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4話 私が魔王の花嫁⁉
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あのまま眠ってしまったらしい。瑠璃は目が覚めるとふかふかの布団にうつ伏せになっていた。
起き上がってカーテンを開ける。空はどんより暗くて、今は朝なのか夜なのか。
あれからどのくらい時間が経ったんだろう。ここに運び込まれた時が夜なのか朝なのかわからず、瑠璃は時間の感覚がおかしくなっていた。
眠る前の記憶をたぐり寄せると魔王とのやりとりをまた思い出してしまい、カッと顔に熱が集まるのを感じる。忘れろ、忘れろ…! 瑠璃は記憶を飛ばすようにぶんぶんと頭を振った。これから一体どうしたらいいのかしら…。半ば途方に暮れていると扉が開いた。
また魔王がやってきたのかと思い体に力が入ると、出てきたのは10歳くらいの少女だった。いや、少女の姿をしているが、頭にはもふもふした耳、お尻にはふさふさのしっぽ。人間じゃない…?
その背後には執事服を着た20代後半くらいの眼鏡の男。頭に羊の角のようなものが生えてるから…きっとこの人も人間じゃないだろう。
「初めまして、魔王様の側近の一人、ベルフェゴールと申します。この小さいのはミミイ。私の部下です」
「ミミイです。初めまして花嫁さま!」
不機嫌そうに喋るベルフェゴールと比べてミミイは屈託のない笑顔を瑠璃に向けている。
「あ…初めまして。ルリと申します。……花嫁様って…?」
「チッなんで魔王様はこんな娘を選んだのだ。ただ髪が黒くて闇の力がものすごいというだけでッ!」
「ベルフェゴールさま、なんてことを仰るのですっ。魔王様にこれほど相応しい方はおりませんわ」
「魔王様のお相手は私手ずから器量が良くて従順な女をお選びしようと思っていたのだ。それをっこんなっ…!!」
「ベルフェゴールさまっ!そんな失礼な物言い、魔王様に怒られますよっ」
「うぐうう…」
突然のことに何が何だかわからず、瑠璃は呆気にとられて二人のやりとりを見ていた。
結局、花嫁ってなんなの…?そう思っているとミミイがベルフェゴールを押しのけて瑠璃の前にやってくる。
「ご無礼、お許しくださいね。わたくし、これからルリ様のお世話を精一杯させていただきますわ。さっそくお仕度しましょう!ほらっベルフェゴールさま、殿方は出てってください!」
「娘…私は認めていないからな…私の魔王様を…魔王様を…!」
ベルフェゴールは恨み言を言いながらミミイに追い出された。
ミミイは持っていた大きなキャリーバックの中から、明らかにバッグの大きさに見合っていない大量のドレスやアクセサリーを取り出してどや顔をする。あのバッグは四次元ポケット…!?
「さて、うるさい上司もいなくなりましたし。はじめましょう! ルリさま、お肌がすべすべですね。飾りがいがありますわ」
「えっちょっちょっと…!」
瑠璃は約1時間、ミミイに好き放題弄りまわされた。フェイスパックなどお肌のケアから体もすみずみまで磨き上げられ、肌触りのいいドレスを着せられた。少しでも抵抗しようものならウルウルとした目で見つめられてしまう。それがまた何とも庇護欲をそそるかわいさで何も言えなくなってしまい、なすがままにミミイに従った。
ミミイがヘアセットなど色々動き回ってる間に用意してくれていたパンやフルーツなど朝ご飯を食べることも出来て、至れり尽くせりではあったので全く苦ではなかった。
けれどなぜか嫌な予感はする…。
ミミイは満足するまで瑠璃を着飾ったあと、最高です、美しいです!とキラキラした目で大絶賛し、瑠璃を部屋から連れ出した。
――長い長い城の廊下を歩く。悪魔の姿の彫刻が飾られていたり、柱には禍々しい文様が彫られているのをみると、さすがは魔王城といった感じだった。廊下にところどころはめ込まれている姿鏡に自分が映る。
…まるで、おとぎ話やファンタジー映画に出てくるお姫様のような風貌だった。
(これが私…? この衣装って…)
急に戻れない何かに巻き込まれている感覚がして、怖くなり立ち止まった。
「ね、ねえ、ミミイ。私、どこに連れていかれるの?」
「魔王様のところですよ」
「私、帰してもらえるのよね…?」
「帰してって…どこへですか?」
「元いた場所! 怪我を直してくれたのは感謝してるわ。でもこれはなんか…違う気がするの」
「そんな…! ルリさまは魔王様の花嫁になってくださると聞いてます。帰るなんて言わないでくださいっ…」
「花嫁って…魔王の花嫁!? そんなの私、聞いてない!」
ミミイの手を振り切って走り出した。ミミイの自分を呼ぶ声が聞こえるが、聞こえないふりをした。
花嫁って何なの?昨日無理やりキスしてきたことも許せないのに、魔王は何を考えてるの!? とにかく逃げなければ…瑠璃は無我夢中で走った。
ヒールのある靴を履かされていたので、途中バランスを崩して倒れそうになる。靴は脱ぎ捨て、また走り出した。走って走って、それでも出口は見つからない。どれだけ広いのよ…!
どこを走っているのかわらかなくなりながらも、いくつも開いた扉の先に、やっと外の景色を見ることができた。出た場所は、どうやら城の中庭のようだった。
「はあっはあっ…やっと外…!」
広い芝生の上を歩いていく、見たこともないような不思議な花たちが綺麗に植えられている。
「綺麗……。ここから城の外に出る道はないのかしら…」
周りを見渡しながら歩いていると、庭の一角で兎の耳が頭に生えた若い男が庭の剪定をしていた。ぴょこぴょこする兎耳がとてもかわいい。
にこにこしながら木を狩る様子に、この人なら…と出口を聞いてみることにした。
「あの、すみません」
「はいっなんでしょうか?」
兎耳の男がにこやかに振り返る。
「綺麗な庭だと思ったらあなたが整えていたんですね。あの…城から出るにはどの道を行けばいいのか教えていただけませんか?」
にこにこして振り返ったはずの兎耳男の顔は、瑠璃を見て何やら硬直した状態になっていた。瑠璃をじっと見つめたままぶるぶると震え始める。興奮したように息が荒くなっていく。目も充血しだした。
「あ、あの…?」
「はあ、はあ…美味しそうな匂い……ほしい…ホシイ…」
「えっちょっと…」
「ホシイ」を繰り返しながら、兎耳男は瑠璃に手を伸ばしてきた。明らかに様子がおかしい。逃げようとしたが、ドレスの裾を踏まれてしまった。
瑠璃はそのまま地面に尻餅をつく。
兎耳男はハア、ハアと涎を垂らしながら瑠璃を見下ろしている。
突然豹変した男の様子に瑠璃は恐怖した。前世で松丸に押し倒された記憶がフラッシュバックし、がくがくと足が震えてしまう。何も考えられない。怖い。
冷静に考えればドレスを引きちぎって逃げるべきなのだが、体が動かしかたを忘れてしまったように瑠璃はその場で震えた。
誰か―――…!
そう願った時、空気がビリッと振動した。もともと薄暗い空が真っ暗になる。夜が来たと思った。
実際は真っ黒な霧のようなものが頭上を包んでいた。瑠璃の体を避けて大きく風が吹き、兎耳男の体は吹き飛ばされ、城壁に叩きつけられた。
瑠璃の目の前に、真っ黒なマントが翻る。この男から逃げていたはずなのに…安堵と悔しさが入り混じる。
――魔王が振り返った。
「私から逃げるからだ、じゃじゃ馬め」
「…私の名前はじゃじゃ馬じゃない」
瑠璃は泣きそうになりながら、やっと言葉を絞り出す。魔王は倒れる瑠璃の前に跪き、そしてそのまま瑠璃の擦りむいていた膝に唇を寄せた。
嘘、なんでそんなところ…! 瑠璃は狼狽するが構わず魔王はキスを落とす。裸足で走り回っていたから足は傷だらけだった。その場所にも唇を這わせていく。
「やっ…ちょ…何して…っ!」
唇が触れている部分が熱い。瑠璃は恥ずかしくて身悶えるが、足はしっかり押さえられていて身動きがとれない。
傷口すべてにキスをしたあとようやく唇が離れる。そして魔王は手に持っていた、瑠璃が捨てたはずの靴を瑠璃に履かせてくれた。
魔王は至近距離で瑠璃を見つめる――
「私のものになれ、ルリ」
起き上がってカーテンを開ける。空はどんより暗くて、今は朝なのか夜なのか。
あれからどのくらい時間が経ったんだろう。ここに運び込まれた時が夜なのか朝なのかわからず、瑠璃は時間の感覚がおかしくなっていた。
眠る前の記憶をたぐり寄せると魔王とのやりとりをまた思い出してしまい、カッと顔に熱が集まるのを感じる。忘れろ、忘れろ…! 瑠璃は記憶を飛ばすようにぶんぶんと頭を振った。これから一体どうしたらいいのかしら…。半ば途方に暮れていると扉が開いた。
また魔王がやってきたのかと思い体に力が入ると、出てきたのは10歳くらいの少女だった。いや、少女の姿をしているが、頭にはもふもふした耳、お尻にはふさふさのしっぽ。人間じゃない…?
その背後には執事服を着た20代後半くらいの眼鏡の男。頭に羊の角のようなものが生えてるから…きっとこの人も人間じゃないだろう。
「初めまして、魔王様の側近の一人、ベルフェゴールと申します。この小さいのはミミイ。私の部下です」
「ミミイです。初めまして花嫁さま!」
不機嫌そうに喋るベルフェゴールと比べてミミイは屈託のない笑顔を瑠璃に向けている。
「あ…初めまして。ルリと申します。……花嫁様って…?」
「チッなんで魔王様はこんな娘を選んだのだ。ただ髪が黒くて闇の力がものすごいというだけでッ!」
「ベルフェゴールさま、なんてことを仰るのですっ。魔王様にこれほど相応しい方はおりませんわ」
「魔王様のお相手は私手ずから器量が良くて従順な女をお選びしようと思っていたのだ。それをっこんなっ…!!」
「ベルフェゴールさまっ!そんな失礼な物言い、魔王様に怒られますよっ」
「うぐうう…」
突然のことに何が何だかわからず、瑠璃は呆気にとられて二人のやりとりを見ていた。
結局、花嫁ってなんなの…?そう思っているとミミイがベルフェゴールを押しのけて瑠璃の前にやってくる。
「ご無礼、お許しくださいね。わたくし、これからルリ様のお世話を精一杯させていただきますわ。さっそくお仕度しましょう!ほらっベルフェゴールさま、殿方は出てってください!」
「娘…私は認めていないからな…私の魔王様を…魔王様を…!」
ベルフェゴールは恨み言を言いながらミミイに追い出された。
ミミイは持っていた大きなキャリーバックの中から、明らかにバッグの大きさに見合っていない大量のドレスやアクセサリーを取り出してどや顔をする。あのバッグは四次元ポケット…!?
「さて、うるさい上司もいなくなりましたし。はじめましょう! ルリさま、お肌がすべすべですね。飾りがいがありますわ」
「えっちょっちょっと…!」
瑠璃は約1時間、ミミイに好き放題弄りまわされた。フェイスパックなどお肌のケアから体もすみずみまで磨き上げられ、肌触りのいいドレスを着せられた。少しでも抵抗しようものならウルウルとした目で見つめられてしまう。それがまた何とも庇護欲をそそるかわいさで何も言えなくなってしまい、なすがままにミミイに従った。
ミミイがヘアセットなど色々動き回ってる間に用意してくれていたパンやフルーツなど朝ご飯を食べることも出来て、至れり尽くせりではあったので全く苦ではなかった。
けれどなぜか嫌な予感はする…。
ミミイは満足するまで瑠璃を着飾ったあと、最高です、美しいです!とキラキラした目で大絶賛し、瑠璃を部屋から連れ出した。
――長い長い城の廊下を歩く。悪魔の姿の彫刻が飾られていたり、柱には禍々しい文様が彫られているのをみると、さすがは魔王城といった感じだった。廊下にところどころはめ込まれている姿鏡に自分が映る。
…まるで、おとぎ話やファンタジー映画に出てくるお姫様のような風貌だった。
(これが私…? この衣装って…)
急に戻れない何かに巻き込まれている感覚がして、怖くなり立ち止まった。
「ね、ねえ、ミミイ。私、どこに連れていかれるの?」
「魔王様のところですよ」
「私、帰してもらえるのよね…?」
「帰してって…どこへですか?」
「元いた場所! 怪我を直してくれたのは感謝してるわ。でもこれはなんか…違う気がするの」
「そんな…! ルリさまは魔王様の花嫁になってくださると聞いてます。帰るなんて言わないでくださいっ…」
「花嫁って…魔王の花嫁!? そんなの私、聞いてない!」
ミミイの手を振り切って走り出した。ミミイの自分を呼ぶ声が聞こえるが、聞こえないふりをした。
花嫁って何なの?昨日無理やりキスしてきたことも許せないのに、魔王は何を考えてるの!? とにかく逃げなければ…瑠璃は無我夢中で走った。
ヒールのある靴を履かされていたので、途中バランスを崩して倒れそうになる。靴は脱ぎ捨て、また走り出した。走って走って、それでも出口は見つからない。どれだけ広いのよ…!
どこを走っているのかわらかなくなりながらも、いくつも開いた扉の先に、やっと外の景色を見ることができた。出た場所は、どうやら城の中庭のようだった。
「はあっはあっ…やっと外…!」
広い芝生の上を歩いていく、見たこともないような不思議な花たちが綺麗に植えられている。
「綺麗……。ここから城の外に出る道はないのかしら…」
周りを見渡しながら歩いていると、庭の一角で兎の耳が頭に生えた若い男が庭の剪定をしていた。ぴょこぴょこする兎耳がとてもかわいい。
にこにこしながら木を狩る様子に、この人なら…と出口を聞いてみることにした。
「あの、すみません」
「はいっなんでしょうか?」
兎耳の男がにこやかに振り返る。
「綺麗な庭だと思ったらあなたが整えていたんですね。あの…城から出るにはどの道を行けばいいのか教えていただけませんか?」
にこにこして振り返ったはずの兎耳男の顔は、瑠璃を見て何やら硬直した状態になっていた。瑠璃をじっと見つめたままぶるぶると震え始める。興奮したように息が荒くなっていく。目も充血しだした。
「あ、あの…?」
「はあ、はあ…美味しそうな匂い……ほしい…ホシイ…」
「えっちょっと…」
「ホシイ」を繰り返しながら、兎耳男は瑠璃に手を伸ばしてきた。明らかに様子がおかしい。逃げようとしたが、ドレスの裾を踏まれてしまった。
瑠璃はそのまま地面に尻餅をつく。
兎耳男はハア、ハアと涎を垂らしながら瑠璃を見下ろしている。
突然豹変した男の様子に瑠璃は恐怖した。前世で松丸に押し倒された記憶がフラッシュバックし、がくがくと足が震えてしまう。何も考えられない。怖い。
冷静に考えればドレスを引きちぎって逃げるべきなのだが、体が動かしかたを忘れてしまったように瑠璃はその場で震えた。
誰か―――…!
そう願った時、空気がビリッと振動した。もともと薄暗い空が真っ暗になる。夜が来たと思った。
実際は真っ黒な霧のようなものが頭上を包んでいた。瑠璃の体を避けて大きく風が吹き、兎耳男の体は吹き飛ばされ、城壁に叩きつけられた。
瑠璃の目の前に、真っ黒なマントが翻る。この男から逃げていたはずなのに…安堵と悔しさが入り混じる。
――魔王が振り返った。
「私から逃げるからだ、じゃじゃ馬め」
「…私の名前はじゃじゃ馬じゃない」
瑠璃は泣きそうになりながら、やっと言葉を絞り出す。魔王は倒れる瑠璃の前に跪き、そしてそのまま瑠璃の擦りむいていた膝に唇を寄せた。
嘘、なんでそんなところ…! 瑠璃は狼狽するが構わず魔王はキスを落とす。裸足で走り回っていたから足は傷だらけだった。その場所にも唇を這わせていく。
「やっ…ちょ…何して…っ!」
唇が触れている部分が熱い。瑠璃は恥ずかしくて身悶えるが、足はしっかり押さえられていて身動きがとれない。
傷口すべてにキスをしたあとようやく唇が離れる。そして魔王は手に持っていた、瑠璃が捨てたはずの靴を瑠璃に履かせてくれた。
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