この胸の高鳴りは・・・

暁エネル

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忙しい日々

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俺は大学で良く話を聞いてくれる教授に相談し思い悩んでいた



(みんな自己PRってどうやって書いてるんだ・・・ 自分の事を評価なんて出来ねぇ~ 志望動機それは明白だ俺は何が何でも忍さんの会社に入って通勤一緒に退社する 忍さんと一緒じゃ~ねぇ~なら意味がねぇ~ 俺の運気を全て使い果たしてもいい・・・ とにかくアヅミナ株式会社にくらいつけ・・・)



俺は企業説明会へ


目に映るみんなが俺よりも優れ優秀に見えた


それでも俺は迷わずアヅミナ株式会社に就職する為


列に並び話を聞いていた





弘ちゃんが僕の会社へとやって来た いつも通り打ち合わせ室へ


「ねぇ~忍ちゃん その後拓巳君とはどうなの?」


「うん 拓巳君とは会ってないしラインも電話も何もない 拓巳君今凄く頑張ってるから僕からは何も出来ない 僕は無力差を感じてる・・・」


「忍ちゃんがサプライズで激励に拓巳君に会いに行ってあげれば めちゃくちゃ喜ぶんじゃない?」


僕は弘ちゃんに首を振った


「拓巳君きっと凄く集中しているんだと思うんだ 僕も拓巳君に会いに行くって言ったんだ でも拓巳君は拓巳君の方から会いに行きますって ハッキリとそう言われちゃってね 僕だってそりゃ~会いたいよ 会いに行きたいよでも 拓巳君の邪魔は絶対にしてはダメだから・・・」


「そっかそうだよね就職活動かぁ~ 思い出したくない過去だなぁ~俺・・・」


「そうだね 僕も必死だったかなぁ~」


「忍ちゃんは頭がいいんだから楽勝だったんじゃない?」


「そんな事ぜんぜんないよ 僕だって・・・」


「ねぇ~拓巳君ってどこへ就職すんの? 忍ちゃんは聞いてたの?」


「えっ 聞いてないよ」


「そうなんだ・・・ 拓巳君って何が得意なんだろう もしかしてアヅミナだったりしてね・・・」


「えっ どうして?」


「どうしてって そんなの忍ちゃんが居るからに決まってんじゃん それにアヅミナなら誰にも文句はないんじゃない大手だし・・・」



(ウソっ 拓巳君がうちの会社へまさかねぇ~ でもどうしても入りたい企業があるって言ってた 拓巳君が得意な事って何だろう? 僕拓巳君の事知っている様で何も知らなかったのかも・・・)



「じゃ~今 忍ちゃんは拓巳君にほっとかれてる状態なんだよねぇ~」


「今は会えないだけだよ」


「ラインも電話も無いって・・・」


「それはそうなんだけど・・・」


「忍ちゃん時間があるなら 俺と翔の3人でどこか出かけない? 気分転換に・・・」


「えっいいよ 僕お邪魔虫じゃん」


「お邪魔虫ってかわいいなぁ~」


「もう弘ちゃんからかわないでよ・・・」


「冗談じゃなく 俺も翔も忍ちゃんの事をお邪魔虫だとは思わないよ」


「うん ありがとう弘ちゃん でも僕は拓巳君を待ちたいんだ・・・ 僕が楽しい思いばかりしてはダメな気がする」


「忍ちゃんは真面目だねぇ~ でも忍ちゃんらしいしそう言うと思った でも愚痴ならいつでも聞くからさぁ~」


「ありがとう弘ちゃん」


「では 俺は会社に戻るよ またね忍ちゃん・・・」


そう言って弘ちゃんは立ち上がり打ち合わせ室を出て行った





俺はなるべくバイトを入れてもらい忙しいフリをしていた



(少しでも時間があると忍さんに会いたくなる それは絶対にダメだ・・・ 内定が決まるまで俺は安心してはダメなんだ・・・)






拓巳君と会えなくなって とても時間が長く感じられる様になり


僕は何かを始めないと自分がボケてしまいそうな そんな危機感を感じていた



(どうしようもはや 何がしたいのかさえもわからない・・・ これはヤバいかなり重症だ・・・ 拓巳君が頑張っているのに僕がこんなにダラダラとだらけていいはずがない 何か始めないと・・・) 



僕は凄く考えた 何か資格を取るとか


何か趣味を見つけるとかいろいろ考えた結果


僕は拓巳君と同じ様に頑張って得る物と考え 


僕は車の免許証を取る事にした


僕はスマホで教習所を探した



(近くて優しく教えてくれる人がいいんだけどなぁ~ でも本当に僕に運転免許証が取れるのかなぁ~ 翔とかどうやって取ったのかなぁ~? 弘ちゃんとか持ってるのかなぁ~? そう言えば聞いた事なかったなぁ~)



僕は勇気を出して教習所へと通い始めた


学生の時以来の勉強に 懐かしさもありわりと僕は順調に進んでいた



(問題は実技 頭では理解していてもって所だ・・・ でもこれは慣れるしかない もうこうなったら翔にお願いするしかないかも・・・)





僕は久しぶりに翔のお店へ



(今日は金曜日だからきっと弘ちゃんも来る 僕が免許の話をしたらどんな反応をするのかなぁ~?)



僕は細い階段を上りお店のドアを開けた



(相変わらず翔がまぶしい・・・)



暗い店内にカウンターの中に居る翔がまぶしく映った


「忍 いらっしゃい めずらしいなぁ~」


僕はカウンター席へ真っ直ぐに進んだ


「翔 久しぶり」


「もうすぐ弘樹も来るだろう・・・」


「うん」


「忍は何にする?」


翔がおつまみセットを置いてくれた


「適当にお任せで・・・」


「いいのか?」


翔はそう言っていたずらっ子な顔を僕に見せた


「翔を信じてるから・・・」


「そうか・・・」


翔は少し笑って僕のドリンクを作り始めた


金曜日な事もあってか 翔のお店は満席に近い状態だった


「弘樹から聞いたよ 拓巳と連絡を取ってないんだって?」


「あっうん 拓巳君は今頑張ってるから・・・」


「そっか・・・ 俺は経験がないからまったくわからないけどなぁ~」


「ありがとう翔」


僕の前に細長いグラスにキレイなオレンジジュースが置かれた


「翔」


「ううん?」


「明日とか弘ちゃんと何か予定ある?」


「いや別に何もないと思うんだが どうした?」


「実はちょっとお願いがあって・・・」


僕がそう言うとドアが開くのを感じ振り返った


「えっ忍ちゃん?」


ドアを開けたのは弘ちゃんだった


弘ちゃんは真っ直ぐ自分の席へ


「えっどうしたの? 嬉しいんだけど・・・」


弘ちゃんはそう言いながら座った


「弘樹 忍と同じ物でいいか?」


「うんいいよ 翔ありがとう」


「忍は何かお願い事があるらしいぞ・・・」


「えっ何? 忍ちゃん」


「あっうん翔が落ち着いたら話すね」


僕は翔が作ってくれたドリンクを飲んだ


翔は他のお客さんと話をしていた


「ねぇ~忍ちゃん まだ拓巳君から何も連絡はないの?」


「うん でも大丈夫なんだ 何でかわからないけど 僕凄く拓巳君の事を信じられるんだ不思議なくらい・・・」


「忍ちゃんそれノロケ?」


「えっ違うよ弘ちゃん 嫌だ・・・」


僕は恥ずかしくなり 翔が作ってくれたオレンジジュースを飲んだ


「それはそうとさっき言ってたお願いって?」


「あっうん 翔にも話を聞いてほしいからあとで話するね」


僕は弘ちゃんと話をしながら翔が落ち着くのを待った


お客さんが次々と帰り 僕と弘ちゃんだけとなった


「ねぇ~弘ちゃんは運転免許証持ってる?」


「運転免許証? あぁ~俺はペーパーだけとね」


「運転免許証がどうかしたの?」


「僕今仮免なんだぁ~」


「えっ忍ちゃん持ってなっかたの? 意外な感じする・・・」


翔がカウンターへ


「ねぇ~翔 忍ちゃんが今仮免なんだって・・・」


「それじゃ~ 路上だなぁ~」


「うん だから翔に・・・」


「それでお願いかぁ~」


「うん 出来たら明日とか翔に指導してもらいたい 予定が無ければなんだけど・・・」


「翔いいよね 何も予定は無いし忍ちゃんが困ってる」


「弘樹がそう言うなら 俺は構わない それじゃ~なるべく車の少ない所で練習するか」


「ありがとう翔」


「でも何で運転免許証?」


「拓巳君が頑張ってるから 僕も何か頑張ろうと思って・・・」


「それで運転免許証かぁ~ 忍ちゃんって凄いね 俺はもう勉強とかはもうしたくないかなぁ~ でも翔がもしもの時には運転出来た方がいいかなぁ~って思う」


「弘樹がそう思ってくれていたとはなぁ~」


「俺だって翔にはいつまでもキレイな翔で居てほしいよ でも未来は誰にもわからないでしょう」


「それなら明日弘樹も忍と一緒に練習してみるか?」


「俺自信ないけど・・・ それじゃ~少し・・・」


「それじゃ~早速帰ったら手取り足取り指導してやるよ」


「ちょっと翔・・・」


弘ちゃんは恥ずかしそうにうつむいた



(弘ちゃんかわいい・・・ 翔も笑ってる 仲良しでいいなぁ~)



僕は次の日 翔の車を借りて弘ちゃんと一緒に練習をする事になった





俺はドキドキしながらこの日を待っていた



(面接も自信があって手応えもあった 試験も自分の思い通りに書けた)



アヅミナ株式会社からの連絡を・・・





僕は見事運転免許証を手にしていた



(良かった・・・ 翔や弘ちゃんのおかげだ・・・)



僕はお財布に運転免許証を忍ばせていた





俺は卒業論文を書き終え 地元の友達3人と合宿免許を取る事になった



(今すぐにでも忍さんに会いに行きてぇ~けど ここまで来たらもう忍さんをびっくりさせてぇ~よなぁ~)



俺は友達3人にカミングアウトしていた


「夏に気になる人が居るって言ったの覚えてるか?」


「あぁ~どうなった?」


3人は俺の顔を見ていた


「実は上手くいってる・・・」


「そうだろうなぁ~」


「いいなぁ~拓巳・・・」


「かわいいの?」


「写真は?」


「あのさぁ~ あんまり驚かないでほしいんだけど・・・」


「何だよ もったいぶって・・・」


「まさかのめっちゃ年上とか?」


「わかんねぇ~よ 年下かもよ・・・」


「もしかして有名人なのか?」



(うー盛り上がってるところ悪いんだけどなぁ~ でもコイツらなら忍さんの事を言っても大丈夫だ て言うか俺が言いたい認められたい 忍さんとの仲を・・・)



「俺と今付き合ってる人は 忍さんって言って男の人なんだ」


一瞬3人が真顔になった


「何か意外 拓巳はモテルのにもったいねぇ~」


「でも そっか拓巳がねぇ~」


「でも拓巳 ごく少数の風当たりは厳しいぞ・・・」


「あぁ~わかってる」


「よっぽど何だなぁ~」


「あぁ~」


「俺 思い出した 年上の電車の拓巳が声かけたって言う・・・」


3人はそれぞれ俺が言った事を思い出していた


「拓巳 俺らはいいよ おめでとうで済む でも拓巳の両親は納得は出来ねぇ~と俺は思う・・・」


「それなぁ~ やっぱ親はなぁ~」


「相手が男じゃなぁ~」


「どうすんだよ拓巳・・・」


「両親にはまだ言わない 落ち着いたらそのうち・・・ とりあえずありがとう聞いてくれて・・・」


俺は3人に頭を下げた


「やめろよ」


「そうだぞ」


「拓巳の勇気に驚いたけどなぁ~」


「いやお前らなら話しても大丈夫だと思ったんだ」


「それでも解決にはならねぇ~よ 親は心配するし不安だろうよ」


「あぁ~それはわかってる しばらくは黙ってる」


「それが無難だなぁ~」


みんながうなづいた





俺は久しぶりに忍さんの声を聞いた


「もしもし忍さん・・・」


「拓巳君・・・」


(つづく)


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