改:どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ

ボケ猫

文字の大きさ
34 / 152

34 キタァァアアア! これぞ異世界!

しおりを挟む

動こうとはしないな……しかし、死んではいないようだ。
死ねば蒸発……だよな?
!!
俺の頭に余計な色気が出た。
もしかして、こいつを倒せば凄まじく経験値が得られるんじゃね?
だが、大丈夫か?
瀕死だとは思うが、それもわからない。

こんな時に、相手のHPや状態がわかればいいのだが。
とにかく、このまま死んでしまったらもったいない。
しかし、レベル18だしなぁ。
う~ん……俺は少し考えた。
よし!!
やってみよう!
もったいないじゃないか!
だけど、死んだ振りじゃないよな、このガーゴイル。
いろんなことが俺の頭の中で浮かぶが答えはない。

俺は、刀を片手にそっとガーゴイルに近づいていく。
やはり動く気配はない。
目の前まで来た。
ドキドキと自分の心臓の鼓動が聞こえる気がする。
本当に大丈夫か?
ゴクン……俺は唾を飲み込む。

ガーゴイル、灰色の魔物。
俺は刀をそのままガーゴイルの頭の部分にそっと刺してみた。
もし起き上がってきたら全力で逃げるぞ。
そう思いながら力を込めていく。
プス!
軽く刺さった。
え?
何だ……軽く刺さるぞ。
そう思って、今度は胴体に刺してみた。
プス!
こちらも刺さるな。
しかし、ガーゴイルは動かない。
やっぱり瀕死か。

試しに素手でガーゴイルを殴ってみた。
ガン!!
・・ジーーーン。
痛ってぇ・・めっちゃ硬いじゃないか!!
石だ、石。
それも無茶苦茶硬いぞ。
それにしては刀は刺さったな。

!!
そうか!
石を切るイメージをじいちゃんに付与してもらったんだった。
ガーゴイルは石像などの石系統魔物のはずだ。
やっぱ、じいちゃん凄いな!
それよりも、ガーゴイルに止めを刺さなきゃ。

プス、プス、プス、プス・・・・!
刀をめちゃくちゃ刺しまくった。
そのうちにガーゴイルが蒸発した。

『レベルが上がりました』
『レベルが上がりました』
『レベルが上がりました』
『レベルが上がりました』
『レベルが上がりました』
・・・
天の声が連呼する。
俺は呆然としながら聞いていた。
・・・・
・・・
ジワジワとうれしさが込み上がってくる。
「うぅ・・うわぉおおおおおお・・これだよ、これ!」
思わず叫んでしまった。
これじゃ、俺がワーウルフと間違われるな。

テツ
レベル:15
種族 :人
HP :160/190 +65
MP :90/140  +60
力  :158     +60
防御 :135     +55
敏捷 :217     +80
技能 :128     +50
運  :65      +2
職業 :忍者7

固有スキル 
気配察知10
罠解除1
自動回復8
軽歩行6
忍術2New
鑑定1New

狂喜した!
もう1回叫びたくなった。
しかし、我慢。
うれしくて仕方がない。
こういったレベルの上がり方がしたかったんだ。
ありがたい!
やっぱ、この世界システム!
ありがとう!!!

ステータス数値はものすごく上昇した。
優に話したら許してくれないだろうな。
それよりもじいちゃんに本当に感謝だ。

でも、どうして空から降ってきたのだろう?
俺には棚からぼた餅だったが。
それほど俺の運は高くないのに。
ま、いっか。
それにガーゴイル、かなり傷ついていたよなぁ。
どこかから避難してきたのだろうか?
う~ん……よくわからん。
俺はステータス画面を見ながらそんなことを考え、喜んでいた。
そして、固有スキルをみて、もう1度見直した。
!!
スキルが消えてる!!
っていうか、忍術?
何だこれ?

ん?
!!!
しかし、これには驚愕!
「鑑定スキル」
キタァァアアア!!
マジであったのか?
いや、異世界物ではテッパンのスキル。
でも、ここは地球だ。
異世界のような世界になってしまったが。

鑑定スキル・・どうやって使うんだ?
それよりも、スキルの使い方や獲得の方法ってよくわからない。
勝手に発動してるっぽいし。
探索がなくなっているが、鑑定に含まれたのか?
忍術って・・何だろう?
体術や杖術がなくなったが、忍術に含まれると考えると、そう思えないこともない。
う~ん・・やっぱりわからないな。

まぁボーナスと思っておくことにしよう。
でも、鑑定ってなんで取得できたんだ?
忍者って、相手を疑う仕事だからか?
いや、職よりも固有スキルってことは俺の性格か。
なんか少しへこむぞ。
ま、考えてもわからないことはここまでだ。
とにかくラッキーだった。

まさか、レベルがこれほど極端に上がるとは思ってもいなかった。
ただ、優には言えそうもない。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界では地味な俺が、なぜか神々に最愛されて無双してる件

fuwamofu
ファンタジー
平凡な高校生・桐生ユウは、女神の手違いで異世界に転生した。 チートもスキルも貰えず、冒険者登録すらままならない落ちこぼれ……のはずだった。 しかし周囲の異常な好感度、意味不明な強運、そして隠された神格スキルによって、ユウは「無自覚に全能」な存在へと覚醒していく。 気づけば女神も姫騎士も魔王娘も彼に夢中。誤解と崇拝が加速する中、ユウの“地味な日常”は世界を揺るがす伝説になっていく。 笑いあり、胸キュンあり、ざまぁありの最強(なのに本人だけ気づいてない)異世界ファンタジー開幕!

やがて最強に至る弾丸付与術士の成り上がり

彼方
ファンタジー
 2035年の日本では、多数出現したダンジョンを探索する探索者という職業が大きな注目を集めていた。ダンジョンを探索することは大きな危険も伴うが、地球では本来手に入らない希少な資源を入手することができるため、日本を含め世界各国はダンジョン資源の獲得に力を入れていた。  そうした世界の中で平均的な探索者として活動していた加賀優斗は、親友である木場洋輔から突然パーティを追放されてしまう。優斗は絶望し失意の底に沈むが、不治の病に侵された妹を助けるために行動を開始する。  これは、実力も才能もない一人の青年が努力と工夫によって世界最強へと上り詰めるまでの物語。

俺の家に異世界ファンタジーガチャが来た結果→現実世界で最強に ~極大に増えていくスキルの数が膨大になったので現実世界で無双します~

仮実谷 望
ファンタジー
ガチャを廻したいからそんな理由で謎の異世界ガチャを買った主人公はガチャを廻して自分を鍛えて、最強に至る。現実世界で最強になった主人公は難事件やトラブルを解決する。敵の襲来から世界を守るたった一人の最強が誕生した。そしてガチャの真の仕組みに気付く主人公はさらに仲間と共に最強へと至る物語。ダンジョンに挑戦して仲間たちと共に最強へと至る道。 ガチャを廻しまくり次第に世界最強の人物になっていた。 ガチャ好きすぎて書いてしまった。

おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略

神崎あら
ファンタジー
冒険者歴20年以上のおっさんは、若い冒険者達のように地位や権威を得るためにダンジョンには行かない。 そう、おっさんは生活のためにダンジョンに行く。 これはそんなおっさんの冒険者ライフを描いた生活記である。

神々のダンジョン~チートスキル【アイテムボックス】と【鑑定】でアラフォーおっさんは成り上がる~

葵はるか
ファンタジー
「少子化で、八百万の神々の力が衰えるどころか滅亡しそうです! ですので、氷河期世代を救います!」  国会に突如、降臨した絶世の美少女である天照大御神は、氷河期世代を救うために日本中に日本人専用のダンジョンを作りだすことを宣言するのであった。  会社に一方的にクビにされた佐藤和也も、日本中に発生したダンジョンへ生活の糧を得るために潜ることになったのであった。

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

明日を信じて生きていきます~異世界に転生した俺はのんびり暮らします~

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生した主人公は、新たな冒険が待っていることを知りながらも、のんびりとした暮らしを選ぶことに決めました。 彼は明日を信じて、異世界での新しい生活を楽しむ決意を固めました。 最初の仲間たちと共に、未知の地での平穏な冒険が繰り広げられます。 一種の童話感覚で物語は語られます。 童話小説を読む感じで一読頂けると幸いです

なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話

TB
ファンタジー
岩崎理(いわさきおさむ)40歳バツ2派遣社員。とっても巻き込まれ体質な主人公のチーレムストーリーです。

処理中です...