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お姫様抱っこは夢の中で
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――本日担当させて頂きます、奥泉昴と申します。よろしくお願いします。
三年働いた会社をうつ病で辞め、一年まるまる休んでさあどうしようか、と重い腰を上げて挑んだのが「美容室へ行って髪を切ること」だった。出来るならばヘアサロンなど避けて通りたかったが、散切り頭で就職活動するわけにもいかない。飛び込みで入ったヘアサロン、自動ドアをくぐった睦月を出迎えてくれたのが当時ヘアスタイリスト一年目だった昴だ。
なんだこの男の子は。顔が綺麗過ぎる。
睦月は一瞬でこの美容室に来たことを後悔した。
「嫌です」「美容師さん変えてください」なんて言う勇気もなく、睦月は流されるままスタイリングチェアに腰を下ろした。
――今日はどうされますか。
頭の中で何度もシミュレーションしてきたはずなのに、睦月の口は息を吸ったきり動いてくれなくなった。
思えば、この一年は部屋にこもりきりで自宅と病院の往復しかしていなかった。白を基調とした内装が眩く、睦月の身体は見る間に硬直した。
黙りこくってしまった睦月の傍を昴はそっと離れた。呆れられてしまったのかな。そう思いおずおずと振り返ると、ハーブティーと一口チョコレートをトレイに乗せた彼がこちらに戻って来るところだった。
――よかったらどうぞ。
その一言だけを残して、昴は奥へ引っ込んだ。睦月は大きな鏡の前で白いカップを手に取り、傾けた。オレンジフラワーの香りと、琥珀色の温み。温かなものが腹に染み渡り、睦月は淡い息を吐いた。四角のチョコレートを口に含むと肩がふっと軽くなった。
甘いもの食べたの、久しぶりだ……。
糖分の余韻にしばらくぼうとしていると、奥から何事もなかったかのように彼が帰って来た。
――今日はどうされますか。
同じ言葉を掛けてくれた彼に睦月は胸を撫で下ろし、用意していた言葉を返した。
――すっきりするくらい、切ってください。
他人の手指が肌に、それも顔や髪、首に触れて、睦月はその感覚に酔いしれた。
久しぶりに誰かに優しく触れられて、もうそれだけで睦月は心が震えた。昴は美容師にしてはおしゃべりが得意そうでなく、けれど睦月にはそれがありがたかった。もじゃもじゃのくせ毛はコテでセットした風のマッシュヘアに。小一時間で見違えるほど整えられた鏡の中の青年は、まるで自分ではないみたいだった。昴はその時からすでに、髪を切るのが上手かった。
またこのお店に来よう。静かに心の中でそう誓い、スタイリングチェアから降りたその時だった。
――あの、これ、どうぞ。
差し出されたのは、先ほどの一口チョコ。確かめるように昴を見つめれば、彼はほんの少しだけ笑った。その微笑みが、睦月の心を打ち抜いた。
睦月は元々、箍が外れやすい。ひとたび何かに夢中になるとストッパーが外れて猪突猛進モードに入ってしまう。睦月は昴に恋をして、夢中になった。週に一度は彼の働いているヘアサロンに通って、カット、カラー、パーマ、トリートメントを繰り返した。彼の迷惑も顧みず断られてもすげなくされてもアタックし続け、通い始めて半年後に昴が折れた形で交際が始まった。夢中は夢の中と書くけれど、睦月は今も夢の中にいる気分だ。
「う~ん。君らしいと言えば君らしい」
タワーマンションの一室、家主の源城と睦月は赤ワイン片手に大人のおしゃべり。ミヒャはぷすぷすと寝息を立ててソファーに横たえている。艶のある金色の毛並みを撫でながら源城は相槌を打った。
「それで、君はきちんと彼に愛されているの?」
「愛されてるよお~。毎日ちゃんと家に帰って来てくれて~、作ったご飯も食べてくれて~、名前も呼んでくれる。彼、毎日一生懸命生きて、仕事まで行って、えらいんだよお~」
「……それは、つまり?」
「つまり、昴君は最高ってこと!僕は彼を愛してるってこと!僕は世界一の幸せ者だってこと!」
高級な赤ワインをぐいと飲み干す親友に苦笑しつつ、源城は空になったグラスにワインを注いだ。
「なるほどね。愛はいつだって与えられるより与える方が満たされる。彼も君の献身に感謝していることだろう。……だよね?」
「感謝?」
「……う~ん。雲行きが怪しいな。君のハニーは日頃から君に愛を伝えてくれているの?」
唇を尖らせ日々の昴を脳裏に巡らせてみる。「ありがとう」「愛してる」といった言葉を検索してみるも、記憶の中の昴は「ん」としか返事をしない。次第に怪訝な表情になっていく源城。睦月は「いーの、いーの!」と砕けたように笑った。
「彼が生きて僕の傍に居てくれることが最高のお返しなんだから。昴君はシャイだけど、彼なりに愛情表現してくれるよ。今日だって“じゃあね”って言ってくれてから家を出たんだから!……でもでも、かっこいいからこそ心配なことも多いの!彼は美容師だから周りに可愛い女の子がいっぱいいて!かっこいい男の子もいて!すぐにちょっかいかけられちゃうの!今日も担当してるお客さんから予約に関係のない連絡が入ってて!……あんなにかっこいいんだもん!恋人がいるに決まってるのに!大体、昴君がお客さんに手を出すわけないでしょ!僕のケースはその……特別だったの!なのに毎日毎日……、」
クダを巻き始める睦月を源城は半目で見つめた。睦月ともう十年来の付き合いになる彼は睦月の嫉妬深さをよく知っている。
「僕、心配で心配で!……でも、この時代じゃない?便利なものはいくらでもあって!GPSのアプリとかスマートトラッカーとか!帰りが遅い時とかあ、飲み会の時とかあ、ちょっとヤバいお客さんに絡まれてるなって時とかあ、今どこにいるのかなって確認してるの!もちろん、昴君には内緒なんだけどね!」
これには源城もぎょっとしたよう。「ワオ。ずいぶん熱烈だね。恋するミャオはエネルギッシュだな」「見て見て!今はちゃ~んと職場にいるよお。あっ、ここが彼のお勤めしてる『AUBE』っていうヘアサロンねっ」マップ上の昴を指差し蕩けた笑みを浮かべる睦月。源城は「Uh-huh.」と片眉を上げて頬杖を突いた。
「君のハニーにぜひ会いたいね。そのくらいはいいだろう?」
「源城君は特別だよ!だって君は僕の親友だもの!」
「そうこなくっちゃ。ボクたちの友情にカンパイ!」
「かんぱ~い!」
グラスをかち合わせ微笑み合う。二人は似た者同士。小中高と一匹狼で過ごしてきたゴーイングマイウェイな二人が偶然にも都心のオフィスで出会い、グラス片手に再会を喜ぶまでの仲になった。激務に心身を削られた睦月を精神科に繋げたのも、親族中が反対するなか店を持つことを応援してくれたのも源城だ。睦月はソウルメイトとの再会を心から喜んだ。
「ただいまあ~……」
洋酒に関してはザルの睦月。親友と赤ワインを三本開けてほろ酔い気分での帰宅。時刻は深夜の二時。玄関には今朝昴が履いて行った革靴が散らばっていた。睦月は眠っている昴を起こさないよう、月明かりでその革靴を磨いた。
「うふふ……」
恋人の眠っている家の、なんとあたたかいこと。革靴をピカピカにしてシューキーパーを入れ玄関に揃えて乾かす。最後に飲んだホットワインのせいか身体がぽかぽかして余計にしあわせな気分になってくる。
「ふふ、ふふふ、う……」
ぱたんと上がり框に横になり、熱い涙を滴らせる。しあわせ過ぎて、泣けてくる。心地よい睡魔と酔い。うっとりしながら洟を啜っていると、リビングの奥の三枚戸が開く音がした。
「なにしてんの」
廊下でこと切れたようになっている睦月の視界に王子様が降臨した。「ごめん昴君、起こしちゃった?」睦月は涙を伝わせながら微笑んだ。
「うわ、酒くさ」
「えへへ、たくさん飲んじゃった」
「……なに泣いてんの」
「家に帰って昴君の靴が玄関にあるの見たら……しあわせで涙が出ちゃった」
狭い玄関に散乱している白い紙袋を見渡し昴は溜息を吐いた。
「そこで吐くなよ」
彼はそうとだけ言うとトイレに入ってしまった。
一日の最後に昴君に会えてラッキー。
睦月はひっくひっくとしゃくりあげながら忍び寄る睡魔に身を任せた。
浅い眠りの中で、睦月はタキシードを着た昴にお姫様抱っこされた。ふわふわふわふわ、気持ちいい。ずっとこのまま抱っこしていてほしいな。そう思って彼の胸に頬を擦り寄せると「マジで酒くさい」と固い声が降って来た。睦月はそれでも頬を緩ませて涙を流した。こんなしあわせな夢、もう見られないかも。
「すばるくん、あいしてるよ」
リビングに敷いた布団に転がすように下ろされて、睦月はころんころんと寝返りを打った。「すばるくん」温もりを探してシーツを掻くと、掛け布団が一枚落ちて来た。昴の温もりも極上だが、布団の温みも負けてない。睦月の緩んだ意識は白いシーツの上にとろとろと蕩けていった。
三年働いた会社をうつ病で辞め、一年まるまる休んでさあどうしようか、と重い腰を上げて挑んだのが「美容室へ行って髪を切ること」だった。出来るならばヘアサロンなど避けて通りたかったが、散切り頭で就職活動するわけにもいかない。飛び込みで入ったヘアサロン、自動ドアをくぐった睦月を出迎えてくれたのが当時ヘアスタイリスト一年目だった昴だ。
なんだこの男の子は。顔が綺麗過ぎる。
睦月は一瞬でこの美容室に来たことを後悔した。
「嫌です」「美容師さん変えてください」なんて言う勇気もなく、睦月は流されるままスタイリングチェアに腰を下ろした。
――今日はどうされますか。
頭の中で何度もシミュレーションしてきたはずなのに、睦月の口は息を吸ったきり動いてくれなくなった。
思えば、この一年は部屋にこもりきりで自宅と病院の往復しかしていなかった。白を基調とした内装が眩く、睦月の身体は見る間に硬直した。
黙りこくってしまった睦月の傍を昴はそっと離れた。呆れられてしまったのかな。そう思いおずおずと振り返ると、ハーブティーと一口チョコレートをトレイに乗せた彼がこちらに戻って来るところだった。
――よかったらどうぞ。
その一言だけを残して、昴は奥へ引っ込んだ。睦月は大きな鏡の前で白いカップを手に取り、傾けた。オレンジフラワーの香りと、琥珀色の温み。温かなものが腹に染み渡り、睦月は淡い息を吐いた。四角のチョコレートを口に含むと肩がふっと軽くなった。
甘いもの食べたの、久しぶりだ……。
糖分の余韻にしばらくぼうとしていると、奥から何事もなかったかのように彼が帰って来た。
――今日はどうされますか。
同じ言葉を掛けてくれた彼に睦月は胸を撫で下ろし、用意していた言葉を返した。
――すっきりするくらい、切ってください。
他人の手指が肌に、それも顔や髪、首に触れて、睦月はその感覚に酔いしれた。
久しぶりに誰かに優しく触れられて、もうそれだけで睦月は心が震えた。昴は美容師にしてはおしゃべりが得意そうでなく、けれど睦月にはそれがありがたかった。もじゃもじゃのくせ毛はコテでセットした風のマッシュヘアに。小一時間で見違えるほど整えられた鏡の中の青年は、まるで自分ではないみたいだった。昴はその時からすでに、髪を切るのが上手かった。
またこのお店に来よう。静かに心の中でそう誓い、スタイリングチェアから降りたその時だった。
――あの、これ、どうぞ。
差し出されたのは、先ほどの一口チョコ。確かめるように昴を見つめれば、彼はほんの少しだけ笑った。その微笑みが、睦月の心を打ち抜いた。
睦月は元々、箍が外れやすい。ひとたび何かに夢中になるとストッパーが外れて猪突猛進モードに入ってしまう。睦月は昴に恋をして、夢中になった。週に一度は彼の働いているヘアサロンに通って、カット、カラー、パーマ、トリートメントを繰り返した。彼の迷惑も顧みず断られてもすげなくされてもアタックし続け、通い始めて半年後に昴が折れた形で交際が始まった。夢中は夢の中と書くけれど、睦月は今も夢の中にいる気分だ。
「う~ん。君らしいと言えば君らしい」
タワーマンションの一室、家主の源城と睦月は赤ワイン片手に大人のおしゃべり。ミヒャはぷすぷすと寝息を立ててソファーに横たえている。艶のある金色の毛並みを撫でながら源城は相槌を打った。
「それで、君はきちんと彼に愛されているの?」
「愛されてるよお~。毎日ちゃんと家に帰って来てくれて~、作ったご飯も食べてくれて~、名前も呼んでくれる。彼、毎日一生懸命生きて、仕事まで行って、えらいんだよお~」
「……それは、つまり?」
「つまり、昴君は最高ってこと!僕は彼を愛してるってこと!僕は世界一の幸せ者だってこと!」
高級な赤ワインをぐいと飲み干す親友に苦笑しつつ、源城は空になったグラスにワインを注いだ。
「なるほどね。愛はいつだって与えられるより与える方が満たされる。彼も君の献身に感謝していることだろう。……だよね?」
「感謝?」
「……う~ん。雲行きが怪しいな。君のハニーは日頃から君に愛を伝えてくれているの?」
唇を尖らせ日々の昴を脳裏に巡らせてみる。「ありがとう」「愛してる」といった言葉を検索してみるも、記憶の中の昴は「ん」としか返事をしない。次第に怪訝な表情になっていく源城。睦月は「いーの、いーの!」と砕けたように笑った。
「彼が生きて僕の傍に居てくれることが最高のお返しなんだから。昴君はシャイだけど、彼なりに愛情表現してくれるよ。今日だって“じゃあね”って言ってくれてから家を出たんだから!……でもでも、かっこいいからこそ心配なことも多いの!彼は美容師だから周りに可愛い女の子がいっぱいいて!かっこいい男の子もいて!すぐにちょっかいかけられちゃうの!今日も担当してるお客さんから予約に関係のない連絡が入ってて!……あんなにかっこいいんだもん!恋人がいるに決まってるのに!大体、昴君がお客さんに手を出すわけないでしょ!僕のケースはその……特別だったの!なのに毎日毎日……、」
クダを巻き始める睦月を源城は半目で見つめた。睦月ともう十年来の付き合いになる彼は睦月の嫉妬深さをよく知っている。
「僕、心配で心配で!……でも、この時代じゃない?便利なものはいくらでもあって!GPSのアプリとかスマートトラッカーとか!帰りが遅い時とかあ、飲み会の時とかあ、ちょっとヤバいお客さんに絡まれてるなって時とかあ、今どこにいるのかなって確認してるの!もちろん、昴君には内緒なんだけどね!」
これには源城もぎょっとしたよう。「ワオ。ずいぶん熱烈だね。恋するミャオはエネルギッシュだな」「見て見て!今はちゃ~んと職場にいるよお。あっ、ここが彼のお勤めしてる『AUBE』っていうヘアサロンねっ」マップ上の昴を指差し蕩けた笑みを浮かべる睦月。源城は「Uh-huh.」と片眉を上げて頬杖を突いた。
「君のハニーにぜひ会いたいね。そのくらいはいいだろう?」
「源城君は特別だよ!だって君は僕の親友だもの!」
「そうこなくっちゃ。ボクたちの友情にカンパイ!」
「かんぱ~い!」
グラスをかち合わせ微笑み合う。二人は似た者同士。小中高と一匹狼で過ごしてきたゴーイングマイウェイな二人が偶然にも都心のオフィスで出会い、グラス片手に再会を喜ぶまでの仲になった。激務に心身を削られた睦月を精神科に繋げたのも、親族中が反対するなか店を持つことを応援してくれたのも源城だ。睦月はソウルメイトとの再会を心から喜んだ。
「ただいまあ~……」
洋酒に関してはザルの睦月。親友と赤ワインを三本開けてほろ酔い気分での帰宅。時刻は深夜の二時。玄関には今朝昴が履いて行った革靴が散らばっていた。睦月は眠っている昴を起こさないよう、月明かりでその革靴を磨いた。
「うふふ……」
恋人の眠っている家の、なんとあたたかいこと。革靴をピカピカにしてシューキーパーを入れ玄関に揃えて乾かす。最後に飲んだホットワインのせいか身体がぽかぽかして余計にしあわせな気分になってくる。
「ふふ、ふふふ、う……」
ぱたんと上がり框に横になり、熱い涙を滴らせる。しあわせ過ぎて、泣けてくる。心地よい睡魔と酔い。うっとりしながら洟を啜っていると、リビングの奥の三枚戸が開く音がした。
「なにしてんの」
廊下でこと切れたようになっている睦月の視界に王子様が降臨した。「ごめん昴君、起こしちゃった?」睦月は涙を伝わせながら微笑んだ。
「うわ、酒くさ」
「えへへ、たくさん飲んじゃった」
「……なに泣いてんの」
「家に帰って昴君の靴が玄関にあるの見たら……しあわせで涙が出ちゃった」
狭い玄関に散乱している白い紙袋を見渡し昴は溜息を吐いた。
「そこで吐くなよ」
彼はそうとだけ言うとトイレに入ってしまった。
一日の最後に昴君に会えてラッキー。
睦月はひっくひっくとしゃくりあげながら忍び寄る睡魔に身を任せた。
浅い眠りの中で、睦月はタキシードを着た昴にお姫様抱っこされた。ふわふわふわふわ、気持ちいい。ずっとこのまま抱っこしていてほしいな。そう思って彼の胸に頬を擦り寄せると「マジで酒くさい」と固い声が降って来た。睦月はそれでも頬を緩ませて涙を流した。こんなしあわせな夢、もう見られないかも。
「すばるくん、あいしてるよ」
リビングに敷いた布団に転がすように下ろされて、睦月はころんころんと寝返りを打った。「すばるくん」温もりを探してシーツを掻くと、掛け布団が一枚落ちて来た。昴の温もりも極上だが、布団の温みも負けてない。睦月の緩んだ意識は白いシーツの上にとろとろと蕩けていった。
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