2 / 6
オープニング
02.夢に食われた
しおりを挟む
オムライスを食べていた私はスプーンをおき、周りの状況で気分が悪くなった。
私はいつの間にか夢に飲み込まれていた。いつのまにかいつも通りの日常を送っていたと勘違いをしていたのだ。
とはいってもここはやはり夢だと気づいただけで状況は変わらない。
「どうしたの?」
ルークが……ルークと似ている人は私にそう聞いてきた。
「う、ううん。なんでもない」
夢の中なのになぜこんなにも戸惑っているのだろう。
「どうしてなのかな」
私の中に疑問ができた。
私はなぜオムライスを食べているのか。
私はなぜルークがさっきオムライスを持ってきてくれたことを覚えていないのか。
私はなぜ回りに誰もいないことに気がついてなかったのか。
私はなぜルーク以外のことは気にしていなかったのか。
このルークは?オムライスをたくさん食べても気が付かなかったのは?……
私はどうして夢の中で意識がはっきりとしているのか。
夢というのは無意識で見るものだと思っていた。それが何故だろう。今日はずいぶんと現実的な夢を見させてくれる。
『現実』の文字が頭に思い浮かべた瞬間。頭と胸が痛み出した。最初はわずかな痛みだった。
しかし瞬時にこの体を切り避けられそうな痛みに襲われた。
鎮痛剤の効果が切れたのだ。いやそんなことよりも早くナースコールを
もはや何も考えられない頭が痛みでパンクしそうだ。
「うわあああぁぁぁ!!」
叫んでしまった。まだ夢の中だ。だがここは食堂ではなくなっている。
ルークもいない、真っ暗だ。痛みが続く……
現実時間、06/16 2:30
少女は痛みとともに起き上がり、叫び声をあげた。
「大丈夫ですか!!」
看護師さんの声が聞こえた。これで痛みからさよならできると思いわずかに安堵した。
私が再び起きたのは17:30頃だと思う。
鏡で私の顔を見るといつも通りのひどい有様だ。
くまができていて頬がかなりやつれている。おそらく気のせいだと思うがさらにやせていると思う。
皮と骨しかないこの体で一体どこにやせる部分があるのかは分からない。
だが確かにやせている感じがしている。
「ひどい顔だ……」
思わず声が出てしまった。体が悲鳴を上げていることを見た目だけで分かるのはこういうことなのだろうか?
さすがに今日はルークは私のところには来ない。
おそらく夜中に騒ぎがあったことから気を使ってこっちにはこないのだろう。
「はあ」
と思わずため息が出た。せずにはいられなかった。
「どうしてなのかな」
少女は再び就寝しようとしたが考え事をした。
ずっとベッドの上で寝ている少女は本や考える時間はたくさんあった。
昨日見た夢と現実で違うことは多くある。
まず私は個室だった。
ルークが私の部屋に来るという認識をしていたのは自分の病室から私の病室に来ていたからだ。
そして私は動けない。頭と心臓にそれぞれ別の病気があることが分かった。
動こうとしたらまた今日のようになってしまう。
私は『コノハ』という名前ではない。だとしたら私の名前は一体何なのだろうか。
自分の名前が分からないなんて悲しく思えてきた。
確実に私のだと思っていた名前以外の名前を言っていたのは確かだったからだ。
あの時どうして私はわずかに意識が起きてしまったのだろう。
愚かかは分からないが自分のことを恨むようになった。
この自分ではどうしようもないこのもやもやした気持ちは一体どうしたらいいのだろうか。
こんな時、誰かがいたらこのもやもやした気持ちはなくなるのだろうか……
「ルーク……」
弱弱しい声で彼の名前を言ってしまった。
涙を流しながら、自分はなんとこうも弱くなってしまったのだろうか。
あの扉から昨日の夢見たく元気な声で私をどこかに連れて行ってくれないだろうか。
そんなことはまさに夢のような話だ。そんなに都合よく物事が進むわけがない。
叶えられないことは叶えられない。
夢は見るだけのものなのだ。
涙が出てきた。私以外の人はこんな生活は送らない。おそらく学校行って友達と遊んで好きなご飯をたくさん食べて、友達とたくさん遊んだりして、家に帰ったら宿題やったり、本読んだりしてたくさん寝て、何不自由ない体でまた幸せな日常を送るんだろうなと思った。
「何やってんの?」
「ルーク!!」
またこの青白い世界だ。つまり夢の中にまたきたわけだ。
この夢の中でもいい、私はルークに会えることが幸せなのだと分かった。
私はいつの間にか夢に飲み込まれていた。いつのまにかいつも通りの日常を送っていたと勘違いをしていたのだ。
とはいってもここはやはり夢だと気づいただけで状況は変わらない。
「どうしたの?」
ルークが……ルークと似ている人は私にそう聞いてきた。
「う、ううん。なんでもない」
夢の中なのになぜこんなにも戸惑っているのだろう。
「どうしてなのかな」
私の中に疑問ができた。
私はなぜオムライスを食べているのか。
私はなぜルークがさっきオムライスを持ってきてくれたことを覚えていないのか。
私はなぜ回りに誰もいないことに気がついてなかったのか。
私はなぜルーク以外のことは気にしていなかったのか。
このルークは?オムライスをたくさん食べても気が付かなかったのは?……
私はどうして夢の中で意識がはっきりとしているのか。
夢というのは無意識で見るものだと思っていた。それが何故だろう。今日はずいぶんと現実的な夢を見させてくれる。
『現実』の文字が頭に思い浮かべた瞬間。頭と胸が痛み出した。最初はわずかな痛みだった。
しかし瞬時にこの体を切り避けられそうな痛みに襲われた。
鎮痛剤の効果が切れたのだ。いやそんなことよりも早くナースコールを
もはや何も考えられない頭が痛みでパンクしそうだ。
「うわあああぁぁぁ!!」
叫んでしまった。まだ夢の中だ。だがここは食堂ではなくなっている。
ルークもいない、真っ暗だ。痛みが続く……
現実時間、06/16 2:30
少女は痛みとともに起き上がり、叫び声をあげた。
「大丈夫ですか!!」
看護師さんの声が聞こえた。これで痛みからさよならできると思いわずかに安堵した。
私が再び起きたのは17:30頃だと思う。
鏡で私の顔を見るといつも通りのひどい有様だ。
くまができていて頬がかなりやつれている。おそらく気のせいだと思うがさらにやせていると思う。
皮と骨しかないこの体で一体どこにやせる部分があるのかは分からない。
だが確かにやせている感じがしている。
「ひどい顔だ……」
思わず声が出てしまった。体が悲鳴を上げていることを見た目だけで分かるのはこういうことなのだろうか?
さすがに今日はルークは私のところには来ない。
おそらく夜中に騒ぎがあったことから気を使ってこっちにはこないのだろう。
「はあ」
と思わずため息が出た。せずにはいられなかった。
「どうしてなのかな」
少女は再び就寝しようとしたが考え事をした。
ずっとベッドの上で寝ている少女は本や考える時間はたくさんあった。
昨日見た夢と現実で違うことは多くある。
まず私は個室だった。
ルークが私の部屋に来るという認識をしていたのは自分の病室から私の病室に来ていたからだ。
そして私は動けない。頭と心臓にそれぞれ別の病気があることが分かった。
動こうとしたらまた今日のようになってしまう。
私は『コノハ』という名前ではない。だとしたら私の名前は一体何なのだろうか。
自分の名前が分からないなんて悲しく思えてきた。
確実に私のだと思っていた名前以外の名前を言っていたのは確かだったからだ。
あの時どうして私はわずかに意識が起きてしまったのだろう。
愚かかは分からないが自分のことを恨むようになった。
この自分ではどうしようもないこのもやもやした気持ちは一体どうしたらいいのだろうか。
こんな時、誰かがいたらこのもやもやした気持ちはなくなるのだろうか……
「ルーク……」
弱弱しい声で彼の名前を言ってしまった。
涙を流しながら、自分はなんとこうも弱くなってしまったのだろうか。
あの扉から昨日の夢見たく元気な声で私をどこかに連れて行ってくれないだろうか。
そんなことはまさに夢のような話だ。そんなに都合よく物事が進むわけがない。
叶えられないことは叶えられない。
夢は見るだけのものなのだ。
涙が出てきた。私以外の人はこんな生活は送らない。おそらく学校行って友達と遊んで好きなご飯をたくさん食べて、友達とたくさん遊んだりして、家に帰ったら宿題やったり、本読んだりしてたくさん寝て、何不自由ない体でまた幸せな日常を送るんだろうなと思った。
「何やってんの?」
「ルーク!!」
またこの青白い世界だ。つまり夢の中にまたきたわけだ。
この夢の中でもいい、私はルークに会えることが幸せなのだと分かった。
0
あなたにおすすめの小説
使い捨て聖女の反乱
あんど もあ
ファンタジー
聖女のアネットは、王子の婚約者となり、瘴気の浄化に忙しい日々だ。 やっと浄化を終えると、案の定アネットは聖女の地位をはく奪されて王都から出ていくよう命じられるが…。 ※タイトルが大げさですがコメディです。
愛人を選んだ夫を捨てたら、元婚約者の公爵に捕まりました
由香
恋愛
伯爵夫人リュシエンヌは、夫が公然と愛人を囲う結婚生活を送っていた。
尽くしても感謝されず、妻としての役割だけを求められる日々。
けれど彼女は、泣きわめくことも縋ることもなく、静かに離婚を選ぶ。
そうして“捨てられた妻”になったはずの彼女の前に現れたのは、かつて婚約していた元婚約者――冷静沈着で有能な公爵セドリックだった。
再会とともに始まるのは、彼女の価値を正しく理解し、決して手放さない男による溺愛の日々。
一方、彼女を失った元夫は、妻が担っていたすべてを失い、社会的にも転落していく。
“尽くすだけの妻”から、“選ばれ、守られる女性”へ。
静かに離婚しただけなのに、
なぜか元婚約者の公爵に捕まりました。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
「『お前に書く手紙などない』と言った婚約者へ、私は7年間手紙を書き続けた——ただし、届け先は別の人でした」
歩人
ファンタジー
辺境伯令嬢リゼットは、婚約者に7年間手紙を書き続けた。返事は一度もなかった。
「お前に書く手紙などない。顔も覚えていない」——婚約破棄。しかしリゼットは
泣かなかった。手紙の本当の届け先は、最初から別にあったから。前世の情報分析
能力で辺境の異変を読み解き、暗号として織り込んだ7年分の手紙。それを受け取り
続けていたのは第一王子。リゼットは誰にも知られず、王国を守っていた。
婚約破棄の翌朝、王子からの手紙が届く。「7年間、ありがとう。迎えに行く」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる