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選抜メンバー
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俺は職員室へ
「失礼します」
俺は職員室のドアを開けた すると顧問の先生が手招きをしていた
「榎本こっちだ」
「なんっすか」
「これから校長室へ入る 服装は大丈夫だな」
そう言って顧問の先生は 俺を上から下まで見ていた
「先生 俺・・・」
「榎本心配するないい話だ」
そう言って顧問の先生は笑っていた
(いい話ってなんだよ 校長室なんて普通入らねぇ~だろう・・・)
「失礼します」
顧問の先生と俺は校長室へ
「あぁ~来たねそこへ」
校長先生はプリントから目をはなし 顧問の先生と俺にソファーへ座る様に手を伸ばした
(ヤベー校長室なんて初めて入った)
俺はソファーに座りながら キョロキョロと辺りを見渡した
校長先生は顧問の先生と俺の前に座った
「君が榎本正臣君だね」
「はい」
「実は全日本サッカー協会から イギリスで行われる合宿に参加しませんかと言うオファーが君に来てるんだ」
そう言って持っていたプリントを校長先生は俺の目の前に置いた
「これは誰でも参加出来るものではなく 君の今までの活躍やこれからの期待が認められた結果なんだよ 君の将来にも関わる大事な合宿だと思ってもらいたい」
いきなりそんな話を聞かされて 俺はどう答えていいのかわからず ただ校長先生の話を聞いていた
「そこに書いてある通り 期間は夏休みの2週間 榎本君の手続きの関係で先方に返事しないといけないんです ご両親とも良くお話をしてなるべく早く返事を下さい いい返事を期待しています」
俺は訳がわからないまま 校長先生の話は終わっていた
「榎本行くぞ」
「あっはい」
俺は校長先生に頭を下げ 顧問の先生と校長室を出た
「榎本 ちょっと話すか・・・」
顧問の先生は俺を進路指導室へ
「まぁ~座れ」
顧問の先生は俺と机を挟んで前へと座った
「榎本が部活を休んだ日にそれとなく部員には話をしたんだ 誰が選ばれたかまでは話さなかったが 今の呼び出しで部員はわかったんじゃないかなぁ~ で榎本は率直に校長先生からの話どう思った?」
「先生 本当に俺なの?」
「あぁ~榎本正臣お前だよ」
「俺が選ばれた・・・」
「そうだお前だ」
「俺は 正直自分がどこまで通用するのか試してみたい・・・」
「あぁ~なんせ日本中から集められた 将来期待されたメンツが揃う訳だからなぁ~ 凄い経験をする事は間違いないと先生は思う そこで得られるものも大きいだろう・・・」
(そうだよなぁ~ スゲーヤツらが居るんだろうなぁ~ きっと2週間なんかあっという間なんだろうなぁ~)
「先生 話違うけどもう授業始まってない?」
「あぁ~大丈夫だ 教科の先生には言ってある どうせこの後騒ぎになるから榎本はこのまま下校しろ」
「え~そんな事していいの?」
「あぁ~ 授業に戻っても騒ぎになって授業どころじゃ~ないだろう その方がいいと思ってなぁ~ 部活も榎本抜きでの試合形式を考えてる 元々我がサッカー部はそんなに活気ある部活じゃ~なかったしなぁ~ 2・3年生は榎本に感化された部分が大きい それよりも校長先生も言っていた通り ちゃんとご両親に話をして早めに返事をくれ」
「はい わかりました」
「気を付けて帰れよ」
そう言って顧問の先生と俺は進路指導室を出た
(このまま帰っていいって言われてたのはラッキーだけど 悠に話してぇ~ 悠は何て言うかなぁ~ あぁ~悠に話てぇ~)
俺は教室のドアを開け みんなの声と視線が向けられた
「みんなさん授業中ですよ静かに 榎本君も早く支度をして下さい」
俺は悠と目を合わせていた
(悠に直接言いてぇ~けどラインで我慢しとくか 悠の反応をじかに見てぇ~なぁ~くそ~)
(榎本帰って来た えっ帰るの?何で?)
俺は弁当箱を持って帰る支度をした
教室を出る時俺はもう一度悠に目を合わせた
(榎本に何があったんだろう)
僕には訳がわからず 榎本は教室を出て行ってしまった
(何かあったんだ榎本に・・・ どうしよう・・・)
榎本が教室を出ると みんなが榎本の事をひそひそと話していた
「榎本君に何があったんだろうね」
三谷君が僕の方を向いた
僕は三谷君にうなずく事しか出来なかった
俺は校長先生から貰ったプリントを写真に撮り 俺のメッセージと一緒に悠にラインをした
(悠は何て言ってくるかなぁ~ 夏休み悠との時間減るなぁ~ でも俺は行く価値はあると思う 2週間も悠との時間を取るんだ それなりに奪える物は奪って来る)
俺は駅へと向かっていた
僕のポケットに入っているスマホからマナーモードの音がした
(榎本からかもしれない・・・)
僕はそっとスマホに触れた
休み時間になるとみんなが榎本の話をしていた
「ねぇ~高橋君榎本君何で帰ったのかね」
「僕にもわからないよ 僕ちょっとトイレに行って来るね」
僕は三谷君にそう言って教室を出た
僕は階段の踊り場でスマホを出した
(やっぱり榎本からだ・・・)
僕はスマホを見て 思わず口を手でおさえた
(何?これ 全日本 イギリス)
僕はスマホから目が離せなくなっていた
チャイムが鳴り 僕は榎本に返事も出来ずにスマホの電源を切った
(榎本に何て返事をすればいいんだろう おめでとうとは違う 頑張ってじゃ~当たり前すぎる 榎本はどう思ったんだろう 嬉しかったびっくりしたよね 榎本に会いたい・・・)
俺は玄関のドア開けた すると母ちゃんの靴があった
(母ちゃん帰ってんだ ちょうどいい・・・)
俺は奥へとそのまま進んだ
「母ちゃんただいま」
「何 正臣何でこんなに早いの部活は・・・」
母ちゃんはお菓子をつまみながら びっくりした様子でスマホから目を離していた
「母ちゃんこれ・・・」
俺はポケットからプリントを出した
「何これ・・・」
母ちゃんはそう言いながらプリントを受け取った
俺は冷蔵庫から麦茶を出し飲んでいた
「へ~凄いじゃん夏休みねぇ~ 父ちゃんに連絡しといてあげる いいなぁ~母ちゃんも行きたいなぁ~」
「えっそれだけ 俺選ばれたんだけど 全日本から」
「だって母ちゃんが一緒に行かれる訳じゃ~ないんでしょう 母ちゃんお留守番じゃん」
「そりゃそうだけどさぁ~」
(なんだよ もっと驚くと思ったのに 悠から返事来てっかなぁ~)
俺はラインを開いた
(既読になってる悠は見てくれたんだ これからサボテンだし返事は夜かぁ~ ラインじゃ~なくて電話いや悠の顔が見てぇ~)
「正臣はもちろん参加するんでしょう」
「あぁ~ 自分の力試してみたい」
母ちゃんは立ち上がった
「今ならまだ先生居るわね 詳しく聞きたいからちょっと母ちゃん学校に電話するわ」
母ちゃんはいつも行動が速い
「あっ正臣 写真あったわよね~」
「えっ何の?」
「学生証の写真」
「どこだっけ~ てか何で写真?」
「外国へ行くのに証明写真がいるのよ 探しなさいよ」
「とりあえずシャワーしてからでいい 俺汗びちょ」
「それは失礼しました あとで探してよ じゃ~母ちゃん電話かけるから」
「あぁ~わかった」
俺はシャワーを浴びた
結局僕は榎本に返事が出来ないまま 学校を出て来てしまった
(どうしよう・・・ 榎本になんて返事をすれば・・・)
僕は電車に乗りサボテンへ向かった
俺はウエアーに着替えた
「母ちゃん 俺ちょっとサッカークラブに顔出して来る」
「早速報告に行くの」
「あぁ~たまには顔出さねぇ~と忘れられるからなぁ~」
「そんな事ないでしょう」
「俺の事を知ってるヤツも少なくなってるし 馴染んどかねぇ~と」
俺は水筒に水を入れ玄関へ
「正臣 橘監督やコーチによろしく言ってね・・・」
「あぁ~わかってるよ」
「正臣 写真あったの?」
「帰って来たら探す・・・ じゃ~行って来る」
「もう正臣ったら」
俺は母ちゃんの言葉も聞かず玄関のドアを閉めた
僕はマスターと幸子さんに 榎本の事を話そうか迷っているうちに
サボテンを閉める時間になってしまい 帰宅していた
僕は夕食を食べ終え机にスマホを置いて
榎本にどう返事をしようか考えていた
すると僕のスマホがヴーヴーと鳴り出した
(榎本だ・・・)
僕は画面をタッチした
「悠」
「榎本ごめん」
「えっ何が?」
「僕 ラインの返事出来なくて・・・」
「あぁ~いいよ そんなの見てくれたのわかったし 本当は悠に会って悠の顔見て聞きたいんだけどなぁ~」
(榎本の顔が見なくても榎本が嬉しそうな顔をしているのがわかる 僕まで笑顔になりそうだ)
「榎本凄いね 全日本とか・・・」
「まだまだ俺は卵だよ でもその殻を破って出て行ってやるよ 悠 俺行って来るよ 夏休みの2週間 悠に会えねぇ~けど 俺頑張って来るから・・・」
「うん」
「あっ悠・・・」
「何?榎本」
「明日から一緒に朝行けるし 一緒に帰れるよ」
「えっ 榎本朝練は?部活は?」
「悠ごめん 母ちゃんが呼んでる」
「わかった じゃ~榎本明日ね おやすみ榎本」
「悠 明日いつもの時間に駅で 悠おやすみ」
榎本の電話が切れた
(榎本どうしたんだろう 朝一緒に行かれるのは嬉しいけど 部活に行かなくて大丈夫なのかなぁ~ やっぱりイギリスへ行く事が関係しているのかなぁ~ もうすぐ期末テストだからもう部活はないのかも・・・ でも榎本ギリギリまで部活がある様な事言ってたよね 榎本大丈夫なのかなぁ~ 僕に何か出来る事があるといいんだけど・・・)
(つづく)
「失礼します」
俺は職員室のドアを開けた すると顧問の先生が手招きをしていた
「榎本こっちだ」
「なんっすか」
「これから校長室へ入る 服装は大丈夫だな」
そう言って顧問の先生は 俺を上から下まで見ていた
「先生 俺・・・」
「榎本心配するないい話だ」
そう言って顧問の先生は笑っていた
(いい話ってなんだよ 校長室なんて普通入らねぇ~だろう・・・)
「失礼します」
顧問の先生と俺は校長室へ
「あぁ~来たねそこへ」
校長先生はプリントから目をはなし 顧問の先生と俺にソファーへ座る様に手を伸ばした
(ヤベー校長室なんて初めて入った)
俺はソファーに座りながら キョロキョロと辺りを見渡した
校長先生は顧問の先生と俺の前に座った
「君が榎本正臣君だね」
「はい」
「実は全日本サッカー協会から イギリスで行われる合宿に参加しませんかと言うオファーが君に来てるんだ」
そう言って持っていたプリントを校長先生は俺の目の前に置いた
「これは誰でも参加出来るものではなく 君の今までの活躍やこれからの期待が認められた結果なんだよ 君の将来にも関わる大事な合宿だと思ってもらいたい」
いきなりそんな話を聞かされて 俺はどう答えていいのかわからず ただ校長先生の話を聞いていた
「そこに書いてある通り 期間は夏休みの2週間 榎本君の手続きの関係で先方に返事しないといけないんです ご両親とも良くお話をしてなるべく早く返事を下さい いい返事を期待しています」
俺は訳がわからないまま 校長先生の話は終わっていた
「榎本行くぞ」
「あっはい」
俺は校長先生に頭を下げ 顧問の先生と校長室を出た
「榎本 ちょっと話すか・・・」
顧問の先生は俺を進路指導室へ
「まぁ~座れ」
顧問の先生は俺と机を挟んで前へと座った
「榎本が部活を休んだ日にそれとなく部員には話をしたんだ 誰が選ばれたかまでは話さなかったが 今の呼び出しで部員はわかったんじゃないかなぁ~ で榎本は率直に校長先生からの話どう思った?」
「先生 本当に俺なの?」
「あぁ~榎本正臣お前だよ」
「俺が選ばれた・・・」
「そうだお前だ」
「俺は 正直自分がどこまで通用するのか試してみたい・・・」
「あぁ~なんせ日本中から集められた 将来期待されたメンツが揃う訳だからなぁ~ 凄い経験をする事は間違いないと先生は思う そこで得られるものも大きいだろう・・・」
(そうだよなぁ~ スゲーヤツらが居るんだろうなぁ~ きっと2週間なんかあっという間なんだろうなぁ~)
「先生 話違うけどもう授業始まってない?」
「あぁ~大丈夫だ 教科の先生には言ってある どうせこの後騒ぎになるから榎本はこのまま下校しろ」
「え~そんな事していいの?」
「あぁ~ 授業に戻っても騒ぎになって授業どころじゃ~ないだろう その方がいいと思ってなぁ~ 部活も榎本抜きでの試合形式を考えてる 元々我がサッカー部はそんなに活気ある部活じゃ~なかったしなぁ~ 2・3年生は榎本に感化された部分が大きい それよりも校長先生も言っていた通り ちゃんとご両親に話をして早めに返事をくれ」
「はい わかりました」
「気を付けて帰れよ」
そう言って顧問の先生と俺は進路指導室を出た
(このまま帰っていいって言われてたのはラッキーだけど 悠に話してぇ~ 悠は何て言うかなぁ~ あぁ~悠に話てぇ~)
俺は教室のドアを開け みんなの声と視線が向けられた
「みんなさん授業中ですよ静かに 榎本君も早く支度をして下さい」
俺は悠と目を合わせていた
(悠に直接言いてぇ~けどラインで我慢しとくか 悠の反応をじかに見てぇ~なぁ~くそ~)
(榎本帰って来た えっ帰るの?何で?)
俺は弁当箱を持って帰る支度をした
教室を出る時俺はもう一度悠に目を合わせた
(榎本に何があったんだろう)
僕には訳がわからず 榎本は教室を出て行ってしまった
(何かあったんだ榎本に・・・ どうしよう・・・)
榎本が教室を出ると みんなが榎本の事をひそひそと話していた
「榎本君に何があったんだろうね」
三谷君が僕の方を向いた
僕は三谷君にうなずく事しか出来なかった
俺は校長先生から貰ったプリントを写真に撮り 俺のメッセージと一緒に悠にラインをした
(悠は何て言ってくるかなぁ~ 夏休み悠との時間減るなぁ~ でも俺は行く価値はあると思う 2週間も悠との時間を取るんだ それなりに奪える物は奪って来る)
俺は駅へと向かっていた
僕のポケットに入っているスマホからマナーモードの音がした
(榎本からかもしれない・・・)
僕はそっとスマホに触れた
休み時間になるとみんなが榎本の話をしていた
「ねぇ~高橋君榎本君何で帰ったのかね」
「僕にもわからないよ 僕ちょっとトイレに行って来るね」
僕は三谷君にそう言って教室を出た
僕は階段の踊り場でスマホを出した
(やっぱり榎本からだ・・・)
僕はスマホを見て 思わず口を手でおさえた
(何?これ 全日本 イギリス)
僕はスマホから目が離せなくなっていた
チャイムが鳴り 僕は榎本に返事も出来ずにスマホの電源を切った
(榎本に何て返事をすればいいんだろう おめでとうとは違う 頑張ってじゃ~当たり前すぎる 榎本はどう思ったんだろう 嬉しかったびっくりしたよね 榎本に会いたい・・・)
俺は玄関のドア開けた すると母ちゃんの靴があった
(母ちゃん帰ってんだ ちょうどいい・・・)
俺は奥へとそのまま進んだ
「母ちゃんただいま」
「何 正臣何でこんなに早いの部活は・・・」
母ちゃんはお菓子をつまみながら びっくりした様子でスマホから目を離していた
「母ちゃんこれ・・・」
俺はポケットからプリントを出した
「何これ・・・」
母ちゃんはそう言いながらプリントを受け取った
俺は冷蔵庫から麦茶を出し飲んでいた
「へ~凄いじゃん夏休みねぇ~ 父ちゃんに連絡しといてあげる いいなぁ~母ちゃんも行きたいなぁ~」
「えっそれだけ 俺選ばれたんだけど 全日本から」
「だって母ちゃんが一緒に行かれる訳じゃ~ないんでしょう 母ちゃんお留守番じゃん」
「そりゃそうだけどさぁ~」
(なんだよ もっと驚くと思ったのに 悠から返事来てっかなぁ~)
俺はラインを開いた
(既読になってる悠は見てくれたんだ これからサボテンだし返事は夜かぁ~ ラインじゃ~なくて電話いや悠の顔が見てぇ~)
「正臣はもちろん参加するんでしょう」
「あぁ~ 自分の力試してみたい」
母ちゃんは立ち上がった
「今ならまだ先生居るわね 詳しく聞きたいからちょっと母ちゃん学校に電話するわ」
母ちゃんはいつも行動が速い
「あっ正臣 写真あったわよね~」
「えっ何の?」
「学生証の写真」
「どこだっけ~ てか何で写真?」
「外国へ行くのに証明写真がいるのよ 探しなさいよ」
「とりあえずシャワーしてからでいい 俺汗びちょ」
「それは失礼しました あとで探してよ じゃ~母ちゃん電話かけるから」
「あぁ~わかった」
俺はシャワーを浴びた
結局僕は榎本に返事が出来ないまま 学校を出て来てしまった
(どうしよう・・・ 榎本になんて返事をすれば・・・)
僕は電車に乗りサボテンへ向かった
俺はウエアーに着替えた
「母ちゃん 俺ちょっとサッカークラブに顔出して来る」
「早速報告に行くの」
「あぁ~たまには顔出さねぇ~と忘れられるからなぁ~」
「そんな事ないでしょう」
「俺の事を知ってるヤツも少なくなってるし 馴染んどかねぇ~と」
俺は水筒に水を入れ玄関へ
「正臣 橘監督やコーチによろしく言ってね・・・」
「あぁ~わかってるよ」
「正臣 写真あったの?」
「帰って来たら探す・・・ じゃ~行って来る」
「もう正臣ったら」
俺は母ちゃんの言葉も聞かず玄関のドアを閉めた
僕はマスターと幸子さんに 榎本の事を話そうか迷っているうちに
サボテンを閉める時間になってしまい 帰宅していた
僕は夕食を食べ終え机にスマホを置いて
榎本にどう返事をしようか考えていた
すると僕のスマホがヴーヴーと鳴り出した
(榎本だ・・・)
僕は画面をタッチした
「悠」
「榎本ごめん」
「えっ何が?」
「僕 ラインの返事出来なくて・・・」
「あぁ~いいよ そんなの見てくれたのわかったし 本当は悠に会って悠の顔見て聞きたいんだけどなぁ~」
(榎本の顔が見なくても榎本が嬉しそうな顔をしているのがわかる 僕まで笑顔になりそうだ)
「榎本凄いね 全日本とか・・・」
「まだまだ俺は卵だよ でもその殻を破って出て行ってやるよ 悠 俺行って来るよ 夏休みの2週間 悠に会えねぇ~けど 俺頑張って来るから・・・」
「うん」
「あっ悠・・・」
「何?榎本」
「明日から一緒に朝行けるし 一緒に帰れるよ」
「えっ 榎本朝練は?部活は?」
「悠ごめん 母ちゃんが呼んでる」
「わかった じゃ~榎本明日ね おやすみ榎本」
「悠 明日いつもの時間に駅で 悠おやすみ」
榎本の電話が切れた
(榎本どうしたんだろう 朝一緒に行かれるのは嬉しいけど 部活に行かなくて大丈夫なのかなぁ~ やっぱりイギリスへ行く事が関係しているのかなぁ~ もうすぐ期末テストだからもう部活はないのかも・・・ でも榎本ギリギリまで部活がある様な事言ってたよね 榎本大丈夫なのかなぁ~ 僕に何か出来る事があるといいんだけど・・・)
(つづく)
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