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公爵令嬢?それがどうした!
第14話 尋問
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何のためらいもなくパパさんの部屋に入る。
「パパ!」
「エリー、さっきからこの騒ぎは何だ!?」
「怖い人に追いかけられてるの!」
ここで涙を流すのがポイントです。
「エリー、私の後ろに隠れてなさい」
「う、うん」
ここで言われた通りに隠れます。これで問題はありません。ここからはあの刺客さん次第ですね。
パパさんは、少しずつドアの方に近づきます。そして、廊下に飛び出しました。私は危ないので、部屋の中で待機です。
何やら物音がして、すぐに止んだ。ちょっと気になって、顔を覗かせる。そこには、パパさんが刺客さんを縛り上げている姿が写っていた。
「エリー、今日は寝なさい。パパはこの人を地下に連れていくから」
「う、うん。ひどい事はしないでね?」
「……分かった。エリーは優しいな」
そう言って、頭を撫でられた。
子供扱いをするなー!!確かに、パパさんから見たらまだ子供かもしれないけども!ミレラに引き続き、パパさんにまで子供扱いされるとは!
もうふて寝してやる!呼ばれても絶対に行かないからな!
そう誓った翌日。パパさんには呼ばれて地下牢に来た。別に、子供扱いされたのを許した訳では断じてありません!刺客さんが気になったのです!
「お父さん、なーに?」
そう言うと、少ししょんぼりしている。えっ?何でですか?
「もうパパとは呼んでくれないのか?」
えっ?今それ言う?パパなんて、昨日だけじゃなくて、ノーレッジの事を聞いた時にも言いましたよ?
「呼ばない!」
ほとんどの人なら仕方ないなぁで呼ぶんだろうけど、私はそんな流されるような女ではない。こんな状況でそんな事を言う奴をパパとは呼ばない。
「そんな事のために呼んだなら、エリー帰る」
そう言って、来た道を戻ろうとすると、パパさんが止めてくる。
「待て待て、エリーに用があって呼んだんだ」
「なぁに?」
「あの刺客の事だ」
やっぱりその事か。違ったら本気で帰るところだったよ。
パパさんの後ろについて、奥に進む。
奥の牢屋に、手を縄に縛られた状態で、刺客さんがいた。
容姿はめっちゃキレイです。ラミアの言っていた事は本当だったみたい。ハンサムという言葉が世界一合うと言っても過言ではないかもしれない。あの時は気づかなかったけど、なんかブローチみたいなのもあるな。なんだろあれ?
「エリーがひどい事はするなと言っていたから、牢屋に入れておいたが、どうする?」
「エリーが決めるの?」
なら、答えは決まっている。
「じゃあ、エリーの従者にする!」
顔だけではなく、普通に実力的にも、処分するには惜しい人材。しっかりと教育すれば使えるようになるはず。
「エリーにはミレラ達がいるだろう」
「入れ換えるの!エリー聞いたもん!ラミアがこの人をここに向かわせたって言うの!エリー、ラミア嫌い!エリーに痛い事したもん!」
「本当かい、エリー」
その質問に何度も頷く。私に直接攻撃したのはこの刺客さんだけど、その事には触れず、あくまでもラミアだけが悪い事にする。
「そうか。そう言えば、一昨日は急に休んでたな」
おお、思い出してくれましたか。元凶は私だけど。
「なら、すぐに調べなければならないな。エリーは部屋に戻りなさい」
「いや!エリーここにいる!」
「だが、ここは危険だぞ」
「やだやだ!!ここにいるの!」
そう言って、牢の柵に掴まる。
めちゃくちゃ恥ずかしいけど、駄々をこねまくる。パパさんはこれにも弱いからね。
パパさんは何度も連れ帰ろうとするけど、私をここに入れてしまった時点で私はここから出るつもりはなかったんだよ。
「……分かった。だが、牢屋からは離れていなさい。拘束しているとはいえ、危険な存在だからな」
「はーい!」
それくらいは聞き入れてやろう。言われた通りに牢屋から距離をとる。
「これくらい?」
「まぁそうだな。それ以上は近づくなよ。何かあったらこれを押しなさい。お父さんはしばらく来れないから」
「うん、分かった」
何やらボタンのような物を渡されました。パパさんが立ち去ったところで、刺客さんとお話しますか!
「ねぇねぇ」
話しかけても反応がない。
……このボタンを使ってみるか?パパさんは来れないって言ってたし、呼び出しボタンではないだろう。じゃあ、あの刺客さんに関係があるのかな?
もう少し詳しく見てみると、あの時はなかった腕輪とチョーカーがついている。
聞こえる。私の中の悪魔の囁きが押してしまえと言っている。
反応しない方が悪いんだ!
思いっきりポチっと押す。その瞬間、目の前の刺客さんが呻き声を上げて苦しみ出す。
ちょ、ちょっと止めてみるか。
ボタンから手を離すと、息遣いが荒いものの、もう苦しんではいない。
……もしかして、このボタンのせいっすか?私がボタンを押したとき、腕輪とチョーカーが光っていたように見えたし、もしかしてもしかしなくとも……電流的なものを流すんですか!?
パパさん、ひどい事はしないでって言ったじゃないですか!いや、ボタン押したのは私だけども!私だけどもね、そんなものを当たり前のようにつけるなんて、この世界がおかしいのか、この国がおかしいのか、パパさんがおかしいのかどれなんだ!!
まぁ、しばらくはこれを有効活用しますけどね!
「ねぇねぇ、エリーとお話ししよ?」
「……」
また無言で睨むように見られたので、刺客さんに見えるようにボタンを押す振りをすると、さすがに二回目は嫌だったのか、「何を話すんだ」と言ってきた。
「今回の事」
「……お前、見た目と中身が違いすぎないか?ちょっと老けて──うっ!?」
そこまで言われた瞬間、私はボタンが壊れるのではないかというくらい強く押した。
レディー向かって失礼な奴め!!
まぁ、最初だし、短めで許してやる事にした。
「何でエリーを狙ったの?」
「お前な……依頼されたからだ」
何か言おうとしてたが、私が押す振りをすると、すぐに質問に答え始めた。
「誰から?」
「アルタン伯爵だ」
アルタン伯爵は、ゲームで出てきたな。レオルド王子のルートだったはず。確か、レナルドの母方の伯父にあたる。何でレナルドのルートではなく、王子のルートで出てきたのかと言うと、レオルドとレナルドの関係にある。
現実では、偶然だろうけど、名前の響きが似ており、年も同じ。顔つきも似ている。なので、レナルドは王子の影武者のような事を、王命で行っていた。確か、王子が7歳の頃からやっていたはずだから、私が転生した頃には影武者をやっていた事になる。
王子が体調不良で社交が出来ない時などに王子の代わりとして出席したりもしていた。
体調不良とは、病気になっていたりする訳ではない。王族では良くある事で、とても表に出られない状態なのだ。でも、王族が簡単に弱みを見せる訳にはいかない。
そんな訳で影武者をしていたレナルド。そのレナルドを利用して、王子に近づいたのがアルタン伯爵だ。アルタン伯爵は取り繕いがうまく、レナルドもレオルドも本性に気づかなかった。
ハッピーエンドでは、その伯爵の裏の顔を暴くが、バッドエンドになると、最後まで伯爵の裏の顔に気づかず、知らず知らずの内に、傀儡にされてしまう。
そんな危険人物からの依頼だったとは。ゲームでは、公爵を恨んでいる者としか出ていなかったから、分からなかった。
「で、お前は何を考えてるんだ?」
「何の事?」
「俺を従者にするとか言ってた事だ」
あぁ、普通に考えたら、自分を傷つけた人を従者にする訳がないしね。
「時間が経てば分かるよ」
「……お前やっぱり、中身が老けてないか?」
去り際に、今回は長く押してやった。
「パパ!」
「エリー、さっきからこの騒ぎは何だ!?」
「怖い人に追いかけられてるの!」
ここで涙を流すのがポイントです。
「エリー、私の後ろに隠れてなさい」
「う、うん」
ここで言われた通りに隠れます。これで問題はありません。ここからはあの刺客さん次第ですね。
パパさんは、少しずつドアの方に近づきます。そして、廊下に飛び出しました。私は危ないので、部屋の中で待機です。
何やら物音がして、すぐに止んだ。ちょっと気になって、顔を覗かせる。そこには、パパさんが刺客さんを縛り上げている姿が写っていた。
「エリー、今日は寝なさい。パパはこの人を地下に連れていくから」
「う、うん。ひどい事はしないでね?」
「……分かった。エリーは優しいな」
そう言って、頭を撫でられた。
子供扱いをするなー!!確かに、パパさんから見たらまだ子供かもしれないけども!ミレラに引き続き、パパさんにまで子供扱いされるとは!
もうふて寝してやる!呼ばれても絶対に行かないからな!
そう誓った翌日。パパさんには呼ばれて地下牢に来た。別に、子供扱いされたのを許した訳では断じてありません!刺客さんが気になったのです!
「お父さん、なーに?」
そう言うと、少ししょんぼりしている。えっ?何でですか?
「もうパパとは呼んでくれないのか?」
えっ?今それ言う?パパなんて、昨日だけじゃなくて、ノーレッジの事を聞いた時にも言いましたよ?
「呼ばない!」
ほとんどの人なら仕方ないなぁで呼ぶんだろうけど、私はそんな流されるような女ではない。こんな状況でそんな事を言う奴をパパとは呼ばない。
「そんな事のために呼んだなら、エリー帰る」
そう言って、来た道を戻ろうとすると、パパさんが止めてくる。
「待て待て、エリーに用があって呼んだんだ」
「なぁに?」
「あの刺客の事だ」
やっぱりその事か。違ったら本気で帰るところだったよ。
パパさんの後ろについて、奥に進む。
奥の牢屋に、手を縄に縛られた状態で、刺客さんがいた。
容姿はめっちゃキレイです。ラミアの言っていた事は本当だったみたい。ハンサムという言葉が世界一合うと言っても過言ではないかもしれない。あの時は気づかなかったけど、なんかブローチみたいなのもあるな。なんだろあれ?
「エリーがひどい事はするなと言っていたから、牢屋に入れておいたが、どうする?」
「エリーが決めるの?」
なら、答えは決まっている。
「じゃあ、エリーの従者にする!」
顔だけではなく、普通に実力的にも、処分するには惜しい人材。しっかりと教育すれば使えるようになるはず。
「エリーにはミレラ達がいるだろう」
「入れ換えるの!エリー聞いたもん!ラミアがこの人をここに向かわせたって言うの!エリー、ラミア嫌い!エリーに痛い事したもん!」
「本当かい、エリー」
その質問に何度も頷く。私に直接攻撃したのはこの刺客さんだけど、その事には触れず、あくまでもラミアだけが悪い事にする。
「そうか。そう言えば、一昨日は急に休んでたな」
おお、思い出してくれましたか。元凶は私だけど。
「なら、すぐに調べなければならないな。エリーは部屋に戻りなさい」
「いや!エリーここにいる!」
「だが、ここは危険だぞ」
「やだやだ!!ここにいるの!」
そう言って、牢の柵に掴まる。
めちゃくちゃ恥ずかしいけど、駄々をこねまくる。パパさんはこれにも弱いからね。
パパさんは何度も連れ帰ろうとするけど、私をここに入れてしまった時点で私はここから出るつもりはなかったんだよ。
「……分かった。だが、牢屋からは離れていなさい。拘束しているとはいえ、危険な存在だからな」
「はーい!」
それくらいは聞き入れてやろう。言われた通りに牢屋から距離をとる。
「これくらい?」
「まぁそうだな。それ以上は近づくなよ。何かあったらこれを押しなさい。お父さんはしばらく来れないから」
「うん、分かった」
何やらボタンのような物を渡されました。パパさんが立ち去ったところで、刺客さんとお話しますか!
「ねぇねぇ」
話しかけても反応がない。
……このボタンを使ってみるか?パパさんは来れないって言ってたし、呼び出しボタンではないだろう。じゃあ、あの刺客さんに関係があるのかな?
もう少し詳しく見てみると、あの時はなかった腕輪とチョーカーがついている。
聞こえる。私の中の悪魔の囁きが押してしまえと言っている。
反応しない方が悪いんだ!
思いっきりポチっと押す。その瞬間、目の前の刺客さんが呻き声を上げて苦しみ出す。
ちょ、ちょっと止めてみるか。
ボタンから手を離すと、息遣いが荒いものの、もう苦しんではいない。
……もしかして、このボタンのせいっすか?私がボタンを押したとき、腕輪とチョーカーが光っていたように見えたし、もしかしてもしかしなくとも……電流的なものを流すんですか!?
パパさん、ひどい事はしないでって言ったじゃないですか!いや、ボタン押したのは私だけども!私だけどもね、そんなものを当たり前のようにつけるなんて、この世界がおかしいのか、この国がおかしいのか、パパさんがおかしいのかどれなんだ!!
まぁ、しばらくはこれを有効活用しますけどね!
「ねぇねぇ、エリーとお話ししよ?」
「……」
また無言で睨むように見られたので、刺客さんに見えるようにボタンを押す振りをすると、さすがに二回目は嫌だったのか、「何を話すんだ」と言ってきた。
「今回の事」
「……お前、見た目と中身が違いすぎないか?ちょっと老けて──うっ!?」
そこまで言われた瞬間、私はボタンが壊れるのではないかというくらい強く押した。
レディー向かって失礼な奴め!!
まぁ、最初だし、短めで許してやる事にした。
「何でエリーを狙ったの?」
「お前な……依頼されたからだ」
何か言おうとしてたが、私が押す振りをすると、すぐに質問に答え始めた。
「誰から?」
「アルタン伯爵だ」
アルタン伯爵は、ゲームで出てきたな。レオルド王子のルートだったはず。確か、レナルドの母方の伯父にあたる。何でレナルドのルートではなく、王子のルートで出てきたのかと言うと、レオルドとレナルドの関係にある。
現実では、偶然だろうけど、名前の響きが似ており、年も同じ。顔つきも似ている。なので、レナルドは王子の影武者のような事を、王命で行っていた。確か、王子が7歳の頃からやっていたはずだから、私が転生した頃には影武者をやっていた事になる。
王子が体調不良で社交が出来ない時などに王子の代わりとして出席したりもしていた。
体調不良とは、病気になっていたりする訳ではない。王族では良くある事で、とても表に出られない状態なのだ。でも、王族が簡単に弱みを見せる訳にはいかない。
そんな訳で影武者をしていたレナルド。そのレナルドを利用して、王子に近づいたのがアルタン伯爵だ。アルタン伯爵は取り繕いがうまく、レナルドもレオルドも本性に気づかなかった。
ハッピーエンドでは、その伯爵の裏の顔を暴くが、バッドエンドになると、最後まで伯爵の裏の顔に気づかず、知らず知らずの内に、傀儡にされてしまう。
そんな危険人物からの依頼だったとは。ゲームでは、公爵を恨んでいる者としか出ていなかったから、分からなかった。
「で、お前は何を考えてるんだ?」
「何の事?」
「俺を従者にするとか言ってた事だ」
あぁ、普通に考えたら、自分を傷つけた人を従者にする訳がないしね。
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去り際に、今回は長く押してやった。
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