127 / 148
成人式
しおりを挟む
僕は大学生になり サボテンへは入れる時に来てくれればいいという事になった
僕はバイトで貯めていたお金で パソコンを買い大学での生活に欠かせない物になった
友達も何人か出来 充実した大学生活を送っていた
成人式の案内状が届き 僕は榎本に連絡を取った
(榎本帰って来られるのかなぁ~ そしたら一緒に行かれるのになぁ~)
榎本の返信は僕をがっかりさせるものだった
(あぁ~悠のスーツ姿見てぇ~ きっとかわいいんだろうなぁ~ そんで少しずつ悠の顔を見て脱がせていくんだ 今度会う時にはキスだけじゃ~おさまらねぇ~悠をたっぷり気持ち良くさせてやる その前に隆に言っといた方がいいよなぁ~)
俺はそう思いながら隆にラインをした
成人式当日
朝から良く晴れていて風は冷たいけれど とても気持ちがいい空だった
僕は大学入学の時に着たスーツに袖を通していた
「悠まだ時間あるの」
そう言いながらお母さんは僕の部屋へ
「うん大丈夫だよ」
(なるべく時間ギリギリに行きたい 会館へ行ってもきっと僕1人で居る事になる みんなが楽しそうにしている中耐えられない)
「そう それじゃ~下で写真撮ろう」
僕とお母さんはマンションの1階へ マンションの1階まで日が差していた
お母さんはマンションから出て来た人にスマホを渡していた
「すいません 写真撮って頂けますか」
「いいですよ これから成人式ですか おめでとうございます」
僕はお母さんと並んで写真を撮ってもらった
「それじゃ~お母さんいってきます」
「いってらっしゃい 気を付けてね」
僕はゆっくりと会館へと向かった
会館へ着くとまだ受付に人が居た 僕は慌てて受付を済ませた
「本日はおめでとうございます 式はもう間もなく始まります」
そう言われて僕は頭を下げた
重い扉を開くとずらりと大勢の人達が座っていた
僕は後ろの席でポツンと座っていた
式が終わり みんなは次々と立ち上がった
誰か知っている人が居ないかと 見回してみたけれど誰も僕に声をかけてくれる人はいなかった
僕はみんなの波について行き 会館の階段を下り藤山中学校と書かれた立て札の前へ
(藤山中 えっ入ってもいいのかなぁ~)
僕はおそるおそる扉を開けた 中には晴れ着姿の人やスーツ姿の人袴姿の人も居た
椅子はなくみんな立ってテーブルを囲んでいた
僕は誰も居ないテーブルへ飲み物を取ろうと進んだ その時斜め向こうから晴れ着姿の人が歩いて来た
「あっ高橋君だ久しぶり」
そう言って僕の傍へ
(えっ僕の名前 こんなキレイな人僕知らない)
もう1人り後ろから晴れ着姿の人がやって来た
「高橋君だ 背が伸びてたから初めわからなかったよ」
そう言って僕の顔を見ていた
「あ~高橋君もしかして 私の事わからないの?」
僕はどうしたらいいのかわからず うなずいた
「ウソでしょう 高橋君」
「お化粧もしてるしね」
「美咲の晴れ着姿キレイでしょう」
そう言って腕を伸ばした
(えっ今美咲って言った じゃ~初めに声をかけてくれたのってリーダーだ 晴れ着姿を広げて居るのは須藤さんだ)
「高橋君わかったみたいだね」
「何だもうわかっちゃったの つまんない」
「美咲が自分の名前言うからでしょう」
リーダーの言葉に須藤さんが笑ってると 僕の背中に重たくのしかかり 僕の首に腕を回されていた
「高橋探したんぞ どこに居たんだよコラ」
「えっ大塚君」
「こんなに背を伸ばしやがって 許されねぇ~ぞ」
そう言って大塚君は僕の頭をかかえこみ 何度か頭を叩かれた
「もう やめなよ」
リーダーの声で大塚君は僕から離れた
「ところで高橋 正臣は」
大塚君は僕にそう聞いてきた
(あれ大塚君は榎本が来られない事知ってるのに何で?)
「あっ美咲もそれ気になってた だってあんだけ高橋君を追い回してたから」
「榎本は今イギリスに行ってるよ」
「えっイギリスってあのデッカイ時計がある所?」
「榎本が何で? てか榎本ってイギリス語喋れるの」
「須藤 イギリス語なんてねぇ~よ英語だ英語 俺も高校1年の時行った けどスゲーヤツばっかでぜんぜん歯が立たなかった その中で正臣はスゲー光ってたよ」
「えっ何で行ったのイギリスへ」
「サッカーの日本育成でなぁ~」
「へ~ でも大塚も選ばれた訳でしょう 胸張っていいと思うよ日本の中から選ばれたんだから」
「まぁ~そうなんだけどなぁ~ リーダーありがとう 高橋 ここ終わったら少し話せるか」
「うん大丈夫だよ」
(大塚君何の話だろう でも僕も亜美ちゃんの話とかしてみたいなぁ~)
「ねえねえ写真撮ろう」
須藤さんがスマホを出した
「高橋もケータイ出せ」
僕がスマホを出しすと 大塚君が僕のスマホを持って撮ってくれた
「大塚君ありがとう」
僕が手を出しても大塚君は返してはくれなかった
「俺正臣に頼まれてた ちょっと借りとく」
そう言って大塚君は行ってしまった
僕がリーダーと須藤さんとで話していると 大塚君はすぐに帰って来た
僕の後ろを美男美女が歩いて来た
「よっ委員長副ちゃん久しぶり元気だったか」
大塚君の声でみんなは視線を向けた
「副ちゃんキレイ」
「ありがとう リーダーと美咲ちゃんもキレイだよ」
女性人が盛り上がりっていた
「委員長も大変だなぁ~ 副ちゃんますますキレイなっていくな」
「あぁ~そうだなぁ~」
「何だよ 余裕かよ」
「まぁ~な」
「委員長にはかなわなねぇ~な」
委員長と大塚君は笑っていた
「ところで榎本君は?」
副ちゃんの言葉に大塚君が僕にふった
「高橋 正臣は?」
「えっ あっ今榎本はイギリスに住んでて・・・」
「えっ何それどういう事・・・」
副ちゃんは僕の顔を真っ直ぐ見ていた
大塚君が委員長と副ちゃんに説明をしてくれた
「高橋君 ちょっと来て」
副ちゃんは僕のスーツを引っ張り みんなから遠ざかった
「高橋君その・・・ 榎本君とはもう」
副ちゃんは僕の腕を掴んで 目線を合わせていた
「副ちゃん 中学生の頃と何も変わらないよ 今でも榎本とは連絡を取ってるし ちょっと遠くなっちゃっただけ」
「高橋君それ本当・・・」
僕は副ちゃんにうなずいた
副ちゃんは僕の腕を離し 目をウルウルさせて両手を口に持って行った
「高橋君ありがとう 私凄く嬉しい」
副ちゃんはそう言ってうなずいてくれた
(副ちゃんは僕と榎本の事を心配してくれたんだ・・・ 榎本とは以前 副ちゃんはミカタだって言ってた 副ちゃんが安心してくれたみたいで良かった)
「でも 凄く遠くなっちゃったね」
「うん」
「高橋君はさみしくない大丈夫?」
「副ちゃん 委員長が見てるよ」
「そうだね 私達も変わらないから安心して ちょっと慎也が神経質かなぁ~って思う時があるくらいだから」
副ちゃんは僕の耳元でそう言った
僕と副ちゃんはみんなの所へ
「ひとみ そろそろ始めないと・・・」
「そうだね」
「大塚頼みがあるんだ このホールに居る元2年3組を集めてくれ」
「委員長 俺が大きな声を出せばいいんだな」
「あぁ~頼む」
大塚君の大きな声で ぞろぞろと僕達の方へみんなが集まって来た
「みんな聞いてくれこのクラスで同窓会を開く もちろん榊先生も含めての同窓会だ だから連絡方法として男子は俺 女子はひとみに連絡先を教えてくれ 必ず実現させる」
委員長の言葉にみんなが声を上げていた
「今日来てない人居る?」
「正臣は高橋が連絡するから」
「じゃ~高橋君にお願いするよ」
「うんわかった大丈夫だよ」
僕が委員長にそう言うと 委員長は副ちゃんの所へ
「ひとみ女子は全員来てる」
「美容師の子だけど大丈夫」
「みんなありがとう このまま2次会へ行くからついて来てくれ」
委員長がそう言うとみんなが動き出した
「高橋2次会へ行くだろう」
「うん でも僕トイレに行って来る」
「じゃ~下で待ってる」
「うんありがとう」
(大塚君はいつ僕のスマホを返してくれるんだろう)
僕はそう思いながらトイレへ急いだ
僕がトイレから出ると2次会へ行く人や帰る人でごった返していた
「あれ高橋君どうしたの」
後ろから声をかけられた
「田所君」
「良かった知っている人が居て 大塚君が待ってるはずなんだけど居なくて 僕大塚君にスマホ渡しちゃってて」
「そうそれは災難だね 2次会へ行くんだろう一緒に行こう」
「ありがとう田所君」
僕と田所君は2次会の会場へと向かった
「田所君 田所君は凄く絵が上手だったよねやっぱり美術大学に進学したの?」
「あっうん 毎日刺激を受けてるよ 俺はまだまだだって思い知らされる」
「えっ田所君あんなに上手なのに・・・」
「あっ高橋君ここだよ」
2次会の会場は お座敷になっていてみんながすでに座っていた
僕は田所君の座りへ座り乾杯をした
「お腹すいたね食べよう」
田所君はそう言って 前に置いてある唐揚げに手を伸ばした
「高橋」
大塚君の大きな声が飛んで来た
僕は顔を上げ 大塚君が手招きしていた
「高橋君いいよ行って 俺はそっちに行くから」
そう言って田所君は行ってしまった 僕も大塚君の所へ
「ワリー高橋君 連絡しようと思ったら俺高橋君のケータイ持ってた」
「そうだよ 田所君が来てくれたから良かったけど 僕2次会の場所も知らなかったんだよ」
「だからワリーって」
僕は大塚君の隣に座ると委員長と副ちゃんが僕達の前に座った
「なぁ~ 委員長と副ちゃんはいつ頃結婚すんの」
大塚君の言葉に僕が驚いてしまった
「俺達はまだ学生だから 就職してちゃんと社会人になったらって考えてるよ」
委員長は凄く自然にそう答えていた
(委員長は中学生の頃から変わらない 自分気持ちをちゃんと言える人だ 僕は委員長が羨ましい 僕がもし同じ質問をされたら あんなふうに堂々と答えられないよ)
「もちろん結婚式には呼んでくれんだろう」
「あぁ~ご祝儀たんまりくれるんだろう」
大塚君と委員長は笑っていた その横で副ちゃんは静かにジュースを飲んでいた
生徒会長が委員長の所へ
「そろそろ時間だ 閉めるぞ」
「わかった」
委員長が腕時計を見て 生徒会長が前に出た
「え~みんなちょっと静かにして これからみんな大人なっていきます 後ろを振り返る時間もないくらい忙しくなるでしょう そんな時は藤山中でのたくさんのいい思い出を思い出し元気になりましょう 最後は一本締めで閉めたと思います ではいきます」
みんなが一斉に手を叩き2次会は終わった
「高橋 俺トイレ」
「うんここで待ってる」
みんなが出口へと向かっていた
「慎也 私トイレに行って来る」
「わかった行っといで」
委員長と僕が残されてしまった
「高橋君」
「何委員長」
「ひとみは高橋君の事が好きだよね 今日また改めてそう思ったよ」
僕はびっくりして委員長の顔を見た だけどすぐに僕が答えた
「委員長違うよ 副ちゃんは委員長の事が好きだよ 僕は中学生の頃にも言ったけど 僕はずっと好きな人が・・・」
「お~どうした深刻な話か」
大塚君が帰って来た
「えっううん違うよ 何でもないよ」
「そうか」
副ちゃんも戻って来てお店を出た
(委員長の誤解はとけたのかなぁ~ きっと副ちゃんと僕が話してたからだ ケンカにならないといいんだけど)
「じゃ~俺 高橋ともう少し話するから」
「うん 大塚君も高橋君も元気でね」
「同窓会でまた会おう」
「委員長も副ちゃんも元気で」
僕はそう言って手を振った
(つづく)
僕はバイトで貯めていたお金で パソコンを買い大学での生活に欠かせない物になった
友達も何人か出来 充実した大学生活を送っていた
成人式の案内状が届き 僕は榎本に連絡を取った
(榎本帰って来られるのかなぁ~ そしたら一緒に行かれるのになぁ~)
榎本の返信は僕をがっかりさせるものだった
(あぁ~悠のスーツ姿見てぇ~ きっとかわいいんだろうなぁ~ そんで少しずつ悠の顔を見て脱がせていくんだ 今度会う時にはキスだけじゃ~おさまらねぇ~悠をたっぷり気持ち良くさせてやる その前に隆に言っといた方がいいよなぁ~)
俺はそう思いながら隆にラインをした
成人式当日
朝から良く晴れていて風は冷たいけれど とても気持ちがいい空だった
僕は大学入学の時に着たスーツに袖を通していた
「悠まだ時間あるの」
そう言いながらお母さんは僕の部屋へ
「うん大丈夫だよ」
(なるべく時間ギリギリに行きたい 会館へ行ってもきっと僕1人で居る事になる みんなが楽しそうにしている中耐えられない)
「そう それじゃ~下で写真撮ろう」
僕とお母さんはマンションの1階へ マンションの1階まで日が差していた
お母さんはマンションから出て来た人にスマホを渡していた
「すいません 写真撮って頂けますか」
「いいですよ これから成人式ですか おめでとうございます」
僕はお母さんと並んで写真を撮ってもらった
「それじゃ~お母さんいってきます」
「いってらっしゃい 気を付けてね」
僕はゆっくりと会館へと向かった
会館へ着くとまだ受付に人が居た 僕は慌てて受付を済ませた
「本日はおめでとうございます 式はもう間もなく始まります」
そう言われて僕は頭を下げた
重い扉を開くとずらりと大勢の人達が座っていた
僕は後ろの席でポツンと座っていた
式が終わり みんなは次々と立ち上がった
誰か知っている人が居ないかと 見回してみたけれど誰も僕に声をかけてくれる人はいなかった
僕はみんなの波について行き 会館の階段を下り藤山中学校と書かれた立て札の前へ
(藤山中 えっ入ってもいいのかなぁ~)
僕はおそるおそる扉を開けた 中には晴れ着姿の人やスーツ姿の人袴姿の人も居た
椅子はなくみんな立ってテーブルを囲んでいた
僕は誰も居ないテーブルへ飲み物を取ろうと進んだ その時斜め向こうから晴れ着姿の人が歩いて来た
「あっ高橋君だ久しぶり」
そう言って僕の傍へ
(えっ僕の名前 こんなキレイな人僕知らない)
もう1人り後ろから晴れ着姿の人がやって来た
「高橋君だ 背が伸びてたから初めわからなかったよ」
そう言って僕の顔を見ていた
「あ~高橋君もしかして 私の事わからないの?」
僕はどうしたらいいのかわからず うなずいた
「ウソでしょう 高橋君」
「お化粧もしてるしね」
「美咲の晴れ着姿キレイでしょう」
そう言って腕を伸ばした
(えっ今美咲って言った じゃ~初めに声をかけてくれたのってリーダーだ 晴れ着姿を広げて居るのは須藤さんだ)
「高橋君わかったみたいだね」
「何だもうわかっちゃったの つまんない」
「美咲が自分の名前言うからでしょう」
リーダーの言葉に須藤さんが笑ってると 僕の背中に重たくのしかかり 僕の首に腕を回されていた
「高橋探したんぞ どこに居たんだよコラ」
「えっ大塚君」
「こんなに背を伸ばしやがって 許されねぇ~ぞ」
そう言って大塚君は僕の頭をかかえこみ 何度か頭を叩かれた
「もう やめなよ」
リーダーの声で大塚君は僕から離れた
「ところで高橋 正臣は」
大塚君は僕にそう聞いてきた
(あれ大塚君は榎本が来られない事知ってるのに何で?)
「あっ美咲もそれ気になってた だってあんだけ高橋君を追い回してたから」
「榎本は今イギリスに行ってるよ」
「えっイギリスってあのデッカイ時計がある所?」
「榎本が何で? てか榎本ってイギリス語喋れるの」
「須藤 イギリス語なんてねぇ~よ英語だ英語 俺も高校1年の時行った けどスゲーヤツばっかでぜんぜん歯が立たなかった その中で正臣はスゲー光ってたよ」
「えっ何で行ったのイギリスへ」
「サッカーの日本育成でなぁ~」
「へ~ でも大塚も選ばれた訳でしょう 胸張っていいと思うよ日本の中から選ばれたんだから」
「まぁ~そうなんだけどなぁ~ リーダーありがとう 高橋 ここ終わったら少し話せるか」
「うん大丈夫だよ」
(大塚君何の話だろう でも僕も亜美ちゃんの話とかしてみたいなぁ~)
「ねえねえ写真撮ろう」
須藤さんがスマホを出した
「高橋もケータイ出せ」
僕がスマホを出しすと 大塚君が僕のスマホを持って撮ってくれた
「大塚君ありがとう」
僕が手を出しても大塚君は返してはくれなかった
「俺正臣に頼まれてた ちょっと借りとく」
そう言って大塚君は行ってしまった
僕がリーダーと須藤さんとで話していると 大塚君はすぐに帰って来た
僕の後ろを美男美女が歩いて来た
「よっ委員長副ちゃん久しぶり元気だったか」
大塚君の声でみんなは視線を向けた
「副ちゃんキレイ」
「ありがとう リーダーと美咲ちゃんもキレイだよ」
女性人が盛り上がりっていた
「委員長も大変だなぁ~ 副ちゃんますますキレイなっていくな」
「あぁ~そうだなぁ~」
「何だよ 余裕かよ」
「まぁ~な」
「委員長にはかなわなねぇ~な」
委員長と大塚君は笑っていた
「ところで榎本君は?」
副ちゃんの言葉に大塚君が僕にふった
「高橋 正臣は?」
「えっ あっ今榎本はイギリスに住んでて・・・」
「えっ何それどういう事・・・」
副ちゃんは僕の顔を真っ直ぐ見ていた
大塚君が委員長と副ちゃんに説明をしてくれた
「高橋君 ちょっと来て」
副ちゃんは僕のスーツを引っ張り みんなから遠ざかった
「高橋君その・・・ 榎本君とはもう」
副ちゃんは僕の腕を掴んで 目線を合わせていた
「副ちゃん 中学生の頃と何も変わらないよ 今でも榎本とは連絡を取ってるし ちょっと遠くなっちゃっただけ」
「高橋君それ本当・・・」
僕は副ちゃんにうなずいた
副ちゃんは僕の腕を離し 目をウルウルさせて両手を口に持って行った
「高橋君ありがとう 私凄く嬉しい」
副ちゃんはそう言ってうなずいてくれた
(副ちゃんは僕と榎本の事を心配してくれたんだ・・・ 榎本とは以前 副ちゃんはミカタだって言ってた 副ちゃんが安心してくれたみたいで良かった)
「でも 凄く遠くなっちゃったね」
「うん」
「高橋君はさみしくない大丈夫?」
「副ちゃん 委員長が見てるよ」
「そうだね 私達も変わらないから安心して ちょっと慎也が神経質かなぁ~って思う時があるくらいだから」
副ちゃんは僕の耳元でそう言った
僕と副ちゃんはみんなの所へ
「ひとみ そろそろ始めないと・・・」
「そうだね」
「大塚頼みがあるんだ このホールに居る元2年3組を集めてくれ」
「委員長 俺が大きな声を出せばいいんだな」
「あぁ~頼む」
大塚君の大きな声で ぞろぞろと僕達の方へみんなが集まって来た
「みんな聞いてくれこのクラスで同窓会を開く もちろん榊先生も含めての同窓会だ だから連絡方法として男子は俺 女子はひとみに連絡先を教えてくれ 必ず実現させる」
委員長の言葉にみんなが声を上げていた
「今日来てない人居る?」
「正臣は高橋が連絡するから」
「じゃ~高橋君にお願いするよ」
「うんわかった大丈夫だよ」
僕が委員長にそう言うと 委員長は副ちゃんの所へ
「ひとみ女子は全員来てる」
「美容師の子だけど大丈夫」
「みんなありがとう このまま2次会へ行くからついて来てくれ」
委員長がそう言うとみんなが動き出した
「高橋2次会へ行くだろう」
「うん でも僕トイレに行って来る」
「じゃ~下で待ってる」
「うんありがとう」
(大塚君はいつ僕のスマホを返してくれるんだろう)
僕はそう思いながらトイレへ急いだ
僕がトイレから出ると2次会へ行く人や帰る人でごった返していた
「あれ高橋君どうしたの」
後ろから声をかけられた
「田所君」
「良かった知っている人が居て 大塚君が待ってるはずなんだけど居なくて 僕大塚君にスマホ渡しちゃってて」
「そうそれは災難だね 2次会へ行くんだろう一緒に行こう」
「ありがとう田所君」
僕と田所君は2次会の会場へと向かった
「田所君 田所君は凄く絵が上手だったよねやっぱり美術大学に進学したの?」
「あっうん 毎日刺激を受けてるよ 俺はまだまだだって思い知らされる」
「えっ田所君あんなに上手なのに・・・」
「あっ高橋君ここだよ」
2次会の会場は お座敷になっていてみんながすでに座っていた
僕は田所君の座りへ座り乾杯をした
「お腹すいたね食べよう」
田所君はそう言って 前に置いてある唐揚げに手を伸ばした
「高橋」
大塚君の大きな声が飛んで来た
僕は顔を上げ 大塚君が手招きしていた
「高橋君いいよ行って 俺はそっちに行くから」
そう言って田所君は行ってしまった 僕も大塚君の所へ
「ワリー高橋君 連絡しようと思ったら俺高橋君のケータイ持ってた」
「そうだよ 田所君が来てくれたから良かったけど 僕2次会の場所も知らなかったんだよ」
「だからワリーって」
僕は大塚君の隣に座ると委員長と副ちゃんが僕達の前に座った
「なぁ~ 委員長と副ちゃんはいつ頃結婚すんの」
大塚君の言葉に僕が驚いてしまった
「俺達はまだ学生だから 就職してちゃんと社会人になったらって考えてるよ」
委員長は凄く自然にそう答えていた
(委員長は中学生の頃から変わらない 自分気持ちをちゃんと言える人だ 僕は委員長が羨ましい 僕がもし同じ質問をされたら あんなふうに堂々と答えられないよ)
「もちろん結婚式には呼んでくれんだろう」
「あぁ~ご祝儀たんまりくれるんだろう」
大塚君と委員長は笑っていた その横で副ちゃんは静かにジュースを飲んでいた
生徒会長が委員長の所へ
「そろそろ時間だ 閉めるぞ」
「わかった」
委員長が腕時計を見て 生徒会長が前に出た
「え~みんなちょっと静かにして これからみんな大人なっていきます 後ろを振り返る時間もないくらい忙しくなるでしょう そんな時は藤山中でのたくさんのいい思い出を思い出し元気になりましょう 最後は一本締めで閉めたと思います ではいきます」
みんなが一斉に手を叩き2次会は終わった
「高橋 俺トイレ」
「うんここで待ってる」
みんなが出口へと向かっていた
「慎也 私トイレに行って来る」
「わかった行っといで」
委員長と僕が残されてしまった
「高橋君」
「何委員長」
「ひとみは高橋君の事が好きだよね 今日また改めてそう思ったよ」
僕はびっくりして委員長の顔を見た だけどすぐに僕が答えた
「委員長違うよ 副ちゃんは委員長の事が好きだよ 僕は中学生の頃にも言ったけど 僕はずっと好きな人が・・・」
「お~どうした深刻な話か」
大塚君が帰って来た
「えっううん違うよ 何でもないよ」
「そうか」
副ちゃんも戻って来てお店を出た
(委員長の誤解はとけたのかなぁ~ きっと副ちゃんと僕が話してたからだ ケンカにならないといいんだけど)
「じゃ~俺 高橋ともう少し話するから」
「うん 大塚君も高橋君も元気でね」
「同窓会でまた会おう」
「委員長も副ちゃんも元気で」
僕はそう言って手を振った
(つづく)
0
あなたにおすすめの小説
借金のカタで二十歳上の実業家に嫁いだΩ。鳥かごで一年過ごすだけの契約だったのに、氷の帝王と呼ばれた彼に激しく愛され、唯一無二の番になる
水凪しおん
BL
名家の次男として生まれたΩ(オメガ)の青年、藍沢伊織。彼はある日突然、家の負債の肩代わりとして、二十歳も年上のα(アルファ)である実業家、久遠征四郎の屋敷へと送られる。事実上の政略結婚。しかし伊織を待ち受けていたのは、愛のない契約だった。
「一年間、俺の『鳥』としてこの屋敷で静かに暮らせ。そうすれば君の家族は救おう」
過去に愛する番を亡くし心を凍てつかせた「氷の帝王」こと征四郎。伊織はただ美しい置物として鳥かごの中で生きることを強いられる。しかしその瞳の奥に宿る深い孤独に触れるうち、伊織の心には反発とは違う感情が芽生え始める。
ひたむきな優しさは、氷の心を溶かす陽だまりとなるか。
孤独なαと健気なΩが、偽りの契約から真実の愛を見出すまでの、切なくも美しいシンデレラストーリー。
【完結】抱っこからはじまる恋
* ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【本編完結】才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。
ホマレ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。
その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。
胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。
それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。
運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。
【完結】口遊むのはいつもブルージー 〜双子の兄に惚れている後輩から、弟の俺が迫られています〜
星寝むぎ
BL
お気に入りやハートを押してくださって本当にありがとうございます! 心から嬉しいです( ; ; )
――ただ幸せを願うことが美しい愛なら、これはみっともない恋だ――
“隠しごとありの年下イケメン攻め×双子の兄に劣等感を持つ年上受け”
音楽が好きで、SNSにひっそりと歌ってみた動画を投稿している桃輔。ある日、新入生から唐突な告白を受ける。学校説明会の時に一目惚れされたらしいが、出席した覚えはない。なるほど双子の兄のことか。人違いだと一蹴したが、その新入生・瀬名はめげずに毎日桃輔の元へやってくる。
イタズラ心で兄のことを隠した桃輔は、次第に瀬名と過ごす時間が楽しくなっていく――
僕の、しあわせ辺境暮らし
* ゆるゆ
BL
雪のなか3歳の僕を、ひろってくれたのは、やさしい16歳の男の子でした。
ふたりの、しあわせな辺境暮らし、はじまります!
ふたりの動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵もあがります。
YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら!
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
【完結】この契約に愛なんてないはずだった
なの
BL
劣勢オメガの翔太は、入院中の母を支えるため、昼夜問わず働き詰めの生活を送っていた。
そんなある日、母親の入院費用が払えず、困っていた翔太を救ったのは、冷静沈着で感情を見せない、大企業副社長・鷹城怜司……優勢アルファだった。
数日後、怜司は翔太に「1年間、仮の番になってほしい」と持ちかける。
身体の関係はなし、報酬あり。感情も、未来もいらない。ただの契約。
生活のために翔太はその条件を受け入れるが、理性的で無表情なはずの怜司が、ふとした瞬間に見せる優しさに、次第に心が揺らいでいく。
これはただの契約のはずだった。
愛なんて、最初からあるわけがなかった。
けれど……二人の距離が近づくたびに、仮であるはずの関係は、静かに熱を帯びていく。
ツンデレなオメガと、理性を装うアルファ。
これは、仮のはずだった番契約から始まる、運命以上の恋の物語。
秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~
めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆
―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。―
モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。
だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。
そう、あの「秘密」が表に出るまでは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる