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卒業式
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僕は大学受験を控え1週間サボテンをお休みする事になった
大学はいろいろと調べ 先生からのアドレスを聞き
自分の通いやすさや 自分の夢が叶えられる大学を選んだ
僕が勉強をしているとスマホが鳴った
【大学受験頑張れ】
榎本からの短い文章が届いた でも僕は凄くその言葉に励まされていた
「あっ高橋君久しぶり」
学校の廊下で三谷君と会った
「三谷君久しぶりだね」
三谷君とは1年生の時に同じクラスになり 2・3年生の時は違うクラスで会う事はなかった
「高橋君 あれから榎本君とは連絡とか取ってたの?」
「うん毎日 榎本から連絡は来るよ」
「そうなんだ離れいても関係ないんだ 榎本君向こうで頑張ってる」
「うん 凄く頑張ってるよ」
「へ~ ところで高橋君 高橋君は大学どこにしたの?」
「いろいろ考えたんだけど 家から通いやすい所にしたよ 僕は一人暮らしとか無理だから」
「そうなんだ お互い頑張ろうね」
「うん」
(三谷君は以前 バイトをして大学生になったら一人暮らしをするって言ってた 三谷君ならしっかりしてるし一人暮らしは出来るかもしれない 僕には絶対に無理だけど・・・)
僕と三谷君は別れ僕はそう思った
俺は悠の受験日が近づき 悠に何を言ってやったらいいのか悩んでいた
(悠が大変な時に近くに居てやれねぇ~ 俺が傍に居ても何も出来ねぇ~けど・・・ 俺が高校受験の時 悠の言葉にどれだけ落ち着く事が出来たか 俺は悠に何て言ってやればいいんだ・・・)
俺は悠に当たり前の言葉しか思いつかず スマホを閉じた
大学受験当日
「悠 大丈夫忘れ物ない」
お母さんはそう言って僕の部屋へ
「うん大丈夫だよ」
僕は支度をして玄関へ
「お母さん いってきます」
「いってらっしゃい」
僕はエレベーターに乗り ポケットに入れていたスマホを出した
【悠なら大丈夫だ合格間違いねぇ~ 俺からのご褒美待ってろ】
榎本からのラインを見て僕はエレベーターを降りた
(あぁ~何だろう凄く落ち着いてる 榎本がすぐ近くに居るみたいだ 大丈夫僕は大丈夫だよ榎本)
僕はそう思いながら駅へと向かった
僕は無事に大学受験を終えた
大学合格の知らせはスマホで確認し 学校の先生方に報告した
僕は早速 榎本へ大学合格の知らせをした
榎本は何の心配もなかったと返信が帰って来た
(ホント良かった・・・ 悠の事だから不合格はあり得ねぇ~もんなぁ~ 悠もひと安心だなぁ~ 俺も悠に負けちゃいられねぇ~ 俺も決めてやるよ悠に誇れる男になる)
俺は悠と撮ったスマホの写真を見ながらそう思った
毎年お正月 榎本は日本へ帰って来る と僕は楽しみにしていたのだけれど 榎本は日本へ帰っては来なかった
(榎本の居ないお正月は始めてだ)
僕はそう思いながら除夜の鐘を聞いていた
すると僕のスマホから音が鳴った スマホを見ると亜美ちゃんからだった
亜美ちゃんは大塚君から榎本が帰って来ないのを聞き 僕にラインをしてくれた
亜美ちゃんからのラインは 榎本と大塚君には内緒でお正月会おうと言う内容だった
榎本はともかく 大塚君には内緒にしないでと亜美ちゃんに返信すると
亜美ちゃんは高橋君らしいと返信が帰って来て 僕達は会う事になった
(亜美ちゃんとラインは結構してるけど 会うのは本当に久しぶりだ 大塚君の話で亜美ちゃんのラインはいつもおもしろい でも多分榎本の話になるんだろうなぁ~)
僕はそう思いながら眠りについた
(あぁ~マジ悠に会いてぇ~ 広島のヤツにも言われたけど 彼女に会いに行けねぇ~のは残念だなぁ~って 残念どころの騒ぎじゃねぇ~ 悠に会いたくて夢の中まで悠が出て来て 夢ん中で俺は悠の事なめまわしてた これはホントにヤベ~マジでどうにかなっちまいそうだ 朝から晩までサッカーざんまいで 帰って来て寝るだけだからまだいい でも休みの日は抜いても抜いても悠の事触りたくてしょうがねぇ~ 夏も正月も悠に会えず触れなかった 俺もし悠に会ったら自分を止められる自身がねぇ~)
俺は悠にラインをしベッドに寝転んだ
お正月
僕は起きてスマホを見た
榎本からラインが来ていて 僕はあけましておめでとうと返した
僕はお母さんとおせち料理を食べ ゆっくりとした時間を過ごしていた
「悠何も予定がないなら 久しぶりにお母さんと初詣でに行かない」
「うんいいよ」
お母さんは嬉しそうに笑っていた
「悠と出かけるの本当に久しぶりね」
お母さんは歩きながらそう言った
「ちょっと寒いけどいい天気だよね」
「そうね 気持ちがいいわね」
お母さんと近くの神社へと向かった
亜美ちゃんとの約束の日になった
僕は電車に乗って 亜美ちゃんとの待ち合わせ場所へ
(榎本との待ち合わせの時は凄くドキドキしたのに 何でだろう亜美ちゃんとは久しぶりに会うのに ドキドキしてない僕はおかしいのかなぁ~)
僕はそう思いながら亜美ちゃんを待っていた
「高橋君待った」
亜美ちゃんが駆け足で僕の所へとやって来た
「ううん 今着いたところだよ」
「高橋君 早いと思って早く出て来たつもりなんだけど やっぱり高橋君の方が早かった」
亜美ちゃんはそう言って笑っていた
「ファミリーレストランでいい」
「うん」
「高橋君ここに来るの初めて?」
「うん初めて でもそんなに遠くないね」
「うん 隆もよく家に遊びに来てくれるよ」
僕達は少し歩いてファミリーレストランへと入った
注文を終えドリンクバーへ行き席に着いた
「亜美ちゃん 大塚君は今日の事・・・」
「あっうん知ってるよ 高橋君が知らせてって言ったから」
「だって 僕大塚君に嫌われるの嫌だし・・・」
僕が言い終わると亜美ちゃんが笑い出した
「嫌だ・・・ 高橋君 隆そんな事で怒こらないよ」
「でも いい気分ではないでしょう 逆の立場だったら亜美ちゃんだって嫌じゃない」
「だって~高橋君だよ」
亜美ちゃんはそう言って僕の顔を見た
「ぼっ僕だって一応男なんだけど・・・」
僕は自分で言ってて恥ずかしくなった
「高橋君って頭がいいのに かわいいよね」
亜美ちゃんの言葉にますます 僕の顔が熱くなって僕は下を向いた
「高橋君ごめん 亜美高橋君をイジメる為に 高橋君呼び出した訳じゃないよ」
「うん わかってる」
(わかってるよわかってるけど恥ずかしい)
僕はドリンクを飲んだ
「隆が榎本君 お正月帰って来ないって聞いたから だって去年は帰って来たでしょう」
「うん 榎本も頑張ってるんだよ」
「そうかもしれないけど・・・ 榎本君から連絡来てるの」
「うん それは大丈夫ちゃんと来てるよ」
「そう 榎本君が帰って来たら4人で会おう」
「うんそうだね」
「高橋君はもう将来こうなりたいとかある 亜美はとりあえず隆と同じ大学には進むんだけど その先の事はぜんぜんわからない」
「そうだよね 大学でいろんな事を学んで 亜美ちゃんに合った事を見つけられたらいいよね」
「で 高橋君はもう決めてるの」
「亜美ちゃん 榎本にも大塚君にも言わないでいてくれる 僕教師になりたいと思ってる」
「教師 先生」
「うん」
「高橋君に合ってるね 高橋君ならいい先生になれそうだね 高橋君が背が伸びた事も隆には内緒にしておいてあげる 隆背が伸びない事に凄く気にしてるから」
「ありがとう亜美ちゃん」
亜美ちゃんとの話が盛り上がり 時間があっという間に過ぎていった
「高橋君またね 今日は来てくれてありがとう」
「大塚君にもよろしくね またね」
「うん ラインするね」
「うん 僕も・・・」
そう言って僕は亜美ちゃんに手を振って別れた
卒業式が近づき 榎本からのラインが来なくなった
(榎本どうしたんだろう 既読はつくから呼んではくれているんだけど)
俺は卒業式に合わせて調整をしていた
(あぁ~ヤベ~早く悠に会いてぇ~悠に会ったら俺 悠いきなり俺が現れたらびっくりするかなぁ~ もし泣いたらどうしよう・・・)
卒業式
「悠 卒業おめでとう」
「お母さん」
お母さんは僕の部屋へ
「お母さん行かれないけど 榎本君のお母さんには言ってあるから」
「うん いってきます」
「いってらっしゃい」
あれから榎本からの連絡はなく 僕は電車に乗っていた
(榎本卒業式出ないのかなぁ~ 帰って来てるのかなぁ~ そしたら僕に連絡してくるはずなんだけど・・・)
卒業式の最中も僕は榎本を探していた
もしかしたら榎本がどこかに居るかもしれないと僕は 入場の時や退場の時に会場を見渡した
(もう卒業式が終わっちゃった とうとう榎本を見つける事は出来なかった)
「正臣 卒業式終わっちゃうでしょう」
母ちゃんがいつもよりいい格好で俺の部屋へ
「母ちゃんヤベー制服キツイ」
「久しぶりに見たわね制服姿 でも今日一日ぐらい我慢しなさい それより卒業式終わっちゃう」
「母ちゃん大丈夫なんだよ 先生には話してある それに遅れて登場した方が何かカッコよくねぇ~」
「何バカな事言ってんのよ 悠君待ってるんでしょう」
母ちゃんは玄関へ行きそう言った
「父ちゃんのスーツ姿初めてかも俺」
「父ちゃんは背が高いから いい男に見えるでしょう」
「だから何で母ちゃんが言う」
「そんな事いいから早くして 本当に卒業式終わっちゃう」
母ちゃんは玄関で足をバタバタさせていた
俺はポケットからスマホを出し 悠にラインをした
【今から行く】
卒業式終わり卒業アルバムが配られた
僕はクラスの友達と写真を撮りグランドへ
「ゆ~う」
榎本が僕の名前を大きな声で呼び手を振っていた
(ウソ榎本なの)
僕は榎本の所へ走った
「悠 久しぶり」
(悠が走って俺の所に ヤベ~抱きしめてぇ~)
「悠君 ご卒業おめでとうございます」
おじさんとおばさんに頭を下げられた
「ありがとうございます」
僕はそう言って頭を下げた
「悠ここでちょっと待ってて 俺先生んとこ行ってこねぇ~と」
「そうね あとで写真撮らないと」
おばさんと榎本はみんなに囲まれながら校舎へ
「悠君ありがとう 正臣が卒業出来たのも悠君のおかげなんだよ」
「僕は何も・・・」
僕はそう言いながら 榎本がみんなに囲まれているのを見ていた
「悠君 正臣はあぁ~見えて凄くモロイ所があってね 日本から戻って来た時は凄く落ち込んでいたんだよ」
「えっ榎本が」
僕はおじさんの話に驚き声を出してしまった
「悠君のおかげで立ち直る事が出来たんだ 悠君 これからも正臣の事いろいろお願い出来るかなぁ~」
「僕で良ければ喜んで・・・」
「ありがとう悠君 悠君みたいな友達が居て正臣は幸せだ」
背の高い優しい顔のおじさんを僕は見上げていた
グランドの生徒達がだんだんと少なくなり 榎本が帰って来た
「悠 ただいま」
僕と榎本は見つめ合っていた
「さぁ~写真撮りましょう」
母ちゃんの言葉で悠が視線をはずした
(あぁ~スゲー久しぶり悠の姿見るの これからちょっとでも話出来ねぇ~かなぁ~)
俺はそう思いながら悠と写真を撮っていた
「悠君 まだ時間ある」
「はい」
「それじゃ~家に来てくれる 正臣がお世話になったからランチ家で食べよう」
「えっあっはい いいんですか」
「おばさんが悠君にお礼がしたいのよ 正臣がさんざんお世話になったから」
「ありがとうございます お邪魔します」
僕は頭を下げた
(母ちゃんそういう事なら先言ってくれよ でもこれで悠と話せる悠に触れる)
「榎本いつ帰って来たの?」
「あぁ~悠ワリーバタバタしてて 連絡しそびれてたライン見てねぇ~の」
「えっ」
僕はポケットのスマホを取り出した
「榎本ごめん」
「悠あとでゆっくり話しよう」
「うん」
榎本は嬉しそうな顔をしていた
「悠君 ちょっと待っててね すぐに作るから」
そう言って玄関を開けるとおばさんが急いで部屋へ
「あっ 正臣悠君にお茶出して」
「あぁ~わかってる」
「お邪魔します」
僕は榎本と部屋へ すると榎本は荷物をベッドに放り投げ僕を抱きしめた
(あぁ~スゲー久しぶり悠のニオイ)
(榎本嫌だ隣の部屋におじさんとおばさんが居るのに・・・)
榎本はゆっくりと僕から離れた
「悠 ちょっと待っててお茶入れて来る」
「うん」
榎本は部屋を出て行った
(凄くドキドキしてる・・・ 榎本がいきなり抱きしめるから・・・)
僕は榎本の卒業アルバムと卒業証書をベッドの隅に置き 僕はベッドに座った
(榎本の部屋久しぶりだ変わってない)
僕がくつろいでいると 榎本がお茶を持ってやって来た
榎本は丸いテーブルにお茶置き僕の隣へ
「悠 キスしたい」
榎本は小さな声でそう言った
「榎本 僕頑張ったよ」
「あぁ~知ってる だからご褒美だ」
榎本は優しくくちびるを重ね 僕の舌をスルスルと絡ませた
(つづく)
大学はいろいろと調べ 先生からのアドレスを聞き
自分の通いやすさや 自分の夢が叶えられる大学を選んだ
僕が勉強をしているとスマホが鳴った
【大学受験頑張れ】
榎本からの短い文章が届いた でも僕は凄くその言葉に励まされていた
「あっ高橋君久しぶり」
学校の廊下で三谷君と会った
「三谷君久しぶりだね」
三谷君とは1年生の時に同じクラスになり 2・3年生の時は違うクラスで会う事はなかった
「高橋君 あれから榎本君とは連絡とか取ってたの?」
「うん毎日 榎本から連絡は来るよ」
「そうなんだ離れいても関係ないんだ 榎本君向こうで頑張ってる」
「うん 凄く頑張ってるよ」
「へ~ ところで高橋君 高橋君は大学どこにしたの?」
「いろいろ考えたんだけど 家から通いやすい所にしたよ 僕は一人暮らしとか無理だから」
「そうなんだ お互い頑張ろうね」
「うん」
(三谷君は以前 バイトをして大学生になったら一人暮らしをするって言ってた 三谷君ならしっかりしてるし一人暮らしは出来るかもしれない 僕には絶対に無理だけど・・・)
僕と三谷君は別れ僕はそう思った
俺は悠の受験日が近づき 悠に何を言ってやったらいいのか悩んでいた
(悠が大変な時に近くに居てやれねぇ~ 俺が傍に居ても何も出来ねぇ~けど・・・ 俺が高校受験の時 悠の言葉にどれだけ落ち着く事が出来たか 俺は悠に何て言ってやればいいんだ・・・)
俺は悠に当たり前の言葉しか思いつかず スマホを閉じた
大学受験当日
「悠 大丈夫忘れ物ない」
お母さんはそう言って僕の部屋へ
「うん大丈夫だよ」
僕は支度をして玄関へ
「お母さん いってきます」
「いってらっしゃい」
僕はエレベーターに乗り ポケットに入れていたスマホを出した
【悠なら大丈夫だ合格間違いねぇ~ 俺からのご褒美待ってろ】
榎本からのラインを見て僕はエレベーターを降りた
(あぁ~何だろう凄く落ち着いてる 榎本がすぐ近くに居るみたいだ 大丈夫僕は大丈夫だよ榎本)
僕はそう思いながら駅へと向かった
僕は無事に大学受験を終えた
大学合格の知らせはスマホで確認し 学校の先生方に報告した
僕は早速 榎本へ大学合格の知らせをした
榎本は何の心配もなかったと返信が帰って来た
(ホント良かった・・・ 悠の事だから不合格はあり得ねぇ~もんなぁ~ 悠もひと安心だなぁ~ 俺も悠に負けちゃいられねぇ~ 俺も決めてやるよ悠に誇れる男になる)
俺は悠と撮ったスマホの写真を見ながらそう思った
毎年お正月 榎本は日本へ帰って来る と僕は楽しみにしていたのだけれど 榎本は日本へ帰っては来なかった
(榎本の居ないお正月は始めてだ)
僕はそう思いながら除夜の鐘を聞いていた
すると僕のスマホから音が鳴った スマホを見ると亜美ちゃんからだった
亜美ちゃんは大塚君から榎本が帰って来ないのを聞き 僕にラインをしてくれた
亜美ちゃんからのラインは 榎本と大塚君には内緒でお正月会おうと言う内容だった
榎本はともかく 大塚君には内緒にしないでと亜美ちゃんに返信すると
亜美ちゃんは高橋君らしいと返信が帰って来て 僕達は会う事になった
(亜美ちゃんとラインは結構してるけど 会うのは本当に久しぶりだ 大塚君の話で亜美ちゃんのラインはいつもおもしろい でも多分榎本の話になるんだろうなぁ~)
僕はそう思いながら眠りについた
(あぁ~マジ悠に会いてぇ~ 広島のヤツにも言われたけど 彼女に会いに行けねぇ~のは残念だなぁ~って 残念どころの騒ぎじゃねぇ~ 悠に会いたくて夢の中まで悠が出て来て 夢ん中で俺は悠の事なめまわしてた これはホントにヤベ~マジでどうにかなっちまいそうだ 朝から晩までサッカーざんまいで 帰って来て寝るだけだからまだいい でも休みの日は抜いても抜いても悠の事触りたくてしょうがねぇ~ 夏も正月も悠に会えず触れなかった 俺もし悠に会ったら自分を止められる自身がねぇ~)
俺は悠にラインをしベッドに寝転んだ
お正月
僕は起きてスマホを見た
榎本からラインが来ていて 僕はあけましておめでとうと返した
僕はお母さんとおせち料理を食べ ゆっくりとした時間を過ごしていた
「悠何も予定がないなら 久しぶりにお母さんと初詣でに行かない」
「うんいいよ」
お母さんは嬉しそうに笑っていた
「悠と出かけるの本当に久しぶりね」
お母さんは歩きながらそう言った
「ちょっと寒いけどいい天気だよね」
「そうね 気持ちがいいわね」
お母さんと近くの神社へと向かった
亜美ちゃんとの約束の日になった
僕は電車に乗って 亜美ちゃんとの待ち合わせ場所へ
(榎本との待ち合わせの時は凄くドキドキしたのに 何でだろう亜美ちゃんとは久しぶりに会うのに ドキドキしてない僕はおかしいのかなぁ~)
僕はそう思いながら亜美ちゃんを待っていた
「高橋君待った」
亜美ちゃんが駆け足で僕の所へとやって来た
「ううん 今着いたところだよ」
「高橋君 早いと思って早く出て来たつもりなんだけど やっぱり高橋君の方が早かった」
亜美ちゃんはそう言って笑っていた
「ファミリーレストランでいい」
「うん」
「高橋君ここに来るの初めて?」
「うん初めて でもそんなに遠くないね」
「うん 隆もよく家に遊びに来てくれるよ」
僕達は少し歩いてファミリーレストランへと入った
注文を終えドリンクバーへ行き席に着いた
「亜美ちゃん 大塚君は今日の事・・・」
「あっうん知ってるよ 高橋君が知らせてって言ったから」
「だって 僕大塚君に嫌われるの嫌だし・・・」
僕が言い終わると亜美ちゃんが笑い出した
「嫌だ・・・ 高橋君 隆そんな事で怒こらないよ」
「でも いい気分ではないでしょう 逆の立場だったら亜美ちゃんだって嫌じゃない」
「だって~高橋君だよ」
亜美ちゃんはそう言って僕の顔を見た
「ぼっ僕だって一応男なんだけど・・・」
僕は自分で言ってて恥ずかしくなった
「高橋君って頭がいいのに かわいいよね」
亜美ちゃんの言葉にますます 僕の顔が熱くなって僕は下を向いた
「高橋君ごめん 亜美高橋君をイジメる為に 高橋君呼び出した訳じゃないよ」
「うん わかってる」
(わかってるよわかってるけど恥ずかしい)
僕はドリンクを飲んだ
「隆が榎本君 お正月帰って来ないって聞いたから だって去年は帰って来たでしょう」
「うん 榎本も頑張ってるんだよ」
「そうかもしれないけど・・・ 榎本君から連絡来てるの」
「うん それは大丈夫ちゃんと来てるよ」
「そう 榎本君が帰って来たら4人で会おう」
「うんそうだね」
「高橋君はもう将来こうなりたいとかある 亜美はとりあえず隆と同じ大学には進むんだけど その先の事はぜんぜんわからない」
「そうだよね 大学でいろんな事を学んで 亜美ちゃんに合った事を見つけられたらいいよね」
「で 高橋君はもう決めてるの」
「亜美ちゃん 榎本にも大塚君にも言わないでいてくれる 僕教師になりたいと思ってる」
「教師 先生」
「うん」
「高橋君に合ってるね 高橋君ならいい先生になれそうだね 高橋君が背が伸びた事も隆には内緒にしておいてあげる 隆背が伸びない事に凄く気にしてるから」
「ありがとう亜美ちゃん」
亜美ちゃんとの話が盛り上がり 時間があっという間に過ぎていった
「高橋君またね 今日は来てくれてありがとう」
「大塚君にもよろしくね またね」
「うん ラインするね」
「うん 僕も・・・」
そう言って僕は亜美ちゃんに手を振って別れた
卒業式が近づき 榎本からのラインが来なくなった
(榎本どうしたんだろう 既読はつくから呼んではくれているんだけど)
俺は卒業式に合わせて調整をしていた
(あぁ~ヤベ~早く悠に会いてぇ~悠に会ったら俺 悠いきなり俺が現れたらびっくりするかなぁ~ もし泣いたらどうしよう・・・)
卒業式
「悠 卒業おめでとう」
「お母さん」
お母さんは僕の部屋へ
「お母さん行かれないけど 榎本君のお母さんには言ってあるから」
「うん いってきます」
「いってらっしゃい」
あれから榎本からの連絡はなく 僕は電車に乗っていた
(榎本卒業式出ないのかなぁ~ 帰って来てるのかなぁ~ そしたら僕に連絡してくるはずなんだけど・・・)
卒業式の最中も僕は榎本を探していた
もしかしたら榎本がどこかに居るかもしれないと僕は 入場の時や退場の時に会場を見渡した
(もう卒業式が終わっちゃった とうとう榎本を見つける事は出来なかった)
「正臣 卒業式終わっちゃうでしょう」
母ちゃんがいつもよりいい格好で俺の部屋へ
「母ちゃんヤベー制服キツイ」
「久しぶりに見たわね制服姿 でも今日一日ぐらい我慢しなさい それより卒業式終わっちゃう」
「母ちゃん大丈夫なんだよ 先生には話してある それに遅れて登場した方が何かカッコよくねぇ~」
「何バカな事言ってんのよ 悠君待ってるんでしょう」
母ちゃんは玄関へ行きそう言った
「父ちゃんのスーツ姿初めてかも俺」
「父ちゃんは背が高いから いい男に見えるでしょう」
「だから何で母ちゃんが言う」
「そんな事いいから早くして 本当に卒業式終わっちゃう」
母ちゃんは玄関で足をバタバタさせていた
俺はポケットからスマホを出し 悠にラインをした
【今から行く】
卒業式終わり卒業アルバムが配られた
僕はクラスの友達と写真を撮りグランドへ
「ゆ~う」
榎本が僕の名前を大きな声で呼び手を振っていた
(ウソ榎本なの)
僕は榎本の所へ走った
「悠 久しぶり」
(悠が走って俺の所に ヤベ~抱きしめてぇ~)
「悠君 ご卒業おめでとうございます」
おじさんとおばさんに頭を下げられた
「ありがとうございます」
僕はそう言って頭を下げた
「悠ここでちょっと待ってて 俺先生んとこ行ってこねぇ~と」
「そうね あとで写真撮らないと」
おばさんと榎本はみんなに囲まれながら校舎へ
「悠君ありがとう 正臣が卒業出来たのも悠君のおかげなんだよ」
「僕は何も・・・」
僕はそう言いながら 榎本がみんなに囲まれているのを見ていた
「悠君 正臣はあぁ~見えて凄くモロイ所があってね 日本から戻って来た時は凄く落ち込んでいたんだよ」
「えっ榎本が」
僕はおじさんの話に驚き声を出してしまった
「悠君のおかげで立ち直る事が出来たんだ 悠君 これからも正臣の事いろいろお願い出来るかなぁ~」
「僕で良ければ喜んで・・・」
「ありがとう悠君 悠君みたいな友達が居て正臣は幸せだ」
背の高い優しい顔のおじさんを僕は見上げていた
グランドの生徒達がだんだんと少なくなり 榎本が帰って来た
「悠 ただいま」
僕と榎本は見つめ合っていた
「さぁ~写真撮りましょう」
母ちゃんの言葉で悠が視線をはずした
(あぁ~スゲー久しぶり悠の姿見るの これからちょっとでも話出来ねぇ~かなぁ~)
俺はそう思いながら悠と写真を撮っていた
「悠君 まだ時間ある」
「はい」
「それじゃ~家に来てくれる 正臣がお世話になったからランチ家で食べよう」
「えっあっはい いいんですか」
「おばさんが悠君にお礼がしたいのよ 正臣がさんざんお世話になったから」
「ありがとうございます お邪魔します」
僕は頭を下げた
(母ちゃんそういう事なら先言ってくれよ でもこれで悠と話せる悠に触れる)
「榎本いつ帰って来たの?」
「あぁ~悠ワリーバタバタしてて 連絡しそびれてたライン見てねぇ~の」
「えっ」
僕はポケットのスマホを取り出した
「榎本ごめん」
「悠あとでゆっくり話しよう」
「うん」
榎本は嬉しそうな顔をしていた
「悠君 ちょっと待っててね すぐに作るから」
そう言って玄関を開けるとおばさんが急いで部屋へ
「あっ 正臣悠君にお茶出して」
「あぁ~わかってる」
「お邪魔します」
僕は榎本と部屋へ すると榎本は荷物をベッドに放り投げ僕を抱きしめた
(あぁ~スゲー久しぶり悠のニオイ)
(榎本嫌だ隣の部屋におじさんとおばさんが居るのに・・・)
榎本はゆっくりと僕から離れた
「悠 ちょっと待っててお茶入れて来る」
「うん」
榎本は部屋を出て行った
(凄くドキドキしてる・・・ 榎本がいきなり抱きしめるから・・・)
僕は榎本の卒業アルバムと卒業証書をベッドの隅に置き 僕はベッドに座った
(榎本の部屋久しぶりだ変わってない)
僕がくつろいでいると 榎本がお茶を持ってやって来た
榎本は丸いテーブルにお茶置き僕の隣へ
「悠 キスしたい」
榎本は小さな声でそう言った
「榎本 僕頑張ったよ」
「あぁ~知ってる だからご褒美だ」
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(つづく)
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