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超絶怒涛にかっこいい恋人のいる僕の憂鬱
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午前五時半。アラームが枕元で鳴り響く。三時間弱の睡眠時間にも関わらず、睦月は素早く起床。二日酔いで痛む頭を振り切りシャワーを浴びて歯磨きをして、出汁を取るために台所に立った。
昴の口に入れるものにはこだわっているつもりだ。水出ししていた出汁を火にかけ、沸騰する前に昆布を取り出し、鰹節をぱっと鍋へ放る。
「やだ、お土産置きっぱなし!クマちゃんごめんねえ」
紅茶をはじめとした食べ物類はそれぞれの棚へ、紙袋からころんと出ていたクマは汚れを払いリビングのチェストの上へ。つぶらな黒の瞳を輝かせ、クマは不思議そうにリビングを見渡した。
「んふふ~、ふふ~」
鼻歌交じりにおにぎりを握り、昨日頂いたバームクーヘンも切り分ける。豆腐とわかめの味噌汁、厚焼き玉子、たらこのおにぎりが出来たところで、珍しく昴が自分で起きてきた。
「よく起きてんね。昨日は結構飲んでそうだったのに」
「おはよう昴君!自分で起きられて偉いねっ。おはようのハグハグ~、チュー!」
二日酔いもなんのその、愛しの昴の登場に浮き立つ睦月。が、ハグもキスも避けられてしまった。
「くっさいんだよ、こっち寄んな」
「シャワー浴びたもん!歯磨きしたもん!チューはだめでもハグはいいでしょっ?」
顔を顰めている昴の胸に飛び込むと、彼は小さく溜息を吐いた。
「昨日、すごくいい夢を見たんだ。タキシードの昴君が僕をお姫様抱っこしてくれたの!すごくかっこよかった!あんな夢見られるなら毎日赤ワイン飲もうかなあ」
「ヤメて。酒くさいの無理。メシは?」
「もう出来てるよ、用意するからリビングで待ってて!」
和の朝食に混じるバームクーヘンを見つめ「言ってた友達のドイツ土産?」と昴が尋ねる。昴君から会話が始まるなんて!睦月は詰めていたお弁当に一旦蓋をして昴の元へと飛んで行った。
「そう!本場のバームクーヘン美味しいよ!あのクマちゃんもお土産でもらったの!かわいいでしょ。見てるだけで癒されるよねっ」
「前の会社の同期だっけ。離れてずいぶん経つのに仲いいね」
「たった一人の友達だもの!昨日は積もる話がお互いにありすぎて盛り上がっちゃって。もちろん昴君の話もしたよ!ねえ、今度会ってくれる?源城君は僕の大切な人なの!昴君を紹介したい!」
「やだよ。めんどくさい。仕事あるし無理」
睦月はクマを胸に抱いて「ええ~……」としょぼくれた。けれどぱっと笑顔に切り替えて「分かった!ごめんね、こんなこと言って!」とにこにこ笑う。昴はおにぎりを頬張りそっぽを向いた。正直に言えば、睦月はほんのちょっぴり傷ついた。
ハーブチキンとレタス、トマトを挟んだサンドイッチに、季節のフルーツ、そしてスープジャーにはコンソメスープ。保冷バックにそれらを詰め込み「愛情入魂!」と気合を注入して睦月はクローゼットへと急いだ。
今日は朝から陽が照っている。昼からは気温が二十三度を超える予想だ。睦月は鼻歌を歌いながら昴のクローゼットを物色した。
「昼間は空調つけるかもしれないし……。体温調節しやすいように羽織があった方がいいよね~……」
昴が気に入っているストライプのシャツを手に取り、白のカットソーと淡い色味のデニムを合わせてみる。……最近買ったばかりの白のスニーカーを合わせたら素敵なのでは?春めいた装いの昴を思い浮かべ緩んでいる頬を更に緩ませたその時だった。
「ん?……んんっ!?」
デニムのポケットからひらりと落ちたベビーブルーの便箋。そこに書き込まれた文言を見た瞬間に睦月は目の色を失った。
「昴君っ!」
バン!とリビングのドアを開け放ち、睦月は味噌汁を飲んでいる昴に詰め寄った。
「八日前に履いてたデニムからこんなの出て来たんだけどっ。どういうこと!?ひなたって誰!?」
――いつもかわいくしてくれてありがとう♡よかったら連絡ください♡ ひなた
文言の下に書き込まれた電話番号に眉を吊り上げる睦月。昴は豆腐をゆっくりと咀嚼して「お客さん」とだけ答えた。
「こういうのは受け取らないでって言ってるでしょ!?なんで受け取っちゃうの!」
「俺は知らない。受け取ってない」
「じゃあなんでここにあるのっ。デニムのお尻のポッケだよ!?気付かないはずないでしょっ!?」
「はあ……うるさ」
「うるさくないよっ。なんで約束破るのっ。昴君、やっぱり女の子がいいんだっ。ばかばかばか、昴君のばかっ。もうっ、食べてないでなんとか言ってよ!」
拳でぽかぽかと昴の背中を叩く。どれだけ責めても朝食を黙々と咀嚼し続ける昴。睦月は滲んだ涙を拭い便箋をびりびりと破った。
やっぱり、GPSなんかじゃ駄目。サロンに定点カメラでも置いて営業時間中見ていないと、昴の頭にゴープロでもつけて対人関係を正確に把握しないと、昴に伸びる魔の手には気付けない。睦月はゴミ箱の底に散ったベビーブルーの破片を睨み、再び昴ににじり寄った。
「ホントに、ホントにホントに、受け取ってないの?知らないうちにポッケに入れられちゃっただけなの?」
「うるさ。耳元でしゃべんないでよ」
「昴君っ。答えてよっ。はぐらかすってことは、受け取っちゃったの?なんで答えられないのっ?僕に嘘吐いたの?僕のこと嫌いになったのっ、ひっ、ぼ、僕と別れてっ、そ、その女の子とっ、っく、」
昴のTシャツの襟元を揺すりながら涙を溢れさせる睦月。昴はしばらく温度の無い眼差しで睦月を見ていたけれど「はあ」と溜息を吐き空になったお膳に手を合わせた。
「受け取ってないし、家にこんなめんどくさいヤツいんのに客にまで手え出す気力ない」
睦月はぱっと面を上げ、昴を見つめた。しばし睨み合っていた二つの視線は、睦月の方から逸らされた。なんでこんな時までかっこいいんだ、昴君はっ……。
「愛してるのに疑ってごめんなさいっ」
睦月は昴の膝の上に飛び乗り目の前の身体にしがみついた。一ミリも心が離れませんようにと、きつく、きつく。
「仲直りのチューしてっ」
「仲直りも何もお前の勘違いじゃん」
いつものようにすげなくされて、睦月はやっと微笑んだ。彼の腰に脚を絡め、唇を押し付ける。昴は盛大に顔を顰めた。ちゅっちゅっとキスを繰り返している間にも、昴はリモコンを手に取りテレビのチャンネルを変えている。仲直りのキスとハグをひとしきり堪能し、睦月は彼の膝の上から腰を上げた。
「えへへ。ぎゅ~ってしたらしあわせで涙止まっちゃった。絶対絶対、浮気は駄目だよ。浮気したら……、その、えーと……、一週間ご飯作りませんし掃除もしませんし朝のお世話もしませんから!」
「はいはい」
ぼさぼさの頭を掻きながら立ち上がった昴は大あくびをして洗面所に消えていく。睦月はシンクに向かって小さく溜息を吐いた。かっこいい彼氏を持つのも大変だ。
でも、自分さえしっかりしていれば大丈夫。昴の愛情表現はひとよりもささやかだけれど、ちゃんと色々なアプローチで「すきだよ」と伝えてくれる。それは彼からひと時目を離すと見逃してしまうような小さなシグナルだけれど、自分はちゃんとそれを分かっている。あんな紙切れ一枚で不安になる必要なんて……、
「睦月」
名前を呼ばれ、睦月は面を上げた。洗面所から顔を出した昴が「髪やって」と美容師らしからぬ要求を投げて来る。下がっていた睦月の口角はみるみる急上昇。睦月はスキップで洗面所に駆け込み、昴に「下の階に迷惑だろ」と頭をはたかれた。
昴の口に入れるものにはこだわっているつもりだ。水出ししていた出汁を火にかけ、沸騰する前に昆布を取り出し、鰹節をぱっと鍋へ放る。
「やだ、お土産置きっぱなし!クマちゃんごめんねえ」
紅茶をはじめとした食べ物類はそれぞれの棚へ、紙袋からころんと出ていたクマは汚れを払いリビングのチェストの上へ。つぶらな黒の瞳を輝かせ、クマは不思議そうにリビングを見渡した。
「んふふ~、ふふ~」
鼻歌交じりにおにぎりを握り、昨日頂いたバームクーヘンも切り分ける。豆腐とわかめの味噌汁、厚焼き玉子、たらこのおにぎりが出来たところで、珍しく昴が自分で起きてきた。
「よく起きてんね。昨日は結構飲んでそうだったのに」
「おはよう昴君!自分で起きられて偉いねっ。おはようのハグハグ~、チュー!」
二日酔いもなんのその、愛しの昴の登場に浮き立つ睦月。が、ハグもキスも避けられてしまった。
「くっさいんだよ、こっち寄んな」
「シャワー浴びたもん!歯磨きしたもん!チューはだめでもハグはいいでしょっ?」
顔を顰めている昴の胸に飛び込むと、彼は小さく溜息を吐いた。
「昨日、すごくいい夢を見たんだ。タキシードの昴君が僕をお姫様抱っこしてくれたの!すごくかっこよかった!あんな夢見られるなら毎日赤ワイン飲もうかなあ」
「ヤメて。酒くさいの無理。メシは?」
「もう出来てるよ、用意するからリビングで待ってて!」
和の朝食に混じるバームクーヘンを見つめ「言ってた友達のドイツ土産?」と昴が尋ねる。昴君から会話が始まるなんて!睦月は詰めていたお弁当に一旦蓋をして昴の元へと飛んで行った。
「そう!本場のバームクーヘン美味しいよ!あのクマちゃんもお土産でもらったの!かわいいでしょ。見てるだけで癒されるよねっ」
「前の会社の同期だっけ。離れてずいぶん経つのに仲いいね」
「たった一人の友達だもの!昨日は積もる話がお互いにありすぎて盛り上がっちゃって。もちろん昴君の話もしたよ!ねえ、今度会ってくれる?源城君は僕の大切な人なの!昴君を紹介したい!」
「やだよ。めんどくさい。仕事あるし無理」
睦月はクマを胸に抱いて「ええ~……」としょぼくれた。けれどぱっと笑顔に切り替えて「分かった!ごめんね、こんなこと言って!」とにこにこ笑う。昴はおにぎりを頬張りそっぽを向いた。正直に言えば、睦月はほんのちょっぴり傷ついた。
ハーブチキンとレタス、トマトを挟んだサンドイッチに、季節のフルーツ、そしてスープジャーにはコンソメスープ。保冷バックにそれらを詰め込み「愛情入魂!」と気合を注入して睦月はクローゼットへと急いだ。
今日は朝から陽が照っている。昼からは気温が二十三度を超える予想だ。睦月は鼻歌を歌いながら昴のクローゼットを物色した。
「昼間は空調つけるかもしれないし……。体温調節しやすいように羽織があった方がいいよね~……」
昴が気に入っているストライプのシャツを手に取り、白のカットソーと淡い色味のデニムを合わせてみる。……最近買ったばかりの白のスニーカーを合わせたら素敵なのでは?春めいた装いの昴を思い浮かべ緩んでいる頬を更に緩ませたその時だった。
「ん?……んんっ!?」
デニムのポケットからひらりと落ちたベビーブルーの便箋。そこに書き込まれた文言を見た瞬間に睦月は目の色を失った。
「昴君っ!」
バン!とリビングのドアを開け放ち、睦月は味噌汁を飲んでいる昴に詰め寄った。
「八日前に履いてたデニムからこんなの出て来たんだけどっ。どういうこと!?ひなたって誰!?」
――いつもかわいくしてくれてありがとう♡よかったら連絡ください♡ ひなた
文言の下に書き込まれた電話番号に眉を吊り上げる睦月。昴は豆腐をゆっくりと咀嚼して「お客さん」とだけ答えた。
「こういうのは受け取らないでって言ってるでしょ!?なんで受け取っちゃうの!」
「俺は知らない。受け取ってない」
「じゃあなんでここにあるのっ。デニムのお尻のポッケだよ!?気付かないはずないでしょっ!?」
「はあ……うるさ」
「うるさくないよっ。なんで約束破るのっ。昴君、やっぱり女の子がいいんだっ。ばかばかばか、昴君のばかっ。もうっ、食べてないでなんとか言ってよ!」
拳でぽかぽかと昴の背中を叩く。どれだけ責めても朝食を黙々と咀嚼し続ける昴。睦月は滲んだ涙を拭い便箋をびりびりと破った。
やっぱり、GPSなんかじゃ駄目。サロンに定点カメラでも置いて営業時間中見ていないと、昴の頭にゴープロでもつけて対人関係を正確に把握しないと、昴に伸びる魔の手には気付けない。睦月はゴミ箱の底に散ったベビーブルーの破片を睨み、再び昴ににじり寄った。
「ホントに、ホントにホントに、受け取ってないの?知らないうちにポッケに入れられちゃっただけなの?」
「うるさ。耳元でしゃべんないでよ」
「昴君っ。答えてよっ。はぐらかすってことは、受け取っちゃったの?なんで答えられないのっ?僕に嘘吐いたの?僕のこと嫌いになったのっ、ひっ、ぼ、僕と別れてっ、そ、その女の子とっ、っく、」
昴のTシャツの襟元を揺すりながら涙を溢れさせる睦月。昴はしばらく温度の無い眼差しで睦月を見ていたけれど「はあ」と溜息を吐き空になったお膳に手を合わせた。
「受け取ってないし、家にこんなめんどくさいヤツいんのに客にまで手え出す気力ない」
睦月はぱっと面を上げ、昴を見つめた。しばし睨み合っていた二つの視線は、睦月の方から逸らされた。なんでこんな時までかっこいいんだ、昴君はっ……。
「愛してるのに疑ってごめんなさいっ」
睦月は昴の膝の上に飛び乗り目の前の身体にしがみついた。一ミリも心が離れませんようにと、きつく、きつく。
「仲直りのチューしてっ」
「仲直りも何もお前の勘違いじゃん」
いつものようにすげなくされて、睦月はやっと微笑んだ。彼の腰に脚を絡め、唇を押し付ける。昴は盛大に顔を顰めた。ちゅっちゅっとキスを繰り返している間にも、昴はリモコンを手に取りテレビのチャンネルを変えている。仲直りのキスとハグをひとしきり堪能し、睦月は彼の膝の上から腰を上げた。
「えへへ。ぎゅ~ってしたらしあわせで涙止まっちゃった。絶対絶対、浮気は駄目だよ。浮気したら……、その、えーと……、一週間ご飯作りませんし掃除もしませんし朝のお世話もしませんから!」
「はいはい」
ぼさぼさの頭を掻きながら立ち上がった昴は大あくびをして洗面所に消えていく。睦月はシンクに向かって小さく溜息を吐いた。かっこいい彼氏を持つのも大変だ。
でも、自分さえしっかりしていれば大丈夫。昴の愛情表現はひとよりもささやかだけれど、ちゃんと色々なアプローチで「すきだよ」と伝えてくれる。それは彼からひと時目を離すと見逃してしまうような小さなシグナルだけれど、自分はちゃんとそれを分かっている。あんな紙切れ一枚で不安になる必要なんて……、
「睦月」
名前を呼ばれ、睦月は面を上げた。洗面所から顔を出した昴が「髪やって」と美容師らしからぬ要求を投げて来る。下がっていた睦月の口角はみるみる急上昇。睦月はスキップで洗面所に駆け込み、昴に「下の階に迷惑だろ」と頭をはたかれた。
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