99 / 106
99 地球人の男って、絶対エルフに免疫ないぞ!!
しおりを挟む
確かにアニム王って言ったよな。
ということは転移者か?
あれ?
アニム王だけが転移してきたんじゃなかったっけ?
・・・
あ!
そういえば、他にも転移者が来るかもしれないって言っていたような気がする。
タイムラグがあるかもとか・・う~ん、よく思い出せない。
ぼんやりとした記憶だな。
「フレイアさん・・」
「な、なんだ?」
あれ、何かさっきと調子が違うぞ。
「フレイアさんは、いつ転移してきたのですか?」
「あぁ、それは・・つい先ほどだ」
俺が聞くと素直に答えてくれる。
「そうですか・・それなのにいきなり俺を助けてくれたのですね。 ありがとうございます」
俺は頭を下げた。
「い、いや、別に礼などいいのだ」
フレイアに落ち着きがない。
なんだ?
人見知りか?
人の好意に照れたりするタイプなのかな?
まぁ、そんなことはいい。
ただ、ミノタウロスに矢を射し、しかもピンポイントでの狙撃。
凄くレベル高いんじゃないのか?
そんなフレイアを見ながら俺は言う。
「フレイアさん、少しアニム王と念話してみますが、いいですか?」
「あぁ、構わんよ」
フレイアの了解ももらったので、俺はステータス画面を出してアニム王のところをタッチ。
念話を飛ばした。
『アニム王、テツです』
すぐに返事が来た。
『やぁ、テツ。 どうしたんだい』
『今、お話は大丈夫ですか』
『問題ないよ・・もしかして、フレイアのことかな?』
!
あんたエスパーか、アニム王!
『はい、その通りです』
・・・
アニム王に聞いたところによると、フレイアは本当に1時間くらい前に転移してきたらしい。
やはり、ほとんどスキルが失われた状態だったようだが、アニム王と同じように基本スキルは残っていたという。
念話はアニム王のように、いろんな人に語りかけることのできるものではないそうだ。
ただ、アニム王とのコンタクトだけは取れるようだった。
光の神が全能というか、すべての上位にあり、エルフなどの精霊族は直系属性らしく、エルフからも語りかけることができるという。
フレイアはそれで、アニム王とコンタクトが取れたらしい。
いろいろと現状を確認するうちに、この星の状態を聞くのならこの星の人間に聞けば早いということで、俺を紹介したそうだ。
アニム王から大体の位置を聞いて、魔素や力の大きさなどを感じつつ、また精霊達の力も借りて俺を探し当てたみたいだ。
おかげで俺は助かったわけだが。
それにしてもアニム王、少し元気になったような感じだ。
同じ転移者と話が出来てうれしかったのかな?
『そうですか。 ありがとうございます、アニム王。 それよりも、アニム王・・本当に疲れてきたら、いつでも来てくださいね』
俺は本気でそう伝える。
『ありがとう、テツ。 また何かあったら念話を飛ばしてくれたまえ』
アニム王はそう言うと念話を切った。
「フレイアさん、お待たせしました」
フレイアに向き直ると、俺は硬直してしまった。
言っておくが、あれじゃないぞ。
フレイアは瓦礫の上に腰かけ、片足を両手で抱えて優しく俺を見つめていた。
このシーンだけでごちそうさまです!
「終わったかな? で、アニムはなんと言ってた?」
「えっと・・フレイアさんがつい先ほど転移してきた、俺に会いに行くように言われたと言ってました」
俺は聞いたままを伝える。
「その通りだ。 この星のこと・・何も分からないから。 それに、アニムの推薦もあったしね・・そ、その・・よろしく・・お願い・・する」
最後の方はよく聞こえなかった。
「俺は、そのおかげで助かりました。 ありがとうございます」
「い、いや、だからお礼などはいいと言っている」
フレイアは少し戸惑っているようだ。
その姿は、俺的にはど・ストライクなんだが。
「フレイアさん・・」
「ん? 何?」
フレイアがやや首を傾げながらこちらを見る。
やめてくれ!
仕草や雰囲気が、あまりにもかわいすぎる!
地球人はエルフに免疫がないぞ、絶対!
「いや、その・・おそらく地球、この星の住人はエルフというのは、見たことないはずです」
いやいや、何を言ってるんだ俺!
「そうなのか?」
「はい、それに魔法も存在していませんでした」
フレイアが変な顔で俺を見る。
「いったいどういうことなんだ? テツはエルフを知っているようだったが・・」
俺の言葉に、当然フレイアから突っ込まれた。
いや、それはヲタだから、妄想者だからですよ。
異世界、ラノベ、ゲーム・・う~ん・・。
俺はどう説明したものか、考えていた。
ということは転移者か?
あれ?
アニム王だけが転移してきたんじゃなかったっけ?
・・・
あ!
そういえば、他にも転移者が来るかもしれないって言っていたような気がする。
タイムラグがあるかもとか・・う~ん、よく思い出せない。
ぼんやりとした記憶だな。
「フレイアさん・・」
「な、なんだ?」
あれ、何かさっきと調子が違うぞ。
「フレイアさんは、いつ転移してきたのですか?」
「あぁ、それは・・つい先ほどだ」
俺が聞くと素直に答えてくれる。
「そうですか・・それなのにいきなり俺を助けてくれたのですね。 ありがとうございます」
俺は頭を下げた。
「い、いや、別に礼などいいのだ」
フレイアに落ち着きがない。
なんだ?
人見知りか?
人の好意に照れたりするタイプなのかな?
まぁ、そんなことはいい。
ただ、ミノタウロスに矢を射し、しかもピンポイントでの狙撃。
凄くレベル高いんじゃないのか?
そんなフレイアを見ながら俺は言う。
「フレイアさん、少しアニム王と念話してみますが、いいですか?」
「あぁ、構わんよ」
フレイアの了解ももらったので、俺はステータス画面を出してアニム王のところをタッチ。
念話を飛ばした。
『アニム王、テツです』
すぐに返事が来た。
『やぁ、テツ。 どうしたんだい』
『今、お話は大丈夫ですか』
『問題ないよ・・もしかして、フレイアのことかな?』
!
あんたエスパーか、アニム王!
『はい、その通りです』
・・・
アニム王に聞いたところによると、フレイアは本当に1時間くらい前に転移してきたらしい。
やはり、ほとんどスキルが失われた状態だったようだが、アニム王と同じように基本スキルは残っていたという。
念話はアニム王のように、いろんな人に語りかけることのできるものではないそうだ。
ただ、アニム王とのコンタクトだけは取れるようだった。
光の神が全能というか、すべての上位にあり、エルフなどの精霊族は直系属性らしく、エルフからも語りかけることができるという。
フレイアはそれで、アニム王とコンタクトが取れたらしい。
いろいろと現状を確認するうちに、この星の状態を聞くのならこの星の人間に聞けば早いということで、俺を紹介したそうだ。
アニム王から大体の位置を聞いて、魔素や力の大きさなどを感じつつ、また精霊達の力も借りて俺を探し当てたみたいだ。
おかげで俺は助かったわけだが。
それにしてもアニム王、少し元気になったような感じだ。
同じ転移者と話が出来てうれしかったのかな?
『そうですか。 ありがとうございます、アニム王。 それよりも、アニム王・・本当に疲れてきたら、いつでも来てくださいね』
俺は本気でそう伝える。
『ありがとう、テツ。 また何かあったら念話を飛ばしてくれたまえ』
アニム王はそう言うと念話を切った。
「フレイアさん、お待たせしました」
フレイアに向き直ると、俺は硬直してしまった。
言っておくが、あれじゃないぞ。
フレイアは瓦礫の上に腰かけ、片足を両手で抱えて優しく俺を見つめていた。
このシーンだけでごちそうさまです!
「終わったかな? で、アニムはなんと言ってた?」
「えっと・・フレイアさんがつい先ほど転移してきた、俺に会いに行くように言われたと言ってました」
俺は聞いたままを伝える。
「その通りだ。 この星のこと・・何も分からないから。 それに、アニムの推薦もあったしね・・そ、その・・よろしく・・お願い・・する」
最後の方はよく聞こえなかった。
「俺は、そのおかげで助かりました。 ありがとうございます」
「い、いや、だからお礼などはいいと言っている」
フレイアは少し戸惑っているようだ。
その姿は、俺的にはど・ストライクなんだが。
「フレイアさん・・」
「ん? 何?」
フレイアがやや首を傾げながらこちらを見る。
やめてくれ!
仕草や雰囲気が、あまりにもかわいすぎる!
地球人はエルフに免疫がないぞ、絶対!
「いや、その・・おそらく地球、この星の住人はエルフというのは、見たことないはずです」
いやいや、何を言ってるんだ俺!
「そうなのか?」
「はい、それに魔法も存在していませんでした」
フレイアが変な顔で俺を見る。
「いったいどういうことなんだ? テツはエルフを知っているようだったが・・」
俺の言葉に、当然フレイアから突っ込まれた。
いや、それはヲタだから、妄想者だからですよ。
異世界、ラノベ、ゲーム・・う~ん・・。
俺はどう説明したものか、考えていた。
10
あなたにおすすめの小説
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活
怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。
スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。
何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
勇者の野郎と元婚約者、あいつら全員ぶっ潰す
さとう
ファンタジー
大陸最大の王国である『ファーレン王国』
そこに住む少年ライトは、幼馴染のリリカとセエレと共に、元騎士であるライトの父に剣の稽古を付けてもらっていた。
ライトとリリカはお互いを意識し婚約の約束をする。セエレはライトの愛妾になると宣言。
愛妾を持つには騎士にならなくてはいけないため、ライトは死に物狂いで騎士に生るべく奮闘する。
そして16歳になり、誰もが持つ《ギフト》と呼ばれる特殊能力を授かるため、3人は王国の大聖堂へ向かい、リリカは《鬼太刀》、セエレは《雷切》という『五大祝福剣』の1つを授かる。
一方、ライトが授かったのは『???』という意味不明な力。
首を捻るライトをよそに、1人の男と2人の少女が現れる。
「君たちが、オレの運命の女の子たちか」
現れたのは異世界より来た『勇者レイジ』と『勇者リン』
彼らは魔王を倒すために『五大祝福剣』のギフトを持つ少女たちを集めていた。
全てはこの世界に復活した『魔刃王』を倒すため。
5つの刃と勇者の力で『魔刃王』を倒すために、リリカたちは勇者と共に旅のに出る。
それから1年後。リリカたちは帰って来た、勇者レイジの妻として。
2人のために騎士になったライトはあっさり捨てられる。
それどころか、勇者レイジの力と権力によって身も心もボロボロにされて追放される。
ライトはあてもなく彷徨い、涙を流し、決意する。
悲しみを越えた先にあったモノは、怒りだった。
「あいつら全員……ぶっ潰す!!」
トップ冒険者の付与師、「もう不要」と言われ解雇。トップ2のパーティーに入り現実を知った。
空
ファンタジー
そこは、ダンジョンと呼ばれる地下迷宮を舞台にモンスターと人間が暮らす世界。
冒険者と呼ばれる、ダンジョン攻略とモンスター討伐を生業として者達がいる。
その中で、常にトップの成績を残している冒険者達がいた。
その内の一人である、付与師という少し特殊な職業を持つ、ライドという青年がいる。
ある日、ライドはその冒険者パーティーから、攻略が上手くいかない事を理由に、「もう不要」と言われ解雇された。
新しいパーティーを見つけるか、入るなりするため、冒険者ギルドに相談。
いつもお世話になっている受付嬢の助言によって、トップ2の冒険者パーティーに参加することになった。
これまでとの扱いの違いに戸惑うライド。
そして、この出来事を通して、本当の現実を知っていく。
そんな物語です。
多分それほど長くなる内容ではないと思うので、短編に設定しました。
内容としては、ざまぁ系になると思います。
気軽に読める内容だと思うので、ぜひ読んでやってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる