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オープニング
01.主の説明
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選択は重要だ。
その答えが、何であろうと私達は
選択しなければならない。
さあどうする、もはや時間はない。
当然、私の答えは……
さあ、夢の中だ。
夢は現実とは違い法則と言えるような法則は、
無い。
「……」
少女よ、これはお前がした選択なのだ。
選択した覚えは無い?
ここが、どこかわからない?
さっき言っただろう?
ここは夢の中だ。
それ以外ではない。
私はこれで失礼する。
では残り、八時間。
お楽しみを
ここは夢の中だ。想像していた場所とは違う
「……うわぁ……」
ここに来るまでは夢の中は真っ暗の空間だと思っていた。
何もなく。暗黒の闇の中にただ一人だと思っていた。
実際は違った。いつもどおりの病院、
病室であり、花瓶や、医療器具などがあり、
私はベッドで寝ていた。
ただ、世界はとても青白かった。
現実であれば恐らく眩しさに目をやられ、ベッドから動かなかっただろう。
私は体を起こし、ベッドから出た。
いや、わたしは自らの意思で起きたのではなかった。無意識にいつもどおりの日常を体が行動していた。
「このままだと、夢に飲み込まれちゃう」
だが、恐怖など無い。なぜだか、先程から心地がいいのだ。
「体が軽い。」
少女は自分の手足がすごく軽くなっているように感じる。
自分の体の重さなど気にならない重さであった。
しかし少女の体はとても細かった。
それが、少女が重い病気を患っていることを再確認させてくれる。
少女にとってはそれが普通である。
普通の人間とは違うのだ。
この病室には何があるかと少女は心を踊らせた。
好奇心を刺激されたかのように、いつもと同じ病室を何かないかと宛もなく探し続ける。
「何も無かった……」
当然といえば当然。中に何があるのかは知っているのだから。服などは夢の中ではなんの役にもたたないと思っていたからだ。
「夢の中はどんな感じになっているのかな」
少女の好奇心は止まらない。
そして少女はふと気づく。
ここはいつもの病室ではあるものの誰もいないことが分かった。
いつもの病室は個室ではないのだ。
看護師さんや先生がいなくても入院している誰かがいるのだ。
「ルーク……」
その名前をふと呟いた。
仲の良い友達なのだろうか。
「あ……」
ルークがいつも寝ていると思われるベッドの近くに少女は、立った。
写真立てがある。写真にはルークと両親が笑顔で写っていると思っていた。しかしルークはいつもどおり写っていた。
両親がいない。空いてしまった空間には青空が写っていた。
ふと、ルークに会いたくなった。
いつもの光景を思い出し、ルークという人物を鮮明に思い出していた。
扉が開いた。そうだ起きてから大体この時間はルークが私を呼びに来る。
「コノハ、おはよう!!」
元気のいい声が聞こえる。
ルークであった。
水色の髪をした少年。ルークだった。
「お、おはよう」
私はいつもどおりの挨拶を返す。
正直、彼の声には憧れている。
私もいつか大きな声を出したい。
元気よく声を出したい。
とまぁ、そんなこと考えてもルークも病人であり、入院している。
私よりも軽い病気なだけかもしれないし、骨折などの怪我かもしれない。
ルークの入院している理由はコノハは知らなかった。
「早く、ご飯食べに行こうよ」
この病院には食堂がある。
歩ける患者はみんなそこでご飯を食べている。
歩けない患者はそれぞれの病室にご飯を運んで来る。
当然ながら私は病室にご飯を運んでもらっていた。
しかしルークはそんな私をお構いなしに食堂へ連れて行ったことがある。
そこからというのも食事が喉を通らない時以外はルークと一緒に食堂へ食事しにいく。
「うん」
ルークと私は病室から出た。
ただ走り回ることはない。ルークは私が走れないことは知っている。
二人は手を繋ぎながら食堂へ向かった。
「今日のご飯は何かな?」
「私はオムライスがいいかな」
「コノハは本当にオムライスが好きだね」
「うん」
自然と笑顔になる。やはり食事は心を穏やかにさせてくれる。こんなに楽しいことはなかなか無い。特に誰かと喋りながらの食事は至福である。
そんな話をしていると食堂についた
ルークが指を指し、私に
「今日はオムライスがあるよ」
「ホント!?」
病院食はほとんど野菜ばっかりで正直美味しく無い。
ルークが私の代わりに食事を取ってきてくれる。
いつもの事だが、正直申し訳なく思う。
だって同い年なのにこんなにやってくれるなんて。
「ねぇ、なんでルークは色んなことをやってくれるの?」
「う~ん、なんでかな。なんかやらないといけないみたいなやりたいって感じかな」
「そうなの?でも私はルークに何もしてあげれてないよ」
「そういうもんじゃない?あとコノハは僕より重い病気だし」
「そう」
オムライスを口に運ぶ
やはり美味しい。
あっという間に一皿を食べてしまった。
しかしお腹はまだ一杯にならない。
もう一杯、もう一杯といつもは食べれない量を食べていった。
私がこんなに食べられるはずがない
そんな疑問が出てきた。
ふと周りを見渡す。
私とルーク以外は誰もいない。
この広い食堂でこの二人以外は誰もいない。
ああ、やはりここは夢の世界なのだ。
青白い世界の食堂でオムライスを食べたのをやめた。
その答えが、何であろうと私達は
選択しなければならない。
さあどうする、もはや時間はない。
当然、私の答えは……
さあ、夢の中だ。
夢は現実とは違い法則と言えるような法則は、
無い。
「……」
少女よ、これはお前がした選択なのだ。
選択した覚えは無い?
ここが、どこかわからない?
さっき言っただろう?
ここは夢の中だ。
それ以外ではない。
私はこれで失礼する。
では残り、八時間。
お楽しみを
ここは夢の中だ。想像していた場所とは違う
「……うわぁ……」
ここに来るまでは夢の中は真っ暗の空間だと思っていた。
何もなく。暗黒の闇の中にただ一人だと思っていた。
実際は違った。いつもどおりの病院、
病室であり、花瓶や、医療器具などがあり、
私はベッドで寝ていた。
ただ、世界はとても青白かった。
現実であれば恐らく眩しさに目をやられ、ベッドから動かなかっただろう。
私は体を起こし、ベッドから出た。
いや、わたしは自らの意思で起きたのではなかった。無意識にいつもどおりの日常を体が行動していた。
「このままだと、夢に飲み込まれちゃう」
だが、恐怖など無い。なぜだか、先程から心地がいいのだ。
「体が軽い。」
少女は自分の手足がすごく軽くなっているように感じる。
自分の体の重さなど気にならない重さであった。
しかし少女の体はとても細かった。
それが、少女が重い病気を患っていることを再確認させてくれる。
少女にとってはそれが普通である。
普通の人間とは違うのだ。
この病室には何があるかと少女は心を踊らせた。
好奇心を刺激されたかのように、いつもと同じ病室を何かないかと宛もなく探し続ける。
「何も無かった……」
当然といえば当然。中に何があるのかは知っているのだから。服などは夢の中ではなんの役にもたたないと思っていたからだ。
「夢の中はどんな感じになっているのかな」
少女の好奇心は止まらない。
そして少女はふと気づく。
ここはいつもの病室ではあるものの誰もいないことが分かった。
いつもの病室は個室ではないのだ。
看護師さんや先生がいなくても入院している誰かがいるのだ。
「ルーク……」
その名前をふと呟いた。
仲の良い友達なのだろうか。
「あ……」
ルークがいつも寝ていると思われるベッドの近くに少女は、立った。
写真立てがある。写真にはルークと両親が笑顔で写っていると思っていた。しかしルークはいつもどおり写っていた。
両親がいない。空いてしまった空間には青空が写っていた。
ふと、ルークに会いたくなった。
いつもの光景を思い出し、ルークという人物を鮮明に思い出していた。
扉が開いた。そうだ起きてから大体この時間はルークが私を呼びに来る。
「コノハ、おはよう!!」
元気のいい声が聞こえる。
ルークであった。
水色の髪をした少年。ルークだった。
「お、おはよう」
私はいつもどおりの挨拶を返す。
正直、彼の声には憧れている。
私もいつか大きな声を出したい。
元気よく声を出したい。
とまぁ、そんなこと考えてもルークも病人であり、入院している。
私よりも軽い病気なだけかもしれないし、骨折などの怪我かもしれない。
ルークの入院している理由はコノハは知らなかった。
「早く、ご飯食べに行こうよ」
この病院には食堂がある。
歩ける患者はみんなそこでご飯を食べている。
歩けない患者はそれぞれの病室にご飯を運んで来る。
当然ながら私は病室にご飯を運んでもらっていた。
しかしルークはそんな私をお構いなしに食堂へ連れて行ったことがある。
そこからというのも食事が喉を通らない時以外はルークと一緒に食堂へ食事しにいく。
「うん」
ルークと私は病室から出た。
ただ走り回ることはない。ルークは私が走れないことは知っている。
二人は手を繋ぎながら食堂へ向かった。
「今日のご飯は何かな?」
「私はオムライスがいいかな」
「コノハは本当にオムライスが好きだね」
「うん」
自然と笑顔になる。やはり食事は心を穏やかにさせてくれる。こんなに楽しいことはなかなか無い。特に誰かと喋りながらの食事は至福である。
そんな話をしていると食堂についた
ルークが指を指し、私に
「今日はオムライスがあるよ」
「ホント!?」
病院食はほとんど野菜ばっかりで正直美味しく無い。
ルークが私の代わりに食事を取ってきてくれる。
いつもの事だが、正直申し訳なく思う。
だって同い年なのにこんなにやってくれるなんて。
「ねぇ、なんでルークは色んなことをやってくれるの?」
「う~ん、なんでかな。なんかやらないといけないみたいなやりたいって感じかな」
「そうなの?でも私はルークに何もしてあげれてないよ」
「そういうもんじゃない?あとコノハは僕より重い病気だし」
「そう」
オムライスを口に運ぶ
やはり美味しい。
あっという間に一皿を食べてしまった。
しかしお腹はまだ一杯にならない。
もう一杯、もう一杯といつもは食べれない量を食べていった。
私がこんなに食べられるはずがない
そんな疑問が出てきた。
ふと周りを見渡す。
私とルーク以外は誰もいない。
この広い食堂でこの二人以外は誰もいない。
ああ、やはりここは夢の世界なのだ。
青白い世界の食堂でオムライスを食べたのをやめた。
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