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公爵令嬢?それがどうした!
第47話 浮けばいい
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「お父さんは、知ってたの?レイが同い年だって」
「知ってたら部屋に二人きりになどさせるものか」
それもそうですね……言われて、パパさんの言葉に納得した。
私を溺愛しているパパさんが異性で二人きりなんて絶対に許さないだろう。王子とのお茶会にも、必ず使用人を連れていくように言われているから。
「だが、隷属紋は知っていた。だから、あまり従者……というか、屋敷には入れたくなかったのだ」
少し言いにくいように答えてくれました。
やんわりと拒否していたのは、それが理由でしたか。娘LOVEのお父さんがハッキリと断る事はしませんものね。
それで、魔道具に頼ったと。アルト達には多分ついてなかったのかな。理由は分からないけど、ついていたならアルト達にも同じようにしたよね。
「私を襲った人は?」
「エリーをここまで運んだのはそいつでな。それからはおとなしく拘束された。だから、何もしていないが……」
まさか、という目で見てきます。だって、所有者がいなくなってフリーなら、拾ったって構いませんよね~。
「じゅう───」
「ダメだダメだ!いくらなんでも危険すぎる!」
まだ言いきってないのに、パパさんが拒否してきた。さすがに私の性格が分かってきたようだ。
チッ!さすがに、娘LOVEのパパさんも簡単にはうなずかないか。まぁ、うん。死にかけたもの。パパさんの気持ちは分かります。でもね、だからこそ、こき使ってやらなくては。
「……ダメなの?」
お久しぶりの上目遣いで訴えます。
「うっ……!」
パパさんはこの上目遣いにめちゃくちゃ弱いのは知っている!予想通り、少し迷っている。ここで、うつむいてほんの少しだけ涙を流してみる。すると、パパさんは慌て出す。そして、半ばやけになってこう言った。
「分かった分かった!従者にして良いから泣かないでくれ!」
迎え入れたくはないが、私を泣かせるのはもっと嫌なのだろう。
別に、強要したわけではない。ただ、説得したら納得してくれただけだ。
「あいつには後で言っておこう。それより、エリー。会話を聞いていたが、無理してたのか?」
私は泣いている演技をしていたが、それを聞いて一瞬で涙は引っ込み、やべぇという表情をした。
「シシー達を心配させたくなかったから……」
これは本心だ。というか、怪我してるのに無理する理由なんて、心配をかけたくないという理由しかないだろう。
まぁ、私は別な理由もありますけど……
「気持ちは分かるが無理をするな。しばらくベッドから出てはいかん」
絶対に、と言い聞かせるようにパパさんはそう言った。
だぁーーーー!!!やっぱりぃーーーー!!この親バカなパパさんならこうなりそうだから無理したのに……!このマグロ人間の私に、ただ動かないというのがどれ程の苦痛か……!
……うん?お前の目的はニート生活だろって?いや、そうなんだけど、まったく動かないのも辛いんですよ。ほら、ずっとゴロゴロすると体にも悪いじゃないですか。だから、時々部屋の中でストレッチしようというのも楽々ライフプランに入ってるんですよ。
簡単に言えば、やりたい事だけをやって、のんびりゴロゴロしたいって事です。私の知識でアイデア料をゲットすれば、それも夢ではないような気がしましてね。
その後もさんざんごねましたけど、お父さんは首を縦には振ってくれず、私はしばらくベッドインになりましたとさ。
ーーーーーーーーーーーーーー
それから数日後。前世で読んだ物語を浮かべたりして、なんとか時間を潰していたけど、もういてもたってもいられなくなりました。
「ねぇ、本っ当に暇なんだけど」
「怪我してるんだから仕方ないだろ」
もう何度も同じ事を言っているからか、レイは呆れ顔+ため息で返してきた。
爆発以外に良い手段が浮かばなかったからなぁ……怪我をして後悔しているわ。
「動きたいんだよぉ……」
鏡がないので分からないが、今の私は泣きそうになっているだろう。
「旦那様から歩かせるなって言われてるからダメだ」
レイは、何を言ってもダメだダメだと言ってくる。旦那様が言ってたからと言って。
こいつ、いつからこんな使用人らしくなったっけ?前は、嫌々ながらも従うって感じだったのになぁ……
でも、こうなったレイはてこでも動かないのは私は知っている。
そして、その対抗策を考えていない私ではない。
「歩かなければ良いのね?」
「……まさか……」
私は、風魔法の【浮遊】で体を浮かせ、無魔法の【傀儡】で体を移動させる。と言っても、手足は動かしていないけど。イメージするなら、あの夢の島ですね。
【浮遊】は魔法の教師に教えて貰ったけど、【傀儡】はアルトから教わりました。
「これなら、手足動かしてないし問題ないでしょ」
「それ以前の問題だ」
早く降りろと言わんばかりに見てくる。あれ?ちょっとは驚くと思ったんだけど……
でも、レイの訴えるような視線は、察しが悪い私には分からなかった。
「行くよー!ゴー!」
手は痛くてあげられないので、心の中であげておく。
もう止められないと思ったのか、レイはため息をつきながらドアを開けてくれた。
「知ってたら部屋に二人きりになどさせるものか」
それもそうですね……言われて、パパさんの言葉に納得した。
私を溺愛しているパパさんが異性で二人きりなんて絶対に許さないだろう。王子とのお茶会にも、必ず使用人を連れていくように言われているから。
「だが、隷属紋は知っていた。だから、あまり従者……というか、屋敷には入れたくなかったのだ」
少し言いにくいように答えてくれました。
やんわりと拒否していたのは、それが理由でしたか。娘LOVEのお父さんがハッキリと断る事はしませんものね。
それで、魔道具に頼ったと。アルト達には多分ついてなかったのかな。理由は分からないけど、ついていたならアルト達にも同じようにしたよね。
「私を襲った人は?」
「エリーをここまで運んだのはそいつでな。それからはおとなしく拘束された。だから、何もしていないが……」
まさか、という目で見てきます。だって、所有者がいなくなってフリーなら、拾ったって構いませんよね~。
「じゅう───」
「ダメだダメだ!いくらなんでも危険すぎる!」
まだ言いきってないのに、パパさんが拒否してきた。さすがに私の性格が分かってきたようだ。
チッ!さすがに、娘LOVEのパパさんも簡単にはうなずかないか。まぁ、うん。死にかけたもの。パパさんの気持ちは分かります。でもね、だからこそ、こき使ってやらなくては。
「……ダメなの?」
お久しぶりの上目遣いで訴えます。
「うっ……!」
パパさんはこの上目遣いにめちゃくちゃ弱いのは知っている!予想通り、少し迷っている。ここで、うつむいてほんの少しだけ涙を流してみる。すると、パパさんは慌て出す。そして、半ばやけになってこう言った。
「分かった分かった!従者にして良いから泣かないでくれ!」
迎え入れたくはないが、私を泣かせるのはもっと嫌なのだろう。
別に、強要したわけではない。ただ、説得したら納得してくれただけだ。
「あいつには後で言っておこう。それより、エリー。会話を聞いていたが、無理してたのか?」
私は泣いている演技をしていたが、それを聞いて一瞬で涙は引っ込み、やべぇという表情をした。
「シシー達を心配させたくなかったから……」
これは本心だ。というか、怪我してるのに無理する理由なんて、心配をかけたくないという理由しかないだろう。
まぁ、私は別な理由もありますけど……
「気持ちは分かるが無理をするな。しばらくベッドから出てはいかん」
絶対に、と言い聞かせるようにパパさんはそう言った。
だぁーーーー!!!やっぱりぃーーーー!!この親バカなパパさんならこうなりそうだから無理したのに……!このマグロ人間の私に、ただ動かないというのがどれ程の苦痛か……!
……うん?お前の目的はニート生活だろって?いや、そうなんだけど、まったく動かないのも辛いんですよ。ほら、ずっとゴロゴロすると体にも悪いじゃないですか。だから、時々部屋の中でストレッチしようというのも楽々ライフプランに入ってるんですよ。
簡単に言えば、やりたい事だけをやって、のんびりゴロゴロしたいって事です。私の知識でアイデア料をゲットすれば、それも夢ではないような気がしましてね。
その後もさんざんごねましたけど、お父さんは首を縦には振ってくれず、私はしばらくベッドインになりましたとさ。
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それから数日後。前世で読んだ物語を浮かべたりして、なんとか時間を潰していたけど、もういてもたってもいられなくなりました。
「ねぇ、本っ当に暇なんだけど」
「怪我してるんだから仕方ないだろ」
もう何度も同じ事を言っているからか、レイは呆れ顔+ため息で返してきた。
爆発以外に良い手段が浮かばなかったからなぁ……怪我をして後悔しているわ。
「動きたいんだよぉ……」
鏡がないので分からないが、今の私は泣きそうになっているだろう。
「旦那様から歩かせるなって言われてるからダメだ」
レイは、何を言ってもダメだダメだと言ってくる。旦那様が言ってたからと言って。
こいつ、いつからこんな使用人らしくなったっけ?前は、嫌々ながらも従うって感じだったのになぁ……
でも、こうなったレイはてこでも動かないのは私は知っている。
そして、その対抗策を考えていない私ではない。
「歩かなければ良いのね?」
「……まさか……」
私は、風魔法の【浮遊】で体を浮かせ、無魔法の【傀儡】で体を移動させる。と言っても、手足は動かしていないけど。イメージするなら、あの夢の島ですね。
【浮遊】は魔法の教師に教えて貰ったけど、【傀儡】はアルトから教わりました。
「これなら、手足動かしてないし問題ないでしょ」
「それ以前の問題だ」
早く降りろと言わんばかりに見てくる。あれ?ちょっとは驚くと思ったんだけど……
でも、レイの訴えるような視線は、察しが悪い私には分からなかった。
「行くよー!ゴー!」
手は痛くてあげられないので、心の中であげておく。
もう止められないと思ったのか、レイはため息をつきながらドアを開けてくれた。
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