改:どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ

ボケ猫

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3 一体どんな世界になったのだろう

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ゲームじゃない。
死ねば終わりだろう。
というか、死ぬと俺も蒸発するのだろうか?
まずはロンリーウルフだ。
ゴブリンは動く気配がないようだ。
あと3匹か。

今のがマップで表示された最左端だから、右へ移動しながらロンリーウルフだけを先に仕留めたほうがいいだろうと思う。
残せばうっとうしいことになるに違いない。
俺の頭の中は、いろんな情報で大混乱だ。

スキルで忍び足があるおかげか、魔物たちには気づかれることがない。
う~ん……深く考えることはやめ、確実に仕留めていこう。
……
仕留めていこうって……クックック、まるでゲームの主人公にでもなったような考え方だな。
俺は思わず自嘲気味に笑う。

先ほどと同じようにロンリーウルフを仕留めて、その次もうまくいった。
残り1匹。
「ふぅ……」
前方には最後のロンリーウルフがいる。
マップ上のゴブリンたちはゆっくりと移動している。
こいつらは、ロンリーウルフがやられたことに気づかないのか?
まぁいい。
俺はロンリーウルフに近づき同じように仕留める。
経験値獲得の天の声は仕留めるたびに聞こえていた。

『レベルが上がりました』

ん?
今、レベルが上がりましたって言ったよな?
ということは、LV6か。
高レベルのロンリーウルフでもいたのかな。
俺は移動と狩りに夢中で、相手のレベルを見ていなかった。
今はステータス画面を見る余裕などない。
ゴブリンがまだいるのだ。
一度に5匹、できるのか?
だが、レベル差もある。
ゴブリンは高くてもLv3。
いや、遠くの方にLv4の個体もいるようだが。
えぇい……迷っても仕方ない。

やる!

俺は一気に駆け出した。
ダッ!
棒で突くだけで仕留められる個体もいるようだ。
思いっきり棒で突き、拳で殴り、蹴りを出す。
ゴブリンはバタバタと面白いように倒れた。
まさに蹂躙だな。
しかし、調子にのってはいけない。
決して油断するな!
俺は呪文のようにつぶやく。

ゴブリン同士も離れているので、1つの単位ずつ確実につぶしていける。
横のゴブリンたちには気づかれてないようだが?
バカなのか?
まぁ、いい。
ゴブリンたちが消えた後に残る石は拾えるだけ拾っていく。
ついでにゴブリンが持っていたナイフも少し頂戴しておこう。
俺のポケットもいっぱいになってきた。

各個撃破でつぶしているけど、もし全部が襲ってきていたら、いくらレベル差があっても無理だっただろうな。
俺は少し身震いをする。

静かに近づき、確実に仕留める。
残すところあと1単位、ゴブリン5匹だけだ。
・・・
掃討した。

『レベルが上がりました』

天の声が聞こえた。
は?
一体どういった感じでレベルが上がっているんだ?
わからん。
しかし、一息つけそうだ。
ゴブリンたちの討伐が終わったところでステータス画面を確認する。

テツ
レベル:7
種族 :人
HP :65/80 +30
MP :30/45 +25
力  :63    +20
防御 :50    +15
敏捷 :77    +20
技能 :53    +15
運  :59    +2
職業 :盗賊6

固有スキル 
探索4
忍び足4
気配察知4
罠解除New
杖術3
体術2New
自動回復New

おお、結構上昇したな。
俺はステータス画面を見ながら微笑む。
杖術3と表示されてるぞ。
他はスキルの程度がよくわからない。
罠解除、自動回復、体術ってのもあるな。
いきなり2ってなってるぞ。
自分の行動や職業によってスキルが取得されている感じだ。
レベル7か。
チートになるにはもっとレベルアップしないと・・って、何ゲーム感覚になってるんだ。
さて、固有スキルの程度がわからないし、統合などできるのか?
あまり多くなってきても判断できない。
・・・
俺の感覚が麻痺してきたのかもしれない。
本当にゲームの中でプレイしているような気持ちになっていく。
しかし、本当に夢などではないよな?
魔物を倒したときの感触はあったと思うが、終わってしまうと夢と言われてもわからない。
余計な考えはやめた。
とりあえず今は、目の前の現象に対処しないと。

さて、レベルが上がって索敵範囲も広がったようだ。
!!
そう思っていたら、いきなり嫌な感じがした。
扇状に見ると、ゴブリンたちのいた奥の方から1匹の魔物が近づいてくる。

ワーウルフ:Lv8。

距離的には300メートルくらいだろう。
俺よりもレベル1つ上の個体だ。
普通に考えたら、ヤバいよな。
時間は5時40分を過ぎていた。
ここで少し大きな流れで俺は考えてみた。
先行がロンリーウルフ、その間にゴブリン、そしてワーウルフという動き。
そうやって見ると、この魔物たちは戦術単位なのかとも思える。
結構な規模の移動だな。
こんなのが世界各地で発生していたらパニックだよな、普通に。
俺が少し考えている間に、ワーウルフがゆっくりと移動し立ち止まって辺りを見渡している。

向こうはこちらに気づいているのか。
俺はそっと移動してみる。
ワーウルフが耳を立ててこちらを見た。
気づいたのか?
マジか、200メートルくらいは離れてるぞ。

!!!

目が合った!!
ワーウルフが一気にこちらに向かって加速してくる。
やばい、やばい、やばい、やばい!
とにかく逃げよう。
俺は全力で駆け出した。
しかし、ワーウルフの移動速度が速いようだ。
グングン迫ってくるこのスピード……逃げきれるものじゃない。
どうする?

そうだ、近くの高圧電線の支柱に登ろう。
高さは50メートルくらいある。
その中間くらいまで登ればなんとかなるかもしれない。
俺は夢中で高圧電線の支柱を駆け上る。
ん?
俺の肉体能力が上昇しているのか、軽く登れる。
すぐに思っていた高さに到着。
結構高いな。

さて、相手も登ってくるのか?
まだ到着までには数秒あるだろう。
どうする?
考えろ!!
・・
浮かばない。

そうだ。
集めた石をステータス画面に入れよう。
数えていないが、結構な数を倒したはずだ。
俺は集めた石を全部ステータス画面に吸い込ませてみた。

少し身体が軽くなったような感じがする。
しかし、確認している暇がない。
来た!!
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