改:どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ

ボケ猫

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44 ガイア理論と異世界人

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魔物の発生は魔素の乱れが原因だという。
王が感じるには、この地球はまるで洪水のように魔素が乱れているらしい。
うまく循環できれば、災害クラスの魔物の発生などは予測可能だという。
また、森などがあればその中に魔石を集中管理すれば、魔物はその周辺で棲み分けられるのだそうだ。
・・・・・
・・・

『アニム王、もう少しお聞きしたいのですが、よろしいですか?』
俺は聞きたいことがいっぱいあった。
『ああ、構わないとも』
アニム王は落ち着いて答えてくれる。
『魔物も人間も、死ぬと蒸発するように消えるのですが、この原因は何だと思われますか?』
そう、これだ。
何故消えるのか。
『あぁ、それかね。 私も推測でしか語れないがおそらく間違いないと思う。 テツの住んでいる、この星の神・・自然というか星自体が学習しているのだと思う』
アニム王が答える。
『学習・・星がですか? なるほど・・そうか、ガイア理論・・』
俺は頭に浮かんだままをつぶやくように言った。

『・・ガイア理論とは何かね?』
王は、俺の言葉をきちんととらえていたようだ。
『あ、はい。 私も詳しくは勉強していないのでわかりませんが、この星を一つの生命体と考えると、星で起きていることを星が学習しているという理論だったと思います』
『なるほど・・そうかもしれないな。 私の王国の光の神と融合し、新しいシステムを構築するためにあらゆる情報を集めているのだろう。 ある一定の段階がくれば、自然とそういった現象も少なくなると思うが、こればかりは私ではわからない。 何せ、神とは会話できないのだからね』
王の推測はおそらく正しいだろう。
そう考えると納得できる。
だが、地球がいつになったら満足できるのだろうか。
それはわかるはずもない。

俺は念話をしながら休憩している。
少し目線を前に移すと、颯や凛がスラちゃんと遊んでいる姿が楽しそうだ。
それを見守るじいじとばあばたち。
本来ならこういった当たり前の家族であったのだろうが、今となっては仕方ない。
『アニム王、失礼ですが1度ここら辺りで終わりにさせていただき、また、こちらからも念話・・させてもらってもよろしいですか?』
俺もいつまでもお茶を飲んでいる振りをしているわけにはいかない。

なるほど、この束の間の時間、楽しめた念話も一区切りか。
王はやや残念な気持ちになったが、仕方ない。
『ああ、構わないとも。 ステータス画面に表示されてると思うが、私のところをタッチして念じてみてくれ。 そうすればつながると思う。 なかなか楽しかったよ、テツ。 もしかして、この星の人たちは、我々の次元、もしくはどこかの次元からの転移者の末裔かもしれないね』
アニム王の声は、そういうと消えた。

ステータス画面の端の方に、『アニム・オリホス』と別枠で表示されていた。

そういえば、王は面白いことを言っていたな。
俺たちが転移者の末裔?
確かに・・人が猿などの動物から進化してきたというのもわかるが、時間経過と適応で、本当にアメーバから人間までつながるのか、俺は常に想像できなかった。
樹形図をさかのぼっても、詳細は本当にタイムマシンでもないとわからない。
・・・
まぁ、それはいいや。
俺たちは今この世界で生き延びなければいけない。

時間は13時5分。
なかなかゆっくりと充実した時間だった。

テツ(42):テツLv15 (忍者)
長男(14):ゆうLv9  (ハンター)
次男(9):はやてLv6 (テイマー)
長女(6):りんLv5  (魔法使い)
嫁(35):あずさLv5 (アーチャー)
じいじ(71):あきらLv8 (鍛冶屋)
ばあば(71):しのぶLv6 (僧侶)
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