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113 え、ヴァンパイアですか?
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そんな音を聞きながら、俺はアニム王に念話を送ってみた。
『アニム王、テツです。今、大丈夫ですか?』
『やぁ、テツ……大丈夫だよ。何かな?』
即答だな。
アニム王、元気そうでなによりだ。
『アニム王、また違う転移者と遭遇しました』
『そうかい、で、誰だい?』
『ダークエルフのシルビアという人ですが……今、私のところでフレイアと話をしています』
少し間をおいてアニム王が答える。
『ダークエルフ……』
あれ?
アニム王の反応が少し違う気がする。
『どうしたのですか、アニム王……』
『いや、これからいろいろな種族が転移してくるかもしれないな、と思ってね』
なるほど。
『転移してきたら、何か問題が発生しますか?』
『う~ん……何とも言えないね。私たちの星では、無駄な争いは起きないようにしていたしね。ただ、この星の住人と接触すると……と思うと、わからないね』
『どういうことですか?』
俺にはよく理解できなかった。
『そうだね。まず、我々の住人は、積極的に魔物以外とは戦闘することはないと思う。そういう段階は終わった種族だからね。ただ、種族の持ってる矜持というか、プライド……そういったものを刺激されるとわからない』
アニム王は言う。
なるほど、そういうことか。
『アニム王……それは問題ないと思います』
俺は軽く答える。
『どういうことだい、テツ?』
『はい、それは相手の扱いを間違えた奴が悪いのです。 ただ、それだけです』
そりゃそうだろう。
相手を見ただけで勝手に判断して行動するやつが悪い。
そこまで面倒みる必要はないだろう。
俺はそう思う。
『フフフ……テツ! 君は面白いね。 まぁ、そうなるだろうね、フフフ……』
少し間をおいてアニム王が真剣な口調で語りかけてくる。
『テツ、ダークエルフの加護精霊は夜の神で……』
『アニム王、それはダークエルフから聞きました』
しまった!
アニム王の話を中断してしまった。
『……すみません、アニム王。 お話の途中で遮ってしまって……』
俺は恐縮した。
調子に乗っていたな、反省だ。
『いや、構わないよ。 そうか、それは聞いたのだね。 では、夜の神に属する王がいるのだよ。 私と対になる存在でね・・』
アニム王は何やら言いにくそうだ。
だが、今度はきちんと聞くぞ。
『はい』
『その王は、ルナといって、ヴァンパイアなんだ』
!!
『ヴァンパイア・・ですか』
『そうなんだ。 あ、勘違いしないでくれよ。 血を吸ったりとかするのではないからね。 ただ、相手の生命エネルギーを吸収する、ライフドレインを使うのだよ。 後、いろいろと厄介なスキルを持っていてね。 何というか・・いや、決して悪い人物ではないのだがね』
アニム王にしては珍しく歯切れの悪い感じがする。
『なるほど、私たちのイメージと似ている部分もあるのですね』
俺はそう答えた。
『そうなのかい? まぁ、後は会ってみればわかると思うが・・もし会えたら教えてくれるとありがたい』
アニム王はそういって、念話を切った。
どうやら、魔物がまた出現してきたらしい。
本当に都市部というところは仕方がないな。
そんな念話をしているうちにじいちゃんが取りあえず完成させてくれたようだ。
早いな。
といっても、30分くらいは経ってるか。
ん?
じいちゃん、少し疲れたか?
しかし、そんなことはお構いなしにできたものを見せてくれた。
「これなんかどうだ?」
そういって見せてくれたのはベストだった。
スーツなどの下に身に着ける感じだが、少し厚みがあるような気がする。
鑑定で見てみると、☆が3つ付いていた。
☆:攻撃魔法耐性中。
☆:物理攻撃耐性大。
☆:装着者能力向上中。
毎回そうだが、
「じいちゃん・・これって、凄いんじゃないか? ☆が3つもあるぞ。 じいちゃん、天才か?」
俺は正直に言ってみた。
じいちゃんはニヤッとして、ありがとうと頷いていた。
いやいや、こちらがありがとうだよ、ほんとに。
「じいちゃん、ありがとう本当に・・これがあれば、どれだけ戦闘で助かるかわからない。 生き延びる確率が飛躍的に向上するよ、本当にありがとう!」
俺は本気でそう思っていた。
『アニム王、テツです。今、大丈夫ですか?』
『やぁ、テツ……大丈夫だよ。何かな?』
即答だな。
アニム王、元気そうでなによりだ。
『アニム王、また違う転移者と遭遇しました』
『そうかい、で、誰だい?』
『ダークエルフのシルビアという人ですが……今、私のところでフレイアと話をしています』
少し間をおいてアニム王が答える。
『ダークエルフ……』
あれ?
アニム王の反応が少し違う気がする。
『どうしたのですか、アニム王……』
『いや、これからいろいろな種族が転移してくるかもしれないな、と思ってね』
なるほど。
『転移してきたら、何か問題が発生しますか?』
『う~ん……何とも言えないね。私たちの星では、無駄な争いは起きないようにしていたしね。ただ、この星の住人と接触すると……と思うと、わからないね』
『どういうことですか?』
俺にはよく理解できなかった。
『そうだね。まず、我々の住人は、積極的に魔物以外とは戦闘することはないと思う。そういう段階は終わった種族だからね。ただ、種族の持ってる矜持というか、プライド……そういったものを刺激されるとわからない』
アニム王は言う。
なるほど、そういうことか。
『アニム王……それは問題ないと思います』
俺は軽く答える。
『どういうことだい、テツ?』
『はい、それは相手の扱いを間違えた奴が悪いのです。 ただ、それだけです』
そりゃそうだろう。
相手を見ただけで勝手に判断して行動するやつが悪い。
そこまで面倒みる必要はないだろう。
俺はそう思う。
『フフフ……テツ! 君は面白いね。 まぁ、そうなるだろうね、フフフ……』
少し間をおいてアニム王が真剣な口調で語りかけてくる。
『テツ、ダークエルフの加護精霊は夜の神で……』
『アニム王、それはダークエルフから聞きました』
しまった!
アニム王の話を中断してしまった。
『……すみません、アニム王。 お話の途中で遮ってしまって……』
俺は恐縮した。
調子に乗っていたな、反省だ。
『いや、構わないよ。 そうか、それは聞いたのだね。 では、夜の神に属する王がいるのだよ。 私と対になる存在でね・・』
アニム王は何やら言いにくそうだ。
だが、今度はきちんと聞くぞ。
『はい』
『その王は、ルナといって、ヴァンパイアなんだ』
!!
『ヴァンパイア・・ですか』
『そうなんだ。 あ、勘違いしないでくれよ。 血を吸ったりとかするのではないからね。 ただ、相手の生命エネルギーを吸収する、ライフドレインを使うのだよ。 後、いろいろと厄介なスキルを持っていてね。 何というか・・いや、決して悪い人物ではないのだがね』
アニム王にしては珍しく歯切れの悪い感じがする。
『なるほど、私たちのイメージと似ている部分もあるのですね』
俺はそう答えた。
『そうなのかい? まぁ、後は会ってみればわかると思うが・・もし会えたら教えてくれるとありがたい』
アニム王はそういって、念話を切った。
どうやら、魔物がまた出現してきたらしい。
本当に都市部というところは仕方がないな。
そんな念話をしているうちにじいちゃんが取りあえず完成させてくれたようだ。
早いな。
といっても、30分くらいは経ってるか。
ん?
じいちゃん、少し疲れたか?
しかし、そんなことはお構いなしにできたものを見せてくれた。
「これなんかどうだ?」
そういって見せてくれたのはベストだった。
スーツなどの下に身に着ける感じだが、少し厚みがあるような気がする。
鑑定で見てみると、☆が3つ付いていた。
☆:攻撃魔法耐性中。
☆:物理攻撃耐性大。
☆:装着者能力向上中。
毎回そうだが、
「じいちゃん・・これって、凄いんじゃないか? ☆が3つもあるぞ。 じいちゃん、天才か?」
俺は正直に言ってみた。
じいちゃんはニヤッとして、ありがとうと頷いていた。
いやいや、こちらがありがとうだよ、ほんとに。
「じいちゃん、ありがとう本当に・・これがあれば、どれだけ戦闘で助かるかわからない。 生き延びる確率が飛躍的に向上するよ、本当にありがとう!」
俺は本気でそう思っていた。
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