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草原
13.いつかここに
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新年を迎えると、そこから徐々に昼の時間が長くなり、やがて大地にも下草が芽生え始める。
そうした季節の巡りに合わせて羊を放す土地を移りながら、ヨラガンの人々は暮らしてきた。
とはいえ、まだ朝の冷え込みは少々厳しい。
「……おはようございます、ユクガ様」
「おはよう」
抱えていたキアラの瞳が開くのをしっかり見届けて、ユクガは挨拶を返した。
ふわりと微笑んだキアラが頭を寄せてくるので、指通りのいい髪を撫でてやる。触れた感触はずいぶん柔らかいのに、キアラの髪は絡まることがない。
「……ユクガ様は、どうしてそんなに早く起きられるのですか」
「……ただの習慣だ」
「私のほうが先に起きて、ユクガ様がお目覚めになるのを待ってみたいです」
そんなもの楽しくも何ともないだろうと思うのだが、キアラが本当にそうしたいと考えているのはわかっていて、ユクガはただキアラを撫でて起き上がった。キアラが可愛らしかろうが何だろうが、日々の仕事を投げ出すわけにはいかない。
寝床を出て行李に向かったユクガの後ろで、キアラが手際よく寝床を整えていく。冬の間は集落が市の場所から遠くなるので、結局二人で一つの寝床を分け合うままだ。キアラの背丈も徐々に伸びてきているし、いい加減キアラの寝具を買ってやらなければならない。
共寝をするのは心地いいのだが、そのうちキアラも嫌がるようになるだろう。
「ユクガ様、一つお伺いしてもよろしいですか」
ズボンを穿いて上着を羽織り、帯を締めているところで、ユクガはキアラに声をかけられた。視線を向けると、自分の行李に向かってはいるが、キアラがじっとユクガを見上げている。
「何だ」
「お加減の悪いとき、ユクガ様は何を召し上がりたいですか」
キアラの額に手を当てても、特に熱はなさそうだった。きょとんとする薄氷の瞳としばし見つめ合ってから、どうやらキアラの体調が悪いという話ではないらしいことを理解する。
「……誰かの具合が悪いのか」
「ここのところ、イェノア様のお加減が優れないようなのです」
ククィツァもそんなことを言っていた気がするが、しばらく前の話だ。ずっと不調が続いているのだろうか。
「何か召し上がれそうなものを作って差し上げたいのですが、私は体調を崩したことがないのでわからなくて……」
何か無理をさせたら臥せってしまいそうな容姿だが、キアラは精霊の祝福のおかげで、病気になったことがないという。風邪にしてもけがにしてもすぐ治るので、誰かが苦しんでいるよりは自分の血を分け与えて治したい、と思ってしまうらしい。
「私の血を差し上げたら治るかもしれないのですが」
「だめだ」
間髪入れず遮って、ユクガはキアラの腰をぐっと抱き寄せた。華奢な体は、ユクガの腕にあっさりと収まってしまう頼りなさだ。
精霊の力ですぐ治るとしても、傷跡すら残らないとしても、小さな傷すら負ってほしくない。
「……いたしません」
キアラが穏やかに微笑んで、ユクガの頬を撫でてくる。まるで子どもをなだめる母親のようだと思って、この場合自分が子どものようではないかと、ユクガは眉間にしわを寄せた。
「……そうしろ」
額に口づけて細い体を離し、帯を結び直す。キアラが着替える傍から離れるため、ユクガはさっさと竃に向かった。
まだキアラに幼さが残っていた頃は帯を結んでやるようなこともあったが、今はキアラも一人前に、髪を結うことまでできるようになっている。ユクガが手を出すほどでもない。
それにキアラの甘く清涼な香りが漂うとつい触れたくなってしまい、ユクガは度々理性を試されるようになっていた。それがアルファとオメガだからなのか、運命の番と呼ばれるものだからなのかはわからない。無論、共寝をすればずっとその匂いに包まれることになるし、着替えるために服を脱げば香りが強くなる。あまり傍にいないほうがいいのではないかとすら思うが、キアラを手元から放すのも落ちつかなかった。
ため息を漏らして湯を沸かし、顔を洗って朝食の準備に精を出す。
しかしイェノアの具合が悪いなら、キアラを連れていかないほうがいいだろうか。以前よりは手がかからなくなったし今年から大人ということにはなっているが、イェノアの性格では、キアラが傍にいれば何かと気にかかるだろう。
隣に腰を下ろして、相変わらず肉より野菜やパンを好んで食べているキアラに目を向ける。
「ユクガ様?」
「……パンを細かくちぎって、乳と一緒に煮たものを病人に与えることはある」
薄い青に色づいた瞳をきょとんと瞬かせてから、キアラがふわりと顔を綻ばせた。
「ありがとうございます、ユクガ様」
「不調が続くようなら、医者に見せたほうがいい」
はい、と頷いたキアラと食器を片づけ、結局連れ立ってククィツァのユルトに向かう。本当にキアラを構っている余裕がなければ、断りを入れてくるだろう。
「ククィツァ、いるか」
「おう、入れよ」
ユルトの主人の招きに応じて足を踏み入れたものの、ユクガは中の様子を見て立ち止まった。
イェノアが床についたままだ。
「イェノア様」
ぱたぱたとキアラが走っていって、傍に座り込んだ。ククィツァが嫌がるのではないかと思ったが、キアラのために少し場所をずれている。少なくとも、キアラが傍に寄るのは許容できるらしい。
「またお加減が悪いのですか」
「少し気分が悪くて……でも大丈夫、心配しないで、キアラ」
視線を向けると、気づいたククィツァが立ち上がって歩いてくる。部屋の中に、ベルリアーナの姿はない。
「オドゥアルは」
「ベルリアーナが呼びに行ってる」
オドゥアルというのは、ユクガたちの集落にいる薬師の名前である。ヨラガンでは全ての集落に医者がいるわけではないので、まずは己で養生して、それでもだめなら薬師を頼るのが一般的だ。
キアラは精霊の祝福のおかげで風邪をひいてもすぐ治るというし、ユクガはアルファという恵まれた体のせいか、あまり体調を崩すということがない。今までほとんど世話になったことがなかった。
「……姫君とは和解したのか」
「……賢いし強いぜ、あの姫君は」
「そうか」
ヨラガンでは夫と妻は一人ずつであるのが普通だが、カガルトゥラードなど西方の国では、一人の男が複数の妻を持つこともあるという。その慣習に従って、ククィツァの妻にと差し出されたのがあの姫君らしい。ただ、ククィツァははっきりと妻にする気はないと伝えているし、本人も了解済みだそうだ。
そのベルリアーナに連れられてユルトにやってきたオドゥアルが、イェノアの前に座ってあれこれ尋ねたり腹を触ったりと診察を始めた。邪魔にならないようユクガとククィツァは少し離れたのだが、キアラとベルリアーナは傍に待機して神妙に見守る姿勢だ。普段から三人で過ごすことが多いゆえの、距離の近さだろうか。
どこかでキアラと過ごす日を作るか、と考えがずれ始めたユクガたちのほうを、オドゥアルが振り返る。
「ククィツァ様、こちらへ」
一度ユクガと視線を交わしてから、ククィツァがイェノアのほうへ戻っていく。支障はなさそうだと判断して、ユクガもそのあとに続いた。
「断言はできませんが、おそらくおめでたでしょう」
「……本当か!?」
ばっと飛びつこうとして、しかし慌てて勢いを殺し、ククィツァがそっとイェノアの手を取る。
「……ありがとう、イェノア……」
「ククィツァったら、あなた泣きそうじゃない」
「おめでとう、イェノア、ククィツァ」
三人のやりとりについていけなかったらしいキアラが小首を傾げ、ユクガを振り返ってそっと近づいてきた。腰を抱くと自然としがみついてくるのが愛らしい。
「ユクガ様、おめでた、とは何ですか」
「赤子を授かることだ。イェノアの腹に、ククィツァとイェノアの子が宿っている」
目を丸くしてイェノアたちのほうをぱっと振り返り、またユクガに顔を戻したキアラが微笑む。
「お祝い、を、しなくてはなりませんね」
「そうだな」
感極まっているらしいククィツァをイェノアとベルリアーナが宥めている光景を眺め、優しい笑みを浮かべているキアラを、ユクガはまた強く抱き寄せた。
「ユクガ様?」
「……俺の番になるということは、お前もいつか子を宿すことになる」
ここに、と薄い腹を撫でると、ぴく、とキアラが震えた。ユクガには番ったものの抱かないという選択肢はなく、キアラに拒まれたところで我慢できるという自信もない。
「……嫌なら、逃げろ。俺から」
オメガではあるが、キアラは男だ。女と一緒になって夫婦になることもできる。まだ誰とも番になっていないし、ヒートの期間をしのぐ手立てさえあれば、生きていけるだろう。
意思を尊重してやるつもりで緩めた腕を無視して、キアラがぎゅっとしがみついてくる。
「私は、ユクガ様の番になります」
「……そうか」
「はい」
もう一度キアラの腰に手を回し、銀色の睫毛に縁どられた薄氷の瞳を見下ろす。
意地や、嘘は感じない。
「……祝いの言葉を、伝えに行くか」
「はい」
キアラは、ごく自然にユクガの隣に寄り添っていた。
そうした季節の巡りに合わせて羊を放す土地を移りながら、ヨラガンの人々は暮らしてきた。
とはいえ、まだ朝の冷え込みは少々厳しい。
「……おはようございます、ユクガ様」
「おはよう」
抱えていたキアラの瞳が開くのをしっかり見届けて、ユクガは挨拶を返した。
ふわりと微笑んだキアラが頭を寄せてくるので、指通りのいい髪を撫でてやる。触れた感触はずいぶん柔らかいのに、キアラの髪は絡まることがない。
「……ユクガ様は、どうしてそんなに早く起きられるのですか」
「……ただの習慣だ」
「私のほうが先に起きて、ユクガ様がお目覚めになるのを待ってみたいです」
そんなもの楽しくも何ともないだろうと思うのだが、キアラが本当にそうしたいと考えているのはわかっていて、ユクガはただキアラを撫でて起き上がった。キアラが可愛らしかろうが何だろうが、日々の仕事を投げ出すわけにはいかない。
寝床を出て行李に向かったユクガの後ろで、キアラが手際よく寝床を整えていく。冬の間は集落が市の場所から遠くなるので、結局二人で一つの寝床を分け合うままだ。キアラの背丈も徐々に伸びてきているし、いい加減キアラの寝具を買ってやらなければならない。
共寝をするのは心地いいのだが、そのうちキアラも嫌がるようになるだろう。
「ユクガ様、一つお伺いしてもよろしいですか」
ズボンを穿いて上着を羽織り、帯を締めているところで、ユクガはキアラに声をかけられた。視線を向けると、自分の行李に向かってはいるが、キアラがじっとユクガを見上げている。
「何だ」
「お加減の悪いとき、ユクガ様は何を召し上がりたいですか」
キアラの額に手を当てても、特に熱はなさそうだった。きょとんとする薄氷の瞳としばし見つめ合ってから、どうやらキアラの体調が悪いという話ではないらしいことを理解する。
「……誰かの具合が悪いのか」
「ここのところ、イェノア様のお加減が優れないようなのです」
ククィツァもそんなことを言っていた気がするが、しばらく前の話だ。ずっと不調が続いているのだろうか。
「何か召し上がれそうなものを作って差し上げたいのですが、私は体調を崩したことがないのでわからなくて……」
何か無理をさせたら臥せってしまいそうな容姿だが、キアラは精霊の祝福のおかげで、病気になったことがないという。風邪にしてもけがにしてもすぐ治るので、誰かが苦しんでいるよりは自分の血を分け与えて治したい、と思ってしまうらしい。
「私の血を差し上げたら治るかもしれないのですが」
「だめだ」
間髪入れず遮って、ユクガはキアラの腰をぐっと抱き寄せた。華奢な体は、ユクガの腕にあっさりと収まってしまう頼りなさだ。
精霊の力ですぐ治るとしても、傷跡すら残らないとしても、小さな傷すら負ってほしくない。
「……いたしません」
キアラが穏やかに微笑んで、ユクガの頬を撫でてくる。まるで子どもをなだめる母親のようだと思って、この場合自分が子どものようではないかと、ユクガは眉間にしわを寄せた。
「……そうしろ」
額に口づけて細い体を離し、帯を結び直す。キアラが着替える傍から離れるため、ユクガはさっさと竃に向かった。
まだキアラに幼さが残っていた頃は帯を結んでやるようなこともあったが、今はキアラも一人前に、髪を結うことまでできるようになっている。ユクガが手を出すほどでもない。
それにキアラの甘く清涼な香りが漂うとつい触れたくなってしまい、ユクガは度々理性を試されるようになっていた。それがアルファとオメガだからなのか、運命の番と呼ばれるものだからなのかはわからない。無論、共寝をすればずっとその匂いに包まれることになるし、着替えるために服を脱げば香りが強くなる。あまり傍にいないほうがいいのではないかとすら思うが、キアラを手元から放すのも落ちつかなかった。
ため息を漏らして湯を沸かし、顔を洗って朝食の準備に精を出す。
しかしイェノアの具合が悪いなら、キアラを連れていかないほうがいいだろうか。以前よりは手がかからなくなったし今年から大人ということにはなっているが、イェノアの性格では、キアラが傍にいれば何かと気にかかるだろう。
隣に腰を下ろして、相変わらず肉より野菜やパンを好んで食べているキアラに目を向ける。
「ユクガ様?」
「……パンを細かくちぎって、乳と一緒に煮たものを病人に与えることはある」
薄い青に色づいた瞳をきょとんと瞬かせてから、キアラがふわりと顔を綻ばせた。
「ありがとうございます、ユクガ様」
「不調が続くようなら、医者に見せたほうがいい」
はい、と頷いたキアラと食器を片づけ、結局連れ立ってククィツァのユルトに向かう。本当にキアラを構っている余裕がなければ、断りを入れてくるだろう。
「ククィツァ、いるか」
「おう、入れよ」
ユルトの主人の招きに応じて足を踏み入れたものの、ユクガは中の様子を見て立ち止まった。
イェノアが床についたままだ。
「イェノア様」
ぱたぱたとキアラが走っていって、傍に座り込んだ。ククィツァが嫌がるのではないかと思ったが、キアラのために少し場所をずれている。少なくとも、キアラが傍に寄るのは許容できるらしい。
「またお加減が悪いのですか」
「少し気分が悪くて……でも大丈夫、心配しないで、キアラ」
視線を向けると、気づいたククィツァが立ち上がって歩いてくる。部屋の中に、ベルリアーナの姿はない。
「オドゥアルは」
「ベルリアーナが呼びに行ってる」
オドゥアルというのは、ユクガたちの集落にいる薬師の名前である。ヨラガンでは全ての集落に医者がいるわけではないので、まずは己で養生して、それでもだめなら薬師を頼るのが一般的だ。
キアラは精霊の祝福のおかげで風邪をひいてもすぐ治るというし、ユクガはアルファという恵まれた体のせいか、あまり体調を崩すということがない。今までほとんど世話になったことがなかった。
「……姫君とは和解したのか」
「……賢いし強いぜ、あの姫君は」
「そうか」
ヨラガンでは夫と妻は一人ずつであるのが普通だが、カガルトゥラードなど西方の国では、一人の男が複数の妻を持つこともあるという。その慣習に従って、ククィツァの妻にと差し出されたのがあの姫君らしい。ただ、ククィツァははっきりと妻にする気はないと伝えているし、本人も了解済みだそうだ。
そのベルリアーナに連れられてユルトにやってきたオドゥアルが、イェノアの前に座ってあれこれ尋ねたり腹を触ったりと診察を始めた。邪魔にならないようユクガとククィツァは少し離れたのだが、キアラとベルリアーナは傍に待機して神妙に見守る姿勢だ。普段から三人で過ごすことが多いゆえの、距離の近さだろうか。
どこかでキアラと過ごす日を作るか、と考えがずれ始めたユクガたちのほうを、オドゥアルが振り返る。
「ククィツァ様、こちらへ」
一度ユクガと視線を交わしてから、ククィツァがイェノアのほうへ戻っていく。支障はなさそうだと判断して、ユクガもそのあとに続いた。
「断言はできませんが、おそらくおめでたでしょう」
「……本当か!?」
ばっと飛びつこうとして、しかし慌てて勢いを殺し、ククィツァがそっとイェノアの手を取る。
「……ありがとう、イェノア……」
「ククィツァったら、あなた泣きそうじゃない」
「おめでとう、イェノア、ククィツァ」
三人のやりとりについていけなかったらしいキアラが小首を傾げ、ユクガを振り返ってそっと近づいてきた。腰を抱くと自然としがみついてくるのが愛らしい。
「ユクガ様、おめでた、とは何ですか」
「赤子を授かることだ。イェノアの腹に、ククィツァとイェノアの子が宿っている」
目を丸くしてイェノアたちのほうをぱっと振り返り、またユクガに顔を戻したキアラが微笑む。
「お祝い、を、しなくてはなりませんね」
「そうだな」
感極まっているらしいククィツァをイェノアとベルリアーナが宥めている光景を眺め、優しい笑みを浮かべているキアラを、ユクガはまた強く抱き寄せた。
「ユクガ様?」
「……俺の番になるということは、お前もいつか子を宿すことになる」
ここに、と薄い腹を撫でると、ぴく、とキアラが震えた。ユクガには番ったものの抱かないという選択肢はなく、キアラに拒まれたところで我慢できるという自信もない。
「……嫌なら、逃げろ。俺から」
オメガではあるが、キアラは男だ。女と一緒になって夫婦になることもできる。まだ誰とも番になっていないし、ヒートの期間をしのぐ手立てさえあれば、生きていけるだろう。
意思を尊重してやるつもりで緩めた腕を無視して、キアラがぎゅっとしがみついてくる。
「私は、ユクガ様の番になります」
「……そうか」
「はい」
もう一度キアラの腰に手を回し、銀色の睫毛に縁どられた薄氷の瞳を見下ろす。
意地や、嘘は感じない。
「……祝いの言葉を、伝えに行くか」
「はい」
キアラは、ごく自然にユクガの隣に寄り添っていた。
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