39 / 202
第一章
真実と邂逅
しおりを挟む
閉じた門を振り返って見て、何が起きたのかトーマ達は困惑しグリムのほうに振り向く
「さぁて、トーマ!テメーとそこの女!オメェらを帝国に連れて行く!」
「――!」
「ウチ?」
「テメーじゃね~!……まあテメーも連れてってもいいけどな……別に……」
――グリム……なんか憎めん……しかしやっぱそうなるよな~――
「グリム悪いけど帝国に行く気ははないんだよ、その鏡だけ持って帰ってくれる?」
「貴様~!敵と戦わずに済むと思うのか!」
「いや~テメーが「アゥフ」になっちまったらしいからな~……帝国はテメーを必要としている」
「な!っこの小僧が「アゥフ」だと!」
「帝国に「アゥフ」が必要ならエリィは連れて行かなくていいだろう?」
「この娘はアッシュハート家だ!グリディアを裏切ることはない!」
「その女の持つ「オーパーツ」が必要なんだとよ~知らんけど」
「なんだと!貴様ら帝国が何故そのことを!」
「……時がどうとか言ってたなレイジンが、オレが「アゥフ」になったからオレが必要だとする……「オーパーツ」はいずれ「時が来たら奪う」つもりだったが「神託者」であるエリィが持ってないといけない……という事は……帝国が必要としている物は「三種の神器」「オーパーツ」「アゥフ」……ということか……「アゥフ」が現れたから慌てて予定を繰り上げた……とか?」
トーマとグリムはズークが喋っているにもかかわらず二人だけで会話している
――急に予定を変えたってことはオレが「アゥフ」に成りつつあることを知っている人物が工作員!……だとしたらやっぱり「マイメロ」さん!?――
「……トーマ……テメ~頭がいろいろ回るようだな……オレはよくわからん、ただテメーが行かないっつてもチカラずくで連れて行くんだけどな!」
グリムの顔色が変わり、闘気が満ちている
「テメーとは戦ってみたかったんだ!殺さね~程度に痛めつけてやる!」
「マジかよ……」
「オレは魔将校六席グリム・フォレスト!」
「トーマくん!」
「トーマっち!グリムんをぶっ飛ばせ!」
「魔将校だと!我は退くぞ」
トーマは周りを巻き込まないようにグリムの左側に旋回し距離を取る
冒険者トーマvs魔将校六席グリム・フォレスト
――魔将校ってことはレイジンと同じくらい?――
グリムの武器は槍、トーマは大剣により間合いの取り方が難しい
基本的に戦いにおいて槍のほうが有利だと言われており、戦争では状況にもよるが槍を使う兵士が多い
一対一でもそれは同じ、圧倒的なリーチの差がある
トーマは依頼の時にグリムの動きを見ている
全力を出していなかったとはいえトーマの中ではある程度グリムの実力を把握している
トーマはグリムに対して勝つつもりはあまり考えていなかった、出来れば時間を稼いでシュンカが戻るのを待ちたいと考える
大剣としては相手の攻撃をかいくぐりカウンターを狙いたい、トーマは魔力を体に巡らせ相手の出方を待つ
「行くぜ!槍が最強だ!」
グリムは凄まじい速さで槍を回し始めた
片手で回す槍はその先端が見えないほどの速さでトーマとの距離を詰める
高速で回る槍から振り下ろされる一振りを躱しカウンターでグリムの足に一閃入れる刹那、トーマの肩に衝撃が走る!
たまらず体を捻り間合いを取る
――痛~これが槍か!躱しても持ち手の柄のほうで殴られるんだ!師匠と槍の訓練しとくんだった……――
「オラオラどうした~そんなもんじゃね~だろが!」
グリムが地面を蹴り一瞬で槍の間合いに詰めて振り抜く!
トーマは魔力巡りを目に集中させる、紙一重で躱しニ撃目を躱すが血飛沫が舞う!
――なっ!三箇所斬られた!――
「トーマくん!」「トーマっち~!」
トーマから血飛沫が舞い、エリィとコーラルはトーマのもとに向かおうとするがトーマは来るなと手で制す
「強えぇ~グリム……でもおもしれ~」
トーマの魔力が膨れ上がる!
体に魔力を巡らせエンジンをかける!
蒸気が身体中を覆う!
「おお~そう来なくっちゃ~やっと本気出すのかよ!エンジンかかるのおせ~よ!」
グリムの一振りには二振り三振りの斬撃がある
柄の部分の攻撃を合わせるとその倍以上の攻撃に及ぶ
グリムが突っ込み、回る槍から無数の攻撃がトーマを襲う!
防御も兼ね備えた攻撃に隙はない!
「人間相手に真剣使うの初めてだから死ぬなよグリム!」
「舐めんな~!」
二人の間に血の雨が降る!全てトーマの血だ!
「マジかよ!」
ジリジリ下がるのはグリムだった!
全ての攻撃を敢えて少しかすめて槍の軌道を読み間合いを詰める!
――あと一センチ……入った――
凄まじい一閃がグリムを捉える!
「ぐっ!」
グリムの胸の肉を切り裂く一撃!
一撃の衝撃に吹き飛ぶグリムは倒れず片膝をつき俯くと地面に血が流れ落ちる
しかしトーマも切り傷だらけの血まみれ状態で片膝をついた
「――っ」
「さぁて、トーマ!テメーとそこの女!オメェらを帝国に連れて行く!」
「――!」
「ウチ?」
「テメーじゃね~!……まあテメーも連れてってもいいけどな……別に……」
――グリム……なんか憎めん……しかしやっぱそうなるよな~――
「グリム悪いけど帝国に行く気ははないんだよ、その鏡だけ持って帰ってくれる?」
「貴様~!敵と戦わずに済むと思うのか!」
「いや~テメーが「アゥフ」になっちまったらしいからな~……帝国はテメーを必要としている」
「な!っこの小僧が「アゥフ」だと!」
「帝国に「アゥフ」が必要ならエリィは連れて行かなくていいだろう?」
「この娘はアッシュハート家だ!グリディアを裏切ることはない!」
「その女の持つ「オーパーツ」が必要なんだとよ~知らんけど」
「なんだと!貴様ら帝国が何故そのことを!」
「……時がどうとか言ってたなレイジンが、オレが「アゥフ」になったからオレが必要だとする……「オーパーツ」はいずれ「時が来たら奪う」つもりだったが「神託者」であるエリィが持ってないといけない……という事は……帝国が必要としている物は「三種の神器」「オーパーツ」「アゥフ」……ということか……「アゥフ」が現れたから慌てて予定を繰り上げた……とか?」
トーマとグリムはズークが喋っているにもかかわらず二人だけで会話している
――急に予定を変えたってことはオレが「アゥフ」に成りつつあることを知っている人物が工作員!……だとしたらやっぱり「マイメロ」さん!?――
「……トーマ……テメ~頭がいろいろ回るようだな……オレはよくわからん、ただテメーが行かないっつてもチカラずくで連れて行くんだけどな!」
グリムの顔色が変わり、闘気が満ちている
「テメーとは戦ってみたかったんだ!殺さね~程度に痛めつけてやる!」
「マジかよ……」
「オレは魔将校六席グリム・フォレスト!」
「トーマくん!」
「トーマっち!グリムんをぶっ飛ばせ!」
「魔将校だと!我は退くぞ」
トーマは周りを巻き込まないようにグリムの左側に旋回し距離を取る
冒険者トーマvs魔将校六席グリム・フォレスト
――魔将校ってことはレイジンと同じくらい?――
グリムの武器は槍、トーマは大剣により間合いの取り方が難しい
基本的に戦いにおいて槍のほうが有利だと言われており、戦争では状況にもよるが槍を使う兵士が多い
一対一でもそれは同じ、圧倒的なリーチの差がある
トーマは依頼の時にグリムの動きを見ている
全力を出していなかったとはいえトーマの中ではある程度グリムの実力を把握している
トーマはグリムに対して勝つつもりはあまり考えていなかった、出来れば時間を稼いでシュンカが戻るのを待ちたいと考える
大剣としては相手の攻撃をかいくぐりカウンターを狙いたい、トーマは魔力を体に巡らせ相手の出方を待つ
「行くぜ!槍が最強だ!」
グリムは凄まじい速さで槍を回し始めた
片手で回す槍はその先端が見えないほどの速さでトーマとの距離を詰める
高速で回る槍から振り下ろされる一振りを躱しカウンターでグリムの足に一閃入れる刹那、トーマの肩に衝撃が走る!
たまらず体を捻り間合いを取る
――痛~これが槍か!躱しても持ち手の柄のほうで殴られるんだ!師匠と槍の訓練しとくんだった……――
「オラオラどうした~そんなもんじゃね~だろが!」
グリムが地面を蹴り一瞬で槍の間合いに詰めて振り抜く!
トーマは魔力巡りを目に集中させる、紙一重で躱しニ撃目を躱すが血飛沫が舞う!
――なっ!三箇所斬られた!――
「トーマくん!」「トーマっち~!」
トーマから血飛沫が舞い、エリィとコーラルはトーマのもとに向かおうとするがトーマは来るなと手で制す
「強えぇ~グリム……でもおもしれ~」
トーマの魔力が膨れ上がる!
体に魔力を巡らせエンジンをかける!
蒸気が身体中を覆う!
「おお~そう来なくっちゃ~やっと本気出すのかよ!エンジンかかるのおせ~よ!」
グリムの一振りには二振り三振りの斬撃がある
柄の部分の攻撃を合わせるとその倍以上の攻撃に及ぶ
グリムが突っ込み、回る槍から無数の攻撃がトーマを襲う!
防御も兼ね備えた攻撃に隙はない!
「人間相手に真剣使うの初めてだから死ぬなよグリム!」
「舐めんな~!」
二人の間に血の雨が降る!全てトーマの血だ!
「マジかよ!」
ジリジリ下がるのはグリムだった!
全ての攻撃を敢えて少しかすめて槍の軌道を読み間合いを詰める!
――あと一センチ……入った――
凄まじい一閃がグリムを捉える!
「ぐっ!」
グリムの胸の肉を切り裂く一撃!
一撃の衝撃に吹き飛ぶグリムは倒れず片膝をつき俯くと地面に血が流れ落ちる
しかしトーマも切り傷だらけの血まみれ状態で片膝をついた
「――っ」
1
あなたにおすすめの小説
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
しがない電気屋のおっさん、異世界で家電召喚ライフしてたら民から神格化され魔王から狙われる
長月 鳥
ファンタジー
町の電気屋として細々と暮らしていた俺、轟電次郎(とどろき でんじろう)。
ある日、感電事故であっけなく人生終了──のはずが、目を覚ましたら異世界だった。
そこは魔法がすべての世界。
スマホも、ドライヤーも、炊飯器も、どこにもない。
でもなぜか俺だけは、“電力を生み出し家電を召喚できる”という特異体質を持っていて──
「ちょっと暮らしやすくなればそれでいい」
そんなつもりで始めた異世界ライフだったのに……
家電の便利さがバレて、王族に囲まれ、魔導士に拉致され、気が付けば──
「この男こそ、我らの神(インフラ)である!」
えぇ……なんでそうなるの!?
電気と生活の知恵で異世界を変える、
元・電気屋おっさんのドタバタ英雄(?)譚!
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
