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公爵令嬢?それがどうした!
第52話 おもちゃ作り1
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私は、レオンを連れて、街に繰り出した。王都とは全然違うなぁ。当たり前だけどね。
ちなみに、馬車の移動だよ。街の中歩き回りたかったけど、『公爵家の令嬢であるお嬢様を、そんな無責任な真似はさせられません!』って、涙目になりそうなくらいに訴えられて、根負けしました。
せめてもの譲歩として、庶民も使うような馬車にしてもらったくらいです。
さてさて、別邸がある領地について解説しようじゃないかい!まず、別邸の位置は、少し小高い丘の上だ。小さい山みたいなね。全然歩いていけますが。
ここは、山と海があって、港もあるので、交易が盛んな場所だ。いわゆる、扇状地。形はそんな感じで、別邸は、扇の持ち手である、要と、骨組みが剥き出しな中骨。その交わりくらいの位置にあります。
そして、魔法のある世界のため、魔物がいるんですよね~、悲しいことに!そのために、山は危険なので、許可を貰った人しか入ってはいけないのだとか。
それなら、山から魔物が降りてくるんじゃないのとは思うけど、結界で大丈夫なんだって。その結界を通り抜けるには、許可証がいるって訳だ。
あ~あ、山の幸欲しかったなぁ……。パパさんにお願いしたら、命を投げ捨ててでも採ってきそうなので、言ってませんけど。刺客組に行かせるのは……ありかもな。
それじゃあ、海はどうなんだって話だけど、船があるからね。そこまで心配はないわけだ。もちろん、海にも魔物はいるので、危険な海域は立ち入り規制が引かれているが、そんな命知らずな漁師さんはいない。ってな訳で、海の幸は問題ナッシング!
唯一問題があるとすれば、寄生虫とかの問題で、生で食べるのが怖いということ。養殖なんてやってないだろうしね。なので、お刺身を食べるときは、一度凍らせる予定だ。そしたら、大抵の寄生虫はお亡くなりになられますので。
サヨリが大変だったなぁ。寄生虫が高確率でいる。そして、ダンゴムシみたいで気持ち悪いのよ。
食べられるらしいけど、絶対に食べたくない!!あんなのを食べるくらいなら、一ヶ月昆虫食生活してる方がはるかにましだ。蜂の子とか結構美味しかったなぁ。
……は?蜂の子と寄生虫の何が違うのかって?全っ然ちげぇわバカ野郎!あんな触覚みたいな足がわちゃわちゃついているやつを食べるくらいなら、ぜっっったいに蜂の子の方がましだって!食感はエビみたいで意外と美味しいし。
さて、昆虫食のお話はこれくらいにしまして……。そんなわけで、私は海の幸は、絶対に手に入れるつもりという訳だ。お刺身が怖いけどね。
でもでも、今の優先順位はおもちゃです!というわけで、木工所に来ました!
ここは、山の奥に入らなければ大丈夫なんで、林業も結構盛んです。
山の幸も、採れるっちゃあ、採れるんだけど、数が少ないから高いのなんのって。買い占めたいけど、他に食べたい人もいるかもしれないから、さすがに良心がとがめる。
あっ、もちのろんで、護衛が一緒に入りますけどね。危険視される魔物の縄張り内ではないとはいえ、降りてこないとは限らないから。
そして、ここはルファール木工店というみたい。御者さんに降ろしてもらって、中に入った。
「ごめんくださーい」
「いらっしゃいませ!……あれ?お嬢さん達だけ?」
木工所に、子供だけが来るのは珍しいみたいで、受付と思われるお姉さんは、不思議そうにキョロキョロ見渡している。
あっ、レオンは、ミニになっているよ。護衛っぽく見えないから。護衛を連れていると知れば、お金問題で狙われたりもするだろうし、ここに住んでいる人からすれば、私は領主の娘だ。気を遣わせるのも悪いと思った。だから、レオンにはブローチを外してもらって、ミニの姿になってもらってるってわけだ。
レオンも同い年だと最初に知った時は、こいつもか!ってツッコミをいれたくなったけどね。
多分、この人には兄妹に思われているだろうな。訂正する気はまったくないが。その方が都合がいいし。
「うん。作ってほしいのがあるの」
「オーダーメイドですか?」
オーダーメイドを頼むなんて、お金持ちだけなのだろう。私達にはさっきまで砕けていたのに、急に敬語になった。
オーダーメイドとはちょっと違うけど、似たようなものだろう。
「そんなところ」
「それなら、店長に依頼する形になりますので、店長を呼んで参ります。少々お待ちください」
そう言われたので、私たちはおとなしく……待ってるわけがないだろう!いや、お店からは出ないよ?好き勝手出歩いたりはしないけど、お店の中は見て回りたいのだ!
木工所というだけあって、いろいろな家具などがある。でも、家具くらいだ。おもちゃはない。
やっぱり、この世界は娯楽が少なすぎる!紙も羊皮紙だしなぁ。
そんな風にぶらぶらしていたら、お姉さんが呼びに来た。
「店長を呼んできましたよ」
「ありがとう!行くよ、レオン!」
「はいはい」
私は、レオンと手を繋いで──引きずるようにして──店長さんの元に向かった。
ちなみに、馬車の移動だよ。街の中歩き回りたかったけど、『公爵家の令嬢であるお嬢様を、そんな無責任な真似はさせられません!』って、涙目になりそうなくらいに訴えられて、根負けしました。
せめてもの譲歩として、庶民も使うような馬車にしてもらったくらいです。
さてさて、別邸がある領地について解説しようじゃないかい!まず、別邸の位置は、少し小高い丘の上だ。小さい山みたいなね。全然歩いていけますが。
ここは、山と海があって、港もあるので、交易が盛んな場所だ。いわゆる、扇状地。形はそんな感じで、別邸は、扇の持ち手である、要と、骨組みが剥き出しな中骨。その交わりくらいの位置にあります。
そして、魔法のある世界のため、魔物がいるんですよね~、悲しいことに!そのために、山は危険なので、許可を貰った人しか入ってはいけないのだとか。
それなら、山から魔物が降りてくるんじゃないのとは思うけど、結界で大丈夫なんだって。その結界を通り抜けるには、許可証がいるって訳だ。
あ~あ、山の幸欲しかったなぁ……。パパさんにお願いしたら、命を投げ捨ててでも採ってきそうなので、言ってませんけど。刺客組に行かせるのは……ありかもな。
それじゃあ、海はどうなんだって話だけど、船があるからね。そこまで心配はないわけだ。もちろん、海にも魔物はいるので、危険な海域は立ち入り規制が引かれているが、そんな命知らずな漁師さんはいない。ってな訳で、海の幸は問題ナッシング!
唯一問題があるとすれば、寄生虫とかの問題で、生で食べるのが怖いということ。養殖なんてやってないだろうしね。なので、お刺身を食べるときは、一度凍らせる予定だ。そしたら、大抵の寄生虫はお亡くなりになられますので。
サヨリが大変だったなぁ。寄生虫が高確率でいる。そして、ダンゴムシみたいで気持ち悪いのよ。
食べられるらしいけど、絶対に食べたくない!!あんなのを食べるくらいなら、一ヶ月昆虫食生活してる方がはるかにましだ。蜂の子とか結構美味しかったなぁ。
……は?蜂の子と寄生虫の何が違うのかって?全っ然ちげぇわバカ野郎!あんな触覚みたいな足がわちゃわちゃついているやつを食べるくらいなら、ぜっっったいに蜂の子の方がましだって!食感はエビみたいで意外と美味しいし。
さて、昆虫食のお話はこれくらいにしまして……。そんなわけで、私は海の幸は、絶対に手に入れるつもりという訳だ。お刺身が怖いけどね。
でもでも、今の優先順位はおもちゃです!というわけで、木工所に来ました!
ここは、山の奥に入らなければ大丈夫なんで、林業も結構盛んです。
山の幸も、採れるっちゃあ、採れるんだけど、数が少ないから高いのなんのって。買い占めたいけど、他に食べたい人もいるかもしれないから、さすがに良心がとがめる。
あっ、もちのろんで、護衛が一緒に入りますけどね。危険視される魔物の縄張り内ではないとはいえ、降りてこないとは限らないから。
そして、ここはルファール木工店というみたい。御者さんに降ろしてもらって、中に入った。
「ごめんくださーい」
「いらっしゃいませ!……あれ?お嬢さん達だけ?」
木工所に、子供だけが来るのは珍しいみたいで、受付と思われるお姉さんは、不思議そうにキョロキョロ見渡している。
あっ、レオンは、ミニになっているよ。護衛っぽく見えないから。護衛を連れていると知れば、お金問題で狙われたりもするだろうし、ここに住んでいる人からすれば、私は領主の娘だ。気を遣わせるのも悪いと思った。だから、レオンにはブローチを外してもらって、ミニの姿になってもらってるってわけだ。
レオンも同い年だと最初に知った時は、こいつもか!ってツッコミをいれたくなったけどね。
多分、この人には兄妹に思われているだろうな。訂正する気はまったくないが。その方が都合がいいし。
「うん。作ってほしいのがあるの」
「オーダーメイドですか?」
オーダーメイドを頼むなんて、お金持ちだけなのだろう。私達にはさっきまで砕けていたのに、急に敬語になった。
オーダーメイドとはちょっと違うけど、似たようなものだろう。
「そんなところ」
「それなら、店長に依頼する形になりますので、店長を呼んで参ります。少々お待ちください」
そう言われたので、私たちはおとなしく……待ってるわけがないだろう!いや、お店からは出ないよ?好き勝手出歩いたりはしないけど、お店の中は見て回りたいのだ!
木工所というだけあって、いろいろな家具などがある。でも、家具くらいだ。おもちゃはない。
やっぱり、この世界は娯楽が少なすぎる!紙も羊皮紙だしなぁ。
そんな風にぶらぶらしていたら、お姉さんが呼びに来た。
「店長を呼んできましたよ」
「ありがとう!行くよ、レオン!」
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私は、レオンと手を繋いで──引きずるようにして──店長さんの元に向かった。
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