悪役同士の開拓生活

コリモ

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拠点作り

窯場の整地2sideエリス

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ある日村長のモルトに呼ばれて家に行くとフォレストエルフ様がいらしていた。
《コルク様。このものがこの度独り立ちをすることになっているエリスです》そう念話で話すと
《年は若そうだが、大丈夫か?》
《私たちの種族は腕が良くなければいつまで経っても独り立ちが許されないので、大丈夫です》
《エリスと申します。何かご依頼されたいものでもございましたか?それでしたら私より、師匠のハンザの方が腕が確かです》と申し上げると
《その話ではない。そなたこれから自分の炉持つということだが、まだ場所は決めていないのか?》
《はい。これから仕事に最適な場所を探そうと思っておりました》と答えると
《モルト殿。ずいぶんのんびりしているなこの娘は》
《場所が限られておりますゆえ村より離れる可能性も視野に入れているのでしょう》
《なるほど。では最適だな。エリスすまぬが、今森の南西に人の集落ができることになった。そこで鍛冶師はおるのだが、まだスキルが発現しただけなため、師匠が欲しいといって来ている。そこでドワーフ族の中でこれから独り立ちをするものを一人紹介して欲しいと願ったのだが、行ってくれるか?》と聞かれた。
《村長推薦いただきありがとうございます》
《では行ってくれるのか?》
《はい。彼らとうまく付き合うことができれば、あの土地にあった鉱石を手に入れることができます》
《そうね。教えることによって改めて自分の足りないところを再認識することも大事よ。頑張って》とコルク様におっしゃってもらえた。
《ありがとうございます。ではこのあと早速移住するための準備がありますのでお暇させてもらいたいのですがよろしいでしょうか》とお伺いを立てると
《ええ。あそこの地は必要なものが全くないから、準備は大切よ》そういってもらえたので私は村長宅を離れた。

急いで師匠の家へ行くと、
【師匠!!急いで窯や炉を作るためのレンガを用意しなければならないんです。手伝ってもらえますか?】
【どうした?モルトのところに行ったんじゃないのか?】
【私、村長の推薦で村を出て別なところに居を構えることにになったんですが、そこにはこれから集落ができるため、何もないのだそうです】
【そうか。私はまだ注文の品ができていないので手を貸せないが、お前の兄弟弟子であるセリアやラントに声をかけてやるから待っって色。ところで、そこに行くのに期限は?】
【いけない。聞くのを忘れた】
【仕方がないな。他の奴らにも声を賭けて最優先で集めるから待って俺。あと、ギルドにも顔を出せよ。必要な鉱物も持たせてもらえるだろう】そういって私の兄弟弟子に声をかけてくれるとギルドに行ってくると言って出て行った。


~~~~~~~~~~~~~~~~
長くなりそうなので一回切ります
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