私は絶対認めない

しずな

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第二章 嫌い

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りょうたがいなくなった後、お母さんは一年もたたない間に新しい彼氏を作った。
お母さん。
お母さん。
あなたは、何がしたいの?
こんなに、
こんなに
    私のことを苦しめて。

そしてその人の名前は
まさや
という名前だった。
うろ覚えだけど。
でも、私はまさやが大嫌いだった。
なんでかは良く分からないが。
大嫌いだった。
そして保育園の帰り。
車のなかで、お母さんはいつもきいてきた。
『ねぇ。真希那。私とまさやが結婚したら、どう思う?』
そのときはまだ、お母さんは私の気持ちを慎重してくれていた。
でも、私は
『まきなは、嫌だな。』
と、正直に答えたり、 
『ママがまさやのこと、好きなら良いと思うよ。』
と、気を使ったり。
『ん~・・・どっちでも良いよ~。』
など、反応は様々だった。
お母さんは、私のその、様々な反応で迷ってしまっていた。
本当に結婚するべきなのか。 
真希那はまさやのことをどう思っているのか。
  ということに。
でも、今はまさやのことがまだ嫌いだとかは考えられない。
今はもう、まさやのことを覚えていないのだ。 
りょうたのように、トラウマもない。
なぜだろう。
あんなに嫌いだったのに。


そしてお母さんと、まさやは別れた。
結婚が出来ないからと。
へー。
またそんなふうに
        すぐあきらめるんだ。
そう。
お母さんはそういう人。
私はこう、信じ混ませていた。
私もすぐあきらめてしまうところがあったから、
お母さんに似たのだろうと。


あぁ!さっき、まさやのこと、嫌いじゃないとか、なんとか、言ってたけど、
ほんとは嫌い。
大嫌いだよ。
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