LABIS TRIP〜ラビストリップ〜異世界啓発冒険譚

ろきそダあきね

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第三章

特別待遇

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「一応わたしも来ちゃたけど……いいのかな?」

 エリはスカイ達とともに一緒に歩いて城に向かっている
「離れているほうが気になるから出来ればそばにいてくれるか?」
 スカイはエリの顔を覗き込みそう言う
「――!は……はひゃ……はい!」
「ちぃ!」
「アンタねぇ~、それでやってんの?マジでありえないから!」

「――?いや多少能力を開示かいじしたぶん「エドル・ブリーチ」に狙われる可能性があるからな……無事にアースに帰れるまでは全力で守る責任がある!遠征えんせいに連れて行くためだったとはいえオレのせいだからな……」

「……ふ~ん、あっそう!……そりゃモテるわけね」
「モテる?オレが……そんな経験は……記憶にない」

「「……」」

グリムはここぞとばかりに突っ込みを入れる
「そりゃぁテメ~記憶喪失だしな~!ハハハッ…………ハハッ……ハッ……すまねぇ」

「グリム、オレがごめん……誘導した、グリムが素直だからつい……」
 スカイはグリムの肩に手を置いて謝る
 
「……わたし……今度はいつ来れるかな……」
「サトエリ……レイジンさんに聞いてみよ!」
「美々~!」
 エリは美々の腰に抱きついたまま歩く、もうこの形にすっかり慣れた美々は何も言わない

「次はわたし……生身なまみなの……恥ずかしいなぁ……美々みたいに可愛かったら気にしないのに……この完璧なまでのボディライン、モデル並みの小顔、シルクのようにサラサラで柔らかい髪、キメの細かい肌、そして宗谷くんお墨付すみつきのいい匂い……いいな~」

「あーしは別にサトエリの見た目が好きなわけじゃないし!……純粋とかほっとけないとか人間性が好きだから……気にしないわよ!」

「オっオレもだ!サトエリ!そういうとこなんだよ……す……す……す……すき……」

「二人とも大好き!……じゃあ宗谷くんは?……」
エリはおずおずとスカイに尋ねる
 
 グリムはエリの大好き発言で昇天しょうてんしている
  
「……エリがもし生身でこっちに来たら……どれだけ凄い能力になるんだ……今でもこれだけのチカラ……「アゥフ」っていったい……」

「「「……」」」

「コイツはダメね!バカ鈍感男一直線!」

レイジンと合流したスカイ達は「如意金箍棒にょいきんこぼう」を渡し、謁見えっけんの間にいる「シュワルツ皇帝」に報告した

「シニヨン鉱山」の占拠せんきょという功績は帝国にとって莫大ばくだいな利益と進歩をもたらす

 これに対し魔将校三人は勲章くんしょうを「里井エリ」には特別な客人として次回以降の「ラビストリップ」に対する扱いは「特別待遇」つまり永年無料を手にした

 正直「特別待遇」が一番の収穫だ、エリも涙を流して喜び、美々、グリムもちろんスカイもみんなでこの権利を勝ち取れたことを喜んだ

 だがその場に「エドル・ブリーチ」の姿はない、嫌な予感を感じたのはスカイとレイジンだ
 
 スカイはシュワルツにそれとなく聞いてみる

「シュワルツ様……失礼ながらお尋ねしますがエドル殿の姿が見られないのは……急な任務でしょうか?」
 
「おお、そうであった伝えてくれと言われておった!お主達が任務に出た後に「大型のラビストリップ」を緊急で行っての~」

「「「――!」」」

「――大型のラビストリップ!?」

 スカイが聞き返す

「そうじゃ!二十名と言っておった!新型の試験もかねて「ゼグ獣王国」を落とすと言っておったぞ」
 
「「「――!」」」
 
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