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pizzeman

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It doesn't matter if the world allows it! Kill you! ! 03-2

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「今なんと言った?私の父親とお前が同じ部族だと?」

「はい」

「ひとつ……お前にいい事を教えてやろう。私の父親は一万三千年前に殺されている。そんなことは私は信じられない。帰ってくれ」

「私一人ではこのことを証明することはできません。怪我をしている中申し訳ありませんが、どうか私についてきていただけませんか?」

そういいながら鬼羅はシュティーナに頭を下げた。

「いいだろう。ところでお前は空を飛べるのか?」

「無理です。私達は人間です」

「……そうか。場所は?」

「この島から東南へ移動して3つ目の島、『コークフック島』です」

 出発は昼頃になっていた。シュティーナたちがいた小型船にはわずかな食料と武器だけがあった。船の操縦は魔物がしていた。煙のような体を上手く変形させてハンドルを握っていた。

「なかなか器用な魔物ですね。名前は何ですか?」

「私には名前はない」

魔物が答える。目や口が無いせいで表情が何一つわからなかった。というかどこ向いてしゃべっているのだろう?

「そ、そうですか」

「私はあまりしゃべることは得意ではない。他を当ってくれ」

そう言われ鬼羅はシュティーナの元へ向かった。

だが、シュティーナは武器の手入れをしていた。他の乗客は誰もいなかった。諦めて鬼羅は海を眺めていた。透き通るような海では魚が泳いでいた。自分たちと違い、呑気に生きてるなと鬼羅は安堵したような表情を浮かべる。

 一時間した頃ぐらいだろうか。船が止まった。シュティーナが外を見ると魔物が話しかけてきた。

「ここから先はこの船ではいけません」

「そうか……困ったな。おい鬼羅」

「はい、な、何でしょう?」

話しかけられると思っていなかったんだろうか?驚いたように返事をする。

「お前はどうやって私達の島まで来たんだ?」

「それはルイ・ヴィ・ヴァレッジ様がこちらに船を止めていただいたからです」

「ということはここまでは?」

「歩きできました」

「すごいな、周りは森で覆われていてこの目の前にある川は細いがかなり深いぞ」

「ええ、ですから木の上を歩いたりしました」

「そうか」

「以下がなさいます?」

「どうもこうも、私は正直汚れるのが嫌なんだ。というわけで『she』。頼むぞ」

「了解」

魔物は煙の状態から姿を変えた。

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