲しいものを諦めてまで、人間の事情に忖度してやるような神経は持ち合わせていないのが神様クオリティーだった。
ルイドートは、静かにドロンズの前に進み出た。
「神よ、それは、ダンジョンコアですよね?」
ドロンズは、黒団子を後ろ手にして、カサカサと壁際まで後退った。
「いや、これはただの黒い泥団子……」
その時、ドロンズの股の間から何か手のひらサイズの小さなものがポトリと落ちた。
それは、「キイキイ」と鳴きながらランドレイの元までやってきて、ランドレイの足に体当たりしている。
ランドレイはそれをつまんで持ち上げた。
「……小さなゴーレム?」
「ええ?!国産みの神!いや、魔物産みの神!いつの間にそんな能力を?!」
クリソックスが興奮している。
ドロンズは、ぶんぶんと首を横に振った。
「いや、わしは何もしておらんぞ!こんな爺神のどこから産まれるというんじゃ!」
「尻?」
「尻じゃないか?」
「なんと!神は尻穴から魔物を産めるのか!」
タローウとラングレイが同時に『尻疑惑』を呈し、それにルイドートが反応する。
ドロンズは慌てて声を上げた。
「やめよ!わしらは人の信仰から生まれておるのじゃぞ!わしに『尻穴から魔物を産む』という設定がついてしまうであろうがっ」
そうなれば、この物語的に大変な事態である。
そうこうしているうちに、ミニ魔物がもう一匹産まれた。
泥でできた二本足だけの魔物だ。犬神さん家の人の足かもしれない。
「この魔物はぬかるみから発生する『泥フット』だな……」
「ほらっ、ミニゴーレムといい、土系の魔物ばかりじゃないか!やっぱりドロンズから産まれてるんだよ!」
「そ、そんな馬鹿な……。まさかわしが尻から魔物を……。いや、それより、わしに排泄機能などあるはずがないのに、尻穴ができるとは……!」
ドロンズは愕然としている。
力が抜けて後ろ手にしていた手がだらんと落ちた。
その手の中から、ミニ魔物がこぼれ落ちた。
「「「「あ!」」」」
スタンピードの収束宣言を出したルイドートは、現場をハビット公爵家騎士団長のタローウに任せて、ハビット城の屋敷に戻った。
シャリアータの住民を家に帰した後で、その夜、冒険者ギルドのギルマスであるナックを執務室に呼んで、報告を受けた。
その時に、ダンジョンコアの話になったのである。
ナックは、ローストされた苦味が香ばしい最高級のトコを口に含み、二口ほど飲んだ後で、カップをソファの前のテーブルに置いた。
「結局そのミニ魔物は、ドロンズ様が持ち帰ったダンジョンコアが原因だったのですか?」
ナックの問いに、ルイドートが答える。
「ああ。確かに観察していると、ミニ魔物が産まれていた。それも、ドロンズ様の言うことを聞くのだ。恐らく、ダンジョンコアをドロンズ様がいじったことで、コアがドロンズ様の眷属になってしまったのだろう」
「そんなことが……。ということは、大元のダンジョンコアの方も?」
「だろうな。全く、神という存在は、どこまでもはかり知れぬものだ」
ルイドートがため息を吐く。
そこには、呆れよりも感嘆の色が混じっている。
反対にナックは、難しい顔をしていた。
「ハビット公爵。私には懸念が二つあります。まず、ダンジョンコアは魔素を含んだものを取り込み糧にする性質がある。だからか、コアはダンジョンの中で浮いた状態で存在している。ドロンズ様が何故取り込まれないのかは知りませんが、もしうっかり転がり落ちでもしたら……」
ルイドートは、表情を引き締めて頷いた。
「うむ。それについてはドロンズ様が『体内に保管する』と仰せになった」
「た、体内に?」
「……出し入れ自由なのだそうな」
「そ、そうなのですか……」
((神様だから、そういうのアリなんだろ!))
ドロンズ達の非常識さを知る二人は、互いに深く追求するのを諦めた。
だがナックはもう一つの懸念を口にした。
「ですが、ダンジョンコアがミニとはいえ、ひっきりなしに魔物を産み出しては、シャリアータがダンジョン化してしまうのでは?」
ルイドートはちろりとナックに目線をやった。
「ナック・ケラーニ。私は先ほど言ったはずだ。ダンジョンコアは、ドロンズ様の眷属となった、と」
「ま、まさか!」
ルイドートは頷いた。
「ドロンズ様が『これ以上魔物を産み出すな』と命じられてからは、コアは沈黙している。それが答えだ」
「ならば、何故ダンジョンコアは、その時急に魔物を産み出したのでしょう?」
「推測だが、あの時我々はドロンズ様を追い詰めようとしていた。ドロンズ様は後退りされ、コアを守ろうとお隠しになられていたのだ。コアもまた、主であるドロンズ様をお守りせんと、魔物を産み出したのではないだろうか」
「なるほど……」
ルイドートは、息を吐きながらソファの背もたれに体を預けた。
「何にしても、疲れた。スタンピードとダンジョンコアはなんとかなったが、馬鹿王太子の動きも気になる。思った以上の愚物だった。正直、このまま王都でおとなしくしてくれるとは思えん」
「フッツメーン様ですね」
「異母とはいえ、今の王は兄だ。その兄を通じてあの王太子と血が繋がっておると思うと、全く呪わしいことだ」
吐き捨てるように言うルイドートに、ナックは
「王都からの冒険者や商人から情報を得ます。動きがあれば、お知らせしますよ」
となだめている。
この嫌な空気をなんとかしようと、ナックは話を変えることにした。
「そういえば、ドロンズ様達はいずこに?もう神殿に戻られたので?」
「いや、確かお前にダンジョンコアを見せておこうと、向こうの部屋で過ごしてもらっておる」
「では、挨拶に」
「ふむ。私も行こう」
その部屋でドロンズは、クリソックスに尻を向けていた。
「ど、どうかの?尻穴らしきものができておるか?」
クリソックスはドロンズの尻を両手で掴み、顔を近づける。
「特に穴はできてないよ?流石にあの程度の疑いで、神に追加設定はできないって」
「ならよいのじゃが」
「失礼します」
そこへ、突然ドアが開いた。
部屋に入ったルイドートとナックが目撃したのは、壁に手をついて尻を突き出すドロンズと、その尻を両手で鷲掴みにし、今にもその尻に顔を埋めんとするクリソックスの姿だった。
「「う、うわああああああ!!!?」」
ドロンズの尻は、魔物の代わりに、恐ろしい誤解を産み出そうとしていた。
追記
作中の『泥ハンド』を『泥フット』に修正しました。
ルイドートは、真顔で答えた。
ダンジョンコアの破壊に向かったチームが戻ってきたのが少し前のこと。
その報告にタローウとラングレイ、そしてクリソックスとドロンズが、城門に備え付けられた門兵の詰所にいるルイドートのもとにやってきたのである。
そして、「ダンジョンコアは無事破壊できたのか」と聞くルイドートにドロンズが告げたのは、次の言葉であった。
「ダンジョンコアは、破壊せんかった。その代わり、泥団子にしておいたぞ!」
『何を言ってるのかよくわからねえ』という顔のルイドートに、タローウがありのまま起こったことを話し始めた。
「説明しますと、ダンジョンコアが歪み、ひびが入っているのを確かに確認しました。ですが、ドロンズ様が修復を試みられ、コアに手を突っ込まれた所、コアが泥団子になり、ダンジョンが正常に機能し始めました」
「いや、まず、コアって泥団子になるのか?それも、泥団子になったらもうそれは泥団子であって、ダンジョンコアじゃないじゃないか?」
ルイドートの疑問に、ドロンズは答えた。
「わしは土に由来するものなら大体泥団子にできるからのう。その時に土の特性を変えねば良いだけのことじゃ」
「え、ダンジョンコアって、土でできてたの!?」
「土といっても様々じゃ。それに、純粋に土のみで構成されていたわけではなさそうだったがの。ただ、何らかの土が含まれておったのは確かじゃ。泥団子にできたし。知らんかったのか?」
「知りませんよっ!ダンジョンコアは、触れれば体内の魔素を全て取り込まれて吸収され、コアの一部になってしまうのですよ!そのダンジョンコアを破壊できる素材が、唯一『オルハリコン』でできた武器だということしかわかってないのです!」
ルイドートは新事実に興奮して唾を飛ばしている。
「『オルハリコン』……。なんか、どっかで聞いたことあるなあ……?」
サブカルチャー大好き神の暇神クリソックスが何かぶつぶつ言っている横で、ドロンズが懐からひょいと漆黒に艶めく泥団子を取り出した。
「これが、そんなに謎の物体であったか。貴重な泥団子を手に入れたのう」
ドロンズは、その泥団子を眺めながら、ニヤニヤしている。
そこにいる人間達は、その漆黒の泥団子を目にするや、フリーズした。
タローウが絞り出すように言葉を発した。
「ド、ドロンズ様……?もしやそれは、まさかのまさかなのですが、ダ、ダンジョンコ……」
ドロンズは人間達の様子を見て少し考えた後、手の中の黒団子に目線を戻し、
「ん?何のことじゃ?これはただの黒い泥団子じゃぞ?」
と嘯いた。
さしものドロンズも、ダンジョンコアの持ち出しがまずかったことに気づいたようだ。
だが、自身の欲しいものを諦めてまで、人間の事情に忖度してやるような神経は持ち合わせていないのが神様クオリティーだった。
ルイドートは、静かにドロンズの前に進み出た。
「神よ、それは、ダンジョンコアですよね?」
ドロンズは、黒団子を後ろ手にして、カサカサと壁際まで後退った。
「いや、これはただの黒い泥団子……」
その時、ドロンズの股の間から何か手のひらサイズの小さなものがポトリと落ちた。
それは、「キイキイ」と鳴きながらランドレイの元までやってきて、ランドレイの足に体当たりしている。
ランドレイはそれをつまんで持ち上げた。
「……小さなゴーレム?」
「ええ?!国産みの神!いや、魔物産みの神!いつの間にそんな能力を?!」
クリソックスが興奮している。
ドロンズは、ぶんぶんと首を横に振った。
「いや、わしは何もしておらんぞ!こんな爺神のどこから産まれるというんじゃ!」
「尻?」
「尻じゃないか?」
「なんと!神は尻穴から魔物を産めるのか!」
タローウとラングレイが同時に『尻疑惑』を呈し、それにルイドートが反応する。
ドロンズは慌てて声を上げた。
「やめよ!わしらは人の信仰から生まれておるのじゃぞ!わしに『尻穴から魔物を産む』という設定がついてしまうであろうがっ」
そうなれば、この物語的に大変な事態である。
そうこうしているうちに、ミニ魔物がもう一匹産まれた。
泥でできた二本足だけの魔物だ。犬神さん家の人の足かもしれない。
「この魔物はぬかるみから発生する『泥フット』だな……」
「ほらっ、ミニゴーレムといい、土系の魔物ばかりじゃないか!やっぱりドロンズから産まれてるんだよ!」
「そ、そんな馬鹿な……。まさかわしが尻から魔物を……。いや、それより、わしに排泄機能などあるはずがないのに、尻穴ができるとは……!」
ドロンズは愕然としている。
力が抜けて後ろ手にしていた手がだらんと落ちた。
その手の中から、ミニ魔物がこぼれ落ちた。
「「「「あ!」」」」
スタンピードの収束宣言を出したルイドートは、現場をハビット公爵家騎士団長のタローウに任せて、ハビット城の屋敷に戻った。
シャリアータの住民を家に帰した後で、その夜、冒険者ギルドのギルマスであるナックを執務室に呼んで、報告を受けた。
その時に、ダンジョンコアの話になったのである。
ナックは、ローストされた苦味が香ばしい最高級のトコを口に含み、二口ほど飲んだ後で、カップをソファの前のテーブルに置いた。
「結局そのミニ魔物は、ドロンズ様が持ち帰ったダンジョンコアが原因だったのですか?」
ナックの問いに、ルイドートが答える。
「ああ。確かに観察していると、ミニ魔物が産まれていた。それも、ドロンズ様の言うことを聞くのだ。恐らく、ダンジョンコアをドロンズ様がいじったことで、コアがドロンズ様の眷属になってしまったのだろう」
「そんなことが……。ということは、大元のダンジョンコアの方も?」
「だろうな。全く、神という存在は、どこまでもはかり知れぬものだ」
ルイドートがため息を吐く。
そこには、呆れよりも感嘆の色が混じっている。
反対にナックは、難しい顔をしていた。
「ハビット公爵。私には懸念が二つあります。まず、ダンジョンコアは魔素を含んだものを取り込み糧にする性質がある。だからか、コアはダンジョンの中で浮いた状態で存在している。ドロンズ様が何故取り込まれないのかは知りませんが、もしうっかり転がり落ちでもしたら……」
ルイドートは、表情を引き締めて頷いた。
「うむ。それについてはドロンズ様が『体内に保管する』と仰せになった」
「た、体内に?」
「……出し入れ自由なのだそうな」
「そ、そうなのですか……」
((神様だから、そういうのアリなんだろ!))
ドロンズ達の非常識さを知る二人は、互いに深く追求するのを諦めた。
だがナックはもう一つの懸念を口にした。
「ですが、ダンジョンコアがミニとはいえ、ひっきりなしに魔物を産み出しては、シャリアータがダンジョン化してしまうのでは?」
ルイドートはちろりとナックに目線をやった。
「ナック・ケラーニ。私は先ほど言ったはずだ。ダンジョンコアは、ドロンズ様の眷属となった、と」
「ま、まさか!」
ルイドートは頷いた。
「ドロンズ様が『これ以上魔物を産み出すな』と命じられてからは、コアは沈黙している。それが答えだ」
「ならば、何故ダンジョンコアは、その時急に魔物を産み出したのでしょう?」
「推測だが、あの時我々はドロンズ様を追い詰めようとしていた。ドロンズ様は後退りされ、コアを守ろうとお隠しになられていたのだ。コアもまた、主であるドロンズ様をお守りせんと、魔物を産み出したのではないだろうか」
「なるほど……」
ルイドートは、息を吐きながらソファの背もたれに体を預けた。
「何にしても、疲れた。スタンピードとダンジョンコアはなんとかなったが、馬鹿王太子の動きも気になる。思った以上の愚物だった。正直、このまま王都でおとなしくしてくれるとは思えん」
「フッツメーン様ですね」
「異母とはいえ、今の王は兄だ。その兄を通じてあの王太子と血が繋がっておると思うと、全く呪わしいことだ」
吐き捨てるように言うルイドートに、ナックは
「王都からの冒険者や商人から情報を得ます。動きがあれば、お知らせしますよ」
となだめている。
この嫌な空気をなんとかしようと、ナックは話を変えることにした。
「そういえば、ドロンズ様達はいずこに?もう神殿に戻られたので?」
「いや、確かお前にダンジョンコアを見せておこうと、向こうの部屋で過ごしてもらっておる」
「では、挨拶に」
「ふむ。私も行こう」
その部屋でドロンズは、クリソックスに尻を向けていた。
「ど、どうかの?尻穴らしきものができておるか?」
クリソックスはドロンズの尻を両手で掴み、顔を近づける。
「特に穴はできてないよ?流石にあの程度の疑いで、神に追加設定はできないって」
「ならよいのじゃが」
「失礼します」
そこへ、突然ドアが開いた。
部屋に入ったルイドートとナックが目撃したのは、壁に手をついて尻を突き出すドロンズと、その尻を両手で鷲掴みにし、今にもその尻に顔を埋めんとするクリソックスの姿だった。
「「う、うわああああああ!!!?」」
ドロンズの尻は、魔物の代わりに、恐ろしい誤解を産み出そうとしていた。
追記
作中の『泥ハンド』を『泥フット』に修正しました。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
陸上自衛隊 異世界作戦団
EPIC
ファンタジー
その世界は、日本は。
とある新技術の研究中の暴走から、異世界に接続してしまった。
その異世界は魔法魔力が存在し、そして様々な異種族が住まい栄える幻想的な世界。しかし同時に動乱渦巻く不安定な世界であった。
日本はそれに嫌が応にも巻き込まれ、ついには予防防衛及び人道支援の観点から自衛隊の派遣を決断。
此度は、そのために編成された〝外域作戦団〟の。
そしてその内の一隊を押しつけられることとなった、自衛官兼研究者の。
その戦いを描く――
自衛隊もの、異世界ミリタリーもの……――の皮を被った、超常テクノロジーVS最強異世界魔法種族のトンデモ決戦。
ぶっ飛びまくりの話です。真面目な戦争戦闘話を期待してはいけない。
最初は自衛隊VS異世界軍隊でコンクエストをする想定だったけど、悪癖が多分に漏れた。
自衛隊名称ですが半分IF組織。
オグラ博士……これはもはや神話だ……!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
転生女神さまは異世界に現代を持ち込みたいようです。 〜ポンコツ女神の現代布教活動〜
れおぽん
ファンタジー
いつも現代人を異世界に連れていく女神さまはついに現代の道具を直接異世界に投じて文明の発展を試みるが…
勘違いから生まれる異世界物語を毎日更新ですので隙間時間にどうぞ
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる