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第三章
龍脈
しおりを挟む大魔法使いヴィヴィアン・トワイライト
vs
世界最強の冒険者ファブニル・ヴァレイ・ヤージュ
ビビは圧倒的な魔力を纏い浮遊魔法によりファブニルを見下ろすように空に浮かぶ
赤紫色のオーラが円形にビビを包み、弾ける稲光が迸る!
「ゼタフルクトゥス!」
全てを薙ぎ倒す凄まじい大波の「水魔法」がファブニルを包み込むように押し寄せる!
「――!さすがにやるばい」
ファブニルは壁を蹴るように空気を蹴って上空へ飛ぶ!
「雷轟紫電!」
上空に雷雲が現れ無数の稲妻が降り注ぐ「禁忌魔法」!
大波と稲妻が共鳴してこの世の終わりのような攻撃が上から下からと襲う「波状攻撃」!
全てを消し炭(ずみ)にする攻撃がファブニルを焦がし焼き尽くしていく!
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ビビは圧倒的な魔力を纏い浮遊魔法によりファブニルを見下ろすように空に浮かぶ
「……何だ?」
ビビは違和感を感じる
「なぜ!今戦っていたはず!」
先程ありったけの魔力を使い全てを滅ぼす大技を出したのだ
出したはずだった、「記憶」はある
ファブニルを焼き尽くした感覚も残っている
というよりも魔力が無くなっているのだ、確かに最高峰の魔法を使った
だが今はファブニルと対峙した「始まり」の状態!
いや状態は違う、魔力が無い!
「「魔装具ネブラディスク」!これを使わせるなんて凄いばい!」
「魔装具!何だそれは?聞いたことないぞ!」
そうこれは「武装具」ではなく「魔装具」である
武器ではない「神技」が備わる「オーパーツ」
「時間戻したとよ!でも「結果」は残るばい!使用者以外はね!」
「――な!そんな事が可能なのか?」
「まあ……反則ばい!じゃあもう魔力無くなったみたいやし遠慮なく!」
ファブニルは一瞬でビビの目の前に現れる!
「――くっ!」
「さよなら~!」
ファブニルはビビの首に一閃!
激しい剣戟の音!
「やらせませんよ!」
イルミナがファブニルに詰め寄る!
「ミリアドコンビニエンス・壊!」
ファブニルの剣を防いだイルミナは瞬時に攻撃を放つ!
「おぉ!この技は!シュンカの技ばい!」
イルミナが放ったのは三百六十度全方位攻撃!
あのハヤトをバラバラにした技だ!
「凄まじい攻撃だが剣閃(けんせん)がまだシュンカには及ばんね!「全方位同時攻撃」だが僅かに「誤差」があるばい!……おしい!」
僅かな誤差を読み切り全ての斬撃を一本の剣で受けきるファブニル!
「受けきるとこまで見えてますよ!」
イルミナはすでに「未来視」でファブニルが攻撃を受けきるとこまで読んでいた!
「ストレリチア・舞!」
イルミナの「未来視」による敵の予測移動に先回りする剣技!
まるで「青い鳥」が飛び交うように剣を振るう舞!
「ネブラディスク!時は遡る!」
逆行する世界!
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「受けきるとこまで見えてますよ!」
「――!」
イルミナが「ミリアドコンビニエンス・壊」を放った直後に戻る
イルミナは「時の逆行」も瞬時に「未来視」で補い!
先程の攻撃とパターンを変えて攻撃する!
「アルストロメリア・開!」
咲き乱れる花のように無数の「剣閃の花」が裂(さ)く!
「――ちぃ!「龍脈」!」
ファブニルは膨大な魔力を大気中や地面から吸い上げ体中に巡らせる!
蒸気のようなものが体や口から出てくる!
凄まじいパワーとスピードでイルミナの「最高攻撃」を弾き返しながらも反撃をしてくるファブニル!
お互い斬撃の嵐を掻い潜るように避けては放つ
「――!それは……「神妙のブラッドスペル」!?」
イルミナがずっと見てきた憧れの人の技!
3
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