王子さまの首いただきますっ! ~転生したらフェチがひどくなってるんですけど どうしたらよいでしょうか(泣)

詩音

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新しいお友達

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チワちゃん!顔に似合わずグロい本が好きなのかしら?

何にしても、この本は絶対に女の子に勧める本じゃないわ!

内臓には1ミリの興味もないけれど、こんなに可愛いチワちゃんが勧めてくれているんだもの…仕方がない!
覚悟を決めた私はチワちゃんから本を受け取った。

へぇ~、ちゃんと筋肉とかしっかり繊維まで書かれてるのねぇ。
内臓なんて3Dみたいだし!
リアル感が凄すぎてグロくなっちゃってるわね。
とは言え、絵自体はすごーく上手だわ!


「すごく繊細に描かれているのですね!何で描いているのかしら…」

「…解剖図とか見ても嫌がらないんですね!!こんな事初めてです!」

そう言うとチワちゃんは本ごと、嬉しそうに私の手を両手で握りしめた。

おぉう!そんなに嬉しかったのね。
今まで嫌がられてたのにあのキラキラ笑顔で勧めてくるチワちゃんのメンタルよ!


「ふふっ。少し驚きましたけど、嫌ではないですよ?絵もとても綺麗でしたし。でも、女性に勧めるなら絵画などの本が良いかもしれませんね。」


「なるほど~!次からはそうしてみますね!あの…その…僕こんな感じなので中々友人ができなくて…良かったら友人になって貰えませんか?」


「もちろんです!こちらこそ仲良くして頂けたら嬉しいですわ!私の事はアリスとお呼びくださいませ。」


「本当ですか!?嬉しいです!では、僕の事もポールとお呼び下さい!アリス様。」


「これから宜しくお願い致します!ポール様。では、私も本を選んできますわね。」


ニコニコお話してくれるチワちゃんが可愛すぎるわ!
思いがけずにお友達ゲットですわ!

ひとまず解剖図をチワちゃんに返して、ウキウキした気持ちのまま本棚へ向かった。


本棚にを見てみると色々な本が並んでいた。
ふむふむ。どんな本があるのかしら?

『森羅万象』
『世界地図』
『歴史と文化』

ん~、固いタイトルばっかりだわ。
下の方はどうかな?

『男を虜にする1000の法則』
『人に好かれる話し方と嫌われる話し方』
『男の胃袋を掴む料理100選』


下段凄いわ!
気になる本ばかりじゃない!!
この本を買い付けた人はきっと誰かに恋をしているのね。

でもこんなのチワちゃんの前で読めないわ。
時間があったらここの本を借りれないか先生に聞いてみましょう!

他には何があるかしら…

『ハジメテノ呪い』
『学園七不思議』
『実録!犯罪史』


…怖っ!!
何『ハジメテノ呪い』って!

この本棚にはちょうど良い本置いてないのかしら??
と言うか、どこにでもあるのね『学園七不思議』って…懐かしい響きだわ。


 そのあと何とか無難そうな植物の本を探しだした私は、コーナー様の斜め前のソファーに座り本を読む振りを始めた。

なぜ振りかって?
もちろん挨拶を思い出すためよ!


チワちゃんも本を再開したみたいで、あの解剖図の本をとても熱心に読んでいる。
人物と本のギャップが凄いわね。


さてさて、私も真面目に思い出さないとね!


それからしばらくは静かに時が流れ、リラックス出来たお陰か、お兄様が考えてくださった挨拶文を何とか思い出す事ができた。


ふぅ~危なかったぁ!
これで何とか恥をかかずに済みそうね!


コンコン


扉を叩く音がしたのでそちらに目を向ける。



「やぁ!また会ったね!アリス嬢。」



天使様ーーーーーーーーーー!!!!!!!







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