LABIS TRIP〜ラビストリップ〜異世界啓発冒険譚

ろきそダあきね

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第二章

騎士長ビリジアン・マグウェルvs真田剣神

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「待たせてしまって申し訳ない、エルフの里を守ってくれて感謝する」

「……誰なソ?……騎士団?」
 コーラルは先陣を切る男の後ろから騎士団が現れてようやく理解する

「あとは任せて欲しい」
 ビリジアンはコーラルにそう言ってオリーブのほうに歩み寄る

「オリーブ様……よくぞご無事で……」
「ビリジアン様!イルミナ様が私を庇って大怪我を……それに様子が……」
 オリーブが慌てた様子でビリジアンに伝える

 イルミナの傷は塞がったが何やら衰弱していっているようなのだ
「呪い!?これは……傷口があった所に瘴気しょうきを感じます……「村正」にはそんな能力は無いはず……特定の「武装具」は使う者によっても能力が違うのか!?」

「ビリジアン様……どうすれば……?」
「……エルフの秘薬はありますか」
「二つほどあるはずです!ゴート!秘薬を持って来てください」
「かしこまりました!すぐにお持ちします」
 ゴートは保管庫のほうに走って行った、真田はそれを止めようとはしない、むしろこんな形で強者を失いたくないと考える

 コーラルは疲れて爆睡しているビビを抱えてビリジアンに忠告する
「色男さん!アイツと戦ったらすごく体力とられるから近付きすぎないように気をつけてっちゃ!」

「なるほど「ドレイン」?ですか……ご忠告ありがとう」
 第七騎士団が怪我人を優先的に避難させ、ビリジアンと真田から遠ざける
 イルミナも運んでもらいコーラルもビビを抱えて一緒に離れる

「ビリジアン様……お気をつけて……」

「オリーブ様……私を信じて!」
「……はい!」
オリーブは祈るようにビリジアンを見送る

「準備は出来たのか?」
「よくもエルフの里を!」
 真田は待ちくたびれたように欠伸あくびをすると、怒りに満ちたビリジアンの魔力はとてつもなく上がっていく

 第七騎士団騎士長    トリッパー
 ビリジアン・マグウェルvs真田剣神
 
 ビリジアンは人族とは思えないほど膨大な魔力量を有している
 この魔力量が可能にするのは武装具「フラガラッハ」の常時発動である
 常人なら発動出来たとしても数分でたないがビリジアンは違う
 本人でも何故だか分からないが魔力の底を感じた事が無い
 特にこのエルフの里では魔素が多く無限にも感じるほどの魔力量にビリジアンはまったく負ける気がしなかった

 森林を思わせるような翠色すいしょくのオーラが「フラガラッハ」を呼び起こす!

 翠色の剣は風を操り自らの体さえも自由自在に操る事が出来る

 ビリジアンは体中に風を纏い体を走せる!

 真田は「妖刀村正」を抜き半身の姿勢で横に構える!しっかりと地に足をつける戦法はビリジアンとは対照的である

 風のように舞うビリジアンの攻撃!
 浮遊魔法などは使っていないがまるで飛んでいるように真田の隙を狙う!

「逆風の剣!」

 ビリジアンは正面から真田へ斬りかかる!

 真田の背中から風とともに鋭い剣閃が吹いてくる!
正面から斬りかかったはずのビリジアンの攻撃が背後から飛んでくる!

「――!」
  
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