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23 覚悟
しおりを挟む怒りに任せて怒鳴った後は、ゴウゼル様に促されて部屋の外に出た。
「アレク様に送るように言われたから、今日はこのまま帰ろう。
それにしてもひどい顔だぞ」
「・・えぐっ・・・バンカチ・・・不敬・・ぐすっ」
言葉がうまく出ない。
「今日はもうしゃべるな、殿下が大丈夫と言われたんだから、大丈夫だ」
「・・・ばい」
自宅に帰ると、父母は出かけていていなかった。
そのまま自室に行き、着替えるとそのままベットに潜りこんだ。
ひと眠りして起きると、夜だった。
サイドテーブルにメモが置いてある。
母様だ。
”疲れているだろうから、何も聞かずに休ませるように第2王子殿下から伝言をいただいたわ。
しっかり休んでね”
ため息が出た。
ひと眠りして冷静になると恐怖が襲ってきた。
私、隣国の王子に対して何を言った??
くそとか、くそ共とか言っちゃった・・・。
しかも 小さい男だな、節穴王子 まで・・・。
やばい、やばすぎる、
このまま不敬罪で処刑か?
父様、母様はどうなる?
男爵家の未来は?
いかん、いかんぞ、このままだと未来は真っ暗だ!
どうしよう・・・
そのまま一睡もできず、朝が来た。
ものすごい渋い顔になっていたようで、母様から学院はお休みするように言われた。
そのままベットに潜りこみ、頭から布団をかぶる。
どうしよう、
どうしよう、
繰り返しそればかりが頭をグルグルしている。
涙がまたあふれてくる。
駄目だとわかっていても、ごしごしぬぐってしまう。
恐怖だ、怖い。
その状態で3日がたってしまった。
さすがに父様母様も様子がおかしい私を心配して部屋に来る。
「セリ、何があったのだ?」
「父様・・・」
「セリ、覚悟はできててるの。話して」
私は始めから話した。
ミーナ様の頑張りを離しながらまた涙があふれた。
母様がそっと抱きしめてくれる。
「それで、手紙を出したい、というのにギルバート殿下がダメって。
ミーナ様の努力を知ろうともしないで、この国に置いて行ってもいいって・・・」
父様が手を握ってくれる。
「それで、頭にきて、くそとか、くそ共とか。
しかも 小さい男、節穴王子って・・」
「がっ!」
「え!」
二人の手に力がこもる・・・。
「セリ、それは・・・」
「不敬罪で処刑になっちゃうかも・・・。ごめんなさい」
「・・・」
「私を勘当してもらえますか?」
ぺちんと頭を叩かれた。
「セリ、あなた、私たちを何だと思ってるの?」
「そ、そうだぞ、セリの口は悪いが、王子が悪い」
「一緒に謝って、一緒に罪を受けましょう」
「父様、母様」
ありがとう、二人の娘でよかった・・・。
3人で感動に包まれていると、
「感動の場面中に失礼するけど、いいか?」
水を差された。
「あ、第2王子殿下・・・」
ギルバート殿下もいる。
とうとう断罪の時が来た。
父様母様が私を挟んで手を握ってくれている。
3人で最後まで一緒だ。
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