7 / 47
前編
7.急な知らせ
しおりを挟む
あのあとティノールト・ヴァリエはそのままベッドに入らせて、レーネは遅くまで机に向かっていた。自分の変化をどう扱っていいかわからなかったし、それはそれとして自分の研究は進めないといけなかったからだ。
この砦の筆頭魔術師として扱ってもらえるのは、他の魔術師と比べて使える魔法の種類が多いから、とレーネは理解している。ただ、どれもこれもレーネだけが使える魔法というわけではなく、いくらでも代えは利く。唯一無二になりたいとは思っていないが、もっといろいろ便利な魔法を編み出したいし、研鑽を怠ってはいけない。
それに、借金のこともある。あのときは冗談のように口にしたが、レーネが借金を抱えているのは事実で、魔法学校を卒業して魔術師団で働き始めてから、ずっと返済を続けているのだ。金額の計算やら返済の手続きやら利子がどうとかこうとか、細かいことが苦手なのでほぼ養父に任せきりにしているが、稼ぐものはレーネが稼がなければいけない。
そのためにここのところ魔道具の開発にも手を広げていて、少々忙しい。
「……レーネさん、大丈夫ですか?」
「……大丈夫」
結果、自分では起きられずにティノールト・ヴァリエがそっと声をかけてくれたおかげで目を覚まし、眠い目を擦りながら食堂に向かうことになった。なお、服の着替えもおぼつかなかった上、顔を洗おうとして自分の服をびしゃびしゃにした有様なので、ずっとそばで心配されている。
「昨日は……ありがとうございました」
歩きながら、少し潜めた声で言われて、レーネはついっと目線だけを向けた。確かに、昨日までより顔色もよくなったように感じられる。
ただ、やっぱり公にはしたくないようだから、レーネも明確な言葉は避けることにした。
「調子はどう?」
「……すごく楽です」
「そう、よかった」
誰が相手であっても、初めてPlayをするときは緊張する。怖がらせたくないし、不安に怯えさせたくはない。このDomになら心を委ねても大丈夫なのだと信じてほしいから、Subの反応全てに神経を尖らせてしまって、少し疲れさえ感じるのが常だ。
それがティノールト・ヴァリエとのPlayでは、どこかしら満足感があって、この先を見たいとつい思ってしまって、理性が働くうちにレーネのほうから線を引いた。
Domの支配欲は本能的なもので、いくら普段のレーネがぽやぽやしているといっても、引き出されないとは言いきれない。それでティノールト・ヴァリエを傷つけてしまってはいけない。
ため息の次に巡らせた視線でオルランドたちを見つけ、軽く手を振ってから朝食をもらいに並ぶ。なるべく少なく盛られている皿を見極めて取っていくレーネの横で、盛りのいい皿が次々とティノールト・ヴァリエのトレーに乗せられていく。
「……朝からそんなに入るのかい?」
「レーネさんの分、少なくありませんか?」
こっちと交換しますか、と親切に申し出てくれるティノールト・ヴァリエから慌てて逃げて、サンサの隣にいって腰を下ろす。ただ、そのままティノールト・ヴァリエも隣に来て、レーネはきょとんと彼を見上げた。フィルの横も空いているのに。
しかし疑問を感じたのはレーネだけのようで、朝の挨拶が交わされてそのままみんな食べ始める。おかしなことではないらしい。まあいいかとレーネも考えるのをやめて、朝食を始めることにした。戸惑っていたところで、時間は過ぎるし仕事は迫ってきてしまう。それにレーネは食べるのが早くないので、食事時間がぎりぎりになりかねない。
にんじんのちょっと酸っぱいやつを口に運ぼうとして、向かい側の視線に気がついてレーネは手を止めた。全員がレーネのほう、正確にはレーネの後ろに目を向けている。誰かいるのだろうか。
そっと後ろを振り返ってみて、思ったより近くに人が立っていたのにぎょっとして、それからレーネは視線を上に向けた。
「……ヴィンス・カッレノートくん、ジョアル・ミソンくん、僕に何か用かい」
食事時にお礼参りはさすがにやめてもらいたい。量は少なくても食事はきちんととりたいほうなのだ。相手が二人ならつるし上げたまま食事をすることもできなくはないが、落ちついて食べられないのでちょっと嫌だ。
「名前、覚えてくださってるんですね!」
思っていたのと返事が違う。瞬きをくり返すレーネにますます近寄ってきて、何というか、きらきらした顔なのが怖い。
「ぜひヴィンスとジョアルと!」
「気軽に呼びつけてください!」
気軽にも何も、すでに関わり合いになりたくない。だいたい、レーネの小隊の人間に手を出してきた相手だから、元々好感は抱いていない。名前を覚えているのも、砦にいる人間のことは把握しておきたいというレーネの事情にすぎないから、彼らが特別だというわけでもない。
「……カッレノートくん、ミソンくん、用事は何だい……」
かといって突っぱねるのも面倒で、一応譲歩して再度問いかける。
「はい! 昨日はご指導賜りありがとうございました!」
「筆頭魔術師様の実力を実感し、己の思い上がりを省みることができました!」
つきましては今後もご指導ご鞭撻のほど云々。新人として、お役に立てることがあればぜひ何とかかんとか。
レーネが散々怖がらせたし大事なことは伝えたつもりだが、あのあとディーリトからさらに熱烈な指導でも入ったのだろうか。昨日の態度からの豹変ぶりが恐ろしい。
「……僕にどうこうじゃなくて、まずは自分の隊のために動いたほうがいいんじゃないかい」
「はっ! ご助言ありがとうございます! 肝に銘じます!」
また威勢よく挨拶をして去っていく二人が十分に離れたのを確認してから、レーネは深く、大きくため息をついた。場所が空いていたら机に突っ伏していたところだ。
もそもそと食事を再開したレーネに、じっと視線を向けてきていたセシル・レスターシャが声をかけてくる。
「……レーネさん」
「何だい? レスターシャくん」
さすがに急がないと食事を時間内に食べ終われない気がする。しかし食べながら話すのも行儀が悪い。手を止めてセシル・レスターシャのほうを向くと、少し不満げな顔があった。
「僕はレスターシャくんじゃなくてセシルくんって呼ばれたいです」
「……うん?」
ヴィンス・カッレノートとジョアル・ミソンの呼び名を変えたことに、何か思うところがあったらしい。首を傾げたレーネの隣で、もう一人ぽそりと呟く。
「……俺も名前がいいです」
「うん?」
横に視線を移したレーネを、空色の瞳が見下ろしていた。まっすぐこちらを向く目を見ると、昨日のPlayを思い出してつい撫でたくなってしまう。公の場で彼がSubである素振りを見せるわけにはいかないのに。
手が動きそうなのをぐっと堪え、ティノールト・ヴァリエとセシル・レスターシャを交互に見つめる。
「貴族の人は家名で呼んだほうがいいんじゃないのかい?」
レーネには砦での付き合いしかないから、貴族家の生まれの騎士や魔術師くらいしか関わる相手はいなかったが、養父は貴族とも交流があった。その頃に教えられた礼儀作法では、貴族は家名で、役職者は役職名、もしくは尊称で呼ぶものだと言われていたのだが、時代が変わったのだろうか。
レーネはあまり積極的に情報収集する性質ではないので、そういうものには少し疎い。
「……違わないですけど、レーネさんには名前で呼んでほしいです」
「フィルとリィロンは、名前で呼んでるじゃないですか」
それは二人が家名を持たないからなのだが、そういう意味で引き合いに出されているわけではないことは、レーネでもさすがにわかる。オルランドに目線で聞いてみたものの、面白がるように笑っているだけだ。レーネが貴族出身の二人を名前で呼んでも、特に問題はないらしい。
まあ、モリスも元々は男爵家の人間なのだが、今ではすっかり馴染んで家名も忘れてしまったくらいだし、気にしすぎることはないのかもしれない。
「……セシルくんと、ティノールトくんでいいかい」
「はい」
「もちろん!」
嬉しそうな理由はよくわからないが、自分の隊の人間が嬉しそうなら、レーネにはそれで十分だ。
さていい加減朝食を、と思ったところで、誰かが食堂に駆け込んできた。
「総員持ち場につけ! 魔物の大群だ!」
この砦の筆頭魔術師として扱ってもらえるのは、他の魔術師と比べて使える魔法の種類が多いから、とレーネは理解している。ただ、どれもこれもレーネだけが使える魔法というわけではなく、いくらでも代えは利く。唯一無二になりたいとは思っていないが、もっといろいろ便利な魔法を編み出したいし、研鑽を怠ってはいけない。
それに、借金のこともある。あのときは冗談のように口にしたが、レーネが借金を抱えているのは事実で、魔法学校を卒業して魔術師団で働き始めてから、ずっと返済を続けているのだ。金額の計算やら返済の手続きやら利子がどうとかこうとか、細かいことが苦手なのでほぼ養父に任せきりにしているが、稼ぐものはレーネが稼がなければいけない。
そのためにここのところ魔道具の開発にも手を広げていて、少々忙しい。
「……レーネさん、大丈夫ですか?」
「……大丈夫」
結果、自分では起きられずにティノールト・ヴァリエがそっと声をかけてくれたおかげで目を覚まし、眠い目を擦りながら食堂に向かうことになった。なお、服の着替えもおぼつかなかった上、顔を洗おうとして自分の服をびしゃびしゃにした有様なので、ずっとそばで心配されている。
「昨日は……ありがとうございました」
歩きながら、少し潜めた声で言われて、レーネはついっと目線だけを向けた。確かに、昨日までより顔色もよくなったように感じられる。
ただ、やっぱり公にはしたくないようだから、レーネも明確な言葉は避けることにした。
「調子はどう?」
「……すごく楽です」
「そう、よかった」
誰が相手であっても、初めてPlayをするときは緊張する。怖がらせたくないし、不安に怯えさせたくはない。このDomになら心を委ねても大丈夫なのだと信じてほしいから、Subの反応全てに神経を尖らせてしまって、少し疲れさえ感じるのが常だ。
それがティノールト・ヴァリエとのPlayでは、どこかしら満足感があって、この先を見たいとつい思ってしまって、理性が働くうちにレーネのほうから線を引いた。
Domの支配欲は本能的なもので、いくら普段のレーネがぽやぽやしているといっても、引き出されないとは言いきれない。それでティノールト・ヴァリエを傷つけてしまってはいけない。
ため息の次に巡らせた視線でオルランドたちを見つけ、軽く手を振ってから朝食をもらいに並ぶ。なるべく少なく盛られている皿を見極めて取っていくレーネの横で、盛りのいい皿が次々とティノールト・ヴァリエのトレーに乗せられていく。
「……朝からそんなに入るのかい?」
「レーネさんの分、少なくありませんか?」
こっちと交換しますか、と親切に申し出てくれるティノールト・ヴァリエから慌てて逃げて、サンサの隣にいって腰を下ろす。ただ、そのままティノールト・ヴァリエも隣に来て、レーネはきょとんと彼を見上げた。フィルの横も空いているのに。
しかし疑問を感じたのはレーネだけのようで、朝の挨拶が交わされてそのままみんな食べ始める。おかしなことではないらしい。まあいいかとレーネも考えるのをやめて、朝食を始めることにした。戸惑っていたところで、時間は過ぎるし仕事は迫ってきてしまう。それにレーネは食べるのが早くないので、食事時間がぎりぎりになりかねない。
にんじんのちょっと酸っぱいやつを口に運ぼうとして、向かい側の視線に気がついてレーネは手を止めた。全員がレーネのほう、正確にはレーネの後ろに目を向けている。誰かいるのだろうか。
そっと後ろを振り返ってみて、思ったより近くに人が立っていたのにぎょっとして、それからレーネは視線を上に向けた。
「……ヴィンス・カッレノートくん、ジョアル・ミソンくん、僕に何か用かい」
食事時にお礼参りはさすがにやめてもらいたい。量は少なくても食事はきちんととりたいほうなのだ。相手が二人ならつるし上げたまま食事をすることもできなくはないが、落ちついて食べられないのでちょっと嫌だ。
「名前、覚えてくださってるんですね!」
思っていたのと返事が違う。瞬きをくり返すレーネにますます近寄ってきて、何というか、きらきらした顔なのが怖い。
「ぜひヴィンスとジョアルと!」
「気軽に呼びつけてください!」
気軽にも何も、すでに関わり合いになりたくない。だいたい、レーネの小隊の人間に手を出してきた相手だから、元々好感は抱いていない。名前を覚えているのも、砦にいる人間のことは把握しておきたいというレーネの事情にすぎないから、彼らが特別だというわけでもない。
「……カッレノートくん、ミソンくん、用事は何だい……」
かといって突っぱねるのも面倒で、一応譲歩して再度問いかける。
「はい! 昨日はご指導賜りありがとうございました!」
「筆頭魔術師様の実力を実感し、己の思い上がりを省みることができました!」
つきましては今後もご指導ご鞭撻のほど云々。新人として、お役に立てることがあればぜひ何とかかんとか。
レーネが散々怖がらせたし大事なことは伝えたつもりだが、あのあとディーリトからさらに熱烈な指導でも入ったのだろうか。昨日の態度からの豹変ぶりが恐ろしい。
「……僕にどうこうじゃなくて、まずは自分の隊のために動いたほうがいいんじゃないかい」
「はっ! ご助言ありがとうございます! 肝に銘じます!」
また威勢よく挨拶をして去っていく二人が十分に離れたのを確認してから、レーネは深く、大きくため息をついた。場所が空いていたら机に突っ伏していたところだ。
もそもそと食事を再開したレーネに、じっと視線を向けてきていたセシル・レスターシャが声をかけてくる。
「……レーネさん」
「何だい? レスターシャくん」
さすがに急がないと食事を時間内に食べ終われない気がする。しかし食べながら話すのも行儀が悪い。手を止めてセシル・レスターシャのほうを向くと、少し不満げな顔があった。
「僕はレスターシャくんじゃなくてセシルくんって呼ばれたいです」
「……うん?」
ヴィンス・カッレノートとジョアル・ミソンの呼び名を変えたことに、何か思うところがあったらしい。首を傾げたレーネの隣で、もう一人ぽそりと呟く。
「……俺も名前がいいです」
「うん?」
横に視線を移したレーネを、空色の瞳が見下ろしていた。まっすぐこちらを向く目を見ると、昨日のPlayを思い出してつい撫でたくなってしまう。公の場で彼がSubである素振りを見せるわけにはいかないのに。
手が動きそうなのをぐっと堪え、ティノールト・ヴァリエとセシル・レスターシャを交互に見つめる。
「貴族の人は家名で呼んだほうがいいんじゃないのかい?」
レーネには砦での付き合いしかないから、貴族家の生まれの騎士や魔術師くらいしか関わる相手はいなかったが、養父は貴族とも交流があった。その頃に教えられた礼儀作法では、貴族は家名で、役職者は役職名、もしくは尊称で呼ぶものだと言われていたのだが、時代が変わったのだろうか。
レーネはあまり積極的に情報収集する性質ではないので、そういうものには少し疎い。
「……違わないですけど、レーネさんには名前で呼んでほしいです」
「フィルとリィロンは、名前で呼んでるじゃないですか」
それは二人が家名を持たないからなのだが、そういう意味で引き合いに出されているわけではないことは、レーネでもさすがにわかる。オルランドに目線で聞いてみたものの、面白がるように笑っているだけだ。レーネが貴族出身の二人を名前で呼んでも、特に問題はないらしい。
まあ、モリスも元々は男爵家の人間なのだが、今ではすっかり馴染んで家名も忘れてしまったくらいだし、気にしすぎることはないのかもしれない。
「……セシルくんと、ティノールトくんでいいかい」
「はい」
「もちろん!」
嬉しそうな理由はよくわからないが、自分の隊の人間が嬉しそうなら、レーネにはそれで十分だ。
さていい加減朝食を、と思ったところで、誰かが食堂に駆け込んできた。
「総員持ち場につけ! 魔物の大群だ!」
22
あなたにおすすめの小説
世界で一番優しいKNEELをあなたに
珈琲きの子
BL
グレアの圧力の中セーフワードも使えない状態で体を弄ばれる。初めてパートナー契約したDomから卑劣な洗礼を受け、ダイナミクス恐怖症になったSubの一希は、自分のダイナミクスを隠し、Usualとして生きていた。
Usualとして恋をして、Usualとして恋人と愛し合う。
抑制剤を服用しながらだったが、Usualである恋人の省吾と過ごす時間は何物にも代えがたいものだった。
しかし、ある日ある男から「久しぶりに会わないか」と電話がかかってくる。その男は一希の初めてのパートナーでありSubとしての喜びを教えた男だった。
※Dom/Subユニバース独自設定有り
※やんわりモブレ有り
※Usual✕Sub
※ダイナミクスの変異あり
おすすめのマッサージ屋を紹介したら後輩の様子がおかしい件
ひきこ
BL
名ばかり管理職で疲労困憊の山口は、偶然見つけたマッサージ店で、長年諦めていたどうやっても改善しない体調不良が改善した。
せっかくなので後輩を連れて行ったらどうやら様子がおかしくて、もう行くなって言ってくる。
クールだったはずがいつのまにか世話焼いてしまう年下敬語後輩Dom ×
(自分が世話を焼いてるつもりの)脳筋系天然先輩Sub がわちゃわちゃする話。
『加減を知らない初心者Domがグイグイ懐いてくる』と同じ世界で地続きのお話です。
(全く別の話なのでどちらも単体で読んでいただけます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/21582922/922916390
サブタイトルに◆がついているものは後輩視点です。
同人誌版と同じ表紙に差し替えました。
表紙イラスト:浴槽つぼカルビ様(X@shabuuma11 )ありがとうございます!
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※表紙をAI君に描いてもらいました。(2026.2.21)
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
溺愛極道と逃げたがりのウサギ
イワキヒロチカ
BL
完全会員制クラブでキャストとして働く湊には、忘れられない人がいた。
想い合いながら、…想っているからこそ逃げ出すしかなかった初恋の相手が。
悲しい別れから五年経ち、少しずつ悲しみも癒えてきていたある日、オーナーが客人としてクラブに連れてきた男はまさかの初恋の相手、松平竜次郎その人で……。
※本編完結済。アフター&サイドストーリー更新中。
二人のその後の話は【極道とウサギの甘いその後+ナンバリング】、サイドストーリー的なものは【タイトル(メインになるキャラ)】で表記しています。
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
「普通を探した彼の二年間の物語」
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
【完結】名前のない皇后 −記憶を失ったSubオメガはもう一度愛を知る−
社菘
BL
息子を産んで3年。
瀕死の状態で見つかったエリアスは、それ以前の記憶をすっかり失っていた。
自分の名前も覚えていなかったが唯一所持品のハンカチに刺繍されていた名前を名乗り、森の中にひっそりと存在する地図上から消された村で医師として働く人間と竜の混血種。
ある日、診療所に運ばれてきた重病人との出会いがエリアスの止まっていた時を動かすことになる。
「――お前が俺の元から逃げたからだ、エリアス!」
「本当に、本当になにも覚えていないんだっ!」
「ととさま、かかさまをいじめちゃメッ!」
破滅を歩む純白竜の皇帝《Domアルファ》× 記憶がない混血竜《Subオメガ》
「俺の皇后……」
――前の俺?それとも、今の俺?
俺は一体、何者なのだろうか?
※オメガバース、ドムサブユニバース特殊設定あり(かなり好き勝手に詳細設定をしています)
※本作では第二性→オメガバース、第三性(稀)→ドムサブユニバース、二つをまとめてSubオメガ、などの総称にしています
※作中のセリフで「〈〉」この中のセリフはコマンドになります。読みやすいよう、コマンドは英語表記ではなく、本作では言葉として表記しています
※性的な描写がある話数に*をつけています
✧毎日7時40分+17時40分に更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
【3/11書籍発売】麗しの大公閣下は今日も憂鬱です。
天城
BL
【第12回BL大賞 奨励賞頂きました!ありがとうございます!!3/11に発売になります、よろしくお願いします!】
さえないサラリーマンだったオジサンは、家柄・財力・才能と類い稀なる美貌も持ち合わせた大公閣下ルシェール・ド・ヴォリスに転生した。
英雄の華々しい生活に突然放り込まれて中の人は毎日憂鬱だった。腐男子だった彼は知っている。
この世界、Dom/Subユニバースってやつだよね……。
「さあ気に入ったsubを娶れ」
「パートナーはいいぞ」
とDomの親兄弟から散々言われ、交友関係も護衛騎士もメイド含む屋敷内の使用人全てがSubで構成されたヴォリス家。
待って待って情報量が多い。現実に疲れたおっさんを転生後まで追い込まないでくれ。
平凡が一番だし、優しく気立のいいsubのお嫁さんもらって隠居したいんだよ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる