オーバードライブ・ユア・ソング

津田ぴぴ子

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本編

第三十一話

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早朝の学校はいやに静かだ。
運動部の朝練も始まらない時間だからか、校内には人の気配は感じられない。それでも校門は開いていて、普通に一年生の昇降口から中に入った。サンダルに履き替えながら、陽は初に問う。
「やっぱ職員室?」
「そうだね、……行ってみようか」
目の周りがからからに乾いていたが、それを不快に感じる心の余裕はどこにも無い。昇降口を上がってすぐ右に曲がり、賞状やトロフィーが並んだ硝子棚の前を通り抜ける。
あの姿見はまだそこにあったし、相変わらず布で覆われていた。
職員室の引き戸の前に二人で立った。篠の席がどこだかは知らないが、とりあえず入ってみることにする。
「失礼しま」
「何でだよ!」
ばん、と言う大きな音と怒声に、反射的に陽は身を竦めた。その背後で、扉に手を掛けた初が驚いたように固まっている。
今聞こえた怒鳴り声が惺のものだと気が付くまでに、十数秒を要した。
「さとちゃん先輩……?」
入ってすぐ左手に、キャスターのついた椅子に腰掛けて机に肘をつく篠の姿が見えた。相変わらず薄汚れた白衣を着ている。そのすぐ真横には机に手をついて、怒りに顔を歪ませている惺が立っていた。今日は菖蒲ヶ崎高校の制服で、半袖のシャツの上に薄手のグレーのカーディガンを羽織っているようだった。陽の声が小さかったために、惺はこちらに気付いていない。
「探さなくて良いってどういうことだって聞いてんだけど!」
「だからそのままの意味だよ。そういうもんだからさ」
「もしオリ先輩に何かあったら、あんた責任取れんの!?」
惺が物凄い剣幕で怒鳴り散らしているのにも関わらず、篠は至って冷静に返事をしている。ふと、篠がこちらを向いた。入り口に突っ立ったままの陽と初に向かって、彼はひらりと右手を振る。惺はそれでやっと陽たちに気が付いたらしく、怒りの滲んだ溜息を吐いて、もういい、と言った。そのまま陽たちが立っている入り口に歩み寄ると、こう吐き捨てた。
普段の穏やかな様子は、もうどこにも無い。
「おれだけで探します」
「え、え、さとちゃん先輩」
未だかつて見たことがない惺の様子に陽は怯んでしまう。初は我に返ったように、出て行こうとする惺を呼び止めた。
「待ってください惺先輩、心当たりは?」
「ないよ。…そいつが、探さなくてもいいとかふざけたこと抜かしてるから、役に立たないなって思っただけ」
顎で篠を差して惺は憎々しげに言う。その言葉尻はどこまでも刺々しく、いつもの彼からは想像がつかないほど荒い。当の篠はちっとも堪えていないようで、初と惺のやり取りを眺めている。
初は最初こそ固まっていたものの冷静さをいち早く取り戻したようで、惺が出て行かないようにその華奢な手首を掴んだまま何かを考え込んでいる。
さっき大泣きしたお陰で、頭が冷えているのかもしれない。
「先輩、一回落ち着きましょう」
「はあ?これが落ち着いて」
「僕らだって心配です、泣いちゃうくらい」
ね、と言った初は惺の棘のある反撃にも全く怯まず、すっかり赤くなった自分の目元を指差した。それを見た惺は一瞬黙り込んで、陽と初を交互に見る。ごめん、と呟いた彼は、今までの出来事を話し出した。

昨日織と一緒にあの家に帰って、キッチンで夕食について話していた。織の体調は回復したように見えたと言う。
その最中に、障子戸の開く音と、ただいまー、と言う知らない男女の声がした。辛うじて性別が分かる程度の、大きく歪んだ、しかしよく響く声。磨り硝子の向こうに、赤黒い人影が二つ浮かんで、ドアノブを上下に揺らしている。その声が織、と呼んだ瞬間、隣にいた織がふらふらと閉じたリビングのドアに歩み寄って、そこを開けようとした。その口元はもごもごと動き、お父さん、お母さん、と呟いている。惺は慌ててそれを止めて、数度目かの呼び掛けで織は我に返ったようだった。見えたか、と聞かれたので見えたし聞こえたと答えると、織は一瞬目を見開いて悲しげに微笑み、そっか、とだけ答えた。

その晩は二人でリビングで寝ることになった。制服や教科書などを準備して用意した布団に入って寝入る直前、織は惺に、明るくなるまで絶対にここから出るなと何度も念を押した。
それに頷いて、色々と他愛のない話をしているうちに惺は寝てしまった。翌朝鳥の声で起きると、隣で寝ていたはずの織がいない。明るくなるまで、と言われていたので構わないだろうとリビングを出て、家中を探し回った。
件の仏間の障子戸を開けると、そこに置いてある大きな仏壇の中身は荒らされて、真っ黒に焼け焦げていた。その周囲には数え切れないほどの錆びた釘が落ちている。その光景に惺が固まっていると、篠が合鍵を使って家に入って来て惺を仏間から引き摺り出し、学校まで連れて来たのだ、と言う。
「篠先生」
そこまで聞いた初が、凛とした声音で篠を呼んだ。
「何か、知ってるんですよね?」
知ってるなら、教えてくれませんか。
そう続けた初の有無を言わせない口調に、陽も篠を見る。彼はぼりぼりと寝癖まみれの頭を掻き毟って周囲を見渡すと、立ち上がりながらポケットを漁り第二視聴覚室の鍵を取り出して、惺に差し出した。
「ここじゃまずいから、場所を変えよう」



織の両親は、駆け落ち同然で結婚した。
父親の杉内祈の実家は、代々呪詛代行を生業としていた。それは死んだ杉内家の親族の位牌に対象者の名前を書いた紙と写真を釘で打ち込むと言うかなり特殊な方法で、その呪いは良く効くと専らの評判だった。開業当初から昭和の後期に至るまで、依頼者が絶えることは無かったと言う。呪いを掛けられた者は顔に無数の釘を打ち込まれて、全身を焼かれて苦しんで死ぬ。
長年それを続けてきた業なのか、杉内家に嫁ぐ女は子供を産むと十年かそこらで死んでしまう。その原因は様々だが、歴代の嫁は皆一様に、決まり事のように死んでいった。また呪詛代行の儀式を行った杉内家の男も皆、全身を焼かれて死ぬ運命にある。釘を打ち込んだ位牌の主が、迎えに来るのだと言う。だからこの家は二重にも三重にも祟られているんだと、集落内では常識のように語られていた。

そんな家に次男として産まれた祈は、呪詛代行の業務とは無縁に過ごしていた。後継は兄の役目で、自分は都会に出て普通に暮らすんだと意気込み、高校卒業後は大学に進学した。そしてその大学で、方保田まつりと言う女性と出会った。最初は趣味の一致から仲良くなり、やがて恋に落ちた。それなりに長く付き合い、まつりの方は結婚も視野に入れ始めたが、祈はそれを渋った。自分の家にまつりが嫁に来れば、子供を産んでから十年で死んでしまうだろう。子供を産まなければいい話だったのだが、祈もまつりも、子供は欲しかった。恋人がそんな目に遭うと分かっているのにむざむざ嫁入りなどさせてたまるかと、祈はかなり抵抗したようだ。
そんな祈に、まつりはこんな提案をする。
──私が杉内家に嫁ぐのでは無く、あなたが方保田家に婿入りすれば良いのではないか。
それは名案だと、祈は二つ返事でそれを了承した。彼の父母を始めとする杉内家は、穢れが伝染するからと猛反対した。しかし反対すればするほど返って二人を煽り立てる結果となってしまい、祈は半ば強引に家を出て行った。その後二人は金井沢に引っ越し、家を建てた。祈は元々の趣味であった音楽を活かしてライブハウスの社員として働き、まつりは病院事務の職に就いた。
そして産まれたのが織だった。側から見ても仲の良い家庭で、大層幸せそうに見えたと言う。
しかし織が四歳になって、まつりの実家に彼を連れて行った時のことだった。普段は老人ホームに入居しているが、偶然帰って来ていたまつりの祖母が、幼い織を見るなり忌み子だと叫んだ。

まつりは知らなかったが、方保田家には時たま、深い赤色の目をした子供が生まれると言う。その子は神様の怒りを買った子供で、生かしておくと周囲に禍を齎す。昔は専属の産婆がいて、産まれた赤ん坊が目を開けた瞬間にその色を確認して、もし該当した場合、その場で殺していたと言うのだ。
織に飛びかかった祖母を周囲が引き剥がして、偶然方保田家に遊びに来ていた篠が織を連れ出したと言う。祖母の行為は結構な問題になったようで、以後篠がその姿を見ることは無かった。
忌み子だなんて前時代的だ、呆けた年寄りの譫言だと、皆がまつりを慰めたが、ただ一人、霊感のあった篠の母だけは、その輪に加わることは無かったと言う。

そして織が小学校三年生の夏、三人はドライブに出掛けた。遊園地で一頻り遊んだ帰り道で、運転していたまつりの様子が突然おかしくなった。彼女はそのままアクセルを踏み込み、複数の車を巻き込んで事故を起こした。車はすぐに炎上したが、シートベルトをしていなかったため織は外に投げ出された。酷い怪我をしてはいたが、不幸中の幸いだった。しかし車内に残された祈とまつりは、そのまま焼け死ぬこととなってしまった。彼らは息絶えるまでずっと、織の名前を叫んで、こう繰り返していたと言う。
お前も死ね、お前も死ね、お前も死ね、迎えに行くからな、と。

その後織は篠の家に預けられたが、篠以外の家族は皆、織に対して余所余所しかった。まつりの祖母が言っていたことは本当だったと口々に言っていた。
生かしておけば周囲に禍を齎す。だから、殺さなくちゃいけない。
篠はそれに対して常にくだらないからやめろと悪態をつき、織とも普通に遊んだりしていた。しかしそれから数ヶ月と経たないうちに、篠の母親が織を杉内家に預けてしまった。怒り狂う篠に対して母親は、あれは本物、あんたも大人になればわかる、だから今後一切あの子に関わるな、と言うばかりだったと言う。

織は恐らくその時に、杉内家に伝わる呪いの方法を誰かから聞いたのだ。実行こそしなかったものの、それはずっと織の中に居座っていたのだろう。織が高校入学を機に家族で住んでいた金井沢の家に戻ったらしいと聞いてはいたが、その翌年に自分が菖蒲ヶ崎高校に赴任して再会することになるとは思わなかったと篠は言った。
一通りの話を聞いていた惺が、刺々しさを残したままに口を開く。
「それで?なんでいなくなる必要があったの?」
「迎えが来たからだよ。あのままあの家にいたら、お前にも危害が及ぶ可能性があった」
「おれが言いたいのはそういうことじゃないよ。その迎えが来るとか何とかってさ、実行した場合の話じゃん」
「うん」
「オリ先輩が誰かを呪うほど嫌ってたってことでしょ?しかもそんな、釘、…なんて……」
惺の語尾が、何かに気がついたように小さくなっていく。猟奇殺人だなどと警察が介入するくらいならば、自分の父の死に様くらいは惺も知らされているだろう。

惺の父は、顔面に無数の釘を打たれた挙句、焼かれて死んだのだ。杉内家に伝わる儀式の通りに。
「おれの、せい……?」
それを肯定も否定もせず、篠はまた話し始めた。
「それを一度でも実行してしまえば、確実に迎えが来る。そのスピードは代を跨ぐにつれて年々早くなっているらしい。祟りは七代続くって言うだろ。杉内家の呪詛代行が開業してから、織ちゃんの世代で丁度七代目だそうだ」
だから、探してもしょうがないんだよ。織ちゃんは俺たちの知らないところで一人で死ぬ。そういうものなんだ。
そう言って篠は話を締め括った。変に手を出せば、その人物にも被害が及ぶ可能性がある。だからこうなってしまった以上、周りは普通に生活するのが正しいらしい。
陽は思わず机に手をついて立ち上がった。動かした唇が震えていたが、それを治める術を陽は知らない。
「そんなの、おかしくないすか」
「おかしい?」
「だって、織ちゃん先輩だって、好きでそんな風になったんじゃないでしょ」
「そうですよ、全部周りが勝手に言ってたことじゃありませんか」
初が陽に続くように言って、強く拳を握り締める。
織が妙に刹那的と言うか、未来のことを諦めているような言動をしているのは、陽も聞いたことがあった。進路のことを言われた時、俺には将来なんて、と言ったようなことを言いかけていたことを思い出す。当初はその理由も意味も分からなかったが、幼い頃から禍を齎すだの目が赤いから忌み子だのと言われ続けて育ったことを思うと、ああなってしまうのも想像に固くない。何もかもを諦めて自暴自棄になって、留年するほど遊び呆けたり、人との関わりを放棄したりするのも頷けた。
「おかしくはないよ。織ちゃんは、……和泉の親父さんを呪い殺したんだ。そこにどんな理由があっても、その代償は払わなきゃいけない」
「そ、れは、」
言葉に詰まった陽に被せるように、惺が口を開いた。
「ムカつくんだよなあ」
その目には明らかな怒りが宿って、噛み締められた唇には血が滲んでいる。初が何か言い掛けたが、それよりも前に惺が喋り出した。
「いつもそう、何にも言わないで全部一人で決めて、おれはその後ろをついていくだけ?平気ですよって顔してへらへら笑って、それで、死に逃げみたいに──ああ、…ほんとにムカつく」
惺は一つ大きな溜息を吐いて、決めた、と呟いた。
「おれ、オリ先輩のこと探すよ。そこまでされて、文句の一つや二つ言わないと気が済まないからね。──もし、死んでても、黒焦げになってても、釘だらけになってても、絶対見つけて連れて帰ってくる」
そこまで言った惺に、篠が心当たりを聞いた。闇雲に探すだけでは、絶対に見つからない。それは陽もそう思ったし、初もそうだろう。惺は暫く迷って、一度家に戻る、と答えた。確かに手掛かりがあるとすればそこしかない。

惺が第二視聴覚室を出ようと立ち上がった時、ふとその扉がノックされた。陽が時計を見上げると、午前六時半を回ろうとしている。一般生徒が来るには、かなり早い時間だ。だとすると、教師だろうか。
そのノックの主はこちらの返事を待たずに扉を開けた。緩く編まれた三つ編みと、陶器のように真っ白な腕が覗く。
「やっぱり、ここにいたんだ」
和泉先輩の靴があったから、探したんだよ。そう言って島村はいつものようににやりと微笑むと、後ろ手にドアを閉めた。それに対して、惺が島村くん、と呼び掛ける。
「悪いけど、今──」
「おっと、取り込み中?」
「うん」
「ああ、ごめんね。…方保田先輩は?いないの?あの人、昨日の昼間やたらと四階のこと聞いてきたから、ちょっと気になって」
「……四階?」
「うん、和泉先輩も知ってるでしょ?七不思議の、四階」
六芒星の中心に自分の名前を書いた正方形の紙を口に咥えて、目を閉じて三階から屋上に続く階段を上ると、稀に存在しない四階に繋がることがある。四階は無音で、薄暗い廊下がどこまでも続いている。四階は全てのものが左右逆になっている。
四階には、死者がいる。

普段怪談のことなど滅多に話さない織が、わざわざ島村の教室を訪ねてそんなことを聞いてきたと言う。その様子が妙に気になって、用事の前に学校に寄ったついでに織を探していたのだと島村は言った。実行するとしたら人気のない深夜か早朝だと踏んでのことだったが、どうやら、遅かったらしい。
「これ、そこの踊り場に落ちてたんだけどさ。方保田先輩の字だよね?」
島村が差し出した正方形の白い小さな紙には、六芒星と織の名前が書かれていた。少し震えていたが、それは楽譜で何度も見た織の字に違いなかった。
その場にいた全員が、顔を見合わせる。
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