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公爵令嬢?それがどうした!
第3話 食の改革 2
「迷った……」
何とか公爵家のお屋敷からは離れる事が出来たので、街に来てみたは良いんだけど……早速迷った。
エリカは屋敷の外に出た事がないから、街の地理なんて分かるはずもない。えりかはそもそもこの国の名前すらも知らないんだから、尚更だ。
でも、屋敷の方角は覚えている。とりあえず、その方角と真逆の方向に歩いていれば、帰り道に迷う事はないだろう。
迷子がなんだ!家にさえ帰れるならそれは迷子とは言わないんだ!……多分。
よし!とりあえず、砂糖と胡椒と大豆が売っているところを探さなければ。
確か、中世ヨーロッパでは、香辛料は高価だったって学校で習ったな。だとしたら、ここでも高いかもしれない。でも、今の私にはそんな事は関係ない!今の私には金貨様がいらっしゃるのだ!
商店街と思わしき場所に来る。どこを見ても金の匂いがしますなぁ~。
それはそうと、見当たらないな~。……もしかして、植物すらも見つかってないと言うのか?だとしたら、良く塩なんて見つけられたな!塩なんて、海の水を蒸発させないといけないんだよ!?海水を煮てみようぜなんて、なかなかない発想だよ!?なんでそんな発想が出来て植物の胡椒を見つけられないんだ!?
いや、そんな事はないか。ちょっと取り乱しちゃったけど、中世ヨーロッパの時点で、胡椒が見つかってたんだ。ここでも植物自体はあるかもしれない。なら、花屋とかに行った方が見つかるかも!
そうと決まれば早速レッツゴー!
道中、人に道を聞いたり、寄り道しながらも、目的の場所にはついた。
ここが花屋ね~。……ついでに、胡椒や砂糖以外の物も買っていこうかな?
べ、別にもう家出した事がバレてるかもしれないからご機嫌取り~なんて考えはありませんよ?せっかく来たんならお土産を買おうという純粋な気持ちです。私は良い子ですからね!良い子ですからね!!
さて、こんな誰に訴えているのか分からない心の叫びは置いておきまして……目的の物があるか探さないとね!
見覚えのある花も、見覚えのない花もある。見覚えのない花は、この世界かこの国特有の植物なのかな?
胡椒とかサトウキビとか無いかなぁ?サトウキビはともかく、胡椒はあってもおかしくないと思うんだけど……
胡椒は緑色の山葡萄って感じだったよね。確か、花は白で、複数の花が固まっているって感じなんだけど……ここにも無さそうかなぁ?
「なぁ、嬢ちゃん」
もう少し奥の方に行けば見つかるかな?
「おい」
この花って地球でいうマリーゴールドじゃない?デイジーとかもある。これは食べられるやつかな?
「おい聞けよ!」
後ろから肩を掴まれる。
チッ。せっかく無視してたのに。
「……何?」
「お前一人か?」
「そうだけど?」
一人でいたら何か悪いの?
「子供一人は危ないぜ?」
「おじさんみたいな変人に目をつけられるから?」
「誰が変人だ!あと、おじさんって年じゃねぇよ!」
おっ、ナイスツッコミ。
「嬢ちゃん、さっきからキョロキョロしてるけど、何か欲しいものがあるのか?」
「おじさんに言う必要ある?」
何かこのおじさんは変な感じがする。第六感というやつだ。私は良い人か悪い人か目を見れば分かる。悪い人と言うのは、瞳に欲望を宿している。何の意図もなく話しかけている人は、瞳に欲望が宿っていない。興味本位であろうと、善意であろうと、悪意が無いという事の証明の他ならない。
逆に、悪意を持っている人は、理由は違えど、何か目的がある人だ。
「おじさんじゃねぇって言ってんだろ!」
「じゃあ、おっちゃん?」
「何が違うんだ!」
結構違うと思うけどなぁ。少なくとも近所のおっちゃんはおじさんとかおっさんって言ったらブチぎれるけど、おっちゃんって呼んだら優しかったよ?
私達のやり取りを聞いて、周りの人もクスクス笑っている。
「も、もう良い!」
そう叫んでおっちゃんは店から出ていった。あの人、何がしたかったんだろう?ちょっとからかっただけでどっか行っちゃった。
「いやぁ~お嬢ちゃん凄いね」
「何が?」
私がやった事はからかった事だけだよ?
「知らなかったのかい?あの人、人攫いと繋がりがあるってこの辺りじゃあ、かなりの噂だよ」
人攫い!?じゃあ何?私、拐われるところだったの!?
悪い人かもしれないとは思ってたけど、そこまでとは思わなかったよ!というか、人攫いなら、からかわれて笑われたくらいで逃げんなよ!別に、人攫いを肯定する訳じゃないけどさ!人の目が気になるんなら、そんな事をしようとするんじゃあない!!……って、本人がいないどころか聞こえないところで言っても意味ないか。
「ねぇ、お姉さん。お塩ってどこに売ってるの?」
女の人におばさんと言うのはめちゃくちゃ失礼だ。それに、この人はこの辺りの事に詳しそうだし。
「塩?それなら、ここから西に行ったところにあるよ」
西ってどっち?東西南北なんて、“えりか”はもちろん、“エリカ”も分からないんだけど。
「あんた、塩を探しにここに来たのかい?」
「ううん、ちょっとお土産を買おうと思っていろいろなところを見てたの」
嘘は言ってない。家族や使用人の人達にお土産を買おうと思っている事は事実だから。
「そうかい。でも、一人でいるのは危ないから、ついていってあげるよ」
「ありがとう」
何とか公爵家のお屋敷からは離れる事が出来たので、街に来てみたは良いんだけど……早速迷った。
エリカは屋敷の外に出た事がないから、街の地理なんて分かるはずもない。えりかはそもそもこの国の名前すらも知らないんだから、尚更だ。
でも、屋敷の方角は覚えている。とりあえず、その方角と真逆の方向に歩いていれば、帰り道に迷う事はないだろう。
迷子がなんだ!家にさえ帰れるならそれは迷子とは言わないんだ!……多分。
よし!とりあえず、砂糖と胡椒と大豆が売っているところを探さなければ。
確か、中世ヨーロッパでは、香辛料は高価だったって学校で習ったな。だとしたら、ここでも高いかもしれない。でも、今の私にはそんな事は関係ない!今の私には金貨様がいらっしゃるのだ!
商店街と思わしき場所に来る。どこを見ても金の匂いがしますなぁ~。
それはそうと、見当たらないな~。……もしかして、植物すらも見つかってないと言うのか?だとしたら、良く塩なんて見つけられたな!塩なんて、海の水を蒸発させないといけないんだよ!?海水を煮てみようぜなんて、なかなかない発想だよ!?なんでそんな発想が出来て植物の胡椒を見つけられないんだ!?
いや、そんな事はないか。ちょっと取り乱しちゃったけど、中世ヨーロッパの時点で、胡椒が見つかってたんだ。ここでも植物自体はあるかもしれない。なら、花屋とかに行った方が見つかるかも!
そうと決まれば早速レッツゴー!
道中、人に道を聞いたり、寄り道しながらも、目的の場所にはついた。
ここが花屋ね~。……ついでに、胡椒や砂糖以外の物も買っていこうかな?
べ、別にもう家出した事がバレてるかもしれないからご機嫌取り~なんて考えはありませんよ?せっかく来たんならお土産を買おうという純粋な気持ちです。私は良い子ですからね!良い子ですからね!!
さて、こんな誰に訴えているのか分からない心の叫びは置いておきまして……目的の物があるか探さないとね!
見覚えのある花も、見覚えのない花もある。見覚えのない花は、この世界かこの国特有の植物なのかな?
胡椒とかサトウキビとか無いかなぁ?サトウキビはともかく、胡椒はあってもおかしくないと思うんだけど……
胡椒は緑色の山葡萄って感じだったよね。確か、花は白で、複数の花が固まっているって感じなんだけど……ここにも無さそうかなぁ?
「なぁ、嬢ちゃん」
もう少し奥の方に行けば見つかるかな?
「おい」
この花って地球でいうマリーゴールドじゃない?デイジーとかもある。これは食べられるやつかな?
「おい聞けよ!」
後ろから肩を掴まれる。
チッ。せっかく無視してたのに。
「……何?」
「お前一人か?」
「そうだけど?」
一人でいたら何か悪いの?
「子供一人は危ないぜ?」
「おじさんみたいな変人に目をつけられるから?」
「誰が変人だ!あと、おじさんって年じゃねぇよ!」
おっ、ナイスツッコミ。
「嬢ちゃん、さっきからキョロキョロしてるけど、何か欲しいものがあるのか?」
「おじさんに言う必要ある?」
何かこのおじさんは変な感じがする。第六感というやつだ。私は良い人か悪い人か目を見れば分かる。悪い人と言うのは、瞳に欲望を宿している。何の意図もなく話しかけている人は、瞳に欲望が宿っていない。興味本位であろうと、善意であろうと、悪意が無いという事の証明の他ならない。
逆に、悪意を持っている人は、理由は違えど、何か目的がある人だ。
「おじさんじゃねぇって言ってんだろ!」
「じゃあ、おっちゃん?」
「何が違うんだ!」
結構違うと思うけどなぁ。少なくとも近所のおっちゃんはおじさんとかおっさんって言ったらブチぎれるけど、おっちゃんって呼んだら優しかったよ?
私達のやり取りを聞いて、周りの人もクスクス笑っている。
「も、もう良い!」
そう叫んでおっちゃんは店から出ていった。あの人、何がしたかったんだろう?ちょっとからかっただけでどっか行っちゃった。
「いやぁ~お嬢ちゃん凄いね」
「何が?」
私がやった事はからかった事だけだよ?
「知らなかったのかい?あの人、人攫いと繋がりがあるってこの辺りじゃあ、かなりの噂だよ」
人攫い!?じゃあ何?私、拐われるところだったの!?
悪い人かもしれないとは思ってたけど、そこまでとは思わなかったよ!というか、人攫いなら、からかわれて笑われたくらいで逃げんなよ!別に、人攫いを肯定する訳じゃないけどさ!人の目が気になるんなら、そんな事をしようとするんじゃあない!!……って、本人がいないどころか聞こえないところで言っても意味ないか。
「ねぇ、お姉さん。お塩ってどこに売ってるの?」
女の人におばさんと言うのはめちゃくちゃ失礼だ。それに、この人はこの辺りの事に詳しそうだし。
「塩?それなら、ここから西に行ったところにあるよ」
西ってどっち?東西南北なんて、“えりか”はもちろん、“エリカ”も分からないんだけど。
「あんた、塩を探しにここに来たのかい?」
「ううん、ちょっとお土産を買おうと思っていろいろなところを見てたの」
嘘は言ってない。家族や使用人の人達にお土産を買おうと思っている事は事実だから。
「そうかい。でも、一人でいるのは危ないから、ついていってあげるよ」
「ありがとう」
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